キヴォトス、壁の近く
リン「では、頼みましたよ。」
ホシノ「まかせてよ。おじさんたちが必ず先生を連れて帰るから。」
ミカ「待っててね先生!必ず助けるから。」
ヒヨリ「は、はい!……頑張ります!」
ホシノたちは、睡眠装置を使い、夢に入った。
ミカ「うぅん……ここは?」
ホシノ「きっとここがヤーナム自治区なんだろうね〜。……あれ?」
ホシノは気づく。自らの武器がない。他の二人に目をやると、どちらも無いようだ。
ヒヨリ「うわぁん!武器がないなんてもうおしまいです……こうなってしまうなら、もっといっぱいおいしいもの食べておけば良かったです……!」
ホシノ「まぁまぁ、落ち着いて……ん?」
ホシノたちの足元に、小さい人型の何かたちがいる。
ミカ「うわぁ!びっくりした……!」
攻撃してこない所をみると、敵ではないようだ。
小人たちの手には、三つの武器と銃が握られていた。先頭の小人が、紙を見せてくる。
『貴殿らの武器 この先診療所、敵がいるぞ
先生を救え。夜を終わらせるために。』
ホシノ「くれるの?ならありがたく貰っておこうか。」
ヒヨリ「あ、あの。診療所って、もしかしてこの建物じゃないですか?」
ヒヨリが門を指さす。そこには、診療所と書かれていた。
現在、フカの診療所
ホシノ「ヒヨリちゃん、先生をお願い。」
ヒヨリ「わ、わかりました。」
フカ?「あなた達、ヤーナムの外から来たのね。ふふふ。素敵だわ。新しい実験台が自ら来てくれるなんて。」
ミカ「あいにくだけど、私たちは実験台になんてならないよ。」
フカ?「それはこの戦闘の結果次第でしょう?さぁ、いくわよ!」
フカ?は仕込み杖を鞭に変形させて振るう。しかし、それはホシノの鉈によって止められる。
ホシノ「変な形だけど、案外使える、ね!」
ホシノはそのままフカ?を足で蹴り飛ばす。
ホシノ「ミカちゃん!」
ミカ「あなた達のために、祈るね。」
ミカが祈ると、フカ?に隕石が当たり、吹き飛ばされる。
“みんな、どうしてここに……”
ホシノ「先生が行方不明になったから、みんな大混乱だよ〜。だから、おじさんたちが助けに来たって訳。」
“そうだったんだ……みんな、ありがとう。”
先生は感謝した。
フカ?「…あぁ、素晴らしいわ。強き神秘。きっと多くの上位者が交信したいと願うでしょうね。」
ミカ「……マジ?」
偽物は立ち上がっていた。しかし、その息は絶え絶えで、今にも倒れそうだ。それなのに、偽物は仕込み杖を振り、襲いかかってきた。
フカ?「さぁ、おとなしくしろ!するんだ!」
ホシノ「っつ!」
フカ?「何も知らない愚か者め……!!!」
ホシノは散弾銃を放つ。今度こそ、偽物は倒れた。
ミカ「!先生後ろ!」
ミカは、先生の後ろにいた本物のフカの成れの果てに銃を向ける。
“いいんだ。……行こう。”
ミカ「?う、うん。」
先生たちは、診療所を後にした。
ホシノ「そういえば先生、なんで一人で行ったの?」
先生は、自筆の手紙のことを話した。
ヒヨリ「あれ?でも……リンさんに見せられた手紙は、聖歌隊からの一通で、もう一通は白紙でしたよ?」
“そんな筈は……?”
先生は手紙を確認する。すると、書いてあった筈の自分の文字が無くなっていた。
“これは一体?……うわっ!?”
先生が下に目を向けると、小さい小人たちが手紙と剣を持っていた。
“この剣は……!”
先生は剣と手紙を手に取る。手紙には、こう書かれていた。
『悪夢の忘れ物。』
“これを書いてるのは、ルマなの?”
すると、手紙の文字が変わる。
『正しい。全てをやり直すため、聖歌隊を始末しろ。』
“……でも、、”
聖歌隊に行く前に、先生には気になることがあった。
“イリンにコイ、イトたちの事も心配だ。”
『気にすることはない。聖歌隊を倒せば全てが終わる。』
“…いや、彼女たちの方を先にするよ。”
『何故?全てが終われば、ここの全ては夢となり、忘れ去られる。』
“…だからといって、生徒を見捨てることはできないよ。”
装備
ホシノ 獣肉断ち、ルドウイークの長銃
ミカ トニトルス、エヴェリン
ヒヨリ 教会の石槌、貫通銃
33話ラストの選択肢
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