POKEMON☆ADVENTURE   作:神爪 勇人

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アニメ1話丸々やろうとしたらかなり長い文章になるため、割愛するとこは割愛させていただく。
基本的にアニメの話数通りにいこうかなぁと思います。
更新頻度はかなり低め。



第1話 ポケモン! 君に決めた!

 

そう・・・俺、サトシ!

10歳。

俺の住むマサラタウンでは、10歳になるとポケモン取扱い免許を許され、町のポケモン研究家オーキド博士から初心者用ポケモン1頭を貰い、

 

 

サトシ「ポケモントレーナーを目指して、旅立てるのだ! そうさ、俺は全世界のポケモンに宣言する。最高のポケモントレーナー・・・いや、ポケモンマスター! いやいや、スーパーマサラ人‼ そうとも、それは俺だッ‼‼」

 

 

 

なんて言ってる俺だが、実はサトシであってサトシではない。

俺は転生者だ。

元の世界で死んでしまい、何故かこのポケモン世界のサトシに転生してしまった。

そしてテンプレに神様特典で能力を貰って、この世界に爆誕した。

基本的には、俺が転生者であること以外、この世界に変化はない。

だが一つ、大きな違いがあった。

それは・・・

 

 

「お兄ちゃん、まだ起きてたの?」

 

 

部屋に入ってきたのは、一人の女の子。

この俺をお兄ちゃんと呼ぶことから察せられるとおり、この子は妹である。

本来サトシには妹など存在しない。

だが、この世界のサトシは双子として爆誕したのだ。

因みに見た目としてはアレだ、ポケモンFRLGの女主人公リーフに似てる・・・っていうか、そのものだ。

腰まで伸びた茶色の髪に、白い帽子、水色のノースリーブの服と、赤いミニスカート。

そして原作ではルーズソックスだったが、俺の渾身の説得でニーソックスに変更してもらった!

もしくはハイソックスや黒タイツだ‼

ルーズは認めない‼

そんな妹の名前は、ミドリ。

公式設定ではリーフなんだろうが、流石にアニメ世界では違和感のある名前だから、コロコロコミックで穴久保幸作のポケットモンスターで出たリーフの名前『みどり』から取ったのだろうというのは俺の妄想だ。

 

 

サトシ「ミドリだってまだ起きてるじゃん」

 

ミドリ「今から寝るのよ」

 

 

そしてこのミドリは、俺と同じく転生者である。

何でもサトシの妹に転生するように神様に頼んだのだとか。

しかしいざ転生してみたら、そのサトシが憑依転生していたのだからそれはもうビックリしてガッカリしたらしい。

そんなことを俺に言われても知らんがな。

だがまぁ、もう転生してしまったモノは仕方がない。

だったらこのポケモン世界を満喫しようじゃないか!と、妹は前向きに生きている。

 

 

ミドリ「そういえばお兄ちゃん、明日どうするの? 遅刻しないの?」

 

サトシ「いや、する! 遅刻してピカチュウを貰いに行く! 待ってろよぉっ、未来の相棒ぉぉぉぉぉぉぉっ‼」

 

 

◆◆◆

 

 

そして翌日。4月1日。

俺は原作通りに遅刻した。

別に早く起きる必要ねーやって考えてたら普通に寝過ごしてしまったから、どのみち遅刻だが。

俺は着替えてのんびりと家を出る。

ダラダラと歩いていくと、このマサラタウン一番の名物・・・つーか、ここくらいしか見どころがないオーキド研究所に辿り着いた。

そしてその研究所の前には沢山の人だかりがいて、チアの恰好をした少女達がなにやらシゲルシゲルと叫んでいた。

・・・相変わらずだなぁ。

 

 

サトシ「よ、シゲル」

 

シゲル「おや、これはこれはサートシくん! サトシくんは最初から遅刻かい?」

 

サトシ「ま、別に急いで旅立つもんじゃないし、俺はノンビリ行かせてもらうぜ」

 

シゲル「相変わらず君はお気楽だねぇ・・・しかし、今日遅刻するようじゃ僕のライバルとして、既に君は始めからコケってる」

 

サトシ「コケってるなんだよ、どこの国の言葉だよ」

 

 

呆れる俺に、シゲルはファサッと無駄に前髪を掻き上げて、オーキド博士から貰ったと思われるモンスターボールを指先で回してカッコつけた。

意味が分からん。

 

 

シゲル「ありがとう友よ、ガールフレンドよ! 私はきっと、ポケモンマスターになって、この町マサラタウンの名前を世界中に広めてみせる‼」

 

 

オーキド博士が住んでる時点で、既に広まってると思うが・・・。

 

 

サトシ「で、シゲルはどのポケモンを貰ったんだ?」

 

シゲル「君に言う義理はないね。ま、僕はポケモン研究家オーキド博士の孫だからね。お爺様の名に懸けて、それなりのポケモンは貰ったぜ」

 

サトシ「そうか、ゼニガメを貰ったのか」

 

 

俺がそう言うと、シゲルはピクリと一瞬動きを止めたが、何事も無かったかのように止めてある赤い車に乗り込んだ。

 

 

シゲル「見送りの皆様ご苦労様です。オーキド シゲル、只今よりポケモントレーナーの修行に行って参りまーす!」

 

 

その他のギャラリー達を引き連れて、シゲルは車で旅立っていった。

・・・・まさかアレが後に研究家になるなんてなぁ。

 

 

「あ? サトシくんじゃないか」

 

 

去って行ったシゲルを見送っていたら、研究所の門からオーキド博士が出てきた。

 

 

サトシ「どーも、オーキド博士。ポケモンを受け取りに来ました」

 

オーキド「坊やのポケモン?」

 

サトシ「そーそ、俺のポケモン」

 

オーキド「そういえば、今日の予定は4人と聞いていたが・・・随分来るのが遅かったな。ミドリくんはもうポケモンを受け取ってるぞ」

 

サトシ「ボヤボヤしてて遅刻したけど坊やじゃないぞ、俺。10歳の少年、この世界観じゃ大人と言えるか微妙だけど成人だぜ?」

 

オーキド「君は何をいっとるのかね?」

 

サトシ「ま、とにかく俺にもポケモン寄越せ」

 

 

◆◆◆

 

 

ミドリ「お兄ちゃん、遅い」

 

 

研究所に入った俺は、さっそく妹に怒られた。

お前、俺が遅刻すんの知ってたんだし別にいーじゃんか。

 

 

サトシ「そういえば今日4人にポケモンを渡すんだよな?」

 

オーキド「そうじゃ」

 

サトシ「けど初心者用のポケモンって3匹だよな? もう残ってないんじゃない?」

 

オーキド「通勤電車もポケモンも、1秒の遅れが人生を変える」

 

サトシ「で、俺はどうすんだ。ポケモン無しで旅立つのか? ポケモン無しで襲い掛かってくるポケモンと戦うのか?」

 

ミドリ「お兄ちゃんなら勝てるんじゃない?」

 

 

ま、確かに勝つ自信あるけど。

 

 

オーキド「もう一匹いるにはいるんじゃが・・・」

 

サトシ「じゃ、それくれ」

 

 

ウィーンと、初心者用のポケモンが入っていた三つモンスターボールを置いた台の真ん中から、更に一つのモンスターボールが出てきた。

フッフッフ、ようやく出てきたな。

 

 

オーキド「この残りポケモンには、ちと問題があってな」

 

サトシ「俺が遅刻したことにも問題がある」

 

オーキド「ならば!」

 

 

と、オーキド博士が俺にモンスターボールを手渡した。

ボールが開く。

そしてその中から、黄色い光を放ちながら一匹のポケモンが出てきた。

そう、みんな大好き電気鼠!

 

 

「ピッカチュウ」

 

 

二回ほど瞬きした電気鼠が、そう鳴いた。

おー、流石は初期のピカチュウ。

体型がずんぐりむっくりだ!

 

 

オーキド「ピカチュウというポケモンじゃ」

 

サトシ「可愛いな」

 

ミドリ「可愛いわね」

 

オーキド「そうかな?」

 

サトシ「そうだ。ピカチュウよろしくな」

 

 

言って、俺は相棒を抱きかかえた。

そして電撃を放たれた。

 

 

オーキド「別名電気鼠。恥ずかしがり屋の癖に人に慣れにくく、下手に触るとそうなる」

 

ミドリ「先に言うべきじゃないですか?」

 

オーキド「うん、先に言ったね」

 

 

ビリビリと放っていた電撃が収まった。

 

 

サトシ「ハッハッハッ、元気がっていいじゃないか!」

 

 

しかし俺にはその程度の電撃なんぞ効かん!

生まれてからこの10年間、死ぬほど鍛えてきたからな‼

全く自分の電撃が効いていない俺に、ピカチュウがギョッとしていたが、直ぐにプイッと顔を背けてしまう。

フッフッフッ、可愛いやつめ。

 

 

◆◆◆

 

 

モンスターボールとポケモン図鑑を受け取った俺は、ミドリとオーキド博士と一緒に研究所を出る。

そこには町の何人かと、ママが待っていた。

・・・しかしママ―――ハナコって若いよなぁ、27歳だっけ?

17歳で俺とミドリを産んだってことか。

うーん、息子ながらなにやらアブナイ気が湧いてくるような気がするぜ。

なんて邪な事を考えてたらミドリに脛を蹴られた。

しかし、蹴ったミドリが足を押さえてもんどりうつ。

死ぬほど鍛えてるからね。

そしてママにポケモンはモンスターボールに入れとくもんじゃない?とか言われてピカチュウとキャッチボール(笑)をしたりして、俺とミドリはマサラタウンにサヨナラバイバイした。

 

 

◆◆◆

 

 

サトシ「ミドリは何選んだんだ?」

 

 

ヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネ。

この3体が、マサラタウンで貰えるポケモンだ。

シゲルが選んだのがゼニガメだから、必然にヒトカゲかフシギダネということになる。

 

 

ミドリ「私が貰ったのはこの子よ」

 

 

ミドリのモンスターボールから出てきたのは、

 

 

「ダネダネ」

 

 

フシギダネだった。

 

 

サトシ「おーフシギダネ、それもメスか」

 

ミドリ「そう。可愛いでしょ!」

 

 

ミドリの足下にすり寄るフシギダネ。

よくトレーナーに懐いているようだ。

さすがは初心者用のポケモンの中でも育てやすいポケモンだ。

この反抗期全開のピカチュウとはえらい違いだ。

 

 

サトシ「そーいや、ヒトカゲって誰が持ってったんだ?」

 

ミドリ「さぁ? 少なくとも私が来た時には、もうヒトカゲもゼニガメもいなかったわよ」

 

 

マジで誰なんだろうな・・・ま、もしかしたらその内会えるかもしれんが。

・・・・アニメでまた会えるって言うセリフ頻繁に出てくるが、大抵出てこないからな。

もしかしたら合わないかもしれん。

 

 

「ピッカチュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウッ‼」

 

サトシ「よし相棒・・・ちょっとO☆HA☆NA☆SHIしようか?」

 

 

中々いう事を聴かないピカチュウとちょっと拳で語り合ったり、襲い掛かってきたオニスズメを素手でボコボコに返り討ちにしたり、途中で出会ったカスミの自転車をオニスズメの群れと戦っている最中に壊してしまったり、ホウオウを目撃したりと、さっそく原作から違いがあるのかどうか分からないような目に遭いながら、俺達はトキワシティに辿り着いた。

 

 

 

.

 




次回予告

俺サトシ!
オニスズメの大軍を拳でぶちのめし、ピカチュウとも拳で語り、すっかり仲良くなった(泣きながら喜んでいたから間違いない‼)。
トキワシティのポケモンセンターでタダ飯(ポケモントレーナーはタダなんだって! サイコーだぜ‼)を食らってたら、ロケット団の奴らが俺の夕食を狙って襲い掛かってきたんだ‼(俺の横にいたピカチュウやフシギダネが攻撃を食らってた気がするけどきっと気のせいさ‼)
ロケット団? ポケモンじゃないなら、俺が相手をしてやるぜ‼
ポケモンでも相手してやるけどな‼
次回! ポケットモンスター!
対決! ポケモンセンター!
そろそろポケモンゲットしたいぜっ‼

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