短編   作:しきょーかい

6 / 10
リンバスエイプリルイベ記念
アクナイエイプリルイベ記念

リンバス楽しい
アクナイ楽しい

でもアクナイの方は突撃兵でウルピ倒せなかったので終わりです
堅っ♡ガチガチじゃん♡(即s3で死亡)


未来にて

 

雨が降っていた。葉が水を弾き、弾かれた水滴が更に弾かれ、私達の元へと降り注ぐ。

カチッ、ジジッ、ザー———

ノイズが走り、通信が繋がらない苛立ちが募る。

…詳しくは、私ではなくミョのだが。

 

「チッ。ねぇニコライ、これ繋がんないんだけど!」

「信用されてないってことだろ。ハッ、シラクーザ出身のイキったマフィアじゃあるめぇし。なぁ!?」

「……頭が痛くなってくるな。」

 

シラクーザを出てヴィクトリアを目指したはずだが、今私達がいるのは別の場所だ。

運が良いのか悪いのか、サルカズの傭兵団に誘われ、共に過ごしていたが問題が発生した。

電力代で儲けが消え、更に武器に合った弾丸もない。

ウサギはほとんど使い物にならず、電気のないトナカイは弱い肉壁に、サイは強めの肉壁になった。

それでも戦闘に経験に関してはこちらに分があるため、依頼を受けてどうにか食いつないでいたのだ。

 

「サルカズの摂政王、か。」

「写真見たけど強そうだよね〜。私の勘がビビッ!って来たよ。」

「何よりリウが絡んでいる。しかも南部の1課と2課の部長との繋がりがある相手、真正面から戦いたくはないな。」

「俺も同意だ。いくらサイでも、電気が無くちゃあな。」

 

受けたのは、摂政王の暗殺依頼。

報酬として提示されたのは、源石発電機を複数載せた、小型の移動都市。

移動都市と言うには小さすぎるため、移動留置所と言ったほうが正しい。

それでも過剰発電が可能な居住地が手に入るのなら、賭けに出ても良いだろう。

 

「今回の依頼相手から、電力と弾丸は十分に貰っている。無駄遣いはするな、出し惜しみもだ。」

「「「了解。」」」

「行くぞ。」

 

 

 

===

 

 

 

シィパァァァン!!!

 

この世界を見てきて、気付いたことがあるんだ。

サルカズという種族は悪魔と呼ばれるけど、悪魔と言うには程遠いほど弱いって事。

けれそ、彼だけは例外なんだ。

 

「ギッ」

 

「なっ!?」

 

「こいつ仲間ごと———」

 

放たれた斬撃がウサギ、トナカイ、サイ……そして味方をも切り刻んで即死させるの。

苦痛を与えることが目的ではなく、ただ目の前に立ちふさがった障害を排除するための攻撃。

お陰で、光になって消えていく瞬間にも痛みはなかったでしょうね。

 

ギィン!!

沢山の命を奪った斬撃の勢いは弱まって、ようやく止められる強さになったんだ。

 

「人の上に立つのなら、背後から斬りつけるのは悪手だと思うが?」

 

「仲間ではないのでな。」

 

タタタッ!!!

 

放たれる弾丸は呆気なく装甲に弾かれて、守られていない顔への攻撃はいとも容易く剣で弾かれる。

全てを斬る。一振り一振りが致命的。

いなすことすら至難の業で、今も尚避け続けている彼女の力量あってこそ勝負が続いているんだ。

 

「ふむ……。」

 

名もなきウサギが死に絶えて、トナカイが狂い、サイが見境なく暴れ始めた頃。

目立った傷もなく立っている彼は、目の前に立っている4人に問いかけたの。

 

「惜しいな、その力がこのような場で消える事になろうとは。」

 

「あ"?」

 

真っ赤な目を持つ子供は、銃を捨てて二本の短剣を握る。

声を上げて反応したのはこの子だけだったけれど、トナカイとサイの二人も思うところはあったのか、珍しくヘルメットを被ったんだ。

シュー。空気圧を調整し、白い煙が吐き出される。

 

「一つ提案しよう。我々の下に来い。」

 

「———シッ!」

 

ギィィィン!

 

姿勢を低くして、素早く近づいて喉への一突き。

先程までとは全く違う速度に、普通なら追いつけずに殺されるんだろうけど…。

相手が悪かったね。

 

「グッ!」

 

「惜しい、この言葉に偽りはない。」

 

子供の首を左手で掴み、杖から放たれた光線を斬り裂く。

彼から薄っすらと放たれている、黒いオーラは……間違いなく(シン)そのものだったの。

巨大な槌を振り回し始めた相手に、掴んだ子供を放り投げ、この戦闘で初めて両手で剣を握ったんだ。

そのまま剣が振るわれる瞬間———

 

「マキシム、止まれ。ルドルフ、ミョもだ。」

 

「……チッ!」

 

「意図を聞こう。」

 

「提案を受け入れる。」

 

「そうか。」

 

戦闘は、"彼"へ殆どの損害を与えることなく……

更に大きな力を与えることで終わったんだ。

 

 

 

===

 

 

 

「マンフレッド。」

 

「……なんだ。」

 

「これ、見つけたんだけど報酬上乗せとかない?」

 

「……聞いておこう。」

 

数年後、子供達はヴィクトリアで暗躍していたんだ。

もっとも、暗躍と言うには少し暴れすぎていたけどね。

目的の物以外にも、使えそうなものを持って交渉する子供たち。

私の勘が正しければ、そろそろ大きな出来事が起きる頃だと思うんだ。

 

「———あぁ、そうだったな。」

 

「んん?どうしたんだ?」

 

「そろそろ働いてもらうとの命令だ。」

 

「……へぇ。相手は?」

 

「ロドス。」

 

……。

これは、本当に面白いものが見れそうだね。

 





明日は薬指
まぁ、半天井分あるし余裕やろ、いけるいける(フラグ)
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