匂い立つ学園、ヤーナム【完結】   作:セルビア

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6 獣狩のシスター、コイ

“ちょっと待って、私たちは…!”

 

コイ「獣に語るべき言葉などない。」

 

その生徒、神音コイは先生の言葉を遮り、散弾銃を放った。

 

ユリエ「先生危ない!」

 

銃撃はユリエが先生を伏せさせることで回避した。

 

“ユリエ!彼女を正気に戻す方法はないの!?”

 

ユリエ「…取りあえず抑え込めるだけ抑え込んでみますが、なかなか厳しいかと。」

 

コイ「ほう?二匹目の獣はなかなかやるらしいな。狩りのしがいがあるというものだ。」

 

ユリエ「…先生は彼女を止める方法を探して下さい。その間私が彼女を…!」

 

コイ「ハァッ!!」

 

ユリエは振り下ろされた斧を躱し、コイを杖で殴る。

 

ユリエ「くっ!先生早く!!」

 

“…分かった!待ってて!!”

 

 

 

 

先生はコイを止める方法を探し、そして見つけた。

 

 

??「う、うう…」

赤いブローチを付け、血塗れで倒れ伏す生徒を。

 

“大丈夫!?”

先生が見たところ、まだ息があるようだ。しかし、傷はかなり深い。

その瞬間、先生は思い出した。

 

 

リリ『私たちの好きな曲のオルゴールです!』

 

 

“…ごめん、ちょっと待ってて!”

 

先生は倒れ伏す生徒を端に寝かせ、ユリエのもとへ走った。

 

 

 

 

 

ユリエ「くっ!」

 

ユリエは苦戦していた。ユリエの武器は決定打になりにくく、逆にコイの武器は決定打となりうる。そのうえ、先生がいる以上、ユリエは本気を出すことができない。

 

コイ「匂い立つなぁ…堪らぬ血で誘うものだ、、えずくじゃあないか…。」

 

 

 

 

“お待たせ!!”

 

その時、先生が駆け込んできた。

 

ユリエ「先生!?」

 

“コイ!これを聞いて!”

 

先生は手に持ったオルゴールを鳴らした。すぐに、音楽が流れ出す。

 

コイ「これ、は?ぐぅっ!あああっっ!!!」

 

“…戻ってきて!リリのためにも!”

 

コイ「私は、私は!」

 

 

 

 

その時、コイの目にユリエの服が映った。()()()()()聖歌隊の服。

 

コイ「聖歌隊!貴様らがぁぁ!

 

 

 

 

 

瞬間、コイは人の姿を失う。歯は牙となり、声は獣の鳴き声となり、肌は獣のそれとなった。

 

“ユリエ!これは!?”

 

ユリエ「…分かりません!とにかく、もう彼女は止められません!こうなれば、『狩る』しか…!」

 

“もう、止められないの…?”

 

コイ「ガァァァァ!!

 

ユリエ「くっ!先生、目をつぶって!」

 

ユリエは先生の前で『秘技』を使うことに決めた。彼女が勝つためには、これを使うしかない。

 

ユリエは両手を上に掲げ、手にナメクジのようなものを握り、

 

 

 

その交信は、

 

『成功』した。

 

 

──────────

獣狩りの散弾銃

狩人が獣狩りに用いる散弾銃

 

獣狩りの銃は特別製で、水銀に自らの血を混ぜ

これを弾丸とすることで、獣への威力を確保している

 

かつてキヴォトスに到来した獣狩りの技術は、キヴォトスの技術と融合を果たし、融合した。

ただ、獣を狩るために。

33話ラストの選択肢

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