Exist of If Dream[Limited] 作:一般通過みゅーたいぱー
さて、ひょんなことから正体不明の星、ゆめみた星に来てしまった俺こと、
まぁいいか、どうせもう
ともかく、この星、ゆめみた星についての話だ。
見渡す限りビビットカラーに塗られた惑星。
まるでクラゲのような生命体がうじゃうじゃいる星。
そして月1で開催される「みゅーたいぷ」と名乗る、この星には珍しく人型の、4人組グループのライブ。
率直に言おう。何もわからない。
「...で、これがライブ?」
『そう!いやぁ、地球産の音楽は元気になれるなぁ~』
「...そう、だな」
クラゲ型の生物がギターやショルダーキーボード...に似たものを持って、ステージでわちゃわちゃしている。
十中八九みゅーたいぷではない、が。
「あいつらは?」
『みゅーたいぷのファンだよ。好きすぎて楽器まで
――生成?
言い方が妙だ。作ったなら作ったと言えばいいのに。
「作ったのか?いい出来だな」
『まぁ、記憶を頼りにってやつだしな、完全再現とまではいかないけど』
「そりゃそうだ」
記憶だけで完全コピーされようもんなら全国のギター職人が泣くぜ。
「...あのギター、欠けてるな」
『あぁ、見えない部分は作りようがないからなぁ』
「だったら補完して作れば...」
『無理無理、
見えないから、わからない。
確かに道理だ。
なら、生成という単語は言い間違いではなかったというのか?
この世界は見たものを見たままの姿で完コピできるのか?
だとすれば、ここは現実ではなく、ゲームの中?
だってそうだろう、自由にものが出し入れできる世界なんて、俺はゲームしか知らない。
試しに頬を引っ張ってみる。...鈍い痛みだ。
「現実と夢の境界線...ってとこか」
こう考えれば頭の中で納得はできる。
しかしまぁ、なんとも不思議な世界だ。
なら、俺もできるのか?
試しに、部屋の守り神になっているベースを思い浮かべてみる。
すると、およそ2秒後に両手に重さが。
「...マジかよ」
寸分違わぬ大きさ、色、形...まぎれもなく俺のベースだ。
フリマアプリに出ていたら確実に盗難届を出すぐらいの一致度。
『そ、それは!!あんたも楽器を弾けるのか!?』
「あ、まぁ...いや、ちょっと触って、やめちゃったけど」
『それでもいい!あんたはこの星の救世主だ!』
「はぁ?」
いきなりなんだ?
『あの遠くにあるの、見えるだろ?』
クラゲが空を指す。
指...いや触手?の先には、小さく赤い点が1つ。
「あれが、なに?」
『隕石だよ!この星に落ちて来るのさ!』
「は?」
『頼む!あんたの楽器の力で、あれを壊してくれ!!』
当面はアニメガン無視で書くことになりそうでなんか嫌だ、アニメに寄せたい