ザア──ザアア──
冷たい雨が、SRT敷地内のコンクリートを黒く染めていた。
閉鎖が決まった校舎は、死んだように静まり返っている。
「…」
その屋上で、当時の『CROW小隊』小隊長である烏丸クロエはフェンスに背を預けて雨空を見上げていた。
コツ、コツ、コツ。
「…」
規律正しい足音が近づいてくる。
しかし、クロエは振り返らなかった。
その足音の主が誰なのか、空気の揺らぎだけで分かっていたからだ。
「…こんな所にいたのか、烏丸小隊長」
現れたのは、当時の『FOX小隊』小隊長の
SRTにおける最強の矛であり、クロエとは任務の性質こそ違えど、共に『SRTの正義』を背負ってきた戦友であった。
「七度小隊長、濡れますよ」
「構わない。すぐに済む話だ」
ユキノはクロエの隣に並び、同じ雨空を見上げる。
しばらくの沈黙。
ザアア…
雨音だけが二人を包む。
「…貴官にひとつ、提案がある」
ユキノが静かに口火を切る。
「…学園の閉鎖を撤回させるため、我々FOX小隊は決起を決めた。そのために、貴官の…いや、『CROW小隊』の力が欲しい」
「…!?」
「我々の行う各室長の『説得』、通信網の『見直し』、そして……CROWの『破壊工作』があれば、計画の成功率は飛躍的に上がる見通しだ」
それは、事実上のクーデターへの勧誘だった。
「それと、防衛室とは既に話し合いが済んでいる」
失われたSRTの存続をかけた、エリートたちの決起。
後のRABBIT小隊のような青臭い抵抗ではなく、築かれた軍事力による実力行使。
「………」
クロエは、しばらく答えに詰まり、迷うように腰から提げていたボルトクリッパーをゆっくりと撫でる。
「ァ゛……ゲホっ…」
「大丈夫か?」
当時の彼女は過酷な環境下での任務により、喉を痛めていた。
掠れた声が、雨音に溶けるように紡がれる。
「……ほんきですか、ユキノ」
役職で呼ぶことも忘れた彼女の声は、明らかに震えていた。
「本気だ、我々はSRT。会長がいない今、誰かがこの『正義』を守らなければならない」
ユキノの瞳には、迷いではなく狂気にも似た使命感が宿っていた。
「それは…『FOX』の総意ですか?」
「そうだ」
「それは…『SRT特殊学園』の総意ですか?」
「……貴官の回答次第だ」
「…」
正義への妄執。
正義という栄光の中で肥大化し、学園の解体という事故により顕になった『歪み』───
「貴官なら分かるはずだ。泥にまみれ、硝煙に潜み、冷徹に任務を遂行してきた君なら…」
「このまま…我々の正義が損なわれるなど、耐えられないはずだ」
ユキノが手を差し出す。
かつて何度も背中を預け合い、最前線と最後衛で視線を交わした、友人の手。
クロエはその手を見つめ、そして───
小さく首を横に振った。
目の前のクロエとは違う、別の何かを睨んでいたユキノの目が大きく見開かれる。
「断る……と?」
「…えェ」
クロエは掠れた声で、しかしはっきりと告げた。
「ユキノ。貴女はSRTという箱に囚われすぎている…主がいなくなった家を、武力で取り戻して何になるんです」
「それは『正義』じゃない。ただの駄々っ子の癇癪です」
「クロエッ!!」
ユキノの声が荒らぐ、雨の中で彼女の肩が震えていた。
「君には、誇りがないのか?!我々は特別な訓練を受けた精鋭だぞ!なのに…大人しく武装解除され、誰とも知れない愚か者に道具として使われろと言うの?!」
「そんな無様な…!君も、私も、その為にSRTに来たわけでは──」
「…無様でいいんですよ」
「!!」
クロエはユキノの激情を、冷たい雨のような瞳で受け流す。
互いの瞳が、赤い色を写し合う。
そして彼女は、自らに刃物を突きつけるような覚悟を込めて告げた。
「私はずっと言ってきたでしょう、私達は『道具』ではなく、自らの意思で牙を剥く『猟犬』であると」
クロエは自身の首の包帯に触れた。
そこには、見えない首輪の感触がある。
「『掲げてきた』正義を信じて首輪に繋がれ飢えるか…あるいは、新しい主を見定めて、その人の正義を信じ『新たに掲げる』か」
「私は後者を選びます」
クロエはユキノの方へ向き直り、決定的な訣別の言葉を口にする。
「私は、社会を敵に回して、最後には
「…………ッ!」
「矢面に立たされる立場も大変でしょうね。ですが、これが私の選択です」
ユキノが息を呑む。
その言葉は、FOX小隊が選ぼうとしている道が
それと同時に、クロエ自身も先の見えない暗闇へ踏み出さんとしている事実も、残酷なまでに正直に伝えていた。
それぞれの瞳に、暗がりの奥へ進む後ろ姿が映る。
「…そうか」
「CROWのメンバーは全員連れていきます。小隊長として、部下を守る責任がある」
「…」
ユキノが差し出していた手をゆっくりと下ろした。
その顔からは友人としての情が消え、冷徹な兵士の仮面が戻っていた。
「…残念だクロエ。次に会うときは」
「やめましょう、別れの挨拶はお互いの無事を祈るものですよ」
「そうか、良い明日を」
「えぇ、良い今日を」
カツ。カツ。カツ。
ユキノは踵を返し、雨の彼方へと歩き出した。
一度も振り返ることなく、狐は闇へと消えていった。
「ハァ…ゲホッ!ゲホッ……!」
残されたクロエは空を見上げ、深く息を吸った。
マスクの隙間から湿った空気が入り込む。喉が痛み、吐くように咳をした。
「…本当に不器用なんですから」
(本当は今すぐにでもサンクトゥムタワーを爆破してやりたいくらいなんですよ…ですが、私は私の果たすべき責任がある…)
彼女は自身の腕についていた『CROW小隊』の部隊章を外し、雨に濡れたコンクリートの上に放り投げた。
「さようなら、ユキノ…そしてSRT」
こうして、「
彼女は羽を畳み、猟犬としての新しい首輪を求め、ヴァルキューレへの転属届を提出した。
いつかその、強すぎる牙を受け止め、正しく導いてくれる「誰か」が現れることを心の何処かで期待しながら。
しかしそれは、儚い夢であり、その現実もまた、ただの悪夢であった。
「むがっ?!」
目を覚ますと、薄暗い天井が見えた。
「…………寝てましたか」
身を起こすと、ばさりと上に掛かっていた黒いスーツの上着が床に落ち────
「っと!」
──る寸前で手が間に合った。
「ハァ…あの人もよく分かりませんね」
起き上がると同時にばさりとスーツを払ったクロエは、局長の椅子にそれを投げつけた。
そして、自らのデスクの引き出しを引く。
「…こんなものをいつまでも持っているから、でしょうか」
そこには、あの時捨てきれなかった『CROW小隊の腕章』が丁寧に納められていた。
「…夢見が悪い、今日は誰かに良いものを奢ってもらうしかないですね」
そう呟いた直後。
クロエのスマホがけたたましい音を立てて鳴り響く。
「はいこちら烏丸」
『クロエ!出動だ!もうすぐ学校前に車が着くから降りてこい!』
着信に出ると、着信音よりも大きなサザナの声が彼女の耳から耳をつんざいた。
「お、おぉ…?急ですね、了解。今すぐ向かいます」
『なんだ?今日はやけに素直だな』
「気のせいでしょう、上着持っていきますか?」
『頼───』
サザナが言い切るよりも早く、クロエは通話を切った。
そして、まるで飄風でも吹いたかのようにオフィスの書類が巻き上がる。
バタン。タタタ…
扉が閉まり、誰かが駆け出す音がした。
「いいですか先生。動物と爆弾には共通点があるんですよ」
現場へと急ぐ公安局の輸送車の中で、クロエは膝の上のサブマシンガンを愛おしそうに撫でながら語った。
「どちらも、扱いを間違えれば噛み付く。そして何より心が読めないところが可愛らしい」
目的地はD.U.自治区外縁部にある、公営の『第3動物保護センター』
普段は捨てられた犬や猫の鳴き声が響く平和な場所だが、到着したそこは、普段とは違う喧騒に包まれていた。
『線を越えないでくださいー!』
ヴァルキューレ警察学校の非常線が敷かれ、スピーカーから退避勧告が怒鳴り続けられている。
「降りるぞ、お喋りはそこまでにしておけ」
「今更ですが局長、どうして今回も先生が?」
彼女の視線の先には、サザナの隣に座る先生の姿があった。
いつも通りにこにこと笑顔を浮かべている…訳でもなくちょっと冷や汗をかいていた。
”あはは…”
「たまたま通り道にいたから拾ってきた。居た方が楽になりそうだからな」
「あなた人権あるのですか?」
”なにかの助けになるなら好きなだけ使ってもらえると”
サザナの言葉にはなんの偽りもなく、先生は本当にたまたま通りかかっただけなのだ。
「えぇ…?」
先生の言葉に、クロエはドン引きしていた。
その隣では、後輩ふたりが何かを呟いていた。
「普段私らパシってるくせになんでドン引いてるんすかね」
「それら全部を私に押し付けるモナカちゃんがそれ言うんだ、ぶっ殺していい?」
「ほら行くぞ」
そんな彼女らの様子などいざ知らず、サザナがドアを乱雑に開ける。
ザワザワ…
センターの前庭には、怯えた表情の職員たちと檻に入っていたりリードに繋がれたりした動物たちが避難していた。
しかし、まだ建物内には取り残された動物たちがいるらしい。
サザナが先着していた生活安全局の生徒に詰め寄った。
「刑事局だ、状況は」
「し、潮凪局長!正面玄関のモニターを見てください!」
エントランスの巨大なモニターには、ノイズ混じりの映像で不気味な『猫の仮面』を被った犯人が映し出されていた。
『──諸君、正義の執行者よ。この施設は善を放棄した愚者の檻だ』
『建物の主要な柱と、5つの特殊ケージの下にC4爆弾を設置した。起爆時刻は午後3時ちょうど』
『解除コードは1つだけ。ただし、間違ったコードを入力すれば即ドカーンだニャ』
「ニャ?」
『処理しようとしても無駄ニャ!間違ったコードを切っても当然ドカン!』
『全ての動物を見捨てて逃げるか、共に犠牲になるか…好きな方を選ぶといいニャー!』
現在時刻は午後2時30分。残り時間は30分しかない。
「あーらら、古典的で素敵ですねぇ。語尾以外は100点です」
クロエが双眼鏡で建物を見る。窓ガラス越しに、赤く点滅する爆弾のランプが見えた。
「クロエ、解体は可能か?」
「実物を見ないと分かりませんねぇ。イキハ、モナカ、道を開けさせてください。すぐ行きますよ」
刑事局が動き出す。
モナカが巨大なシールドで先頭に立ち、ドアから侵入。
イキハが周囲を警戒し、最後にクロエとサザナ、そして先生が入る。
「…築数十年と聞いていましたが、意外と綺麗ですねぇ?」
施設の中は、丁寧に手入れと清掃がされており、老朽化が懸念されているようには見えないほどに綺麗だった。
「ここだ」
奥の飼育スペースまで進むと、そこは地獄のような空間が広がっていた。
「うっ…臭…」
「局長、動物嫌いですもんね」
珍しくサザナが鼻と口を手で覆っていた。その表情は優れない。
「こういう施設って、もっと汚いもんだと思ってたっす」
”こら、そういうのは口に出しちゃダメだよ”
「すんません」
通路に設置された複数のケージ。
その底部に粘土状の爆薬がへばりつき、蜘蛛の巣のように張り巡らされたワイヤーが、全ての爆弾を一括制御する中央ユニットへと伸びている。
そして、そのケージの中には───まだ小さな子犬たちが震えていた。
”まだこんなに動物が…”
「うわ…ほかのケージにも感圧式の爆弾が…はぁ?!」
ケージの下に仕掛けられた爆弾を見たイキハが怒りを顕にし声を上げる。
「これ、動物を逃がそうとして持ち上げたらスイッチが外れて爆発する仕組みじゃん!!」
「マジっすか。最悪な趣味してるっすね」
表情の薄いモナカでさえ、はっきりと不快感を露わにする。
「盾になろうにも、この数じゃ無理っすよ…」
残り時間は20分。
命を人質に取った、悪趣味極まりない時限爆弾の城。
それが今回の舞台だ。
「電源を遮断するのはどうだ?」
「絶対ダメです!飼育のための機械は止めちゃダメです!!」
「そういうものか」
「ふーん…」
クロエは、怯えて吠える子犬のケージの前しゃがみ込んだ。
ケージ内の子犬はプルプルと不安げに震え、ぴすぴすと鼻を鳴らし続けていた。
隣から先生が覗き込み、優しく声をかける。
”よしよーし、いい子だね”
「動いちゃダメですよ?爆ぜちゃいますからね」
クロエも優しい声を出すが、その声色とは裏腹に彼女の目は冷たく爆弾の回路を解析している。
「ふーん…中央ユニットで制御されていますがそれぞれのケージが独立したトラップにもなっている。厄介ですね、中央を切れば予備電源が作動してドカン。ケージのワイヤーを切れば、電圧が変わってドカン」
”この間の社長室と同じ手口だ…”
「最近の爆弾魔は本当に厄介になってきたな」
サザナが舌打ちし、端末を取り出したイキハに身を寄せる。
「犯人の要求は何だ?身代金か?」
「いや、犯行声明通りなら『施設の放棄』が目的みたいですね」
”放棄?”
「この施設、最近予算の横領疑惑が出てたんですよ」
イキハが端末で調べた情報を読み上げる。
「横領していたのはセンター長。保護費を削って自分は豪遊してたらしいですね…ま、決定的な証拠はまだないので捕まってないんですけど!」
「詳しいな」
「私が保護した猫ちゃん達もいるので…何かあれば徹底的に洗ってやるつもりでした。似たような考えの人がいたんじゃないですかね」
「ハッ、逮捕に踏み込めない我々に変わって悪を裁くつもりか。義賊気取りめ」
「ふむ……義賊、ですか」
クロエは、起爆装置の配線を凝視していた。
そして、口元を歪ませそっと工具を取り出した。
「そう仮定すると、犯人像も見えてきますね。ちょっと借りますよ」
「あっ」
彼女はイキハから端末を取り上げると、モニターに流れていた犯人の動画を再び再生する。
『起爆時刻は午後3時ちょうど…』
「この人、施設を爆破すると言いながら爆破時間を『午後3時』に設定しているんですよねぇ」
「それがどうかしたか?」
クロエは立ち上がり、壁に貼られた作業工程表にハサミを向ける。
指された場所には『PM2:00〜2:30 おやつタイム』『PM3:00 担当引き継ぎ』と記されていた。
「午後3時は職員の交代時間。そして動物たちの『おやつの時間』の直後です。つまり…動物たちが満足して大人しくなっている時間帯を選んでいる」
「さらに」
クロエはケージの底板の隙間から、感圧スイッチを覗き込む。
「この感圧スイッチ、感度設定が異常に
サザナは眉を顰める。
「随分杜撰な…いや、わざとか」
「ええ。つまり犯人は
クロエはニヤリと笑った。
「この爆弾を設置した奴は、爆弾魔失格の甘ちゃんです。動物が好きすぎて、巻き込みたくないという未練が配線に滲み出ている」
”それは良いことなのでは…?”
「…大義はあれど、社会通念に反してしまえばそれは悪ですよ」
「あれ」
唐突に、イキハが鼻をひくつかせた。
ふらふらと歩き回った後、壁にかけられたタオルに顔を寄せる。
”どうしたの?”
「…さっきから気になってたんですけど、この部屋全体に、こないだの柔軟剤と同じ臭いがするんです」
「あの安物か?」
”よく分かるね?”
「私には獣臭しかしなかったが…なるほどな…」
イキハの話を聞いたサザナは、来た時と同じように口元を手で押さえていた。
その顔がみるみる青く染まってゆく。
「何か分かりましたか局長?」
「あぁ…すまん、意識したらちょっと吐きそうで」
「局長?!トイレ…いや外に!!」
「…ふむ?」
クロエの中でパズルが組み上がる。
爆発のプロではなく、かといって素人でもない。
内部構造に詳しく、動物への配慮があり、かつこの時間帯のスケジュールを知り尽くしている人物。
「モニターの映像はいつも通り録画でしたね。なら…犯人はよっぽど施設に詳しい人でしょう」
クロエは立ち上がり、先生に向かってハサミを突きつけるように指を向けた。
”内部犯、かな?”
「はい、それも上の人間じゃない。現場で、薄給で働かされている、この子たちに誰よりも情を持った人間」
クロエはハサミをジャキジャキと鳴らしながら、中央ユニットの配線の束──赤、青、そして黄色の中で、一本の細い「黒いワイヤー」を探り当てた。
「この爆弾、時限式に見せかけてリモコンの受信部分が生きています。犯人は近くでカメラ越しに私たちを見て、ギリギリで起爆を止めるつもりなのでしょう『ほら見ろ、正義の味方では止められない。腐敗を裁くのは私だ!』と知らしめるために」
”それはちょっと飛躍しすぎなような…?”
「でも、もし手元が狂うか、相手が狂人だったら…?」
「その時は先生と動物達が消し炭ですね」
”私も?!”
「ハハハハ!いざとなったら付き合ってあげますよ!」
不謹慎にもクロエは笑い飛ばすが、事態は一刻を争う。
どのみち起爆する前に犯人を確保し、安全に解除コードを聞き出すか、クロエが上手く解体しなければならない。
「さてモナカ、出番ですよ。この施設の監視カメラにアクセスして繋がれている端末を全て割り出してください」
「了解」
「先生とイキハは外に出て職員の方に聞き取りを」
”何を聞けばいいかな?”
「そうですね…単純に『仕事熱心で、動物に対する思いやりが強い職員』とか…ですかね」
「らじゃーです!!」
指示を受けた三人がその場を離れてゆく。
「さて」
それを見送ったクロエは、虚空にハサミを向ける。
彼女の赤い瞳は、天井の監視カメラに向けられていた。
「今もあなたは私の爆弾解体を見ているんでしょう」
一通りケージや柱を見て周り、最後に中央コンソール前で足を止める。
「なら、ファンサービスをしないといけませんね」
物憂げな目でコンソールの塗装をハサミで削っていると、彼女のスマホが鳴った。
「モナカ、どうでしたか?」
『クロエさん、接続ログ繋いだっす。今繋がっているのは…施設内部数箇所と…外庭に1つ、これは…スマホ?』
「先生とイキハに共有してください。私がその人を刺激するので監視しするようにと」
『ウッス』
「それと───」
ピピピピッ!!
コンソールが音を立てる。
表示されている時間は、残り10分────
『…そんなん勝手にやっていいんすか』
「いずれ入る調査を先にやってあげるだけですよ」
『了解っす、まかしてください』
「さて…」
通話を切ったクロエは、監視カメラに向かって手を振り…
「あなたの本質、切り開かせてもらいますよ」
妖しい笑みを浮かべた。
クロエは今のFOXを見て何を思うのか。
つづく!
どの話が見たい?
-
クロエ
-
サザナ
-
イキハ
-
モナカ
-
ミラ(鑑識課)
-
レイン(交通安全局長)
-
まだ見ぬオリキャラ
-
既存生徒との関わり