21 狩人の悪夢
ルマ「先生、貴方は失敗した。」
ルマ「もはやヤーナムは夜に墜ち、全てが狂う。」
ルマ「…私の行った手助けも、無駄だったようだ。」
ルマ「貴方は、最良の結果を求めるのではなく、
最悪を避けるために動かなければならない。」
ルマ「たとえ、それが自らの生徒を手にかけることであっても。」
ルマの背後から触手が現れ、先生を掴む。
ルマ「貴方は知らなければならない。ヤーナムを終わらせるために、ヤーナムの全てを。」
触手は、先生の肉体を握り潰した。
ルマ「…ああ。あなたならもっと上手くやれたのか?
狩人の悪夢
“ここ、は?”
先生は目を開け、そして気づく。
“オドン教会?いや、違う、、?”
確かに形はオドン教会だが、人は一人もいない。
“そうだ!アロナは?”
先生はシッテムの箱を探す。しかし、先生はシッテムの箱を持っていなかった。それどころか、撃たれた傷や、握り潰された跡もない。
“……一体どうして、ユリエは私を…?”
先生は考える。そして、思い出す。
イリン『聖歌隊は信じるな。』
“……裏切られた、のかな?”
先生が考えていると、入り口から一人の生徒が現れる。
??「…あんた、まともな人かね?もしかして、迷い込んだのかね?よかった、俺も同じだ。
ここは狩人の悪夢。血に酔った狩人が、最後に囚われる場所さ。」
“きみは?”
ツヤ「俺は士門ツヤ。かつて医療教会の狩人だったものさ。あんた、悪いことは言わない、囚われないうちに戻りたまえよ。」
“……それはできない。”
ツヤ「ほう?」
“私は、ヤーナムについて知らなければならないから。”
ツヤ「…ほう、それはそれは…悪夢の内に秘密を感じ、それを知らずにいられない…あんたもう、立派な探求者というわけだ。そういう人なら、この悪夢は甘露にもなる。
だが、注意することだな。秘密には、常に隠す者がいる。
…それが恥なら、尚更というものさ」
ツヤ「アンタが秘密を追い求めると言うならば、俺も同行しよう。」
“いいの?”
ツヤ「ああ。ここの秘密はまともじゃない。アンタ…そういえば名前を聞いてなかったな。」
“私は先生だよ。”
ツヤ「そうか、先生。外に出る。ついてきな。」
“これは一体どうなっているの?”
先生が見たもの。それは、建物がぐちゃぐちゃに組み上がった、現実とは思えない街だった。
ツヤ「驚いたろう?ここは現実じゃない。皆が忘れた記憶によって作り上げられた悪夢の世界。
もっとも、聖歌隊やメンシスの奴らは覚えてるようだがな。」
“記憶?”
ツヤ「ああ。かつて、医療教会の犯した事件。それから少しして、何故か多くの人間と、それに関する記憶が消えた。俺も、消えた人間の一人さ。おそらくここは、消えた記憶によって作られているのだろう。だから、、!」
ツヤは先生に弓矢を向ける
“!?何を!?”
ツヤ「血に酔った狩人たちが封じられてるって訳さ。」
ツヤの矢は、先生の背後の狩人を貫いた。
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ツヤの弓剣
医療教会、最初期の狩人として知られる、ツヤの狩り武器
キヴォトスでは珍しく銃器を忌み嫌った彼女のために誂えた特注品であり、
曲がった剣の大きな刃は、仕掛けにより弓に転じる
キヴォトスでは剣以上に弓は異端な武器である
よって多くの者は彼女を嘲笑った
弓で獣に挑むなどと
33話ラストの選択肢
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