ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーvs〇〇○○○ シーズン2   作:国士となるもの公式ss

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第13話 はぐれものいるところ、正義の反論あり! 2

12話の竜儀から続いて、

 

猛原禽次郎も、長き人生の歩みの中で紡ぎ出されたであろう、重みのある言葉を静かに紡ぎ出した。

 

「……なんというか、きみの話を聞いておると、わしはきもち悪くなってくるな。」

 

「確かにあいつは欲深くて、騒がしくて、好き放題やっとった。トラブルばかり起こすし、正直『なんなんじゃこいつは!』って感じっこな男だった。」

 

「じゃけどな――ぼくは覚えている。」

 

「ノーワンと戦ったあの時、あやつは確かに前に立っとった。」

 

「ぼくと彼はライバルでわかりあえない関係のまま終息すると思っていたけど、確かな機転でわしを救ってくれたし、信頼もしてくれた。」

 

「あの瞬間だけは、間違いなくヒーローだった。」

 

「……それに、あやつと戦っておった世界は妙に騒がしくてのう。面倒事ばかりだったが、なんだかんだ退屈せんかった。」

 

「彼はどんなに自分の不利な状況でもとチャララっと笑っている、ある意味では明るいパーリーピーポーだったのだ。」

 

「それをきみは、“無能”の一言で片付けおった。」

 

「人の戦いも、痛みも、積み重ねも知らず、ただ喰らうだけの厄災風情が……。」

 

「……年寄りをあまり怒らせるものではないぞ。わし、激おこぷんぷん丸じゃからな。」

 

「あやつが掴もうとした願いも、笑っとった時間も、そして僕たちの指輪も、貴様なんぞには喰わせん。」

 

「では、わしはここでゆで卵タイムと行こう。君を倒すために、大量に食べねばな。」

 

禽次郎の契約の都合上仕方ないとはいえ、やや呆れながら、仕方ない禽じい、とゆで卵を頬張る禽じいを横目に見ながら角乃が静かな怒りをこめてアースモディウスに語る。

 

「……あなた、さっきから聞かせて貰えば本当に勝手なことばかり言うのね。」

 

「無能だの、器だの、素材だの……好き放題並べ立てて。」

 

「私、まだあの人の願いを聞いてすらいないのよ。」

 

「何を叶えたかったのか。どうしてそこまで指輪に執着していたのか。そして、あの時の沈黙の後に、何を語りたかったのか。『ハイクラス名探偵』を名乗る以上、そこを解き明かさずに終わるなんて、あり得ないじゃないの。」

 

「それなのにあなたは、全部自分の手柄にして終わりにしようとしている。彼の尊厳なんて、知ったこっちゃないと言わんばかりの傲慢さ。……そんなの、許せるわけないでしょう?」

 

「それにね。」

 

「あの人の、人の目を気にしない、どこまでも広がる青空のように自由なところ。自分が楽しいと思ったことに、あんなふうに真っ直ぐ夢中になって全力を傾けるところ――私は結構好きだったのよ。」

 

「あの人の心の奥底に隠されていたものが、なんだったのか。ただ私たちを舐め腐りたかっただけなのか、それとも私たちを羨ましがっただけなのか――それはまだ断定できていないの。」

 

「でも、だからこそ暴かなきゃ気が済まないのよ。」

 

「だから私は、まだ終わらせない。」

 

「彼の願いも、彼が作ろうとしていたものも……全部あんたなんかに呑み込ませたりしない。」

 

「ハイクラス名探偵として断言するわ。あなたみたいに“答えを奪うだけ”の存在は、ここで私が倒す。」

 

続いて…

 

「――どんじりを飾るのは誰かって?」

 

「決まってんだろ。この俺様だ!」

 

「……ったく、好き勝手ほざいてくれるじゃねぇか。」

 

「無能? 素材? ハッ、笑わせんな。あいつがどういう奴だったか、俺様はこの目で見てきたんだぜ。お前が起きれもせずグズグズしてる間になぁ!」

 

「〇〇〇〇〇、聴こえるか?俺とお前で、ビーチでいろんな勝負したよなぁ。監視員対決だの、販売対決だの、くだらねぇ張り合いばっかだったけど……」

 

「お前、やたら本気で食らいついてきやがってな!」

 

「俺も負けん気になっちゃって、気づけば引き分け!ハハハッ、思い出しても笑っちまうぜ!」

 

「……そんな感じでよ、正直、楽しかったんだ。前の指輪争奪戦じゃ、結局まともに戦えなかったからな。」

 

「……ああ、そうだ。」

 

「あの時、テガソードに“あいつを外せ”って進言したのは俺様だ。」

 

「俺も人のことを言えた立場じゃなかったが…思い出したくもねぇあの時……」

 

「まぁ、簡単に言えば、荒れてた俺様を重ねちまってな。」

 

「お前の戦う姿勢を見てたら危なっかしくて、好き放題で、このままじゃ争奪戦そのものを引っ掻き回すと思った。だから止めるべきだって言ったんだ。」

 

「けどよ――」

 

「お前と実際にぶつかってみたら、分かっちまった。」

 

「ムカつくくらい諦め悪くて、欲まみれで、図々しくて、めちゃくちゃな癖して……それでも、ちゃんと前に進もうとしてたんだよな。お前なりにお前なりのやり方で戦っていたんだな。あの時もそうなんだろ?」

 

「だから俺様は、あいつと、この仲間たちで決着をつけたかった。中途半端じゃねぇ、骨のある勝負をな。」

 

「それをてめぇみてぇな、他人の欲に巣食うだけの化け物に横から掻っ攫われてたまるかってんだ!」

 

「……悪かったな、〇〇〇〇〇。今度こそ、お前とちゃんと向き合うぜ。」

 

「だが、ひとつ言っておこう。世直しゴッドネスは俺様だ。だからまずは―厄災、てめぇをぶっ倒す!」

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