聖歌隊
ヤーナム自治区の自治組織、「医療教会」を治める組織である。
その活動は謎に包まれており、ヤーナムの実情とともに謎の多い組織である。
「私たちはただ、善く在りたいのです。」
夜瀬フカの診療所
“うっ……ここは?”
先生は目を覚ます。そこは見知らぬ場所だった。
??「ああ、目を覚まされたのですね。」
ベッドの先生に、見覚えの無い生徒が話しかける。
??「あなたの乗った馬車は何者かに襲われ、倒れていたあなたを私たち医療協会が治療したのです。」
“それはありがとう…君は?”
ユリエ「私はユリエと申します。この医療教会で、聖歌隊と言われる上層部に所属しています。」
“あの御者の人は…?”
ユリエ「大丈夫ですよ。今ここで治療を受けています。」
“そうか…助けてくれてありがとうユリエ。私はシャーレの先生だよ。”
その言葉を聞いたユリエは、驚いたような顔をした。
ユリエ「なんと!あなたが先生なのですか?」
“そうだけど、、”
ユリエ「ならば先生、単刀直入に言いましょう。私たちを助けていただけないでしょうか?」
“…どういうことかな?”
ユリエ「あなたをここに呼んだあの手紙…あれを送ったのは私なのです。手紙の内容を覚えていますか?」
“確か…夜が終わらないとか…?”
ユリエ「そうなのです!今現在ヤーナムでは、夜が終わらず、獣の病という病が蔓延しています。
…ある組織によって。」
“ある組織?”
「その名はメンシス学派。私たちのような生徒を攫い、儀式に使用する、許されざる者たちです。」
“メンシス学派…?”
先生は問いかける。
ユリエ「はい。彼らは神の交信儀式のために人を攫い続けています。
今までは私たち聖歌隊が止めていたのですが、少し前からメンシス学派の戦闘力が大幅に向上、聖歌隊も数名が攫われてしまいました。」
“……そんな。”
先生はショックを受けた。自分が来た時にはもう手遅れで、数名の生徒が被害を受けていたのだ。
ユリエ「奴らは獣の病を蔓延させ、終わらない獣狩りの夜を引き起こしています。どうか先生、力を貸して下さい!」
“…分かった。”
ユリエ「…いいんですか?」
“だって困ってる生徒を見捨てるわけには行かないからね。”
先生とユリエが話していると、扉から別の生徒が入ってきた。
??「おや、目覚めたんですね。」
“…彼女は?”
ユリエ「彼女は夜瀬フカちゃん!私の可愛い後輩です!」
“私は先生だよ。よろしくね。”
フカ「話が終わったならとっとと出てってください。他の患者もいるので」
“えっ”
フカ「あなたの私物です」
“ちょっと待っ”
診療所の外
そのまま先生とユリエは診療所を追い出されてしまった。
ユリエ「あはは…いつもはあんなんじゃないんですけどね〜。やっぱり、獣狩りの夜で気が立ってるんでしょうか?」
“ユリエ、これからどうするの?”
ユリエ「ひとまずは私たち聖歌隊の拠点、聖堂街に向かいましょう。
…あそこであれば獣の危険は少ないですし。」
“分かった。じゃあ、行こうか。”
こうして先生はユリエと共に聖堂街を目指すことになった。
…この先に、何があるかも知らずに。
33話ラストの選択肢
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