匂い立つ学園、ヤーナム【完結】   作:セルビア

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8 聖堂街

「そこにお姉ちゃんたちがいるの?わかった!避難する!」

 

 

「避難場所?あるなら何で早く教えてくれなかったんだい!私はそこに避難するけど、アンタら狩人なんぞに感謝はしないよ!」

 

 

「避難…ですか。すみませんが、私はできません。私は不治の病を治すためにヤーナムに転校してきたので、この病を避難者に移すかもしれません。」

 

 

“…なかなか避難してくれないね。”

 

先生は診療所への避難を申し出た3人を連れていた。

 

ユリエ「だから言ったでしょう?ヤーナム市民は閉じこもっていればこの夜が終わると思っているんですよ」

 

 

 

そうこうしているうちに、診療所へとたどり着く。

 

ユリエ「ちょっと待っててくださいね〜。今話をつけてくるので」

 

“わかった。”

 

 

 

 

しばらく経った後、ユリエが出てきた。

 

「避難民の人だけ入って欲しいそうです」

 

そう言うとユリエは避難民を連れて、扉の奥に入っていった。

 

「あら、先生?」

 

その時、扉の奥から先生を呼ぶ声。

 

“もしかして……フカ?”

 

「そうですよ。無事だったんですね!心配していたんです!」

 

扉は開かないものの、その声には覇気がある。まるで前合った時とは別人のようだ。

 

“前とは打って変わってすごい元気だね!?”

 

「あぁ、すいません。前会ったとき、私は睡眠不足で…」

 

“そうだったんだ。元気になったみたいでよかったよ。”

 

「そうだ!先生はこれから聖堂街に行かれるのでしょう?であれば、逃げ遅れた人を避難させてほしいのです。

ここは診療所なので、オドン教会よりは安全でしょう」

 

“わかった。できる限りやってみるよ。”

 

先生は承諾する。

 

「ありがとうございます!

では、私は患者さんたちと会わねばならないのでここで。またいつでも来てくださいね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん!」

 

先生とユリエは残る2人を教会に連れて行った。

 

「あぁ、アンタたちのおかげで二人も避難してきたよ。ありがとう。これからも逃げ遅れた人がいたら、オドン教会に避難させてくれ」

 

「やめときな!どうせ狩人なんてろくなもんじゃないんだ!」

 

先生が返答しようとすると、犬の老婆が口を挟んだ。

 

「私は感謝なんてしないからね!」

 

“…嫌われてるね。”

 

ユリエ「仕方がないでしょう。私たちは傍から見れば病人を痛めつける狩人ですからね。さぁ先生、そろそろ先に進みましょう」

 

 

 

 

 

 

 

先生とユリエは医療教会の門を開け、聖堂教会に向かう。

 

「ユリエ様、お疲れ様です」

 

ユリエは白い仮面を付けた人々に話しかけられる。よく見ると、生徒だけでなく、獣人やロボットも混じっているようだ。

 

“ユリエ、この人たちは?”

 

「驚きましたか?医療教会は部活でありながら、一般の住民も所属しているのです」

 

先生とユリエが話していると、隣から見知らぬ生徒に話しかけられた。

 

「ユリエ、おかえりなさい。隣の人が先生ですか?」

 

“私が先生だよ。君は?”

 

「失礼しました。私としたことが自己紹介をしていませんでしたね。私は有府イト。

医療協会の組織の一つ、処刑隊のリーダーをしています。もっとも、処刑隊は私一人しかいないのですが」

 

「イトちゃんはすごいんですよ!前リーダーの後を継いで、一人で活動しているんです!」

 

 

 

 

 

先生たちが話していると、聖堂教会にたどり着く。

 

「ではイトちゃん。私は他のメンバーに先生のことを伝えてくるので、後をよろしくお願いします。」

 

“え?”

 

「分かりました。」

 

 

 

 

 

 

先生は聖堂教会でイトと二人きりになった。

気まずい空気が流れる。

 

“(気まずい……)”

 

先生は気にしているが、イトは自らの武器を手入れしている。

 

“……そういえばイトって前リーダーの後を継いでるんだよね?そのリーダーはどこに?”

 

「……前リーダーの露下リウは、もうこの世にいません。」

 

“……そっか、ごめん。”

 

「あぁ、謝らなくてもいいのですよ。私は彼女の仇を探すために、この仕事をしているといっても過言ではないのですから」

 

“仇、かぁ。”

 

「…先生、彼女の最後には、「カインハーストの女王」という人物が関わっているそうなのです。キヴォトスにそのような人物はいますか?」

 

“うーん。知らないね。”

 

「…そうですか、何か思い出したり、聞いたりしたら、私に教えてください。相応の礼をお約束します」

 

“分かった。何かあったら伝えるね”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖堂街上層

 

「〜♪〜♪♪」

 

「ご機嫌ですねユリエ。何か良いことでも?」

 

「!エドちゃん!帰ってきてたんですね!」

 

「あなたが帰ってくる少し前にね。それで、何があったんだい?」

 

「実はですね…」

 

 

 

 

「なんだって!『呼びかけ』を成功させたっていうのかい!?すばらしい!Majestic!」

 

「エドちゃんメンシスの口癖でてますよ〜」

 

「あっ」

 

「私の前では良いですけど、先生の前では気をつけてくださいね。『アレ』はおそらく、卑怯を嫌うタイプの人間です」

 

「はぁ、わかったよ。ところで『挨拶』はまだかい?」

 

「今からするところです。あなたも来ますか?」

 

「残念、アタシは今終わったとこだよ」

 

「そうですか…残念です。私一人で行ってきます」

 

「いってらっしゃーい」

 

 

 

 

 

 

???

 

「ということがあったんです!すばらしいと思いませんか?」

 

「螢ー縺瑚◇縺薙∴縺溘?縺ッ縺昴≧縺?≧縺薙→縺?縺」縺溘?縺ュ縲」

 

「そうです!あの先生は上位者に愛されている!彼との出会いは、私たちをより高位に連れて行くでしょう!」

 

「ゅ=縲∝?逕溘?ゅ≠縺ェ縺溘?遘√r蟶ー縺励※縺上l繧具シ」

 

「…ええ、きっと。だからそんなに泣かないでください。

 

 

 

 

美しき娘、エーブリエタースよ」

 

 

vol,?永き月の狩人たち

 

第一章 狩人と獣の町、ヤーナム 完







次回になってようやく原作生徒が登場します

33話ラストの選択肢

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