超越者の英雄譚   作:超チート帝国皇帝陛下

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ミスがあるかもですが、暖かく見守ってくれると幸いです


プロローグ

???世界

 

 

黄金

「カールよ、卿が私と刹那だけで話し合いたいとは珍しいな。何かの企みか、それとも単なる暇潰しかね?」

 

 

黄金の名を持つ男、ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒは友こと、カール・クラフト・メルクリウスに問いただした

 

 

刹那

「後者はないと思うぞ、ラインハルト。何しろ今日はコイツが唯一マリィに会える時だ、それを自ら潰してまで俺らだけで話し合いたいとか言うんだ、少なくとも聞く価値はあるだろ」

 

 

 

刹那と呼ばれし男、藤井蓮はラインハルトにそう言った

 

 

刹那

「それで、さっさと要件を言ってくれないか、メルクリウス。俺としては極力お前と関わりたくないんだ」

 

 

水銀

「そうだな、今回ばかりは私も真面目な話をするために呼んだのだ。先に言っておくが、質問などは全て聞き終えてからにしておくれよ」

 

 

そして、カール・クラフト…水銀の蛇は、話の内容を説明した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那

「メルクリウス…いくらなんでもそんな話をどう信じろと?」

 

 

黄金

「もしそれが本当だとして、話を聞く限り卿がそれを黙って受け入れるとは思えないが…それが話した事と関係があるのか」

 

 

黄金は水銀に問い質す。黄金はまた回りくどく説明されると思ったが、意外な事に水銀は率直な説明をした

 

 

水銀

「簡単な事だよ、何度も回帰してやり直し、その中では獣殿達に説明して打開策がないか考えた……だが無意味だった。ハッキリ言えるのは、アレはどう足掻こうとも決まった結末であり、同時に我等では覆すことの出来ない運命なのだよ」

 

 

水銀の答えに、2人は黙るしか無かった。覇道神3人が協力しても覆せない、そんな事をどう信じろと思いたかった

 

 

だが、水銀は回りくどく、確信的に言う事が基本無く、過去の事を振り返っても嘘をついたことは無かった

 

 

故に、彼が言ってる事が事実だと言うことを、いやでも受け入れるしか無かった

 

 

刹那

「それで、その事を俺らに話してどうするだ。協力しても無理だったなら、何故俺達に話した?」

 

 

刹那は疑問に思った。諦めの悪い水銀が、無意味に話したとは思えないからだ

 

 

刹那

「"マリィを消しに来るやつが来る" お前がそれを素直に受け入れるとは思えない、何か策でもあるんだろ?」

 

 

刹那は水銀がマリィ…第5神座の覇道神にして、黄昏の女神の事を溺愛している

 

 

ならばこそ、こいつにはきっとそれを覆す何かがある。そう思った

 

 

だが、水銀が答えた内容に刹那はおろか、黄金でさえ驚きを隠せないでいた

 

 

黄金

「頭でも狂ったのか、カールよ。私は今回ばかりは卿の言ってる事が理解出来ないぞ」

 

 

刹那

「メルクリウス…言っていいことと悪い事の区別ならついてるはずだ。お前…自分が何を言ったのか、もう一度言ってみろ」

 

 

水銀

「言葉通りだよ、獣殿、息子よ。私達と愛しの女神の力を注いだ、言わば刹那、お前と同じ存在を我等と女神の4人で生み出し、その者にアレを倒してもらうのだよ」

 

 

そう言い終えた瞬間、刹那と黄金は '形成'を発動し、水銀の魂と心臓に刃を当てる

 

 

刹那

「メルクリウス…形や経緯はどうであれ、お前はマリィを愛してるのを知っている…だからこそ言うぞ、どうして"マリィが消える"事を受け入れているんだ!」

 

 

刹那は水銀から産み出されたから存在。故にわかるのだ、このやり方では時間がかかり、どう足掻こうとマリィは助からないと

 

 

黄金

「カールよ、私も刹那に同意だ…私が認めた最強の果てにできたこの世界を、女神を見捨てるのは、いくら卿でも許さぬぞ」

 

 

黄金は嘗て全力の闘いで刹那に負けた、その後に出来たこの世界を生み出した女神の強さを知った

 

 

故に、黄金も水銀に対して表には出てないが、怒りがこもっていた

 

 

黄昏

「2人ともやめて、カリオストロも私抜きで話さないでほしい」

 

 

3人の前に現れた黄昏の女神…マルグリット・ボア・ジュスティスが、話に参加した

 

 

黄昏

「カリオストロ、こうなる事をわかってたから、私を抜きにして話を進めようとしたんでしょ。ラインハルトは兎も角、蓮は物分り悪いから私も同意の上だって事を話さないと」

 

 

黄昏の衝撃発現に驚く黄金と刹那、しかしそれを無視して水銀は黄昏に告げる

 

 

水銀

「マルグリット、これは私のケジメなのだよ。君を救えない、消える事を受け入れている。どうやっても君を救う事が出来ない私の弱さを、私はその事を2人に伝える義務があり、2人の怒りを受け止める責任がある」

 

 

黄金は向けていた聖槍を、気が付けば引っ込めていた。当然だ、誰よりも女神を愛し、女神に全てを捧げた男が、女神を救えず、消える事をすんなり受け入れる筈がないのだ

 

 

そしてそれは刹那も同様であった。水銀のストーカーが可愛く見えるほどの執着を持つ男が、救うことを諦めるしか無かった。その事に1番怒りを立てたのは、水銀のハズなのだから

 

 

刹那

「マリィ、1つだけ聞かせてくれ。本当に同意してるんだな?」

 

 

黄昏

「ええ、でなきゃ、カリオストロを最初から止めているでしょ?」

 

 

それを聞いた刹那は黄昏の瞳を見た、全てを受け入れる覚悟をした瞳を、その眼差しを

 

 

刹那

「…メルクリウス、お前の策に俺は乗ろう。だが、"産み出した(作った)"後はどうする。お前の言うことが本当なら、アレを倒せる力をつける前に世界が終わるぞ」

 

 

水銀

「その点は問題ない、何度も回帰してる時に、特殊な世界を見つけたのだ。そしてそこは唯一【座】の影響を受けない。故にその世界は、1度足りとも塗りつぶされていない」

 

 

「加えて、どうやら今から18年後にとある学校のクラスが別世界に召喚されるらしい。産み出すのに1年かけ、その召喚させるクラスに違和感なく入れさせ、別世界に向かわせる。そうすれば、いくらアレでも見つけ出すのには時間がかかろう」

 

 

水銀の説明を聞く3人、そこで黄金は疑問に思った事を聞く

 

 

黄金

「大方理解した、しかしカールよ。倒してもらうのであれば、永劫破壊は使えるように産み出すのだろう?だが、いくら我等が組んで産み出す存在とはいえ、同じ力を持つ者が居ないのであれば詰みなのではないか?」

 

 

黄金は永劫破壊を使う者として聞いた。当然だ、神の秘術を見本や参考すべき相手がいない中で、独学で学ぶ事は不可能

 

 

事実、聖槍以外の全てに適正がある刹那でさえ、黒円卓との闘いながら永劫破壊を知り、練度を高め、流出位階に到達した

 

 

しかし、水銀から帰ってきたのは突拍子もない答えだった

 

 

水銀

「その通りだよ獣殿、そしてここからがもう1つの本題だ。私は転移される世界の座標を知っている。そこに刹那と獣殿、2人にはその世界で産み出し者の成長の為の敵となって欲しい」

 

 

その言葉を聞いて驚く2人、しかしそんな驚きを無視して黄昏も2人に伝える

 

 

黄昏

「これは私とカリオストロで前に話し決めた事なの。2人なら、きっと大きな壁となって、成長の糧となるって」

 

 

「それに、ラインハルトや蓮なら、黒円卓の皆を納得させられるでしょ?」

 

 

それを言われては何も言い返せなかった、だから刹那は最後に水銀に問い質す

 

 

刹那

「メルクリウス、何故お前は残るんだ」

 

 

その問いに、水銀はすぐに答えた

 

 

水銀

「理由は2つ、1つはアレに君らの存在を勘付かせないため。1つは女神を護る者が全員欠けてはいけないだろう?」

 

 

その言葉を聞いた刹那と黄金は理解した。女神を愛した男は、ここで女神諸共朽ち果てるのだと

 

 

新たなる希望を、"無限"と"修羅"に託して

 

 

水銀

「さて、話はここまでにして始めようか」

 

 

???

「その事だが、俺も参加させて貰おう、この世界の神よ」

 

 

突如、謎の男が水銀達の前に現れる。その男は軍服に1つの刀と背中の6つの刀、計7本の刀を持つ、黄金とは違う圧倒的なオーラを持つものだった

 

 

黄金

「ふむ、卿は何者だ?見た所、人のようだが」

 

 

???

「クリストファー・ヴァルゼライド、そこにいる女神によってここに呼び出されていたが、何時まで経っても呼ばれないから勝手に話に入らせてもらった」

 

 

軍服の男、クリストファー・ヴァルゼライドと名乗る男は、黄昏に呼び出さたと説明する

 

 

黄昏

「ごめんなさい、思いのほか呼ぶタイミングがわからなかったの」

 

 

ヴァルゼライド

「いや、問題あるまい。話は貴様が参加してからだが把握はしている、勝たねばなるまい悪がいるのだろう?」

 

 

刹那

「マリィ、なんでここに人を呼んだんだ、しかも話も聞かれているし」

 

 

刹那はため息をつきながら黄昏に聞いた

 

 

黄昏

「事情を話したら協力してくれるって言ってくれたから。それに、私初めてみたもん、こんなに魂の格が高くて輝いている人は」

 

 

それを聞いた3人は瞬時にヴァルゼライドをみた、そしてそれは黄昏が見た通り、黄金は愚か水銀でさえ驚く程の魂の格と輝きを放っていた

 

 

ヴァルゼライド

「なんでも聞けば、貴方のやりたい事の為には、元となる魂がいるのだろう?だったら俺のを使え、悪に勝つ為ならば、遠慮なくくれてやる」

 

 

ヴァルゼライドは覇道神達にそう言い放った。そしてそれを聞いた水銀は希望に満ちていた目をしていた

 

 

水銀

「ヴァルゼライド殿、確か貴殿には"星辰光"という我らのとは違う力を持つと聞くが、それについての説明をしていただきたい。何しろ相手が相手だ可能ならば私の持つ全てでその力に近い何かを永劫破壊と共に持たせたい」

 

 

それを聞いたヴァルゼライドは素直に了承し、詳しく説明した

 

 

水銀

「クリストファー・ヴァルゼライド殿、ここにいる神の代表者という訳では無いが、計画の主犯として感謝する」

 

 

ヴァルゼライド

「構わん、ただし忘れるな、敗北は許されない、やるからには、必ず勝利して見せろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、南雲ハジメがトータスにいる神を打ち倒し、故郷へ帰るとは違うもう1つのお話

 

英雄や覇道神に憧れ、自身の信念を貫き、神の想いを受け継いだ

 

"やがて世界を救い英雄となる、1人の少年の物語"

 

 

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