海馬社長(偽)のキヴォトス海馬コーポレーション創設記録 作:アルピ交通事務局
海馬瀬戸
本人が今までやったことで一番の悪行だと認識している事は現実世界の漫画などをさも自分の物として扱い販売したこと
闇のイグニス
本人が今までやったことで一番の悪行だと認識している事は、プリキュアの世界で量産型戦極ドライバーを一般人に渡してプリキュアに「死んでくれよ!オレ達の為に!」と言わせてプリキュアを襲わせたこと
オレの考えが正しければ究極宝玉神レインボー・ドラゴンを召喚すればいい。
それで3万円を貰えるとなれば相手にとってこの上なく楽に3万円を稼げるだろう。
「…………なにが狙い?」
「ふぅん、成功すれば教えてやる。絵に描いた餅等、見ているだけでなんの意味も無い」
カスが宿っていない右腕の決闘盤を置いた。
そのままの意味だと財布から出した3万円も見せるが、全貌が上手く掴めない5人。小鳥遊が代表でなにが狙いなのか?と言う事を聞いてくるので、成功すれば教えるとだけ答える。
『社長よ、ちょっとは説明した方がいいんじゃねえの?一応はビジネスパートナーなんだしさ』
「……お前達、オレを見て気付くことはあるか?」
「ん、キヴォトスじゃ見たことがない男の人?」
あまりにも唐突過ぎるので信頼することが出来ないとカスが言うので仕方なく妥協する。
何処で誰が盗聴しているか分かったものではないが、オレを見て気付くことはないのかという疑問をぶつければ砂狼は答える。
「そうだ。オレはお前等が生まれてからまともに見たことが無い人間だ……他に気付くことはないか?」
「えっと……ヘイローを持たない?」
「他は?」
他になにかないのかを聞けば、ヘイローを持たないと言うがオレの欲しい答えはそれじゃない。勿論、それもまた1つの答えだろうが、この場においては1つの答えを求める。
「銃弾1つであっさりと死んじゃうぐらい弱い」
「……その言い方は腹立たしいが、その方向を見ろ。何故そう認識している?」
「え、だってそれは……貴方がキヴォトスの外の世界の人間だからでしょ?」
「そうだ」
この場にいる5人はオレをキヴォトスの外の世界の人間と認識している。
黒見がオレを外の世界の人間だと言うが、コレを聞いてもまだイマイチピンと来ていない。
「キヴォトスの外の世界とはなんだ?」
「キヴォトスじゃない場所ですね……キヴォトスは広いです。それこそアメリカ以上に」
「ならば、世界地図はあるか?キヴォトスの外の世界の地図が」
キヴォトスの外の世界について聞けば十六夜がキヴォトスじゃない場所と答え、キヴォトスはアメリカ以上に広いことを言う。
ならばとオレはキヴォトスの外の世界について聞いた。アメリカ以上の広さ持っているキヴォトスの外の世界の地図が無いかを聞けば世界地図を見せる……が、世界地図が2枚ある……ふぅん。
「少し調べてみた結果、キヴォトスと言う場所は地図にあって無いも同然だ」
「どういうことですか?確かにキヴォトスは広大で連邦生徒会ですら完璧に把握出来ていないですが」
「そのままの意味だ。分からないなら分かりやすく言おう。キヴォトスと言う星と地球という星がある」
「「「「「……!?」」」」」
わからないならばわかりやすく説明をした。
「うへぇ……つまりおじさん達は宇宙人なの?」
あまりにも突拍子のない話だと小鳥遊は呆れる。
「いや、異世界人だ。別の惑星というのはあくまでも物の例えだ……お前達、ハロウィンについて説明出来るか?」
「ん、お菓子をくれなければ襲っていい……」
「それは後に変わったものであり、本来は死後の世界の住人がこの世に現れるので仲間と思わせる様に仮装するとまぁ、1から10まで説明をすればややこしいが省くが……お盆という行事は知っているか?」
「夏に死後の世界の人が来るんだよね……なにか関係でも?」
「なに、至極簡単な話だ。世界は繋がっているし繋がっていない。地球という1つの星なのに国や地域によって様々な考えを持っている」
「なにが言いたいの?」
「地球の伝承には別世界は一応はある。冥界と言う死後の世界、神々のみ暮らせる世界と……おそらくはこのキヴォトスはその手の世界だろう」
キヴォトスは異世界の1つ、ただし概念が完全に異なる異世界ではない。ギリシャ神話の神々の地であるオリンポス、ケルト神話の影の国、日本神話の高天原と同じく、別世界として存在はしているが地球と何らかの形で交流している世界だろう。
『ホントに頭良いタイプはタチ悪いわ……』
「異世界って、オカルトじみた話ですね……」
「ふぅん、考え方を変えろ。既存の科学技術で認識することが出来ない、それがオカルトと言う物だ」
カスがオレの事を悪いと言いながらもウキウキしている。異世界と言う単語を聞いてもオカルトじみた話でイマイチピンと来ていない 十六夜だが、オレからすればオカルトは既存の科学技術で認識する事が出来ない物であり、未知の新しい方程式では解き明かす事が出来る物だ。
「キヴォトスの外の世界が異世界……」
「何故外国と言わない?」
「それは……」
キヴォトスの外の世界があるとしてそれならば外国と言うのが最も適切だとオレは認識している。
奥空がキヴォトスの外の世界が異世界であることについて言われてもあまりピンと来ないので、何故外国と言わないのかを聞けば黙る。何故ならばそれに対する返答を持ち合わせていないから。
「キヴォトスの外に世界がある……机上の空論に見えてバカバカしく見えるだろうが、少なくとも連邦生徒会は証明してしまった。キヴォトスの外の世界の人間であるオレを持ち込むことにな」
「……まぁ、そりゃ貴方がここに居てキヴォトスの外の世界だって認識しているなら……」
黒見はそりゃそうだろうと特に否定はしない。
「話が段々とズレているけど、仮にキヴォトスが異世界だとしてどうするの?なんで、そのレインボー・ドラゴンとやらを召喚するの?」
「ふぅん、これでまだ分からんとは……少しは知恵をつけろ」
「……わからない」
『レインボー・ドラゴンはトンチキだけど他は色々と考えた方がいいぞ』
オレと言う存在でキヴォトスの外の世界の存在が証明した。
5人はキヴォトスの外には違う世界があると認識している……ただそれだけだが、オレからすれば別世界の存在証明と別世界の住人がこの世界にどういうルートか分からない物の連れて来る事に成功したという2つの事実から莫大な物を作り上げれる。
小鳥遊がレインボー・ドラゴンの召喚をする意味がわからないと言うのでもう少し考えろと言い返せば砂狼は考えたが分からない。
「わからんのか?異世界には異世界独自の文明や技術がある……キヴォトスの方が技術力は上だろう」
まぁ、オレの方が更に上だが。
「だが、技術力以外の物ならば外の世界の方が上だ……例えば、漫画やゲームなどがな」
「……外の世界から、外の世界の漫画やゲームを購入してキヴォトスで売り捌く……」
「そう……答えとして至ってシンプルだ。キヴォトスの技術をキヴォトスの外の世界に売る。外の世界の嗜好品をこちらの世界に取り入れる」
『つまりは転売ヤーだ』
「貿易と言え貿易と……色々と調べたが、連邦生徒会がキヴォトスの外の世界に干渉する事が出来るがそれ以外で干渉している勢力は何処にも居ない。そこでオレはキヴォトスの外の世界とキヴォトスを繋ぐネット回線を作り上げる。その為に究極宝玉神レインボー・ドラゴンを召喚する」
「ごめん、最後だけがわかんないや」
キヴォトスとキヴォトスの外の世界を繋げる。
連邦生徒会はそれをする事が出来るだろうが、それに関して特に厳しい規制等は全くと言って無い。勿論、商売である以上は税金等を納めなければならない。持ち運んではいけない危険物等も存在はしている。だが、それ以外ならばなんの法律も無い。
つまりは究極宝玉神レインボー・ドラゴンを召喚する事により、キヴォトスの外の世界とキヴォトスにネット回線を繋げる。小鳥遊は最後だけがよく分からないというが、フィールを感じろとしか言えない。
「キヴォトスの外の世界……言われてみれば知識だけあるけど色々とフワッとしている……」
「貴様達が9億と言う莫大な借金を背負っている。真っ当に働いて稼ぐことが出来ない額である以上は砂狼が言っていた銀行強盗をしなければならん。最も、この世界の紙幣にはしっかりと番号が割り振られているから足が着いた時点でおしまいだがな」
キヴォトスの外の世界について言われれば全員がフワッとしているとなる。
オレはここで畳み掛ける様に9億と言う大金を手に入れるには銀行強盗ぐらいだろうが、この世界の紙幣は足がつきやすい。
「皆、騙されないで!キヴォトスの外の世界に仮に通信が出来たとして、手に入れる事が出来るお金はキヴォトスのお金じゃないわ!」
「ふぅん……まだまだ考えが甘いな。この世界に銀行という物があると言うのに、それが分からんとは」
『社長よ……銀行って普通の人からすりゃ金預けるだけの場所だよ』
黒見がキヴォトスの外の世界でなにかを手に入れたとしてキヴォトスの通貨にする事が出来ないと指摘する。
勿論、その意見はもっともだろうがもう少し頭を捻ると言う事をしなければならない。少なくともこの世界に銀行と言う物があるのだから理解は出来るだろう。カスはなにを言いたいのか分かっているが一般的な事を言う。
「ん、銀行はお金を預けるところじゃないの?」
「一般的にはそうだ……例えばお前が10億という大金を1つの銀行に預けたとして、その銀行の支店から10億を引き落とす事が出来るか?」
「……無理だと思う」
「そうだ。無理だ……何故ならばその銀行の支店や本店に10億円と言う大金が眠っていないからだ。10億と言う大金は確かに持っているのに10億と言う大金の証である札束が無い……ここから先は商業の話になるので細かな説明は省くが、銀行は金を預けるだけでなく金を持っていない人間が預けている金を別の人間に貸し出したりしている場所でもある。要するに物質的に手元に持っていないが実際に持っている金だ」
「それで?」
「キヴォトスの外の世界の通貨をキヴォトスの通貨にする事が出来ないと言うのならば間に別の物を挟めばいい……そう、例えば漫画を購入する事が出来るサイトを運営しそのサイトは携帯代金やクレジットカードでの引き落としで漫画を買えるのでなく、ポイントを購入し、ポイントを使うことで漫画を読むことが出来る様にする」
キヴォトスの外の世界との通信手段を独占し、キヴォトスの外の世界の嗜好品を手に入れる。
そして独自の通貨を作る。キヴォトスの外の世界の通貨でもキヴォトスの通貨でも換金する事が出来るのを。
「キヴォトスの技術やオレの技術を売れば、キヴォトスの外の世界の通貨も手にする事も出来る」
『通貨発行権とか言うエグい手を初手で使うのアカン、アカン……』
「オレはなにをするのか言った。オレの理論が正しければレインボー・ドラゴンを召喚すればキヴォトスの外の世界との回線が繋がるだろう。そこから巨万の富を生み出す方法も一応は見つけている……貴様達が銀行強盗等という事をして手を汚すよりは多少はマシな金を手に入れる事は可能だ」
カスが初手で通貨発行権を使うことに対してアカンと震えている。
嘗て地球じゃない世界で独自の通貨を発行し、それで一部の産業を循環させて経済を混乱させた事はあるが……まぁ、些細な事だ。
「……なんでわざわざ教えたの?それを独占したらそれこそバカみたいな大金が」
「海馬コーポレーションをキヴォトス一の会社にする為の先行投資だ……少なくとも、これから色々とするのだから自治区の人間にはどういう風にするのかについてある程度は理解してもらわなければ困る。いざここにブルーアイズランドを作り上げたとしてもある一定の社会的地位や信頼が無ければ子供達をブルーアイズランドに招待する事が出来ない」
黒見が教えなければ色々と独占することが出来ていると言うが、この程度は先行投資に過ぎない。
最終的にブルーアイズランドに子供達を招待するには、ブルーアイズランドのみを発展させるだけでなく土地を都市開発したりする等をしなければならん。特にこのキヴォトスは銃社会でそれに対してなんの異議も唱えん、色々ととち狂った世界なのだから。
「貴方は……悪い大人じゃないの?」
「さて、お前達がどういう風に捉えるかについてはオレは言わん。そしてお前達はここで断ろうと思えば断れる」
「……分かった。その究極宝玉神レインボー・ドラゴンとやらはおじさんが召喚するよ」
「ホシノ先輩!?」
「ふぅん、多少は理解しているみたいだな」
少なくとも9億と言う大金は真っ当に働いて手に入れる事は出来ない。
仮に砂狼が言っていた銀行強盗を成功してマネーロンダリングも成功させて綺麗な金にしたとしても意味が無い。
ならばオレがやろうとしている商売に協力する……。
「ならば具体的になにをするのか、このデュエルモンスターズと言うカードゲームで究極宝玉神レインボー・ドラゴンと言うモンスターを召喚しろ」
「……そこだけが謎だね」
フィールを感じろとしか言えない。
キヴォトスの外の世界と電波を繋ぐ為に必要なのが何故か究極宝玉神レインボー・ドラゴンを召喚すると言う事に対して理解が出来ないと5人は思うが、それはあくまでもお前達が真のデュエリストじゃないからだ
キヴォトスの外の世界についてはフワッとしている。
二次小説では飛行機に乗って外の世界に行くことが出来る事もあれば完全な別世界として存在している。
この作品では地球に対してなにかしらの形で干渉したりする事が出来るが、地球との通信手段を確立して広めていると言うわけじゃないということにしています。
そりゃねえだろうと思うだろうが、地球から気付けばキヴォトスに居たならばとキヴォトスから出ていけばそれで終わりじゃん!とかキヴォトスの外から援軍を呼べばいいじゃんとか色々と他の二次小説でも出来るからね。