海馬社長(偽)のキヴォトス海馬コーポレーション創設記録 作:アルピ交通事務局
ざっくりキャラ紹介
闇のイグニス
今まで一番ヤバいと感じた転生特典はネズネズの実 モデル想像種 ミ◯キーマ◯ス
海馬瀬戸
基本的には遊戯王関係の転生特典を貰って勝手に解析している
アポロンウィンドウは見つからない……今のオレは酷く弱体化しているせいで地脈を感じ取れない。
見つける方法が他にもあるにはあるが、アポロンウィンドウは今直ぐにでも見つけたいというわけではない。
「炊けたな」
宿直室に戻り睡眠を取れば朝食を作る。
鳥としめじの炊き込みご飯、人参としめじと薄揚げの味噌汁、玉子焼き……学校なので炊飯器がどうしても大きな物になる。
オレは少食ではないが、食べきれない量を炊く愚かな行為はしないと渋々土鍋で炊き込みご飯を炊いた。
「うへ〜……おじさんの分もあるんだね」
「当然だ。お前はこれからオレとデュエルをする、ならばデュエル飯を食って力をつけるんだ」
小鳥遊の分の炊き込みご飯と味噌汁を入れた。いただきますと手を合わせて食べる。
これから起こるのはただのデュエルではない、大事なデュエルだ。ならば空腹でまともに力が出ないと飯を用意するのは極々普通の事だ
「ねぇ」
「なんだ?」
「何処まで本当なの?」
夜中に小鳥遊に向かって威嚇射撃をした……小鳥遊が居るのはなんとなくで分かっていたが怪しげな黒服の方を優先した。
そこで聞いたことは最初に色々と言ったオレとは全くと言って逆な事だ……黒服の存在に気付き自分の存在に気付いていたならば会話が聞かれていたのを知っている上で色々と喋っていたと考えるのは極々普通の事だろう。
だからオレがなにを思っているのか、なにを考えているのかが分からない。人の気持ちを理解しようとしたり共感したりしようとする事は出来るが自分の気持ちが分かるのは何処まで行っても自分だけ。それが分かっているからか、小鳥遊は思い切った行動に出た。
「なにがだ?」
「気付いてたよね?」
「ああ、感情で揺れ動いていたから分かりやすかった……だが、それがどうした?オレは最初に言った通りの事をするだけだ」
ブルーアイズランドを作る。孤児達を無料で招待し夢の時間を与えて人の心に希望を作る。海馬コーポレーションを作る。
最初に言ったことを成し遂げる為に小鳥遊を利用している。ただそれだけだ。
「なんで、素直に言わないの?海馬社長だって無理に敵を増やすよりさ」
「小鳥遊、お前にとって十六夜達はなんだ?」
「可愛い可愛い後輩、皆の為ならなんでもするよ」
「それが本当に十六夜達の力になるのか……お前はアビドスの中で一番強いが、持っている力をただ貸すだけでは意味が無い」
アビドスの中で一番強いがその力を貸すだけでは意味が無い。
無論、使えるのならば使うというのは大事だ。ただでさえ5人だけならば出し惜しみしている状況じゃないのは分かる。
「愛想良く振る舞い、お前にとってかけてほしい綺麗な言葉を出そうと思えば出せる……だが、それじゃあいけない。優しさだけじゃない、厳しさも大事だ」
王道的な主人公達は敵に対しては怒ることは出来ても身内に対しては怒ることが出来ない。
なぁなぁで許しているところがあるが、白か黒で言えば黒な部分がありそれをハッキリとダメだと言わなければならない。
『厳しさ大事って、初手から色々と暴言吐いてる人が言うか?』
「ふぅん……ならば甘い戯言に侵されるか?夢を見るなとは言わん。目の前にある現実と見て向き合って、どうすれば自分の理想とする夢の形になるのかを考えなければならん。特に…………いや、これについては言わなくてもいいか」
カスが暴言を吐いている事について言ってくるが、甘い戯言は侵されるよりはマシだ。
夢や理想を描いたりすることは構わん。それについてはとても希望に満ちている事だ……だが、その上で見ないといけない事がある。その見ないといけない事について言おうかと思ったのだが、今から色々と言って小鳥遊にくだらん負荷を与えるつもりはない。
「ここにある食器類、炊飯器等の電化製品……そう言った物を過去の人間は作った。道が無いところに道を作りあげて多くの人達をその道に歩けるようにはした。だが、それらの基礎やシステムを作った人間はとっくの昔に死んでいる。そいつらはもう頼ることは出来ない。だが、そいつらが遺した物はある」
「……自分の道は自分で歩む。歩いた先に綺麗な花畑が出来たら勝手にしろってそういうことなんだね」
オレが言いたいことを少しだが理解した……少しだけだが。
「小鳥遊達にとって十六夜達は掛け替えないものだろう。絆で結ばれているだろう。だが、ホントの出会いがあると言うのならばホントの別れというものもある。今はアビドス高校という括りで居るが、歩んでいる道は徐々に分かれていく。お前は5人の中で誰よりもそれが近い……だが、それは決して悲しい事じゃない。お前の中でそれは道を歩く為の支えになる」
「皆と同じ道を歩むのはダメかな?」
「不可能だ。お前は何処まで行ってもお前だ。砂狼でも奥空でも黒見でも十六夜でもない、小鳥遊だ。どれだけ頑張っても砂狼にはなれない。その逆、砂狼も達どれだけ頑張っても小鳥遊にはなれない。だが、同じ存在以外ならば成れる」
『まぁ、要するに師を越えるのは弟子の務めってやつよ……あんさんにだって尊敬するパイセンぐらいおりまっしゃろ?その人の代わりは目指さない。でも、その人以上に立派な人に頑張ってなろうって考えて目指せってこと』
「…………」
「朝っぱらからする会話ではないな」
尊敬する先輩を越えれる様にと言えば小鳥遊は何処か悲しそうにしている。だが、それはオレにとっては些細な事だ。
先生という物を拒んだのに、子供の成長やどういう風にすればいいのかについて語る気まずい会話をしてしまった。
小鳥遊も気まずいのかそれ以降は喋らない。昨日の抜けているように見えて警戒心を向けていた小鳥遊とも違うがなにかを考えている。
「さて……デュエルを始めるぞ。
「ふぅ……よし、後輩にはいいとこ見せないとね」
朝ごはんを食べ終えれば砂狼達がやってくる。
決闘盤を小鳥遊は腕に装着、インカムを装備する。オレもインカムを起動する。
「「デュエル!!」」
デュエルの火蓋は切られた。
「おじさんのターンからだね」
「え!?」
電子化されたホログラムカードが浮かび上がれば黒見は驚いた。
「うへぇ……カードゲームするだけなのにやたらとスゴい機械を使うんだなって思ってたら、こんな事が……よし!永続魔法、宝玉の樹を発動!宝玉獣モンスターが魔法・罠ゾーンに行く度にジェムカウンターを1つ乗せる!」
「……この技術を売ったら10億とか余裕じゃないの?」
決闘盤と言う物がどれだけ重要なのかが分かり、黒見がこの技術をと考えているがこの技術はかなりややこしい。
「魔法カード、宝玉の絆を発動。デッキから宝玉獣モンスターを手札に加えて、そのカードとは異なるカード名の宝玉獣モンスターを永続魔法としてフィールドに。おじさんは宝玉獣ルビー・カーバンクルを手札に加えて究極宝玉獣レインボー・ドラゴンを永続魔法としてフィールドに。永続魔法、更に魔法カード、虹の掛け橋を発動!宝玉魔法もしくは宝玉罠カードを手札に、宝玉カードとして扱う魔法カード、金科玉条を手札に!おじさんは宝玉獣サファイア・ペガサスを通常召喚して効果発動。デッキから宝玉獣エメラルド・タートルを永続魔法としてフィールドに」
モンスターゾーン
宝玉獣サファイア・ペガサス
魔法・罠ゾーン
究極宝玉獣レインボー・ドラゴン 宝玉獣エメラルド・タートル 宝玉の樹(ジェムカウンター2)
「綺麗なモンスターですね」
「いやぁ、思ったよりも面白いよこのゲーム」
モンスターをフィールドに留まらせるプレイを行い続けていれば奥空は宝玉獣に目を奪われる。
小鳥遊はどうやら遊戯王に思ったよりものめり込んでいるみたいだ。
「この瞬間、宝玉の樹の効果発動!このカードを墓地に送り乗っていた分のジェムカウンターの数だけ宝玉獣モンスターを魔法・罠ゾーンに永続魔法として置く!乗っているジェムカウンターは2つ!デッキから宝玉獣ルビー・カーバンクル、宝玉獣アンバー・マンモスを魔法・罠ゾーンに!そして究極宝玉獣レインボー・ドラゴンの効果!自身を除外し、レベル4以下の宝玉獣モンスターを効果を無効にしてデッキから特殊召喚する!宝玉獣コバルト・イーグルを特殊召喚!そしてさらなる効果!究極宝玉神モンスターを手札に1枚加える!究極宝玉神レインボー・ドラゴンを手札に!更に魔法カード、レア・ヴァリューを発動!魔法・罠ゾーンに宝玉獣モンスターが2枚以上ある時に発動出来て対戦相手が永続魔法になっている宝玉獣を1枚選びそのカードを墓地に、そしてデッキからカードを2枚ドローする!」
「オレはエメラルド・タートルを選ぶ」
「エメラルド・タートルを破壊しカードを2枚ドロー!速攻魔法!宝玉神覚醒を発動!手札の究極宝玉神モンスター、究極宝玉神レインボー・ドラゴンを見せることで永続魔法として扱っているルビー・カーバンクルを特殊召喚!更にルビー・カーバンクルの効果で魔法・罠ゾーンにある宝玉獣アンバー・マンモスを特殊召喚!装備魔法、金科玉条を発動!デッキから宝玉獣トバーズ・タイガー、宝玉獣アメジスト・キャットを永続魔法としてフィールドに!その上で墓地の宝玉獣エメラルド・タートルを特殊召喚しこのカードを装備!」
モンスターゾーン
宝玉獣サファイア・ペガサス 宝玉獣ルビー・カーバンクル 宝玉獣アンバー・マンモス 宝玉獣コバルト・イーグル 宝玉獣エメラルド・タートル
魔法・罠ゾーン
宝玉獣トパーズ・タイガー 宝玉獣アメジスト・キャット 金科玉条
小鳥遊 手札2枚(内1枚は究極宝玉神レインボー・ドラゴン)
「……売ったらお金になりそうなモンスター達」
7体の宝玉獣を小鳥遊はフィールドに揃えた。
エメラルドが身体から生えているエメラルド・タートルを見て売ったらお金になりそうだと物欲を醸し出す。
「一応は言っておくが、究極宝玉神レインボー・ドラゴンの召喚条件は満たしているがその状態では召喚は出来んぞ」
「どういうことです?」
『究極宝玉神レインボー・ドラゴンはフィールドと墓地に宝玉獣カードが7種類あれば特殊召喚は出来るカードで今は無理ってこと』
「7種類あるから出来るんじゃないの?」
『条件は満たしてるけどモンスターゾーンに空きがない。エクストラデッキから召喚されたモンスターじゃなくてメインデッキのモンスターはエクストラモンスターゾーンに置くことは出来ない。んでもってレインボー・ドラゴンは条件を満たしたら特殊召喚が出来るけど、その際にコストとして宝玉獣モンスターを墓地送りにしないから召喚できないんだよ』
流石は現代のカードパワーとも言うべきか、雑にやってもあっという間に究極宝玉神レインボー・ドラゴンを召喚条件を満たした。
しかし召喚条件を満たしたが、召喚する為のフィールドが空いていない。それを知らない十六夜や黒見にカスが説明する。
「初期手札は宝玉の絆、宝玉獣サファイア・ペガサス、虹の架け橋、宝玉の樹、レア・ヴァリューか……」
「このカード達ってさ、スゴく使いづらいよね……でも、この状態をしっかりと想定してるよ。宝玉獣サファイア・ペガサスと宝玉獣コバルト・イーグルをオーバーレイ!オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろ、No.60刻不知のデュガレス!」
「『……』」
「コレでモンスターを召喚出来ますね……どんな綺麗な宝石のドラゴンですか気になりますね」
「コレで召喚ができる!出でよ!究極宝玉神レインボー・ドラゴン!……あれ?」
No.60 刻不知のデュガレスを召喚しフィールドが開いた。ここが召喚する時だと究極宝玉神レインボードラゴンのカードをタッチするのだがエラーを起こす。
「あれ?あれ?……海馬社長、召喚出来ないんだけど……故障?」
「満たしていた召喚条件が無くなったからだ」
「え?……宝玉獣モンスターはフィールドにあるよ?」
「エクシーズモンスターの素材になったモンスターは一部を除き特定のモンスターでなくエクシーズ素材というジャンルで扱いフィールドにも手札にも墓地にも居ない扱いだ。よって宝玉獣サファイア・ペガサスと宝玉獣コバルト・イーグルはフィールドにも墓地にも存在しないと言うかそのカードとしてカウントしない」
「フィールドにいるのにフィールドにいない扱いなの!?」
エクシーズモンスターのエクシーズ素材は基本的にはエクシーズ素材としてカウントして色々とフワフワした扱いになっている。
小鳥遊は究極宝玉神レインボー・ドラゴンの召喚条件を満たしていたが、自分でそれを壊した……
「エクシーズモンスターは効果を発動する時に基本的にはコストとしてオーバーレイユニットもといエクシーズ素材を墓地に送る。墓地に送られて墓地に辿り着いてからは本来のカードとして扱える……」
「あ、そっか。じゃあNo.60 刻不知のデュガレスの効果発動!素材を2枚墓地に送ってデッキからカードを2枚ドローして1枚墓地に送る……よし!気を取り直して今度こそ!出でよ、究極宝玉神レインボー・ドラゴン!!……あれ?」
「……小鳥遊、貴様ぁ!!なんの為にデュエルディスクを貸し出したと思っている!!オレが考えたデッキでなくお前にデッキを1から作らせ回し方を覚えろと言ったのだと思っている!!」
「ん、ホシノ先輩、今度はなにをしたの?」
『この状況的に考えられるのは2枚目の究極宝玉獣レインボー・ドラゴンを墓地に送ったんやと思いまっせ』
手札を墓地に送ったのだからと確認をしてみれば究極宝玉獣レインボー・ドラゴンが案の定墓地に送られていた。
予想通りと言うべきか予想以上と言うべきか、予想以下と言うべきか……ミスをしたな。
「貴様、オレが満たせと言った条件すら理解していないのか!!究極宝玉神レインボー・ドラゴンの召喚条件を見ろ!」
「えっと……フィールド・墓地に宝玉獣モンスターが7種類ある時……条件は満たしてるよ?」
「ちゃんと読まんか!究極宝玉神レインボー・ドラゴンはフィールドと墓地に宝玉獣モンスターが合計で7種類ある時であり、7種類以上ある時ではない!よって宝玉獣モンスターが8種類以上になった場合は召喚は不可能になる!」
「サファイア・ペガサス、トパーズ・タイガー、エメラルド・タートル、アメジスト・キャット、コバルト・イーグル、ルビー・カーバンクル、アンバー・マンモス……レインボー・ドラゴン……8種類」
「え、8種類!?召喚条件が7種類ピッタリなのに8種類あるんですか!?」
『究極宝玉獣レインボー・ドラゴンは究極宝玉神レインボー・ドラゴンの後に作られたカードだから……つーか、No.60 刻不知のデュガレスの効果でドローじゃなくて攻撃力を倍増させる効果で空打ちさせていたら自動的に7種類になんのに欲の皮を突っ張ってドローするから……』
十六夜が召喚条件に対して召喚に必要なカードが多いことを驚いているが、カスは欲の皮を突っ張った結果と呆れている。
「ちょ、ちょっとホシノ先輩!なんでそれ知らないの?渡されてデッキ作ったなら」
「……さっさとターンエンドをしろ。先攻である以上は攻撃は不可能だ」
「まだ1ターン目だから次のホシノ先輩のターンでなんとか」
『アヤネちゃん、デュガレスの効果でドローしたら次の自分のターンのドローフェイズをスキップしなきゃならんえ……宝玉獣モンスターはその性質上、墓地に送っても使い道少ないからサルベージのカードとかあんま入れない……まぁ、次のターンでシャッチョサンが何とかするでしょう』
「……ターンエンド」
「オレのターン!ドロー!」
「終わらないの?」
小鳥遊が大きなミスをしているので一旦中止にするんじゃないのか?と砂狼は首を傾げた。
『色々とありんす……まぁ、問題無いと思う』
小鳥遊がターンエンドを宣言したのでオレのターンが回ってきた。
オレはデッキからカードを1枚ドローし、手札を確認する……ふぅん……
「オレはフィールド魔法、ユニオン格納庫を発動!効果処理時に機械族・光属性のユニオンモンスターを手札に!オレはCークラッシュ・ワイバーンを手札に加える。そしてAーアサルト・コアを通常召喚!この瞬間、ユニオン格納庫の真の効果!機械族・光属性ユニオンモンスターに装備可能なる別の名前のユニオンモンスターをデッキより装備!オレはAーアサルト・コアにデッキよりBーバスター・ドレイクを装備!更にCークラッシュ・ワイバーンの効果を発動!このカードをAーアサルト・コアに装備!」
『ホシノ、シャッチョサンを疑うのは構わないけれど、金のかかる契約を成立させたのに成果を上げる準備を怠ったお前が悪い。シャッチョサンはそれでも力を貸してくれるけどもシャッチョサンの八つ当たりは受けろよ』
「更にフィールドに機械族・光属性のユニオンモンスターが居ることによりオレはXークロス・キャノンを特殊召喚!そしてXークロス・キャノンの効果!デッキよりこのカードに装備可能なユニオンモンスターを装備!オレはデッキよりYードラゴン・イアヘッドを装備!そして永続魔法、X・Y・Zコンバインを発動し……フィールドのAーアサルト・コア、Bーバスター・ドレイク、Cークラッシュ・ワイバーンを除外することによりデッキよりABC−ドラゴン・バスターを特殊召喚!」
手札はまだ2枚残っている……少々お灸を据えなければ気が済まん。
「この瞬間、X・Y・Zコンバインの効果を発動!デッキより現れろ!X−ヘッド・キャノン!そしてオレはXークロス・キャノン、Yードラゴン・イアヘッドを除外し、現れろ!ユニオン・コントローラー!ユニオン・コントローラーのエクストラデッキより召喚成功時の効果発動!コマンド入力!上!上!右!B!B!これにより、デッキより効果テキストにユニオンモンスターと書かれた魔法もしくは罠カードを1枚手札に!ユニオン・アクティベーションを手札に加えそのまま発動!デッキのYードラゴン・イアヘッドを墓地に送り、ドラゴン・イアヘッドと同じステータスのモンスター!Yードラゴン・ヘッドを手札に加え効果発動!Xーヘッド・キャノンに装備!更にユニオン・コントローラーの第二の隠しコマンド!右!A!左!C!下!B!セレクトボタン!これにより手札のユニオンモンスター、Zーメタル・キャタピラーを特殊召喚!」
「もしかして……それも?」
「当然だ。X−ヘッド・キャノン、Yードラゴン・ヘッド、Zーメタル・キャタピラーを除外しオレはXYZードラゴン・キャノンを召喚!……そしてオレはABC−ドラゴン・バスターの効果を発動!手札のカードを1枚墓地に送りフィールドのカードを1枚除外する!オレは宝玉獣ルビー・カーバンクルを除外!バスター・キャノン!発射!」
「っちょ……うわぁああああ!?」
ABCードラゴン・バスターの効果である砲撃を発射すれば突風が吹き荒れる。
それを見た奥空達がギョッと驚いた。
「これ、立体映像じゃないんですか!?」
『時には質量を持った立体映像になるんよ』
「大丈夫なの!?幾らホシノ先輩でもあんなのをまともに受ければ」
『大丈夫大丈夫、シャッチョサン、ブチギレてるけど行動自体はまともだから』
「いくぞ!XYZードラゴン・キャノン!No.60刻不知のデュガレスを攻撃!」
XYZードラゴン・キャノンからドラゴンの咆哮に勝るとも劣らぬ砲撃が放たれる。
小鳥遊
LP8000→6400
「次にユニオン・コントローラー、宝玉獣ルビー・カーバンクルに攻撃!自爆コマンド!上下右左ABC同時押し……宝玉獣ルビー・カーバンクルは守備表示、小鳥遊のライフは減らない……最後にABCードラゴン・バスター!宝玉獣アンバー・マンモスを攻撃!ドラゴン・バスター!」
小鳥遊
LP 6400→5100
「ターンエンド!」
「おじさんのターン……あれ?」
「憂さ晴らしは終わった。さっさとしろ」
「えっと……じゃあ、フィールドと墓地にある宝玉獣が7種類だから出でよ!究極宝玉神レインボー・ドラゴン!」
色々と出来たが冷静さは保っている。加減は知っている。
小鳥遊が究極宝玉神レインボー・ドラゴンを召喚するのに必要な条件を満たす様には仕向けている。
「召喚出来ないんじゃないの?」
『ABC−ドラゴン・バスターの効果はカードを1枚除外する効果、除外は墓地でもフィールドでも無いところだから1種類宝玉獣モンスターが減る……シャッチョサンは怒りながらも冷静だ』
「なに……これ……」
究極宝玉神レインボー・ドラゴンの召喚に成功すればアビドスの5人は息を呑んだ。
圧倒的な力を感じる。ただの立体映像なのに、見た目こそは綺羅びやかなドラゴンだがなにかを感じ取る。
それと同時に千年アイテムの1つ、千年ロッドの目が輝く。
「さぁ、レインボー・ドラゴンよ!次元の壁を突き破れ!!」
レインボー・ドラゴンについているルビー、アメジスト、エメラルド、サファイア、トバーズ、コバルト、アンバーの宝石が輝く。
それと同時にオレのデュエルディスクに宿っていたカスが動く。
『海馬!未来を掴め!!』
「ふん……ドォロォオオオオオ!」
レインボー・ドラゴンが放った輝きで空間が歪んだ。
オレはその歪んだ空間に手を突っ込んで引っ張り出した……
「フフフ……ハハハ……ハーッハッハッハ!カスよ」
『ああ……アビドスにキヴォトスの外の世界の電波が入ったぜ!』
アビドスにキヴォトスの外の世界の電波が入った……直ぐにその電波の解析に移る。
発信源やこちら側から送信が可能なのかの確認、そして外の世界の情勢。こちらの世界の住人では手に入れる事が困難な物を手に入れた。
『そんな……キヴォトスの外の世界の道を自力で切り開くなんて』