ティーパーティーに潜む、忠実な駒   作:KuRoNia

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砕けた理想

 

 

 怒号、悲鳴、銃声。

 秩序は一瞬で崩れ去り、式典の場は完全な戦場へと変貌していた。

 

 黒夜は、今すべきことを最速で行うために、

 恨みのこもった冷たい視線を向けてくるサオリから一度視線を切る。

 

 この状況で探すべき存在は、一人しかいない。

 

(……先生)

 

 視線を走らせ、煙の向こうに人影を見つける。

 生徒たちに守られるように立つ、ただ一人の大人。

 

 

――ここに居ていい人じゃない。

 

 

 黒夜は即座に走り出す。

 瓦礫を蹴り、弾丸を盾で弾きながら、あえて目立つ軌道を取る。

 

 

「――先生!」

 

 

 その声に、先生がこちらを向いた。

 

 

「黒夜君!? 君、その怪我は――」

 

「大丈夫です!」

 

 

 即答だった。

 

 嘘ではない。

 少なくとも、今は動ける。

 

 黒夜はそのまま先生をシールドで守りながら、ナギサ達の居る所まで後退しながら叫ぶ。

 

 

「この場は危険です!

 私が時間を稼ぎますので、今すぐ撤退をして下さい!」

 

 

 背後にいる存在に、声だけで呼ぶ。

 

 

「皆さん!先生を連れて撤退してください!」

 

 

 一瞬の沈黙。

 

 

 次に聞こえたのは、理知的で、しかし揺るがない声だった。

 ナギサが一歩前に出る。

 

 

「……分かりました!ミカさん!セイアさん!撤退しますよ!」

 

 

 セイアが冷静に戦力を分析して答える。

 

 

「先生を最優先で後方へ配置して、

 援護をミカと空崎ヒナ、頼めるかい?」

 

「任せて!」

 

「了解したわ」

 

 

 ミカは平常心の様に、ヒナは短く答え、銃を構え直す。

 

 だが、ミカは唇を噛みしめながら、黒夜を見る。

 

 

「……無茶しないでよ!黒夜!」

 

 

 震えを隠そうともしない声。

 

 

「絶対、無事に戻ってきてね!」

 

 

 黒夜は振り返らなかった。

 

 振り返ってしまえば、

 その言葉に縋ってしまうから。

 

 

「――行ってください!」

 

 

 盾を前に出し、意図的に銃火を引き受ける。

 

 弾丸がシールドに弾かれ、火花が散る。

 

 その間に、先生はナギサたちに守られながら後退していく。

 

 

(……一先ずはこれでいい)

 

 

 これ以上は、望まない。

 

 その瞬間だった。

 

 

「……ッ、くそ……!」

 

 

 瓦礫の山が、音を立てて崩れる。

 

 そこから這い出してきたのは、煤と埃にまみれた少女。

 

 

「――マコト様」

 

 

 マコトは、立ち上がると同時に戦場を見渡した。

 

 

 爆撃

 

 混乱

 

 敵の配置

 

 

わずか数秒で、全体を把握する。

 

 

「……やってくれたな…!」

 

 

 舌打ち一つ

 

 だが、次の瞬間には声を張り上げていた。

 

 

「聞け!!」

 

 

 その声は、爆音の中でも不思議と通った。

 

 

「今ここで死にたくない奴は、私の指示を聞け!」

 

 

 混乱していたゲヘナとトリニティの生徒たちが、一斉に視線を向ける。

 

 

「前列は盾持ちを集めろ!」

 

「銃火は集中させるな、散らして牽制しろ!」

 

「倒れた奴は二人で引きずれ、置いていくな!」

 

 

 命令は荒っぽい。

 だが、的確だった。

 

 散発的だった抵抗が、線になる。

 一時的にではあるが、敵側を押し返し始める。

 

 黒夜は息を整えながら、その光景を見ていた。

 

 

「……やるじゃないですか」

 

 

 黒夜が呟く

 

 

「当然だ」

 

 

 マコトは不敵に笑う。

 

 

「私は混沌と自由のゲヘナ学園の議長だぞ?

 この程度造作もない!」

 

 

 この状況で、即座に統率を取り戻せる人間は多くない。

 

 だが――

 

「……何か来るぞ!」

 

 誰かが叫んだ。

 

 次の瞬間、空気が変わる。

 

 嫌な冷たさが、戦場を撫でた。

 

 崩れた壁の向こうから、無音に近い足取りで現れる影。

 

 

 白と黒の装束

 

 ガスマスクで顔を覆った

 

 人形のような動き

 

 

「……増援か!?」

 

 

 マコトが歯噛みする。

 

 しかも、一体や二体ではない。

 

 

「……数が……多すぎる……!」

 

 

 押し返していた戦線が、一気に崩れる。

 

 最初の部隊だけなら、まだ耐えられた。

 だが、増援の介入で状況は一変する。

 

 黒夜は後退しながら周囲を確認する。

 

 気づけば、味方との距離が広がっていた。

 

 援護しようにも、射線が通らない。

 声も届かない。

 

 戦場は、意図的に引き裂かれ始めていた。

 

 その中で、黒夜は理解する。

 

 

――これは、偶然じゃない。

 

 

 誰かが、この状況を作っている。

 

 胸の奥に、言い知れぬ違和感が沈む。

 

 爆音と銃声が、聖堂の残骸に反響している。

 

 黒夜は盾を構えたまま、荒れた息を整えようとしていた。

 額から流れる血が、視界の端を赤く染める。

 

 

(……戦線が、完全に分断され、孤立させられた)

 

 

 ほんの数分前まで、確かに味方は近くにいた。

 だが今は違う。

 

 視線を左に走らせる。

 

 瓦礫に挟まれた回廊の向こうで、二つの影が激しく交錯していた。

 

 

「――チッ……!」

 

 

 短く舌打ちする声。

 

 黒いパーカーを翻しながら、カヨコが銃を構える。

 対するは、ミサキ。

 

 互いに無駄のない動き。

 弾丸は致命点を外し、牽制と読み合いだけが続いている。

 

 

(……互角だ)

 

 

 援護を頼みたいが、それをした途端に隙を突かれる状況だった。

 黒夜は奥歯を噛みしめ、視線を切った。

 

 

 反対側。

 

 

 粉塵の向こうで、怒号が上がる。

 

 

「押し返せ!! まだ行ける!!」

 

 

 マコトの声だ。

 

 即席で編成されたゲヘナとトリニティの混成部隊。

 彼女の指示のもと、必死に陣形を保っている。

 

 

 だが――

 

 

「――痛いですよねぇ…苦しいですよねぇ…」

 

 

 悲観主義的な言葉と共に、白い影が前に出る。

 

 ヒヨリ

 

 その背後から、無数の増援が無言で展開する。

 

 

「……数が多すぎる!」

 

 

 マコトが吐き捨てるように呟く。

 

 押し返していた戦線が、再び押され始める。

 一歩、また一歩と後退を余儀なくされる。

 

 

(……援護は期待できない)

 

 

 黒夜は拳を握る。

 

 どこを見ても、余裕のある味方はいない。

 誰一人、誰かを助けられる状況ではなかった。

 

 

――それでも。

 

 

「便利なものだ、ミメシスと言うのは…そう思わないか?」

 

 

 不意に、背筋を冷たいものが走る。

 

 視線を戻した、その先。

 

 崩れた聖堂の中央。

 瓦礫と影の境界線に、サオリが立っていた。

 

 

 状況が目まぐるしく変わる中で意図的にサオリを意識しない様にしていた黒夜が歯噛みする

 

 

(…やはりお前が私を孤立させたのか)

 

 

 黒夜が口を開く前に、相手が口を開いた。

 

 

「久しぶりだな、月城黒夜」

 

 

 低く、硬質な声。

 

 それだけで、空気が変わる。

 

 

「……錠前サオリ。えぇ、お久しぶりです」

 

 

 黒夜は盾を前に出し、静かに名を呼んだ。

 

 サオリは一歩踏み出す。

 

 その動きに、無駄はない。

 銃を構える姿勢も、視線の運びも、すべてが研ぎ澄まされている。

 

 

「お前の顔を見るのは……あの時以来か」

 

「……そうですね」

 

 

 短く答える。

 

 過去を持ち出せば、言葉は尽きない。

 だが、今はそんな時間はない。

 

 サオリは黒夜を真っ直ぐに見据え、言った。

 

 

「お前は救われたと思っているんだろう?」

 

「周りの人に助けてもらったと思っているのだろう?」

 

「我々アリウスとお前、どうしてここまで差が出来たんだろうな?」

 

 

 一歩、また一歩。

 

 距離が縮まる。

 

 

「だがな、それらはもうどうでもいい――」

 

 

 サオリの目に、憎しみが滲む。

 

 

「お前の救済など、全部嘘だったと……

 私が証明してやる」

 

 

 その瞬間、サオリが踏み込んだ。

 

 

「――ッ!」

 

 

 黒夜は反射的に盾を前に出す。

 

 衝撃。

 

 凄まじい圧が、腕を通して全身に伝わる。

 

 

(……重い!)

 

 

 力任せではない。

 最短距離を、迷いなく選んだ一撃。

 

 サオリの銃撃が、盾を叩く。

 弾丸が弾かれ、火花が散る。

 

 黒夜は後退しながら、冷静に距離を測る。

 

 

(……だが突破されない)

 

 

 シールドは、役割を果たしている。

 

 サオリは一瞬だけ舌打ちした。

 

 

「……その盾」

 

「ええ。護衛用です」

 

「愚かだな。

 自分一人守れないくせに、人を守る道具ばかり使う」

 

 

 言葉と同時に、再び踏み込む。

 

 近接

 

 サオリの動きは速い。

 だが、黒夜も遅れない。

 

 盾で受け、体勢を崩させない。

 

 二人の間に、拮抗が生まれる。

 

 

(……決定打がない)

 

 

 黒夜は理解していた。

 

 サオリは強い。

 だが、この盾を破るほどではない。

 

 

 逆も同じ

 

 

 黒夜は攻めに転じられない。

 周囲の状況が、それを許さない。

 

 

「……どうした」

 

 

 サオリが低く言う。

 

 

「反撃しないのか」

 

「……今は、耐えるだけで十分です」

 

「――それがお前の選択か?」

 

 

 言葉が、鋭く突き刺さる。

 

 

「誰かに守られて、

 誰かに都合のいい正義を与えられて……

 それで、お前は“救われた”つもりか」

 

 

 黒夜は、答えなかった。

 

 答えられなかった、ではない。

 

 

(……答える必要がない)

 

 

 今の自分は、言葉で戦う立場ではない。

 

 再び、銃声。

 

 盾に弾が当たる。

 

 その瞬間――

 

 

「報告します!」

 

 

 別の声が割って入った。

 

 アリウス生徒が駆け寄る。

 

 

「裏切者を捕らえました!」

 

 

 黒夜の心臓が、強く跳ねた。

 

 

(……白洲アズサか!?)

 

 

 サオリの口元が、わずかに歪む。

 

 

「……そうか」

 

 

 視線を黒夜から外し、ゆっくりと頷く。

 

 

「よくやった」

 

 

 サオリは一歩、距離を取る。

 

 

「今は、ここまでだ」

 

 

 黒夜が一歩踏み出そうとした、その時。

 

 

「目的は果たせた、撤退するぞ、ヒヨリ。ミサキ」

 

 

 呼びかけに応じ、二人が即座に動く。

 

 ミサキはカヨコを牽制し、

 ヒヨリはミメシスを残していく。

 

 

「――待て!」

 

 

 黒夜が叫ぶ。

 

 だが、サオリは振り返らない。

 

 

「選べ、月城黒夜」

 

 

 冷たい声だけが残る。

 

 

「この場を守るか、

 “救われなかった者”を助けに来るか」

 

 

 煙の向こうへ、サオリたちは撤退していった。

 

 残されたのは、瓦礫と銃声、そして――

 

 膨大な数のミメシス。

 

 黒夜は、その場に立ち尽くす。

 

 追うべきか。

 残るべきか。

 

 視線の先で、マコトとカヨコが必死に戦線を維持している。

 

 

(……くそ……)

 

 

 拳を握りしめた、その時。

 

 マコトがこちらを見た。

 

 一瞬で、すべてを察したような目。

 

 

「……行け」

 

 

 短い言葉

 

 

「ここは私が何とかする」

 

 

 カヨコも頷く。

 

 

「……私は大丈夫だからさ、行ってきなよ」

 

 

 黒夜は、一瞬だけ目を閉じた。

 

 

 そして――

 

 

「……ありがとうございます。

 無事に切り抜けられるのを願っています!」

 

 

 二人の無事を祈りながら、黒夜は走り出した。

 

 崩壊した古聖堂を離れ、黒夜は一人、瓦礫と煙の街路を走っていた。

 

 足元には砕けた石材。

 壁には無数の弾痕と焼け焦げ。

 さきほどまで“調印式”という名の平和の象徴だった場所は、今や戦場の残骸でしかない。

 

 

(……白洲アズサ……)

 

 

 あまり関わり合いがあったとは言えないが、あの時セイアを見逃してくれた恩がある。

 胸の奥で名前を反芻しながら、黒夜は地面に残された痕跡を追う。

 乱れた足跡。

 引きずられたような擦過痕。

 壁に付いた、わずかな血痕。

 

 

(……まだ、遠くへは行っていない)

 

 

 アリウスは撤退行動を取っていた。

 だが、完全な余裕があったわけではない。

 

 黒夜は走りながら、ふと先ほどの光景を思い返す。

 

 サオリの、あの目。

 

 

『お前の救済など、全部嘘だったと証明してやる』

 

 

 あの言葉に込められたのは、怒りだけではなかった。

 憎悪だけでも、復讐心だけでもない。

 

 

(……恨みだ)

 

 

 もっと根深く、もっと静かで、もっと冷たい感情。

 

 

(……なぜ、そこまで……)

 

 

 思考が、自然とそこへ向かう。

 

 サオリは、なぜあそこまで自分を否定したのか。

 なぜ“救済”という言葉に、あれほど噛みついたのか。

 

 

(……理由は、簡単だ)

 

 

 黒夜は、走りながら気づいてしまった。

 

 サオリは――

 誰からも、手を差し伸べられなかった。

 

 誰も助けてくれなかった。

 誰も信じてくれなかった。

 誰も「君は救われていい」と言ってくれなかった。

 

 

(……ああ)

 

 

 胸が、締めつけられる。

 

 

(……そうか……)

 

(……昔の、私だ)

 

 

 かつての自分。

 誰も信用できず、誰にも頼れず、ただ一人で嘘を重ねて生きていた頃。

 

 助けを求めることすら、罪だと思っていた。

 誰かに期待することを、自分に許していなかった。

 

 

(……だから、わかってしまう)

 

 

 サオリの激情も。

 彼女の憎しみも。

 救われた者を否定せずにはいられない、その心も。

 

 

(……もし、あの時)

 

(……誰も、俺に手を差し伸べてくれなかったら)

 

(……私も、ああなっていた)

 

 

 思考が、重く沈む。

 

 

(……じゃあ、どうすればいい)

 

 

 サオリたちを止める方法。

 サオリたちを“救う”方法。

 

 考えろ。

 考え続けろ。

 

 

(……だが)

 

 

 結局答えは、出ない。

 

 力で抑え込めば、ただ憎しみを深めるだけだ。

 説得しようにも、今の状況では耳を貸すはずがない。

 

 

(……私には救えないのか…)

 

 

 自嘲に近い感情が、胸に浮かぶ。

 

 その時。

 

 

【モモトーク:先生】

 

 

 視界の端に、通知が浮かんだ。

 

 黒夜は一瞬だけ足を止め、メッセージを開く。

 

 無事にトリニティまで撤退できた

 ナギサたちも、ヒナも無事だ

 君は今どこ?

 

 その一文を読んだ瞬間、

 張り詰めていた何かが、少しだけ緩んだ。

 

 

(……よかった)

 

 

 深く息を吐く。

 

 そして、黒夜は迷わず返信を打った。

 

 

 無事で何よりです

 先生、お願いがあります

 

 サオリたちアリウスの事です

 彼女たちは……誰からも救われなかった

 だから、救済そのものを憎んでいます

 

 私は、どうにかして彼女たちを救いたい

 彼女たちにかつての自分と同じ様になってほしく無いんです

 でも、方法がわかりません

 先生……どうすればいいでしょうか

 

 送信

 

 返事は、すぐには来ない。

 

 だが、それでいい。

 

 

(……頼っていいんだ)

 

 

 以前の自分なら、こんなことはしなかった。

 一人で抱え込み、答えが出なくても、ただ耐えていた。

 

 

(……でも、今は)

 

 

 誰かに助けを求めることを、

 自分に許せるようになった。

 

 黒夜は、再び歩き出す。

 

 痕跡は、細い路地へと続いていた。

 

 

(……ここか)

 

 

 瓦礫の陰。

 崩れた壁。

 

 そこで、黒夜は足を止めた。

 

 

「……アズサさん!」

 

 

 路地の奥、壁にもたれるようにして、

 一人の少女が倒れている。

 

 意識はない。

 だが、呼吸はある。

 

 周囲を警戒する。

 物音は、ない。

 

 

(……誰も居ない?)

 

 

 サオリたちの姿は、どこにもない。

 

 

(……置いていったのか?)

 

 

 慎重に距離を詰める。

 銃を構え、盾を前に。

 

 だが、何も起きない。

 

 

(……どういうことだ?)

 

 

 警戒は解かず、黒夜はアズサの側に膝をつく。

 

 

「……大丈夫だ。今、安全な場所に連れて行くからな」

 

 

 アズサの身体を抱きかかえた、その瞬間。

 

――カチッ

 

 嫌な音。

 

 微かだが、確実に聞こえた。

 

 

(……っ!)

 

 

 黒夜の視線が、反射的にアズサの背後へ向く。

 

 アズサがもたれていた壁。

 

 そこに、違和感。

 

 

(……爆薬)

 

 

 瞬時に理解する。

 

 

(……罠だ!)

 

 

 考える暇はない。

 

 黒夜はアズサを抱えたまま、全身の力を込めて――

 

 

「――っ!」

 

 

 後方へ、アズサを投げ飛ばす。

 

 同時に、盾をねじ込む。

 

 爆弾と自分の間に、無理やり割り込ませる。

 

 

(……間に合え……!)

 

 

 次の瞬間

 

 爆音

 

 衝撃

 

 白い光

 

 

 世界が、裏返る。

 

 盾に走る、無数の亀裂。

 

 純白だったはずのシールドが、

 粉々に砕け散っていく光景が、

 まるでスローモーションのように映る。

 

 全身に激痛が走る。

 

 骨が、砕けたような感触。

 

 

(……あぁ……)

 

(……守れた……なら……)

 

 

 意識が、闇に沈んでいく。

 

 最後に見えたのは――

 砕け散る盾の、白い欠片だった。

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