私立櫻道高校。ここは県内でも有数の名門校であり、2年前に共学になったが男子生徒の割合は全体の2割にも満たない。
そして、生徒間での貧富の差が激しいこともあり、生徒間での序列が形成されていた。
そんな高校にも生徒会は存在しているが、多忙であること、序列による問題などで現在たったの4名である。
これは、そんな生徒会の物語である。
5月の某日。今日も狭い生徒会室でクーラーもない中仕事をしていた。
「今日も暇ですね〜。会長〜。」
そんなわけがない。あと堂々と机に座るのもやめていただきたい。一応『副会長』なんだよあなた。
あとタイトルをなんてものにしてくれたんだ。そっち系じゃないんだよこの話。
彼女は『
むしろ『私は古代から生きてるんだ!敬いたまえ諸君!』とか言うレベルで気に入ってるらしい。
どっちかといえば貧乏な方で、名前や家をバカにされることもあったらしい。
「全然暇じゃないんだよ…。髪いじらなくていいからこの書類を…。」
とば言ってみたけど相変わらず、机の上で体を揺らしながら鼻歌を歌い、長い黒髪を触りながら「どうしよっかな〜」と聞く耳を持ってくれない。
悪態の限りだが、もはやなんで生徒会に来たのか本当に気になってしまう。
そんな中、アホ毛がピーンとなって莉菜が話し始める。
「ドラマとかアニメとかで権力が強い生徒会!みたいなのあるじゃないですか。」
何を言い始めるんだ突然とは思ったけど一旦忘れておく。
「なので、ウチも最高権力を持つ生徒会になりましょう!」
意味は理解できても意図が全く理解できない。
「そ…それはまたなんで?」
よくぞ聞いてくれましたみたいな顔しないで。聞いた私がバカらしくなっちゃうから。
「ウチは権力が弱くて、何もできていないですよね?実質学校運営の約6割は生徒会が負担してるんです。」
「…つまり?」
フッフッフと言いながら机から降りると思ったら、案の定ふざけた。
「ギア!セカンド!」 「ふざけてないで本題早く言ってくれない?」 「すみません。今度からはギアサードに…」
進まないからほんとにもうやめて
「つまりですよ!私たちが学校の権力を掌握してやろうって話です!」
目を輝かせながら言うことではない。バーサーカーなのかと疑いたくなる。
「私は反対…。ただでさえ今年受験控えてるし、リスクの方が大きいし、はっきり言えば不可能に近いと思ってる。」
「え?この話所詮フィクションですよ?基本何でもできるから心配いりませんよ?」
「私がおかしいみたいな顔しないで。あと、フィクションってなんでもしていいわけじゃないから…。」
なぜ私はこんな副会長の意味不明な話を聞かされ続けなければならないのか。
「それを確かめるべくAmaz○nの奥地へと向かった!」
「読心術使ってまで変なこと言わないで。それにAmaz○nの奥地にはいかないよ…。」
全く話が進みません。誰か止めて。
そう思ってたら生徒会室の扉が開いた。誰か来たようである。
「あ、会長に副会長!今日も漫才の練習お疲れさまっす!」
そう言いながら生徒会室に来たのは「書記」の『
快活な2年生で、生徒会活動には熱心だがところどころヤバさが垣間見える。
「あのね…別に漫才してるわけじゃないんだよ…莉菜の謎テンションに付き合わされてるだけだから…。」
「そうだったんすね〜」
微塵も興味なさそうに返事されても困るんだけど。因みにバリバリ金髪。ハーフですらないし、純日本人。
「千里〜。実はかくかくしかじかで〜」
ほんとにそれ口に出すの?
「なるほど!自分も賛成っす!」
なぜわかるんだ2人とも。テレパシーか。
というかクーデターに即刻賛同するのはいかがなものかと。
「さて会長!こうなったら可決ですよ!さぁ私たちが新世界の神に!」
「ならないよ。それに…『会計長』がいる。」
『会計長』と言ったら2人とも少し身震いしたように見えた。それもそのはず。学校内階級ランキングでは『6位』。
正真正銘のお嬢様であるからだ。私もろくに話したことはない。
静かに動き始めた物語、1話の終わりがこんな雑で良いのか!次回!…えーっと…タイトル未定!
「最後までメタいのやめて」