短編   作:しきょーかい

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なんか!新人格!!二人!!!
レンクレアとホエグレだった…俺の狂気ないんだけど

「こらあかん。完全に詰んでもーたわ。
 狂気も底ついてもうたし...ガチャチケもみんなくたばったやろ...。あないSeason表記しとる新人格が現れたんやし、打つ手なんかあらへんわぁ...
単刀直入に言うわ。どうすりゃ俺っちの命だけでも助かるんや?」

「それなら…5万だけ課金しろ、没遮攔がやったように」

次回、爆死しても断ち切れない




カズデル 1092年 ある場所にて

 

「全員無事か?」

 

「はい、部長。全員、無事に揃う事ができました。」

 

「野生動物みたいな生活だというのに、腐りきった協会で働かされるより気が楽ですね。」

 

話し合う子供達の周りには、5人のフィクサーがいたんだ。

詳しく言うなら、もうフィクサーじゃなくてただの浮浪者だろうけど…腰に下げた刀と、その体に刻まれた複数の傷跡、何より身に纏う闘気が、子供達をただの浮浪者と言えなくしていたね。

 

「テンマ、ヴァレンティン。二人が基盤を作らなければ、私も路頭に迷っていただろうな。」

 

「部長に必ず会えると、信じていましたから。」

 

「テンマの言う通りです。その際に他の仲間を見つけられたのは幸運でした。」

 

その住処は氷雪によって隠された裂け目の中。

狭い空間に迷い込んだ動物を狩り、専門の依頼を受けて細々と過ごしていたけれど…ついに外へ出る準備が整った(大仕事を請け負った)みたい。

 

「今回の依頼に目を通したか?」

 

「はい。部長だけでなく、我々の体調が万全な今…依頼に問題はないでしょうが…。」

 

パラリ。

子供が石を削って作られた机にある、2枚の書類を手に取った。

 

『軍事委員会の要人暗殺』

『バベルの統治下での暗殺』

 

そこに書かれていた物の意味は、敵対する2つの組織の依頼を同時に受けたことを表していたんだ。

たとえ仕事を全うしたとしても、この事実を組織のリーダーが知った時、只では済まないでしょうね。

 

「このままでは、依頼を遂行したとしてもスパイと疑われ、処理されるのがオチです。」

 

「…ヴァレンティン、この手紙を読んでくれないか?」

 

少し声を荒げて、訴える子供に対して1枚の手紙を渡した。

彼女も、子供の発言が自分の事を思っての発言だと分かっているからこそ、微笑を浮かべているんだ。

 

「薄汚いネズミ共へ

 今回の依頼はごく単純なものであり、我々が動かず、ネズミたちに栄光を承る権利を与えるのは、偉大なる摂政王の意によ」

 

シパンッ!チンッ

 

読み上げている途中で、手紙に紅い線がいくつも走った。

刀を振るった主である小さな子供が刃を鞘に納めると、手紙はバラバラになってもう読めなくなっちゃった。

 

「…テンマ。」

 

「…ごめん、ヴァレンティン。」

 

「ふふ、まぁそういうことだ。確かにテレシス殿は素晴らしい武人ではあるが、その下につく全ての者がそうだとは限らなかったという、よくある話だな。ただの嫉妬だ、爆弾を送りつけらなくて良かった。」

 

子供たちはこれでも、そこそこ有名になっているんだ。

お金さえ積めば、どんな理由があろうと依頼を遂行し、依頼内容は漏らさない暗殺者。

月の隠れた真夜中に、声が突然聞こえなくなるのは彼女たちの仕業と噂されるくらいね。

そんな彼らがどちらかの勢力に肩入れすれば、ほんの少しでも、天秤は傾くんじゃないかな?

 

「対して、バベルの方だが……私はテレジア殿下と少し話をした。」

 

「!!」

 

「ど、どんな話を…?」

 

「彼女の理想の世界に、源石はない。私達には関係のないことだと思ったさ。」

 

そこで一度切り、二人の子供以外のフィクサーたちも興味を持って近付いてきたのを確認して、口を開いた。

 

「彼女の隣には、黒いコータスの子供がいたんだ。その子の言う理想の世界、何だと思う?」

 

「……。」

 

ごくり。

唾を飲むような音がしたのが分かるほど、辺りは静まり返っていた。

だからこそ全員腰に下げた刀を抜き、すぐに散開したんだ。

 

ドゴォン!!!

 

「チッ、避け———あれ?」

 

「何処まで行っても、死は平等に訪れる。」

 

壁を壊したサルカズの大剣使い。

不意打ちとなる初撃を外し、舌打ちをした彼は途端に呂律が回らなくなったの。

周りから見ていれば、その体が斜めに切り落とされ、ズレ始めているのが分かっただろうね。

崩れ落ちる体の向こうには、沢山のサルカズ傭兵達が待ち構えていたんだ。

 

「臆するな!相手はたったの8に———」

 

「…フンッ。」

 

叫んで、士気を高めようとした呪術師の体が、真っ二つに裂ける。

静かに気合を入れて切り裂いた子供は、気配を断って次の相手へと狙いを定めたの。

 

「遅い。」

 

「このガキッ…。」

 

それ以上の言葉は続かなかったね。

子供が小柄な体と、それを生かした速度で翻弄し、綺麗に首を落としたから。

再び静かになるのに、時間はかからなかったんだ。

定期的に、断末魔にしては短い叫び声が聞こえるだけ。

 

ふふ。

何処だろうと変わらないね。死は、平等に訪れる。

 

 

 

===

 

 

 

「片付きましたね。部長、話の続きを聞きたいのですが。」

 

「どこまで話したか…あぁ、コータスの子の語る理想の世界についてだな。」

 

「……。」

 

私に視線が集中する。

穴でも開くのではないかというほど見つめるテンマを宥め、苦笑しながら言った。

 

「その子は……私達が十分に休める世界。とのことだ。——— 私は、その世界を見たいと思ったんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

『私達はお金を貰って、人を殺している。それが仕事なんだ。そこには善と悪という境界は存在せず、依頼内容に従って、死を届ける。君みたいな子には難しいだろうが…奪うことで、私達は生きているんだ。今の私達は、奪うことでしか、生きていけないんだよ。』

 

正論。

希望的観測を持たず、現実を突きつけ、光を失うかもしれないコータスの少女。

いずれ見るものを、遠ざけて何になるのだろうか。そう思い、全てを正直に告げたというのに…。

その子の目には、絶望じゃなくて、光が宿っていた。

 

『でも!でも…。おねぇちゃんみたいに、傷つくひとが、いるんだったら…。奪わない…傷つかないお仕事をして…みんな、傷がなおるまで、やすめたらいいな…って、おもいます。』

 

子供の語る理想ほど夢があり、現実味がないものはないだろう。

それでも。

 

 

 

 

 

 

 

「…結構、勝率は高い夢じゃないか?いざとなったら、責任は私が取るさ。」

 

「俺達の事を思って行動する部長だからこそ、付いていこうと思ったんですよ。」

 

なんとかなるだろうと、そう思えた。

だからこそ———

 

「バベルの統治下は小さい。しかし、その中にすら軍事委員会の者達は蔓延っている。」

 

仲間たちの顔を見渡し、目を見て、その中に光があるのを確認する。

生きなければならない、未来とは死者に与えられるものではないのだから。

 

「依頼は単純だ。———軍事委員会の者、自分に殺せる力量の者なら、殺せ。」

 

「「「了解。」」」

 

日が暮れ始める中、煙を上げて輝く溶鉱炉を見た。

今日の仕事は煙に塗れることになるだろうが…容易く終わることだろう。

 

 





ンイ"ーとか言ってる場合じゃねぇ!俺はエンフィ派です。
本編の方は詰まってたりする。アクナイ9章から進まねぇぜ!

具体的な理由は石像が飛ぶせいなんですよね、何なんだよアレ
術師なんていれる枠ないよ、エンテレケイアとウルピスフォリアでどうにかなるねん
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