Exist of If Dream[Limited]   作:一般通過みゅーたいぱー

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まさか3話一挙放送でゆめみた星が1mmも出てこないとは思わないじゃないですか。


1:みゅーたいぷ

さて、ひょんなことから正体不明の星、ゆめみた星に来てしまった俺こと、月ノ筈(つのはず) カナタだが...え、なんだかキラキラネーム味を感じる?しょうがねえだろ芸名なんだから。ほんとの名前は...名前は...なんだっけ?忘れちゃったな。

まぁいいか、どうせもう()()()()()()()のだし。

ともかく、この星、ゆめみた星についての話だ。

 

見渡す限りビビットカラーに塗られた惑星。

まるでクラゲのような生命体がうじゃうじゃいる星。

そして月1で開催される「みゅーたいぷ」と名乗る、この星には珍しく人型の、4人組グループのライブ。

 

率直に言おう。何もわからない。

 

「...で、これがライブ?」

『そう!いやぁ、地球産の音楽は元気になれるなぁ~』

「...そう、だな」

 

クラゲ型の生物がギターやショルダーキーボード...に似たものを持って、ステージでわちゃわちゃしている。

十中八九みゅーたいぷではない、が。

 

「あいつらは?」

『みゅーたいぷのファンだよ。好きすぎて楽器まで()()しちまってさぁ』

 

――生成?

言い方が妙だ。作ったなら作ったと言えばいいのに。

 

「作ったのか?いい出来だな」

『まぁ、記憶を頼りにってやつだしな、完全再現とまではいかないけど』

「そりゃそうだ」

 

記憶だけで完全コピーされようもんなら全国のギター職人が泣くぜ。

 

「...あのギター、欠けてるな」

『あぁ、見えない部分は作りようがないからなぁ』

「だったら補完して作れば...」

『無理無理、()()()()()んだから』

 

見えないから、わからない。

確かに道理だ。

なら、生成という単語は言い間違いではなかったというのか?

この世界は見たものを見たままの姿で完コピできるのか?

だとすれば、ここは現実ではなく、ゲームの中?

だってそうだろう、自由にものが出し入れできる世界なんて、俺はゲームしか知らない。

試しに頬を引っ張ってみる。...鈍い痛みだ。

 

「現実と夢の境界線...ってとこか」

 

こう考えれば頭の中で納得はできる。

しかしまぁ、なんとも不思議な世界だ。

なら、俺もできるのか?

試しに、部屋の守り神になっているベースを思い浮かべてみる。

すると、およそ2秒後に両手に重さが。

 

「...マジかよ」

 

寸分違わぬ大きさ、色、形...まぎれもなく俺のベースだ。

フリマアプリに出ていたら確実に盗難届を出すぐらいの一致度。

 

『そ、それは!!あんたも楽器を弾けるのか!?』

「あ、まぁ...いや、ちょっと触って、やめちゃったけど」

『それでもいい!あんたはこの星の救世主だ!』

「はぁ?」

 

いきなりなんだ?

 

『あの遠くにあるの、見えるだろ?』

 

クラゲが空を指す。

指...いや触手?の先には、小さく赤い点が1つ。

 

「あれが、なに?」

『隕石だよ!この星に落ちて来るのさ!』

「は?」

『頼む!あんたの楽器の力で、あれを壊してくれ!!』

 

 

 




当面はアニメガン無視で書くことになりそうでなんか嫌だ、アニメに寄せたい
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