ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーvs〇〇○○○ シーズン2 作:国士となるもの公式ss
アースモディウスの自分語りは止まらない。
「……そして何より、余がこうして現れる理由。それは貴様らにも理解できぬだろうな。」
「余はかつて、“厄災”としてあの巨神に封じられた。
そう……テガソード。あの傲慢なる悪よ。」
「そのテガソードに選ばれ、指輪を与えられた戦士ども…貴様らは存在そのものが罪だ。選ばれし者などとほざかれながら、その実、彼の手駒にしか過ぎぬ。」
「無論、貴様ら六人も例外ではない。竜巻に呑まれ、ここへ引き寄せられた時点で……もはや貴様らは余の糧となる運命にある。私は欲望のあるところにはいつでも現れるのだ。」
「余が目的を成すその時まで、せいぜい足掻いてみせよ。その無様な抵抗すら、余の糧となるのだがな。」
「そして……こやつもまた、同じ願いを抱いていたのだ。全てを奪い、満たし、すべてを我が物とすることを。
だからこそ余は継いだのだ……その欲を、その執念を、その歪みを。」
「さあ――指輪を差し出せ。貴様らの存在ごと、彼の代わりに余が奪い尽くして、代わりに欲望を満たしてやろう……!大人しく降参すれば命は助けてやろう。だが大人しく渡さないというなら、さもなくば…」
一連の流れを聴いたゴジュウジャーたち。アースモディウスも流石に彼らも慄いただろう、と自信ありげな顔をするが…
「……うるせぇ。」
吠はここでも、ぶっきらぼうだが熱いハートで言い返して見せる。
「大人しくはいどうぞと指輪はやるほど、俺は単純じゃねぇんだよ。喧嘩を売る相手を間違えたな。」
「テガソードが選ばれたことが罪?ンなの……知ったこっちゃねぇ。俺は願いを見つけて、俺の世界を切り開くために戦ってるだけだ。」
「それに――てめぇ、あいつのこと好き勝手言いやがって。」
「あいつは何回負けようが、何回しくじろうが……あいつなりに戦ってた。」
「その時間、全部まとめて“無能”だの“素材”だのって切り捨てるようなやつに――」
「渡す理由なんか、あるわけねぇだろ。だから俺は、渡さない!」
「……正直言や、あいつとは俺が決着つけたかったんだよ。」
「それを横から出てきて、あいつの代わりなんてほざいて全部奪っていこうとしてんじゃねぇよ。しゃしゃり出てくんな。」
「来いよ。欲だのなんだのごちゃごちゃ言ってねぇでよ。ぶっ飛ばしてやる。」
「お前は俺の…」
「待って。吠くんだけにいい思いはさせないよ。」
陸王が割って入る形で、吠に続き〇〇〇〇〇への思いを語り出す。
「僕だって、あの人とはまだ終わってないと思っているさ。」
「確かに、何度もぶつかったよ。面倒で、強引で、欲望のまま動いてるような人だった。」
「……でも、それだけじゃなかったと思うんだよね。」
「戦ってる最中にさ、ほんの少しだけど……分かり合えそうな瞬間があった。言葉じゃなくても、『ああ、この人も必死なんだな』って感じる時がね。」
「もちろん、僕の勘違いかもしれない。結局最後まで、本心なんて分からずじまいなのかもしれない。」
「でも――だからこそ、このまま君みたいなのに全部飲み込まれて、彼の本当の気持ちに何もわからないまま、寄り添えないまま終わり、だなんて嫌なんだ。」
「無能だとか、器だとか……確かに彼に腹立つことはいっぱいあったけど、そんな言葉で片付けられていい人じゃないのは確か。少なくとも、僕たちが戦ってきた相手は、“ただの素材”なんかじゃなかったよ。」
「だから返してもらうよ。指輪も、彼の戦いも……君なんかに奪わせない。」
竜儀もさらに乗っかるように、説教するように語り出す。
「……貴様の言い分を到底聞き捨てることはできんな。」
「確かに、あの男は無礼者だった。テガソード様より賜りし指輪を無断に使用し、欲望のままに振るった。」
「礼節も節度も欠いた奴だったことは認めよう。」
「だが――それでもなお、貴様のように他者を利用するだけ利用し、破滅のみを撒き散らす厄災よりは遥かにましだ。」
「少なくともあの男には、自らの欲であれ、自らの足で立ち、戦おうとする意思があった。貴様のように、他者の欲を巣食い、それに満足するだけの下劣な存在ではないことは確かだ。」
「……無論、あの男には改めさせねばならぬ点も多い。」
「テガソード様の尊さ、テガソード様に恥じぬ人としての正しき在り方を、しかと教え込まねばならんからな。」
「だがそれは、貴様を討ち果たした後の話だ。」
「まずは私が貴様を倒す。」
「そしてテガソード様と共に、厄災にも何にも縛られぬ、しがらみなき世界を築く――それこそが、私の果たすべき役目なのだから!」
読みやすくするため次回に、つづく
はぐれものいるところ、正義の反論あり!
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命あるところ、正義の雄叫びあり!
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百獣戦隊ガオレンジャー