ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーvs〇〇○○○ シーズン2 作:国士となるもの公式ss
倒れ伏していた〇〇〇〇〇の身体が震え出し、恐怖を感じ出すゴジュウジャーたち。
一旦運び出そうとしていた〇〇〇〇〇を地面に置き、様子を静観しようとする。と…
突如虹色の竜巻が、彼を包み込み出した。
そしてその虹色の竜巻は、5分も経たないうちにどす黒くなっていく。
「お、おい!どうなってんだ!?」
吠たちは身をかがめ、吹き飛ばされんとしながら竜巻の動向を追う。
やがて竜巻はいくつも出現し、〇〇〇〇〇の屋敷周りを破壊する。
「この感じ…厄災か!?」
真白がキッ、とした目で大きな竜巻を睨んだのも束の間、いくつも出現した竜巻は大きな竜巻に合体し、吠たちを巻き込んでしまった。
「うわーーーーーっ!!!!!!」×6
そして吠たちは気づくと、外界から光の粒子がすべて喰い尽くされたかのような、絶対的な暗闇の中にいたのであった……
「うっ…いってえ…ここはどこだ?」(吠)
「いたたた…僕たちどうやら、閉じ込められちゃったみたいだね。」(陸王)
「あたたた…若い身体を得ても腰に響くと辛いぞ…」(禽次郎)
「えぇ〜!もぅ!なんかジメジメしてるし真っ暗だしこの空間気持ち悪いんだけど!」(角乃)
「おぉ!テガソード様…私達はどこにいるのでしょうか…私達に救いの手をお導きください…!」(竜儀)
吠たち5人がそれぞれ異なる反応でこの状況に焦りを見せる中、真白はこの状況を冷静に受け止め、分析する。
「お前ら、焦んな。でもそのまま油断するんじゃねえぞ。俺は覚えている。この嫌でも不快感を覚える感じ…」
「一歩間違えれば命すら危ういほどの殺気……」
「………間違いねえ。“厄災”だ。」
それを聴いた5人は、真白の発案でそれぞれ背中合わせの円陣になり、どこから誰が来てもいいようにガッチリとガードを固める。
すると、吠の方から、ズシン、ズシン、ズシン…
怪物でもなければ出やしない、地鳴りのような足踏みの音が響く。
「来たか…!」
吠が少しだけ見えた怪物に睨みをきかせ、残りのゴジュウジャーメンツも吠に肩を貸すように並び立った。
そして、その怪物は姿を現す。
「我ガ深淵ニヨクキタナ…ゴジュウジャー…!」
現れたのは、顔に漆黒の十字架をつけ、これまた漆黒のローブを着込み、その上に全て我が物とせんばかりに金銀財宝を纏った、煌びやかさと醜悪さが混合する単眼の亀のような怪物であった。
その姿は、富自体そのものと、富という概念、それが生み出す強欲や執着といった闇の側面という要素を歪な形で同時に体現しており、見る者に強烈な違和感と不快感を与える。ローブの奥から覗く赤い単眼は鈍く光り、周囲を見渡すというよりも、ただ一つの対象を執拗に見据えるかのような執念を感じさせる。
また、全身に纏われた金銀財宝は単なる装飾ではなく、幾重にも積み重なった鎧のように機能しており、その外見に違わぬ重厚さと高い防御力を想起させた。
「我が名は“貪欲のアースモディウス=マモン”!」
「貴様らの指輪を喰らい、私がレクスより優れた、クラディスの王として君臨してやる!」
恐怖の名乗りをあげても、怯むどころか臨戦体制に入るゴジュウジャーたち。心の底に秘める正義を見せるように、吠が貪欲のアースモディウス=マモン(以下、アースモディウス)に噛みついた。
「てめぇ!〇〇〇〇〇の仲間か!?俺たちをどうするつもりだ!」
「やつか。やつなら、私の体内だ。」
そういって彼はノーワン怪人のように体内に取り込まれた〇〇〇〇〇の姿を見せる。
彼の姿はそれまでに見せた軽快で騒がしい様子など微塵もなく、ただ目を閉じた状態で十字架に磔にされていた。
これまで見せた、人を小馬鹿にして喜ぶようなから元気な様子など微塵もなく、衰弱しきっている。
「てめぇ…この様子じゃあ、〇〇〇〇〇とはとんと関係なさそうだな」
より吠が怒りに任せて命知らずにも噛み付く。アースモディウスがそれに応えるように自分語りを続ける。
「こやつが幾度も敗れたこと……あれは本来、あってはならぬ“誤算”であった。
余が内にいて導きながら、勝利に至らぬなど……本来あり得ぬことだ。」
「……だが、よい。ようやく理解した。こやつはただの無能であったのだ。欲だけは肥え太っておきながら、それを扱う器すら持っていない……ただの欠陥品よ。」
「何度も敗れ、何度も足掻き……それでも何一つ掴めぬ。ああ、滑稽だ。哀れである。」
「だがその浅ましさだけは認めてやろうと私は思うた……価値があるとすれば、そこだけだ。」
「ならばどうするか……決まっている。
取り込むのだ。無能なこやつの肉体も、魂も、欲も、すべてを!」
「不完全な器など不要……余がすべてを喰らい尽くし、王となる。こやつはもはや“素材”に過ぎぬ……余こそが、そのすべてを束ねる元締となろう。」
「悪欲をさらに濃くする……それこそがあるべき進化なのだ。こやつの浅ましき欲望と、その腐りきった核を余が余さず喰らい尽くして、やろう!」
「無能の末路としては、これ以上ない栄誉であろうなぁ……死してなお、欲望を叶えてもらえるとは。」
つづく
相当➡︎総統➡︎黒十字総統➡︎秘密戦隊ゴレンジャー
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