最速が行くアカデミア!(休止中)   作:ばな〜じ

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人の心しかない善院くん。


最速はヒーローになりたい

個性、それは中国の病院で産まれた赤ん坊から始まった。その赤ん坊は光り輝いていた。それ以降、各地で超常現象が発見されそれはいつしかこの世界の普通になっていた。夢は現実になった。世界人口の約八割が何らかの超人社会となった世界で混乱渦巻く中で誰しもが憧れた"職業”が脚光を浴びた。

 

「グウォォォォォォォォ!」

 

デカイ人間のようなものが暴れ鉄柱が折れ落ちて来ようとしている。

しかし、鉄柱は市民に被害を出さず一人の男に支えられていた。

 

「くっうぅぉ!」

 

「おぉ来た!」

 

市民が歓喜の声を上げる。

 

そうその職業こそ、世界の平和を守り、悪党共を倒す"ヒーロー"。

 

それを俺。善院 昴(ぜんいん すばる)がテレビで見ていた。

 

「朝っぱらからとんでもねぇことしてんなぁ」

 

超常現象により犯罪件数も爆発的に増え、法の改善で国がもたつく間は勇気ある人々はヒーロー活動を始めた。超常からの防衛、悪意から防衛、たちまち市民権を得たヒーローは世論に押され法的職務についた。

彼等は活躍に応じて国から収入を頂き、市民からは名声を貰う。

 

「あぁ!やっべぇ!飯食ってたらこんな時間!急げ俺!」

 

ご飯を食べ終わると学校に行く準備をし、個性を使っていち早く学校へ走っていく。まぁ、個性使ってもバレないでしょ。

色々と朝はもたついたが何とか間に合った。

 

「あぁ疲れた」

 

俺は席に着きながらそんなことを呟く。先生が入ってきてショートホームルームをし一時間目の授業に着くと言っても俺らはもう卒業なので進路について決める学活のようなものだ。

 

「今日は皆の進路だが、、まぁ皆だいたいヒーロー科志望だよね」

 

「「「「「ウェーーーーーーーーーーーイ」」」」」

 

「うんうん、皆いい個性をしているね。しかし校内での個性は原則禁止な」

 

「センセー皆と一緒にすんなよ。俺はこんな没個性の奴らとは行かねーよ」

 

そういい出したのは、爆豪勝己(ばくごう かつき)。まぁヤンキーだ、そのせいか皆からは反感を買っている。

すごいくらいに言われてるけど爆豪、余裕そうだな。

 

「モブがモブらしくうっせぇ!」

馬鹿にするような顔で俺らを煽ってくる。

 

「あ〜たしかに爆豪は"雄英"だったな」

 

その瞬間クラスがザワつく。「嘘でしょ。国立の!?」とか「うーわアイツはないわ」とか沢山言われてる。

 

まぁ雄英に行くのは爆豪だけじゃないけどな。

 

「そいやぁ。緑谷と善院も雄英志望だったな」

 

爆豪が固まる。そして静寂の後は笑いがおこる。

 

「緑谷、お前は無理っしょw」

 

「勉強出来てもヒーロー科入れねぇんだぞw」

 

まぁそうなるわな。かと言う俺は皆から応援を貰っていた。

 

「善院なら行けるわな」

 

「すばー頑張って来いよー!」

 

まぁ嬉しいんだが、緑谷も頑張るんだそこは否定してやるなよ。と思い皆に声をかけた。

 

「あのなぁ、緑谷は緑谷で頑張るんだそれを否定するのはヒーローになる者としてどうなんだ?」

 

俺が問いかけるとクラスは緑谷に謝る。ただ一人を除いて。

そんな爆豪が緑谷の席を叩き個性を発動させ爆発させた。

 

「没個性でもなく無個性のお前が俺と同じ土俵に立てるんだぁ!?」

 

「落ち着け爆豪。ダサいぞ」

 

「あぁ!?殺すぞ!ドブカス!」

 

「いや、お前俺に勝てないだろ」

 

「あぁ!?白黒つけてやろうか!?」

 

「はいはい。そこまでだ爆豪、善院。お前ら個性を使うなと言っただろう」

 

担任の先生に怒られてしまった。まぁしょうがないかな。弱い者を助けるそれが人間や。

 

「ごめんね。善院君。僕のせいで」

 

「いいや、お前は良く言い切った」

 

そんな言葉を交え、とりあえず六限目までは終わったので家に帰った。

道中、引ったくりが起きたがまぁNo.1ヒーローの"オールマイト"が向かったので大丈夫だろう。

 

◆◆◆◆

 

それから雄英高校ヒーロー科の試験までは何も無く無事、試験日を迎えた。試験会場に行く道中耳たぶからイヤホン?のような少女がグレてそうな奴等に絡まれていた。最低だなアイツら。

俺はそんな奴らに声をかけた。

 

「おい。その子嫌がってるだろ離せよ」

 

「はぁ誰だお前。邪魔すんなよ」

 

「醜く見えるぞ」

 

「なんだと!この野郎!」

 

三人が俺の周りを囲み出した。まぁ囲んだ所で意味ないけどな。

 

「やっちまえ!」

 

それを言い二人が俺に殴りかかってくる。でも遅すぎる。俺をそれを受け流しもう一人の奴は足を掛けて転ばせてやった。そして最後の一人には、殴る振りをし眼前で拳を止めた。

 

「ヒッ、、」

 

「もう辞めるんだぞ」

 

俺はそういい、逃げていった奴等を見た。再び視線を戻し絡まれていた少女に声をかけた。

 

「大丈夫か?」

 

「、、あぁうん!大丈夫!」

 

「それなら良かった。ちなみに聞くけど何処へ?」

 

「雄英高校ヒーロー科の試験に行く途中に絡まれた」

 

「なるほど俺と同じか。俺は善院 昴よろしく頼む」

 

「え!うちと一緒!?良かった〜友達居ないと寂しいからね。うちは耳郎 響香(じろう きょうか)よろしく!」

 

思いのほか友達は早くできそうだ。そんな事を思って雄英高校に行くと人が沢山いた。コレが受験者だと、多すぎる。

 

「しっかし多いねー」

 

「それには同意見だ」

 

気圧される。でも自分はヒーローになりたいからここにいるんだ。そうな事を考え校門を通った。




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