POKEMON☆ADVENTURE   作:神爪 勇人

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前回のお話

昼間も暗い、トキワの森。
虫ポケモン、キャタピーに挑むサトシ。
はたして、ゲットできるのか!?


サトシ「行くぜぇっ・・キャタピィィィィィィイイイイイイッ‼」


ブン‼⇐ボールを投げる音

カチャンッ‼⇐ボールが当たる音

キュゥウインッ‼⇐キャタピーがボールに吸い込まれる音

クォンクォンクォン・・・⇐ボールが揺れ動く音

ブゥン・・・⇐ゲット・・・完了


サトシ「・・・・・・・・・・フ・・・フフフ・・・フフフフ」

ミドリ「お、お兄ちゃん?」

サトシ「キャタピー・・取ったどおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ‼」


やりましたサトシ君!
凄いぜサトシ君‼
ゲットしたポケモンは小さいけれど!
このゲットはポケモンマスターへの第一歩‼


サトシ「ヒィィィィィィハァァァァァァァァァァァァァァァッ‼」

カスミ「五月蠅ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいっ‼」


朝っぱらからテンションがウザすぎる兄だと、妹は嘆息した。



.


第3話 ポケモン、ゲットだぜ!

 

 

おはようございます。

サトシです。

否!

SA☆TO☆SHIでっす‼

やったぜやったぜやってやったぜ‼

念願の俺の初ゲットポケモン!

キャタピーをゲットだぜぃ‼

思わずカスミとレッツダンシィングしてしまうほどに、俺のテンションはMAXHEARTだぜ‼

え? カスミは虫ポケモンが嫌いだって?

知・る・か・よ‼

 

 

サトシ「俺のこの天国に上るような気持ちがお前には理解出来んのか!?」

 

カスミ「アンタが天国でも私は地獄・・・!」

 

 

俺のこの気持ちを察せないヘソだしフトモモガールに気を使ってやる必要はねぇっ!

そーいうのは、無視っ‼(笑)

 

 

サトシ「ピカチュウ! ミドリ! 仲間が増えたぜ‼」

 

ピカチュウ「(クンクン・・・)ピッカァッ!」

 

ミドリ「う、うん、良かったね・・・」

 

 

なんかミドリが退いてるが、まぁ些細な事だ!

 

 

サトシ「キャタピーも一緒に歩こうぜ!」

 

カスミ「えっ!?」

 

サトシ「キャタピー出ろぉぉぉぉぉおおおおおおっ‼」

 

 

カスミがダッシュで遠ざかる。

失礼な奴だ。

 

 

サトシ「キャタピー、俺の方に乗れよ」

 

 

頷いて、キャタピーは地に手を伸ばした俺の腕を伝ってモソモソと肩へ歩こうとするが・・・

 

 

キャタピー「キャッタアアァァァァアァァァァァァァッ‼」

 

 

キャタピーが雄叫びを上げて、その図体と歩き方からは想像もつかない猛スピードで俺の後方・・・カスミの元へ突っ走って行った。

そして・・・カスミの足をスリスリし始めた。

今度はカスミが叫んだ。

そうか、そんなに嬉しいかwww

 

 

サトシ「良かったなカスミ、気に入られたみt―――ブッフゥッ‼www」

 

カスミ「笑ってんじゃないわよ!早くコイツをモンスターボールに戻しなさいよぉ‼」

 

サトシ「我儘だなぁ」

 

ミドリ「そこまで邪険にしなくても・・・」

 

カスミ「何よ! 人参! ピーマン! 虫! 人間誰にも好き嫌いがあって当たり前でしょ‼」

 

サトシ「お前の好みなんぞ知るかー」

 

 

俺のポケモンなんだから出すもしまうも俺が決める。

 

 

サトシ「よーし、とっとと先行くぞ」

 

 

キャタピーを肩に乗せて、トキワの森の奥へと進む。

目指すはニビシティだ!

 

 

◆◆◆

 

 

4月3日。

一晩開けてのトキワの森。

まさか朝からトキワシティを出といて野宿することになるとは・・・意外と広いなトキワの森。

一緒に寝てたキャタピーに絶叫してカスミが喚いたりしやがって、キャタピーがモンスターボールに戻っちまった。

全く、なんて女だ。

なんてカスミの性格に呆れていると、バッサバッサと何か羽ばたく音が・・・!

 

 

ミドリ「あ、ピジョンだ」

 

サトシ「あのピジョン何か食ってるな」

 

ミドリ「虫じゃない? 何かミミズっぽいの食べてるみたいだけど・・・」

 

サトシ「普通の虫っていたのか・・・?」

 

ミドリ「うーん・・・・」

 

 

実はミミズポケモン・・・・なんてことは流石に無いな。

 

 

サトシ「うっし、ゲットすっか!」

 

 

原作でもゲットするシーンだったはずだし!

 

 

カスミ「言っとくけど、キャタピーみたいにいきなりモンスターボールを投げたってゲット出来ないわよ」

 

サトシ「そんくらい分かってるよ」

 

ミドリ「じゃあピカチュウでバトルするのね?」

 

サトシ「おいおいお前ら、俺を誰だと思ってやがる?」

 

 

カスミはキョトンとし、ミドリは俺が何をするのか察してようで顔が引き攣った。

俺はあの構えを取って、気を手に集中させる。

 

 

サトシ「マァァァァァサァァァァァラァァァァァ・・・・・」

 

ミドリ「ストップ! 無し! それは無し‼」

 

サトシ「えー、何でー?」

 

ミドリ「何でじゃないでしょ! これ以上世界観崩壊させてどうするの!?」

 

サトシ「今更じゃん、今更タウンじゃん、今更人じゃん、俺?」

 

ミドリ「マサラ人関係ないでしょ!? てゆーか、マサラの人達に変な印象与えるからホント止めて! 普通にポケモンバトルで捕まえたらいいでしょ‼」

 

 

しょうがねぇなぁ・・・・。

 

 

サトシ「ポケモンバトルでゲットするか」

 

カスミ「最初っからそうしなさいよ・・・・」

 

サトシ「よし、行くぜ!」

 

 

俺は腰のベルトにセットしてあるモンスターボールを手に取って、

 

 

サトシ「キャタピー、君に決めた‼」

 

ミドリ&カスミ「「ええぇっ!?」」

 

ピカチュウ「ピィカァッ!?」

 

 

ピジョンの目の前に、キャタピーを召喚する!

 

 

サトシ「行くぜぇっ‼」

 

カスミ「馬鹿ね! アンタ自分が何やったか分かってんの!?」

 

ミドリ「お兄ちゃん! 相手は鳥ポケモンだよ!?」

 

サトシ「知ってるよ、そこまで無知じゃねぇよ舐め過ぎだろお前ら」

 

カスミ「じゃあ何でキャタピーなんて出すのよ! キャタピーでピジョンを相手にしたらどうなると思ってんの!?」

 

サトシ「ボコボコにしてやるぜ‼」

 

カスミ「キャタピーがボコボコにされるわぁっ‼」

 

サトシ「バトルはレベルや相性じゃねぇ! 度胸だぁっ‼」

 

ミドリ「度胸あるのお兄ちゃんだけだから! キャタピーとピジョンのレベル差を考えて!?」

 

 

アニメはどうだか知らないが、ゲームだとキャタピーのレベルは1~6。

ピジョンはレベル18~35だ。

ピカチュウ版だとレベル8だったか、そんな感じのピジョンがトキワの森で出たりしたが、コレはどうなんだろうな?

まぁ、普通通りだとして。

キャタピーが最大レベルでも6で、ピジョンが最低レベルでも18。

その差、実に12レベル。

 

 

サトシ「・・・・・・・・・・行ける行ける!」

 

ミドリ&カスミ「「無理だっての‼」」

 

 

否!

ポケモンマスター、そしてスーパーマサラ人を目指すなら、このくらいの事はやってのけなければならない‼

 

 

サトシ「行くぜキャタピー‼」

 

キャタピー「クァッ‼」

 

 

キャタピーもやる気充分。

フッ、流石俺のポケモンだぜ!

虫ポケモン(餌)が自らやって来たとでも思ったのか、ピジョンは嬉々としてキャタピーに襲い掛かる。

 

 

サトシ「キャタピー、糸を吐く‼」

 

 

キャタピーの吐いた糸が、ピジョンの身体にグルグルと巻きついて、その翼が身体ごと糸に包まれる。

アニメの糸を吐くってチートくさいよなwww。

身動きが取れない今がチャンス!

 

 

サトシ「キャタピー、体当たりだ‼」

 

 

ガッ‼と、キャタピーがピジョンにぶつかり、ピジョンは吹っ飛ぶ。

 

 

サトシ「今だ! モンスターボール‼」

 

 

ブン‼⇐ボールを投げる音

 

カチャンッ‼⇐ボールが当たる音

 

キュゥウインッ‼⇐ピジョンがボールに吸い込まれる音

 

クォンクォンクォン・・・⇐ボールが揺れ動く音

 

ブゥン・・・⇐ゲット・・・完了

 

 

サトシ「よっしゃあぁぁぁ! ピジョンゲットだぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ‼」

 

 

ついに2匹目ゲット‼

テンションが連日MAXだが、コレで終わりではなく・・・。

キャタピーの身体が突然発光しだした!

 

 

ミドリ「え!? 嘘、コレって・・・・」

 

カスミ「進化の光よ!」

 

 

・・・・マジで?

光が収まると、そこには進化したトランセルの姿が・・・・!

 

 

カスミ「キャタピーがトランセルに進化した!」

 

 

驚くカスミを置いて、ミドリは俺の傍に寄って来てカスミには聞こえないように喋る。

 

 

ミドリ「ねぇ、早すぎない? 確かキャタピーが進化するのってロケット団倒してからだよね?」

 

サトシ「ああ。ピジョンを倒したからかもな」

 

ミドリ「どうするの? 原作無視しちゃったけど・・・」

 

サトシ「別にいいだろ、進化が少し早まったくらい」

 

ミドリ「そりゃそうかもだけど・・・・」

 

 

なんてことをヒソヒソと話していると、

 

 

「ほーほっほっほっ!」

 

「またお会いしましたね」

 

サトシ「この声は・・・!」

 

 

噂をすれば、聞き覚えのある声が聴こえてきた。

 

 

「世界の破壊を防ぐため」

 

「世界の平和を守るため」

 

「愛と真実の悪を貫く」

 

「ラブリーチャーミーな敵役」

 

「ムs――――」

 

 

サトシ「―――もうお前らに用はねぇっ‼」

 

 

マサラ波ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ‼

 

 

――――――ドオォッ‼

 

 

「「「やな感じぃぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・・」」」

 

 

台詞を言い終わるどころか、姿すらまともに見せないまま、悪の三人組は空の彼方へと飛んでいった。

 

 

ミドリ「うわー、何か可哀想・・・」

 

サトシ「キャタピーが進化した以上、アイツらの登場に意味はねぇ」

 

ミドリ「酷い・・・」

 

 

 

仲間も増えて、サトシ、只今絶好調!

しかし、トキワの森は、まだまだずぅーっと奥が深いのだ。

また続く。

 

 

兄の一言

「マサラ波の次はどんな技にすっかなぁ」

 

妹の一言

「お願いだからポケモンで戦って・・・」

 

 

 

.




次回予告

ありゃぁ・・・噂には聞いてたけど、トキワの森って結構広い!
出口はいったいどっちだぁ?
え? あそこに鎧を着た変な奴?
いったいいつの時代の人間だ?
まぁいいや、ちょっと道を聞いてみよー・・と思ってたら、いきなりポケモン勝負を挑んできた。
何? 流派飛天御剣流?
望むところだ!
俺は誰の挑戦も受けてやるぜ!
俺の流派マサラ不敗でなぁっ‼
え? 何だよミドリ?
そんな流派言ってない?
ちゃんとポケモンで勝負しろって・・・?
馬鹿野郎! 漢の戦いは自ら土台に上がってこそだろうがっ‼


次回! ポケットモンスター!
侍少年の挑戦!

皆も俺と一緒に、ポケモンファイトォッ!
レディィィィ・・・ゴオォォォォォォォオオオオオオオオッ‼


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