匂い立つ学園、ヤーナム【完結】   作:セルビア

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28 生徒達

キヴォトス、壁の近く

 

リン「では、頼みましたよ。」

 

ホシノ「まかせてよ。おじさんたちが必ず先生を連れて帰るから。」

 

ミカ「待っててね先生!必ず助けるから。」

 

ヒヨリ「は、はい!……頑張ります!」

 

ホシノたちは、睡眠装置を使い、夢に入った。

 

ミカ「うぅん……ここは?」

 

ホシノ「きっとここがヤーナム自治区なんだろうね〜。……あれ?」

 

ホシノは気づく。自らの武器がない。他の二人に目をやると、どちらも無いようだ。

 

ヒヨリ「うわぁん!武器がないなんてもうおしまいです……こうなってしまうなら、もっといっぱいおいしいもの食べておけば良かったです……!」

 

ホシノ「まぁまぁ、落ち着いて……ん?」

 

ホシノたちの足元に、小さい人型の何かたちがいる。

 

ミカ「うわぁ!びっくりした……!」

 

攻撃してこない所をみると、敵ではないようだ。

小人たちの手には、三つの武器と銃が握られていた。先頭の小人が、紙を見せてくる。

 

『貴殿らの武器 この先診療所、敵がいるぞ

先生を救え。夜を終わらせるために。』

 

ホシノ「くれるの?ならありがたく貰っておこうか。」

 

ヒヨリ「あ、あの。診療所って、もしかしてこの建物じゃないですか?」

 

ヒヨリが門を指さす。そこには、診療所と書かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、フカの診療所

 

ホシノ「ヒヨリちゃん、先生をお願い。」

 

ヒヨリ「わ、わかりました。」

 

フカ?「あなた達、ヤーナムの外から来たのね。ふふふ。素敵だわ。新しい実験台が自ら来てくれるなんて。」

 

ミカ「あいにくだけど、私たちは実験台になんてならないよ。」

 

フカ?「それはこの戦闘の結果次第でしょう?さぁ、いくわよ!」

 

フカ?は仕込み杖を鞭に変形させて振るう。しかし、それはホシノの鉈によって止められる。

 

ホシノ「変な形だけど、案外使える、ね!」

 

ホシノはそのままフカ?を足で蹴り飛ばす。

 

ホシノ「ミカちゃん!」

 

ミカ「あなた達のために、祈るね。」

 

ミカが祈ると、フカ?に隕石が当たり、吹き飛ばされる。

 

“みんな、どうしてここに……”

 

ホシノ「先生が行方不明になったから、みんな大混乱だよ〜。だから、おじさんたちが助けに来たって訳。」

 

“そうだったんだ……みんな、ありがとう。”

 

先生は感謝した。

 

 

 

 

フカ?「…あぁ、素晴らしいわ。強き神秘。きっと多くの上位者が交信したいと願うでしょうね。」

 

ミカ「……マジ?」

 

偽物は立ち上がっていた。しかし、その息は絶え絶えで、今にも倒れそうだ。それなのに、偽物は仕込み杖を振り、襲いかかってきた。

 

フカ?「さぁ、おとなしくしろ!するんだ!」

 

ホシノ「っつ!」

 

フカ?「何も知らない愚か者め……!!!」

 

ホシノは散弾銃を放つ。今度こそ、偽物は倒れた。

 

 

 

 

ミカ「!先生後ろ!」

 

ミカは、先生の後ろにいた本物のフカの成れの果てに銃を向ける。

 

“いいんだ。……行こう。”

 

ミカ「?う、うん。」

 

先生たちは、診療所を後にした。

 

 

 

 

ホシノ「そういえば先生、なんで一人で行ったの?」

 

先生は、自筆の手紙のことを話した。

 

ヒヨリ「あれ?でも……リンさんに見せられた手紙は、聖歌隊からの一通で、もう一通は白紙でしたよ?」

 

“そんな筈は……?”

 

先生は手紙を確認する。すると、書いてあった筈の自分の文字が無くなっていた。

 

“これは一体?……うわっ!?”

 

先生が下に目を向けると、小さい小人たちが手紙と剣を持っていた。

 

“この剣は……!”

 

先生は剣と手紙を手に取る。手紙には、こう書かれていた。

 

『悪夢の忘れ物。』

 

“これを書いてるのは、ルマなの?”

 

すると、手紙の文字が変わる。

 

『正しい。全てをやり直すため、聖歌隊を始末しろ。』

 

“……でも、、”

 

聖歌隊に行く前に、先生には気になることがあった。

 

“イリンにコイ、イトたちの事も心配だ。”

 

『気にすることはない。聖歌隊を倒せば全てが終わる。』

 

“…いや、彼女たちの方を先にするよ。”

 

『何故?全てが終われば、ここの全ては夢となり、忘れ去られる。』

 

“…だからといって、生徒を見捨てることはできないよ。”




装備

ホシノ 獣肉断ち、ルドウイークの長銃

ミカ トニトルス、エヴェリン

ヒヨリ 教会の石槌、貫通銃

33話ラストの選択肢

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