自分の状況を何一つとして理解していないクラゲ   作:488541

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雑すぎる前回のあらすじ
 置き手紙残して逃げてきたぜ!


Episode4

「ウスマン!!! 貴方ねえ!!!!!」

 

「ひぃぃぃ! てかなんでバンバン?」

「全部あいつのせいにした」

 

 ボーリングのピンを倒さないように避けてドアの前までプレイヤーが走った。私は走らなくて楽だぜ。

 

 スーパーナイスアシスタントであるこの私が代わりにドアを開けてあげた。プレイヤーは壁に衝突した。

 結局壁とキスする運命は変えられなかったんだな。哀れな。というか壁と床とガラスで三股しないでくれ。こっちが気まずくなる。

 赤い巣、反対側には6匹の小鳥ちゃん達。

 

「うぐっ……眼福……」

 

 分かる。可愛いなー。私は巣の前で待機。プレイヤーはすぐに6匹を引き連れて戻ってきた。……どうやったんだ? 私は物凄く警戒されててオピラバードがいないと触りも出来なかったのに。

 まあ今は超仲良しだけどね。私の近くに飛び込んできたオピラチック達を撫で回す。プレイヤーはタルタチックを撫でていた。

 

「クラゲさん久しぶり」

「僕可愛い?」

「あっちの人間誰?」

「ママどこ?」

「俺超天才だよ!」

「この人間撫でるの上手!」

 

 うわぁ一斉に喋らないでくれ耳が痛い。耳なんてないけど。

 

「ぴ、ぴよぴよ。ぴよぽよ、ぴよよ」

 

 プレイヤーが頑張って意思疎通を図ろうとしている。でもな、こいつら人間の言葉分かるんだ……。ぴよぴよ呟いてる変人にしか見えへんぞ。

 

「え゙? 嘘」

「ほんと。馬鹿って言われてるぞ」

 

「ちょっと! 手が止まってる!」

「何言ってんだこの人」

「ママー!」

 

 やかましゃい! ママは扉の先に居るよ。ドアの向こうで待機してるよ。

 

「久しぶりですね。フリンさん。あとそこの人間さん、あの時ぶりですね」

 

 開けといたよ。褒めて? あ、ダメだった? スパーナイスアシ……あ、左様ですか。

 

「え……っと? こ、こんにち…わ?」

「こんにちは。あら、私の子供を巣に返してくれたの? ありがとう」

「……子供……触って大丈夫……じゃないよね。ごめんなさい今すぐ降ろします」

 

 会話が噛み合ってねー。

 

「翻訳いる?」

「お願いします」

 

 プレイヤーも大体言いたいことは声色で察せるようになった。ほんとゲームのことになったら知能が上がるよな。

 

「チックちゃんたち可愛いね〜ちょっとゴツゴツしてて〜なんであったかいかな〜」

 

 そうでもないか。

 

「そうそう。セリーヌさんがまた体を痛めてましたよ。ブラックホールで眠りこけてたのかしらね。そっちに行くならついでに見てあげて」

「あー。鎮痛剤は……ないか。また麻痺させとくよ」

「ちょっとー内緒話?」

 

 何やかんやありつつ次のステージへG…あまって先降

 

 

「一周回ってあんたの事が愛おしく思えてきた」

「あと2、3回……」

「ギェェェェェエエエ!?!?」

「うびゃ!」

 

 プレイヤーがオピラに説教されている。無事な理由は分からないけど、危険なことはしちゃダメ!って。いいぞもっとやれ。

 プレイヤーの能力を説明後……

 

「バッカじゃないの? 幾らでも触れ合えるって……突く……のはむしろご褒美ね」

「ああ、念の為だけどそいつ、無視しても喜ぶぞ。意図的に自分のことを見ないようにするのがなんちゃらって」

「無敵ですね」

「なんか褒められてるような気がする」

「「アホか!」」

 

 プレイヤーが満足するまで私はオピラバードと会話タイム。

 

「そうなのよ! 向こう側に行こうと思ったら彼…彼?は反対側のリフトに飛び乗って向こう側に!」

「やっぱり」

「落として凶暴化をうまく落ち着けてくれたことには感謝してるわ。でも何回も殺したような……笑いながら受け入れてくれたような気がしてきて……」

「うーん。ってことは全員記憶は引き継いでるって事?」

「でもセリーヌからはそんなの聞いてないわ」

「まあ時間旅行は日常茶飯事だもんな。多分」

 

 まあそれはそうとして先進みましょか。定位置(プレイヤーの肩)に纏わりついてそろ〜とドアの外に出る。

 ちなみにプレイヤーのために触手で口を覆っている。絶対喋るから。喋らせなかったら拗ねるから。

 

「Hello?」

「Hello」

 

 セリーヌとプレイヤーが間延びした声で挨拶を交わした。

 

「そこに〜いるの〜?」

「いますよぉ〜」

「そのままドアの隙間を覗いててくれ」

「わかったわ〜」

 

 恒例の(?)電気ショックと精神世界へお招きの能力を組み合わせて“痛覚”を遮断する。幻肢痛みたいな感じなので痛みだけ精神世界に隔離して通路を遮断……みたいな感じだ。

 

「またブラックホールの流れに逆らって泳ごうとしてたんです?」

「またってどうゆう意味よ〜? そんなのした事ないわ〜」

「TAR…」

「黙っとれプレイヤー」

 

 セリーヌが痛みで暴れる事がなくなったのでもう動いて大丈夫。

 

「ありがとう〜」

「どういたしましてえ〜」

「まして〜」

 

「しっかし……定期的に体痛めるよね、あなた。ホワイトホールの中心に居座ろうとしたんですか?」

「ホワイトホールが何かは知らないけど〜多分違うわよ〜」

「……そうか。宇宙旅行するなら次はプレイヤーも連れて行ってやれ」

 

 流れるようにスムーズに扉を開けてあげる。今度からは私が扉開ける係になりそうだ。

 

「私このゲーム嫌い」

「つべこべいうな」

「あんたの部屋でしょ?」

「私のミッションで遊びたい?」

「遊ぶ。あっ、しまった」

 

 しまったーと呻くプレイヤーの頭に帽子を被せる。パラソルの上にあったやつだ。帽子はすぐにリュックの中へとしまわれたがプレイヤーは一気にご機嫌になった。

 

 後半の下2つのアホみたいに難しいやつもクリアしたご褒美に頭を捕食してあげた。舐めてきたのですぐ離れたが。

 

 気を取り直して定位置に絡みつき、次の部屋へ

 

Slaps 4

Handshakes 3

Stings 10

 

 あー、懐かし。そういえばこんなのあったな。

 青っぽいカード(実は色の区別が苦手)をゲット!

 

 さて、虹色の廊下に戻ったが……セリーヌ小さくなりましやよね?

 

「ねえ、あれ……」

「間違いないな」

「「TARDHISだ」」

 

 多分本人しか時間旅行できないし場所もまあ選べてるわけじゃないっぽいが。

 

「あら〜無事だったのね〜」

「体がズタズタになってたから心配だったのよ〜ちゃんと外科医のところに辿り着けたのね〜」

 

 うん、いつの話? ちなみに私定期的に破裂してる。原因は9割自業自得だけど。時空間系のあれこれはややこしくて好きじゃないのでさっさと別れをつげて下に行った。

 結局ついてきたけど。

 

「迷ってしまったのよ〜。王国のところに行けば帰り道は分かるわ〜」

 

 まあどうせ私達も王国に行くわけだしいっか。セリーヌ自分で動け……早くない? どこが遅いねん。人間に比べたら早いわ普通に!




フリン
 相変わらず呼び方はたくさん。歴史が変わることによって……とかそういうのは苦手。舐めないでくれ。

プレイヤー
 不可抗力だって。口に中に触手を折りたたんで収納してるって知らなかったんだもん。偶然当たっただけだって。

バンバリーナ
 またあんたかウスマン! えっと……“効率的にパーティーハットに人体を詰め込む方法”?
 何この本。有効活用させてもらうわ。

オピラ
 ドン引き。でもチックたちを巻き込まないならいっか。でも気をつけてね。

スローセリーヌ
 痛すぎて動くものを見たら駆け寄ってしまう。ちょっと体が痺れるけど効果は持続するので気に入っている。ホワイトホールの中心に居座ろうとはしてない。

小さいスローセリーヌ
 色々あって時間旅行できるようになった。すぐ迷子になる。
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