短編   作:しきょーかい

10 / 10
GWだ!

11層畜生
13層恥
15層模倣

親方ホンルソロしてたら地獄の乱入祭りでした

レッドの水着コーデエッチすぎる…なんだその脚…(色欲大罪)
あ、あとケルシー手に入れました、コーデは???


嘆きに耳を貸せ、囁き狂わせて

 

嗚咽。

自分から発されているものに、ひどい嫌悪感を覚える。

何様のつもりだ、自分の責任だろうと、誰か(自分)が叫ぶ。

 

罪悪感。

常に誰かに見られている気がする。

常に誰かに責められている気がする。

あらゆるものの視線が、自分を貫く気がしてならない。

 

「く……ぅ…。」

 

思い出す。

皆が笑いあう中、静かに微笑むケルシー。

最高の未来を共に語ったテレジア。

健気にも、書類運びを手伝ってくれたアーミヤ。

 

あの頃の自分に、今の姿を見せたらどう思うだろう。

きっと軽蔑するだろう。いや、それ以前に、理解すらされないかもしれない。

 

これは正しいのか、と。

これでいいのか、と。

答えは出ない。出るはずがない。

自分が決めるのか?なぜ自分が?他に誰か…いないのか?そう思わずにはいられない。

 

扉が開く。

暗い部屋に、廊下の明かりが差し込んだと思うと、何かによって遮られる。

 

この問いに、悩みに、君なら答えてくれるか?リアン。

 

「……質問の意図が見えないな、今も昔も、俺は先を見れはしないというのに。」

 

ここの生活はどうだ。

過剰も不足もない。

肥えた者は唾棄し、飢えた者はこぞって寄ってくるだろう。

しかし、私はそれが恐ろしい。

 

余れば、不足しているものに与えられる。溢れた場には、求める集団が変化を持ち合わせてくる。

足りないのなら、得るために何を為せばいいか分かる。夢へと邁進するのは、心地がいい。

今の私はそのどちらでもない。分からない。分からないんだ。

私はどこにいる?進んでいるのか?止まっているのか?それとも戻っているのか?

 

そもそも、私が進むべき道は何なんだ?

私が悩んでいるものは、本当に私の道なのか?

 

「ふむ。残念だがドクター、その問いに俺は答えられないだろう。」

 

だろうな。

元より、期待して問うたわけではない。

簡単に決められるのなら…苦しむこともなかっただろうに。

 

ウィーン…。扉が閉まる。

ぱちりと音がしたと思うと、電気がついた。

一人の男が、部屋の中に入ってきている。

 

「だが、助言はできる。

 目を背けろ。賢い者ほど悩みを直視し、自らを追い込むからな。

 言い聞かせろ、『それはそれで、これはこれ』必ずしも向き合う必要はない。

 お前だけが見つめ続けるのは不公平だ、誰かがお前の代わりに見てくれるだろう。」

 

…それで、もし誰も見なかったら?

私の事など眼中にない者たちが、あれを見なければ……

全てが水泡へと帰して、最期の瞬間に追いつくであろう自責に、どうた耐えるんだ?

 

「すべてが消えるというのなら。ドクター、お前は自責するまでもなく消え去るだろうに。

 自らを責めるのは簡単だが……いや、やめておこう。代わりに忠告だ。」

 

ため息をつくその様も、どこか美しく。

なんだ?と聞き返せていた気がしなかった。

 

「俺は前に立ち塞がる全ての()を、取り除く力を与えられた。

 故に……故にだ、俺は家族を切り捨てざるを得ない。道を開いたうえでなお、停滞しなければならない

 お前がそうならないよう、この言葉を贈ろうか

 『堕ちるべき道を堕ちきって、自らの本質を見出し、自分を救え。』

 最後まで理解できなかった()にあるのは、虚しい後悔だけだと知っている。」

 

沈黙。

言葉が出なかった。

脈絡?そんなものは自分がとうに捨て去っている。

繋がらないものを無理やりつなぎ合わせるまでもなく、空いた場所を埋めるように嵌る。

ああ、離れていく。届かない。

 

「俺はもう、行くとしよう。…………どうした?」

 

慌ててグラスを二つ取り出す。煙草を一箱。

ケルシーから取り上げられてはいるが、Aceたちから貰ったものは残されていた。

ストレス発散用の、度数の低いビールを冷蔵庫から取り出す。

 

すまないが、もう少し付き合ってくれ。

君の言う逃避を試したい。煙草は……

 

ここまで言って気付いた。

彼がどんな酒を好むのか、まず酒を嗜むのか。

どんな銘柄の煙草を好み、まず煙草を嗜むのか。

自分は何も知らない。

 

「……貰おうか。」

 

いいのか?

 

優しい返答に聞き返す。

自分の要望に応えるために、無理をする必要はない。

 

「今日だけだ。」

 

ありがとう。

決断の日は近づいている。

私は、何を守り、何を切り捨てるのか選択できる。出来てしまう。

近くの幸せ、遠くの消滅。近くの絶望、遠くの延命。

 

リアン。君は、私がすべてを捨てて逃げ出すとしたら、協力してくれるかい?

 

ふと、漏れた言葉。

確かに本心だった。誤魔化すつもりもなかった。

 

「……(アスカロン)たちの成長、見届けられたのなら、考えておこう。」

 

そうか。

あぁ、そうだな。

 

ビールの缶を開け、中の液体を流し込む。

冷えた液体は殻を芯から凍てつかせ、炭酸は口の中を、喉を刺激する。

涙が出てきた。

 

たとえその言葉が噓だとしても。

私が動けば叶わないものだとしても。

確かに彼は私を一瞬、苦しみから解放してくれるのだから。

 

「 ド ク タ ー 、 最 後 の 忠 告 だ 」

 

滲んだ視界に、仮面をつけた男の顔が迫る。

ゆっくりと歪む視界。全てが遅く見える。

その白い仮面に手を伸ばして。

 

「 過 去 も 痛 み も 、 留 ま る こ と を 選 ん だ 者 に 必 ず 追 い つ く 」

 

「 逃 げ ら れ は し な い 、 誰 で あ ろ う と 、 絶 対 に 」

 

「 だ か ら 、 備 え て お け 」

 

瞼が落ちていく瞬間、確かに見えたもの。

にたりと、口が弧を描く。

笑顔。

老若男女問わず、魅了する笑顔。それはまさに……

 

天使(悪魔)そのものだった。

 





ヘアクーポンは手に入れました
ロージャのやつも手に入れました
今回クッソ大当たりです、前回の爆死が夢みたいだぁ……

そして乱入で一句
ざけんなや
回避ができん
Furioso
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