ティーパーティーに潜む、忠実な駒   作:KuRoNia

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優しさという鎖

 あの楽しかった祝勝会から、もう一週間が経っていた。

 

 ゲヘナの面々はすでにトリニティを後にしゲヘナ学園へ戻っている。

 広間を満たしていた賑やかな笑い声も、料理の香りも、冗談混じりの怒鳴り声も

 ——今では遠い余韻になっていた。

 

 トリニティの白亜の校舎は、変わらず整然としている。

 朝の光は窓を淡く照らし、石畳には規則正しい影が落ちる。

 生徒たちはいつも通り授業へ向かい、廊下には慎ましいざわめきが流れていた。

 

 戦いがあったことさえ、夢のように思えるほどに。

 

 そして黒夜も例外ではなかった。

 

 左腕の骨折はまだ完治していない。

 ギプスの重みは日常の端々で存在感を主張し、腕を伸ばすたびに鈍い痛みが走る。

 だがそれでも、歩くことも、食事を取ることも、最低限の仕事をこなすこともできるくらいには回復していた。

 

 だからこそ、今日もまたいつもの日課がある。

 

 ——怪我の経過診断。

 

 祝勝会の余韻が完全に消え去る前から決まっていた、淡々とした現実。

 身体は回復していく。

 だが回復には順序があり、期限がある。

 

 そしてその期限は黒夜の胸部や左腕だけではなかった。

 

 朝早く。

 

 救護騎士団の診察室には、すでに白い空気が漂っていた。

 消毒薬の匂い。

 器具が整然と並ぶ金属の輝き。

 静かで、冷たくて、だがどこか安心できる場所。

 

 黒夜は椅子に座り、ミネの診察を受けていた。

 

 ミネはカルテを手に取り、慣れた手つきでさらさらと記録を書き込んでいく。

 視線は落ち着いていて、動きに無駄がない。

 救護騎士団団長としての威厳はあるが、患者を前にした彼女は穏やかだった。

 

「左腕も順調に回復していますね。骨の癒合も問題ありません」

 

 カルテの紙が小さく擦れる音。

 ミネは続ける。

 

「胸部の裂傷と打撲も、ほぼ治りかけています。今のペースなら、痛みも徐々に引いていくでしょう」

 

「そうですか」

 

 黒夜はほっと息を吐く。

 

「順調なら幸いです」

 

「ええ。よくここまで持ち直しましたね」

 

 淡々とした言葉なのに、その中には確かな労いがある。

 黒夜は小さく笑ってしまった。

 

「いえ……皆さんのおかげです。私は、ただ生きていただけです」

 

「その言い方は、あまりに自分を軽く見積もっています」

 

 ミネはカルテに視線を落としたまま言う。

 責めるわけではない。

 ただ、事実を正そうとする口調だった。

 

 黒夜は返す言葉が見つからず、肩を竦めた。

 

「精進します……」

 

「今のは精進でどうにかなる話ではありませんよ」

 

 ミネの返しは静かで、やや厳しい。

 それが逆に、黒夜の胸を温かくする。

 

 ——この人は、黒夜を患者だけとして扱わない。

 生徒として。一人の仲間として。

 ちゃんと見ている。

 

 ミネはカルテを書き終えると、ようやく黒夜へ視線を向けた。

 

 黒夜の顔。

 

 正確には――左目。

 

 視線が止まる。

 ほんのわずかな沈黙。

 ミネの指先が、包帯の端へ触れた。

 

「……巻き直しますね」

 

「すみません。いつも手間を」

 

「気にしなくていいですよ。職務ですから」

 

 ミネは手際よく包帯をほどき、皮膚の状態を確認し、痛みが出ないように丁寧に巻き直す。

 動きは優しい。

 しかしそこには、医療従事者としての確かな判断があった。

 

 包帯が新しくなり、左目のあたりが少しだけ軽くなる。

 その感覚が逆に、黒夜の心を重くした。

 

 ミネは巻き終えると、包帯の端をきちんと止める。

 それから、今度は真正面から黒夜を見た。

 

 それは穏やかで優しい声だった。

 

「まだ、ティーパーティーの三人には左目の件は伝えていないのですか?」

 

 黒夜の呼吸が、一瞬止まる。

 

 質問自体は穏やかだ。

 責めてもいない。

 ただ、確認しているだけ。

 

 それでも黒夜の胸の奥が少し苦しくなった。

 

「……はい」

 

 黒夜は視線を落とし、頷いた。

 

「まだ、伝えられていません」

 

 ミネはすぐには言葉を続けない。

 沈黙が、診察室の空気を少しだけ重くする。

 だが、その沈黙は責めるためではなく、黒夜に考える余地を与えるためのものだった。

 

「そうですか」

 

 ミネは短く言って、次に続ける。

 

「まだ決心がつきませんか?」

 

 黒夜は答えられなかった。

 

 言葉にすると、現実になる。

 現実になると、変わってしまう。

 今ある穏やかさが壊れてしまう気がして――怖い。

 

 ミネは、黒夜の沈黙を責めない。

 

 代わりに、少しだけ聞き方を変えた。

 

「では、別の形でお伝えしますね」

 

 落ち着いた声。

 医療従事者の判断の声。

 

「胸部の裂傷は治りかけています。普通なら、もう包帯を取ってもいい時期です」

 

 黒夜の胸が、じわりと冷える。

 

「それなのにあなたは、頭と左目に包帯を巻いたままです」

 

 ミネは言い方を少し柔らかくする。

 

「そろそろ、そのことを周囲が疑問に思い始めても不思議ではありません。

 今までは『大怪我だったから』で通せていたでしょうけれど……」

 

 黒夜の喉が、乾く。

 

 ミネは静かに、しかしはっきりと告げた。

 

「私の見立てでは、どれだけ頑張ってもあと一週間が誤魔化せる限界です」

 

 たった一週間。

 

 短い。

 瞬きの間に過ぎてしまうほど短い。

 

 なのに、その一週間は黒夜にとって、重すぎる。

 

「だからどれほど粘っても、一週間後には露呈してしまうと思っていてください」

 

 淡々とした宣告。

 

 黒夜は息を吸う。

 吸った息が胸の奥で止まり、吐けなくなる。

 

「……わかりました」

 

 ようやく絞り出した声は、かすれていた。

 

「すみません、ミネ団長。私のために色々苦労を掛けてしまって」

 

 黒夜は深く頭を下げた。

 礼儀というより、謝罪に近い動きだった。

 

「いえ」

 

 ミネは即座に否定する。

 

「これは私の職務です。気にしなくていいですよ」

 

 そして、朝早くからの診察を締めるように、カルテをファイルへ仕舞い込む。

 パタンと閉じる音が、診察室の空気に区切りを作った。

 

「朝早くからお疲れさまでした。これで診断は終了です」

 

「ありがとうございます」

 

 黒夜は顔を上げる。

 微笑みを作る。

 いつも通りの、困ったような笑顔を。

 

 ―だがミネは、その笑顔の奥を見ていた。

 

 ミネは、独り言のように語る。

 けれどそれは、黒夜へ向けた言葉だ。

 

「私は、あなたとティーパーティーの三人の間には……確かな信頼があると思っています」

 

 黒夜は目を瞬いた。

 

 ミネは続ける。

 

「だから左目の件も、乗り越えられると信じています」

 

 その言葉は、根拠のない慰めではなかった。

 救護騎士団として、多くの傷と向き合い、多くの怪我人を見てきた者の言葉。

 

 信頼は、痛みを消さない。

 だが、痛みを一人で抱え込まないための支えになる。

 

 黒夜の胸の奥が、少しだけ温かくなった。

 

「……ありがとうございます」

 

 黒夜は小さく笑う。

 

「ミネ団長にそう言ってもらえると、勇気を貰えますね」

 

 その微笑みは、いつもより少しだけ弱かった。

 それでも、黒夜は笑った。

 

 ミネはそれを見て、穏やかに頷く。

 

「無理はしないでください。回復は、身体だけではありません」

 

「……はい」

 

 黒夜は立ち上がり、診察室の扉へ向かう。

 開ける前に、一瞬だけ足が止まった。

 だが、黒夜は振り返らずに、扉を開けた。

 

 救護騎士団の診察室を出た黒夜は、ゆっくりと廊下を歩いていた。

 朝の光が窓から差し込み、磨き上げられた床に白く反射している。

 規則正しい足音。

 遠くで聞こえる生徒たちの話し声。

 

 いつものトリニティ。

 何事もなかったかのような日常。

 

 ——だが黒夜の胸には、ミネの言葉が静かに沈んでいた。

 

 あと一週間。

 

 その言葉の重みを、左目の包帯が思い出させる。

 

 自然に振る舞わなければならない。

 怪我は順調に治っているという顔で。

 心配をかけないように。

 

(……大丈夫です)

 

 自分に言い聞かせるように、小さく息を吐く。

 

 そうして辿り着いたのは、ティーパーティー執務室の扉だった。

 

 軽くノックをして中に入る。

 

 そこには既に、三人がいつもの席に座って話し合いをしていた。

 

 書類の束。

 紅茶の香り。

 柔らかな朝の光。

 

 変わらない光景。

 

「おはようございます、黒夜さん」

 

 ナギサがすぐに気付いた。

 

 微笑みは穏やかで、声音も柔らかい。

 それはいつもの挨拶のはずなのに、ほんの少しだけ温度が高い。

 

「おはよ~、黒夜!」

 

「おはよう、いい朝だね、黒夜」

 

 ミカとセイアも続ける。

 三人の声が重なる。

 黒夜は軽く頭を下げる。

 

「おはようございます」

 

 そう返しながら自分の机へ向かうと、ふと視線が止まった。

 机の上には、既に一杯の紅茶が用意されている。

 湯気はほどよく立ち上り、香りは新しい。

 淹れたばかりだ。

 

 黒夜は思わず小さく笑う。

 

「すいません、いつもありがとうございます」

 

 ナギサへ視線を向ける。

 ナギサは首を横に振り、優雅に微笑んだ。

 

「いえいえ、気にしないでください」

 

 カップを手に取りながら続ける。

 

「いつもは黒夜さんに用意していただいていますが、怪我をしている間くらいは私に任せてください」

 

 黒夜は少し照れたように笑った。

 

「ありがとうございます。……甘えてしまいますね」

 

「甘えてくださるのは、悪いことではありません」

 

 ナギサはさらりと言う。

 その声音には、どこか満足の色があった。

 紅茶を一口。

 温かい。

 

(……ありがたいですね)

 

 素直にそう思った。

 

 祝勝会以降、三人はどこか距離が近い。

 だがそれは、自分が大怪我をして心配をかけたからだろう。

 そう考えれば、すべて辻褄が合う。

 

「そういえば黒夜さん」

 

 ナギサが声を掛ける。

 

「少し見てもらいたいものがありまして」

 

 言いながら立ち上がり、黒夜の隣へ。

 資料を手にし、自然な動作で黒夜の横に立つ。

 

 そして。

 

 純白の羽が、ふわりと広がる。

 黒夜の体を守るように。

 その距離の近さに、黒夜は一瞬だけ目を瞬いた。

 

(……最近、近いですね)

 

 だがすぐに思考は別の方向へ流れる。

 

(心配してくれているのでしょう)

 

 悪い気はしない。

 むしろ温かい。

 ナギサが差し出した資料には、今後の予定がびっしりと書き込まれていた。

 

 日付。時間。場所。

 

 そしてその多くに、黒夜の名が記されている。

 ナギサ・ミカ・セイアのいずれかに、護衛として立ち合う予定。

 黒夜は少し眉をひそめた。

 

「ナギサ様、この予定表ですが……」

 

 指先で数カ所を示す。

 

「この部分と、この部分ですが。こちらはトリニティ自治区内で、こちらは学園内ですよね?」

 

 ナギサは頷く。

 

「ええ」

 

「いつもでしたら、私というより正義実現委員会の案件ではないでしょうか?」

 

 そして少し苦笑する。

 

「それに今の私は片腕が満足に使えない状態ですし……万全に守れるとは、自信を持っては言えません」

 

 それは謙遜ではなく、事実だった。

 ナギサは一瞬だけ黒夜を見つめる。

 それから、柔らかく微笑んだ。

 

「気にしていません」

 

「ですが——」

 

「これは重大な仕事です」

 

 言葉が重なる。

 

「ぜひ専属護衛の黒夜さんに、側にいてほしいのです」

 

 その言い方は穏やかだ。

 だが、揺るがない。

 

 黒夜は視線を落とし、少しだけ考える。

 専属護衛。

 必要とされている。

 

(……こんな状態でも頼ってくれている)

 

 胸の奥が、ほんの少し温かくなる。

 そこまで言われては、断る理由がない。

 

「そこまで頼って下さるのでしたら……お任せください」

 

 ナギサの表情が、ほんの僅かに緩む。

 

「ありがとうございます」

 

 満足したように微笑み、離れていく。

 その背中を見送りながら、黒夜は思う。

 

(皆さん、本当に優しいですね)

 

 ——だが。

 

 その予定表には、静かに“空白”が消えていた。

 黒夜が自由に過ごせる余白。

 それが、知らぬ間に埋められている。

 黒夜は気付かない。

 

 すぐに今度は、ミカが隣へ来た。

 

「ねぇねぇ!」

 

 明るい声。

 

「今日の予定終わったらさ! 一緒に夕食でも食べに行かない?」

 

 顔が近い。

 

「お金は気にしないで、私が出してあげるからさ!」

 

 黒夜は苦笑する。

 

「ミカ様、誘っていただけるのは非常に嬉しいのですが……」

 

 言葉を選ぶ。

 

「毎回毎回お金を出してもらうのは、私としても心苦しいので——」

 

 そこまで言いかけた瞬間。

 ミカの表情が、ふっと曇る。

 

「……え?」

 

 声が小さくなる。

 

「なんで?」

 

 瞳が揺れる。

 

「私と一緒にご飯食べるの嫌? 迷惑だった?」

 

「いえ、そんなことは——」

 

「ごめんね。私だけ舞い上がっちゃってた」

 

 肩が落ちる。

 泣きそうな顔。

 黒夜は慌てた。

 

「い、いえ! 違います!」

 

 即座に前言を撤回する。

 

「一緒に行かせていただきます」

 

 ミカの表情が、一瞬で晴れる。

 

「ほんと!?」

 

「はい」

 

「やった!」

 

 大変良い笑顔。

 黒夜はその笑顔を見て、少しだけ胸が温かくなる。

 

 ……最近、よく甘えられているというか

 構われているというか。

 言語化しにくい感覚。

 だがそれもまた、自分が怪我をしているからなのだろう。

 

 心配されている、そう思えば嬉しい。

 ミカが戻ったタイミングで、今度はセイアが手招きする。

 

「黒夜、ちょっといいかい?」

 

「はい」

 

 近付くと、セイアは静かに言う。

 

「今後の護衛の予定について詳しく詰めたい。明日、予定を空けてくれるかな?」

 

「明日、ですか?」

 

「私の家で詳しい話をしようじゃないか」

 

 黒夜は目を瞬く。

 

「セイア様の家に、ですか?」

 

 その一言で、セイアの眉がほんの僅かに動く。

 

「なんだい?」

 

 声色が少しだけ低くなる。

 

「私の家には以前も来たことがあるだろう?」

 

「いえ、そういう意味では——」

 

「それともあれかい?」

 

 視線が細くなる。

 

「ミカのお願いは聞くのに、私の頼みは聞いてくれないのかい?」

 

 黒夜は慌てる。

 

「いえ、そんなことは……!」

 

 困ったように笑いながら。

 

「それでは明日、お邪魔させていただきます」

 

 セイアの表情が、すぐに和らぐ。

 

「そうか」

 

 小さく笑う。

 

「いや、そう言ってもらえてよかったよ」

 

 そして続ける。

 

「では明日は一緒に帰るから、予定が終わったら昇降口で待っていてくれたまえ」

 

「……わかりました」

 

 黒夜は頷く。

 セイアが席へ戻る。

 その横顔はどこか満足げだった。

 

(以前は、こんなに感情を出す方ではなかった気がしますが……)

 

 黒夜は首を傾げる。

 だがすぐに思い直す。

 

(私を頼ってもらえるのは、素直に嬉しいですね)

 

 それだけのことだ。

 そう思い流してしまう。

 

 ——その日の夜。

 

 ミカとの夕食を終え、自宅へ戻った黒夜は、窓の外を見ていた。

 トリニティの夜は静かだ。

 街並みが月明かりを受け、淡く光っている。

 

(最近、皆さんが少し近い気がします)

 

 小さく思う。

 

(心配をかけているからでしょうか)

 

 紅茶の香りが、まだわずかに残っている。

 

(でも、悪い気はしません)

 

 側にいてほしいと言われる。

 

(必要とされているのは、嬉しいものですね)

 

 窓の外を見る。

 

「……怪我が完治したら、ゲヘナにも顔を出したいですね」

 

 ぽつりと呟く。

 

 同時刻

 

 ナギサの机の上では、予定表に“新たな予定”が書き加えられている。

 

 自然な理由で。

 

 隙間を埋めるように。

 

 ミカは、自室で黒夜の明日の行動を指折り数えている。

 

「午前は会議、午後はナギちゃんと視察……その後はセイアちゃんの家」

 

 全部、覚えている。

 

 セイアは書類を整理しながら、黒夜の交友関係を静かに把握している。

 

 ゲヘナとの連絡網。

 接触頻度。

 訪問の可能性。

 

 すべて、頭の中にある。

 黒夜はまだ知らない。

 優しさという名の鎖が、静かに絡み始めていることを。

 

 

 その夜。

 

 静まり返ったトリニティ総合学園。

 救護騎士団の診察室。

 月明かりが窓から差し込み、棚に並ぶカルテを白く照らしている。

 かすかな足音。

 扉がわずかに開く。

 

 アズサだった。

 

 静かに室内へ入り、迷いなく棚へ向かう。

 指先がカルテを抜き取る。

 月明かりの下で、ページを開く。

 視線が、ある一点で止まる。

 

 ——左目。

 診断結果。

 失明。

 

 アズサの呼吸が止まる。

 

「……嘘だ」

 

 静かな診察室に、その言葉だけが落ちた。

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