お気に入り登録者が1,000人突破記念で書いたお話です。
これからもなんとか書いていきますのでよろしくお願いします。
ヒナタがナルトを追いかけてオラリオにきて1週間がたった。
今日はリヴェリアの授業も休みなのでナルトはヒナタを街の案内に誘った。
他の女性団員たちはデートだとキャッキャと騒ぐのでヒナタもそうなのかと思ってしまう。
木ノ葉の里にいた時もナルトとは一緒に買物したりお茶したりとしていたが、デートだと思っているのはヒナタだけでナルトは買い物の手伝いと友達とのお茶としか思っていなかった。
少しおめかしをして門の前でナルトをそわそわしながら舞っていると、アイズがやってきた。
「ヒナタ、どっかいくの?」
「ナルト君と街に行くんだよ」
ヒナタはよってきたアイズの頭をなでながら優しく答える。
「私も行きたい」
突然アイズがそう言い出した。
ヒナタとしてはアイズを連れていくということはデートではなくなってしまうので少し残念な気持ちだったが、幼い頃のハナビのように自分に甘えてくるアイズをないがしろには出来ないヒナタなのだ。
どうしようかと思っていると、リヴェリがやってきた。
「何をしている?」
リヴェリアが聞いてきたのでヒナタは普通に答えた。
「これからナルト君と街に行こうと思いまして」
ヒナタの答えにリヴェリアの頭の中はデートの文字で埋め尽くされた。
ナルトがヒナタを連れてきた時「ヒナタは俺の大事な人だ!なんかしたら許さねぇ!!」と尾獣のチャクラを全身から放ちながら言ってきたことと、ヒナタのスキルにある【人柱力の花嫁】からお互いが相思相愛だと言うことがわかる。
そんな2人がお出かけというのならデート以外考えられないとリヴェリアは思った。
「そっそうか。それで?アイズは何を騒いでいる?」
「私も一緒に行きたい」
そういうアイズに苦笑いしているヒナタ。
アイズはリヴェリア以外だとヒナタとナルトに懐いていてどこに行くのも一緒に行きたいと言い出すのだ。
まぁ勉強もナルトたちと一緒に受けるようになったから悪いことばかりではないとリヴェリアは思っている。
しかし今回は2人でデートに行くのだから邪魔してはいけないと思い、リヴェリアはアイズを引き取ろうとする。
「アイズ、今日は私と出かけよう」
「リヴェリアと?」
「ああ。ポーションを買いに行くのだが、少し量が多い。だから持つのを手伝ってくれないか?」
「うー、でもヒナタと一緒にいき「手伝ってくれたらじゃが丸君を好きなだけ買ってやろう」いくっ!!」
渋っていたがじゃが丸君につられてリヴェリアについていったアイズ。
アイズはリヴェリアを引っ張りながら「早くしないとじゃが丸君が売り切れちゃう」と言いながらリヴェリアを急かしていた。
それを見送ってしばらくしたらナルトがやってきた。
「おまたせだってばよ!」
「ううん、そんなに待ってないから大丈夫だよ」
「よし!そんじゃ行こうぜ!」
ナルトはそう言いながら当然のようにヒナタの手を取って歩き出す。
「/////ッ」
ヒナタは手を握られた事に赤面したが、嬉しくて仕方なかった。
ナルト達は手を繋いだままオラリオの街を歩いていく。
そんな2人を見て街行く人達は、微笑ましく見守る人や冷やかす人、「リア充爆発しろぉー!!」と涙を流しながら走り去る男神や嫉妬の視線を向ける男性冒険者などがいた。
そんなのはお構いなしにナルトはヒナタを案内しながら楽しく街中を歩いていった。
「おや?この前の子たちじゃないか」
声をかけられた方をナルト達が振り返ると、そこにいたのは女神イシュタルだった。
「あーっ!!あん時キスしろって言ってきた露出狂の姉ちゃん!!」
ナルトは指を指しながら叫ぶ。
「ろっ露出狂って!お前の師匠いやらしい顔をしながら舐め回すように見てくるぞ?お前は違うのかい?」
そう言いながらイシュタルはセクシーなポーズを取ったりしてナルトを誘惑する。
「おっ俺はエロ仙人とは違うってばよ!!」
口ではそう言っているが、ナルトの視線はイシュタルのセクシーポーズに釘付けだった。
もしここに自来也がいたら師弟そろってだらしない顔をしながらイシュタルを見ていただろう。
しかし!今一緒にいるのはヒナタだ!!。
ヒナタの表情は笑顔なのだが段々と目の周りの血管が浮き出てきて白眼を発動していた。
さらナルトと繋いでいる手の握力を段々と強めていく。
「いでっ!いでででででっ!!!ひっヒナタああぁぁぁぁぁっ!!」
綱手のもとで修行したことにより、医療忍術だけではなく怪力までも学んでいたのだ。
「潰れる!!俺の手が潰れちゃうってばよおおおぉぉぉぉっ!!」
必死に手を離そうととするが、全く離れない。
それどころかヒナタが柔拳でチャクラを流しているのでチャクラが乱れてうまく力が入らないのだ。
「ナルト君、ナルト君も男の子だし、あの自来也様の弟子だからそういったのに興味があるのはわかるよ?でもね、今は私と一緒にいるんだからそういうのは控えてほしいな。それとも私のことなんてどうでも良くなっちゃったの?ねぇ?ねぇねぇねぇねぇ!!」
「ごめんなさい!ヒナタのことは大好きです!!もう他の女性に目移りしないので許してください!!」
あまりの怖さにナルトは片手を繋がれたまま土下座をしてヒナタに謝り倒す。
それを見てイシュタルは「この2人をからかうのは止めよう。怖すぎる!!」とつぶやきながら震えていた。
しばらくナルトがヒナタに謝りまくって許してもらった。
「済まなかったねぇナルト。お詫びと言っちゃあ何だが家でご飯でも食べていっとくれ」
イシュタルがそう言ってナルト達を自らのホームに招いた。
しかしイシュタルのホームは歓楽街の中にあるので、その道中は際どい格好をした遊女たちが客引きをしていた。
ナルトは先程のこともあるので見ないように下を向いて歩く。
背中にはヒナタの冷たい視線を感じながら。
「さあ!好きなだけお食べ!!」
運ばれてきた料理はどれも精がつく料理ばかりで、ヒナタは顔を真赤にしていたが、ナルトはわからずもりもり食べていた。
「ゲッゲッゲッイシュタル様が男を連れてきたって?」
そんな声と同時にのっしのっしと巨体が現れた。
「フリュネ!私の客は食事中だよ!!お前なんか見たら吐いちまうだろ!!」
イシュタルは怒って巨体、フリュネ・ジャーミルを追い返そうとしていた。
フリュネはおかっぱ頭の2mを超える巨体、大きな目と裂けた口は蛙のようで、手足も短くずんぐりむっくりな体型だった。
彼女は自分が一番美しいと思い込んでいて、気に入った男は地下室に連れ込み催眠剤などを使い無理やり何度も行為に及ぶので男は使い物にならなくなる。
神々がつけた二つ名が[
「あたいが美しいからって僻みかい?イシュタル様」
「ホントに鏡みてから言えよこの蝦蟇!!」
食事中に突然現れたフリュネを見れば男は吐き出し、一目散に逃げるだろう。
ココだけの話あの自来也ですらフリュネに迫られて忍術をフルに使って逃げたし、覗きがあまりにも酷い時はフィンが「次やったらフリュネと一晩一緒の部屋ですごしてもらうから」といえばしばらく大人しくなるぐらいに自来也も苦手なのだ。
しかしナルトは何もないように食事を続けていた。
その姿を見て食事を運んできたイシュタル・ファミリアの子たちは驚き、1人が何故大丈夫なのかを聞いた。
「ねぇ、あいつを見て気持ち悪くならないの?」
「ん?平気だってばよ。俺ってば蝦蟇と友達だから!!」
「へぇっ?」
聞いたアマゾネスはナルトが何を言ってるのかわからなかった。
「ふっ!くくっ!!」
ヒナタは頑張って笑いをこらえてぷるぷるしていた。
「しかしオラリオの蝦蟇は二足歩行なんだなぁ」
「「ブハッ!!」」
ここでやっと理解したアマゾネスはヒナタと一緒に吹き出してしまった。
ナルトは本気でフリュネの事をカエルだと思っていたのだ。
「あはははっ!!君面白すぎ!蛙が服着て喋るわけ無いじゃん!!」
「いや、喋るし服も着てるってばよ?なんならタバコも吸ってるし、あの蝦蟇よりデカいってばよ!」
「そんなのいるわけ無いじゃんwwほんとにいるなら会わせてよ!会わせてくれたらお姉さんが何でもしてあげる♡」
アマゾネスはいやらしくナルトの耳元でささやく。
「ッ!!」
ナルトも体をビクッとさせるがそれは興奮でなのか、それとも恐怖からなのかはナルトしか知らない。
「よしっそんじゃあ広い場所に行くってばよ!!」
「いいよ!案内してあげる」
いまだに言い争っているイシュタルとフリュネを置いてけぼりにしてナルトとヒナタはアマゾネスにつれられて館の裏にある開けた場所にきた。
「ここならどんなに大きくても建物に被害が出ないよ!さあ!呼んでみて!」
「いくってばよ!」
ナルトはそう言って印を結ぶ。
最後に左手の親指を噛み血を出して右掌に血を付ける。
「口寄せの術!!」
そう言いながら右手を地面につくと、ボンッ!と煙が上がり、中から法被を着てさらしを巻き、ドスを持った巨大なオレンジ色の蝦蟇がタバコを吸いながら現れた。
「何のようじゃナルト」
「いやっそのーっ」
ようもないのにいきなり呼び出したので言葉に詰まるナルト。
「ああん?」
はっきり言わないナルトにガマ吉は苛立つ。
「あれだってばよ!口寄せの術がちゃんとできるかの確認だってばよ!!俺ってば縮んじまったからさ!!」
苦し紛れの言い訳であったが、こんな街中で巨大なガマ吉が暴れたりしたらとんでもない被害が出てしまうので必死のいいわけであった。
「・・・ああ、確かに縮んどるのぅ。ほんで?用はそれだけかいのぅ?」
「あっああ。ちゃんと口寄せができるのがわかったから大丈夫だってばよ!今度は戦いのときに力貸してもらうかも知んねぇから、そん時はよろしくな!!」
「おう!そいじゃあ帰るけんのぅ」
そう言ってガマ吉はボンッと消えて妙木山に帰っていった。
ナルトはほっと胸をなでおろして腰を抜かしているアマゾネスに近づく。
「大丈夫か?姉ちゃん」
「うっうん、ちょっと驚いただけだから大丈夫!」
ナルトの手を取って立ち上がるアマゾネス。
「ホントにいるなんて思わなかった。約束通りお姉さんが何でもしてあ♡げ♡る♡」
そう言ってアマゾネスはナルトに抱きつこうとしたが、ナルトはそれをするりと避ける。
「じゃあさぁじゃあさぁ!姉ちゃんには後何人か連れてきてもらってエロ仙人の相手をしてほしいってばよ!!」
「エロ仙人?」
アマゾネスはナルトが言うエロ仙人が誰かわからなかった。
「ええと、こっちだと大神を超えし忍者?って呼ばれてるってばよ」
「ええっ!!大神を超えし忍者の相手できるの!?」
アマゾネスは大興奮だった。
実は自来也の相手をするのは結構人気だったりする。
アマゾネスは強い男を本能的に欲しているので、オラリオ最強である自来也はアマゾネスから大人気なのだ。
そんな自来也の相手ができると知れば喜ばないアマゾネスはいない。
「任せて!最高のおもてなしをするから!!お金もいらない!全部こっちでなんとかする!」
「おっおう。そんじゃあ今夜連れてくるってばよ」
「待って!普通にきたら他の子たちが群がってフリュネに気づかれちゃう!」
自来也がくれば遊女たちは自来也に群がるのは間違いない。
そしてその群がりに気づいたフリュネがよってくるに違いない。
なんとかして気づかれないで自来也を部屋まで連れていけないかと話し合い、結果としてナルトが飛雷神の術で自来也を部屋に届けることになった。
届ける部屋に術式を刻んであるクナイを置き、夜の鐘が鳴った頃に自来也をこの部屋に届けることになった。
歓楽街をでてナルトはヒナタとホームにむかって歩いていた。
「ねぇナルト君、何で自来也様の相手を頼んだの?自来也様だったらそんなことしなくても自分で行くと思うけど」
ヒナタの疑問は最もである。
自来也もいい大人であり、ドスケベなので歓楽街には堂々と行くだろう。
なのに何で頼んだのかわからないヒナタだった。
「エロ仙人最近執筆活動でずっと缶詰だったからこの辺で発散させとかないとぜってぇなんかやらかすってばよ」
ナルトは呆れながらそういった。
これはナルトが自来也と旅をしていた時にあったことだが、立ち寄った村に女性と遊ぶ店はおろか、飲み屋もないし若い女性もいなかった村に1ヶ月も滞在した事があった。
最初は修行で気を紛らわせとぃたが、最後の方は禁断症状がでたみたいにナルトにひつこくおいろけの術を使うように言ってきたりしていた。
そしてその村を出発して次の大きな街についた途端、自来也は1週間帰ってこず、ずっと酒と女遊びをしていたのだった。
そんな経験をしたのでナルトは適度に酒と女遊びをさせないと大変なことになるとこの時学んだのだった。
ナルトからその話を聞いたヒナタは苦笑いをして「大変だったね」と言ってくれた。
「だからこのへんで発散捺せとくってばよ!」
そう言ってナルトはヒナタの手を引いてホームに帰り、夜になったら自来也の部屋に突撃し、自来也をアマゾネスがまつ部屋に飛雷神の術で送り届けて帰ってきた。
部屋で寝ようと思ったらヒナタが待ち構えていて、ヒナタは結界忍術をはり、外に声が漏れないようにしてからナルトをベットの上に押し倒した。
「えっ!ひっヒナタ!?」
「安心してナルト君。初めてだけど頑張るから」
「ええっ!!ちょっと!!あっ!あああああぁぁぁぁぁぁっ!!」
次の日、つやつやのヒナタと疲れ切ったナルト、若返ったように元気な自来也がホームで目撃された。
それとオラリオ新聞に『歓楽街に巨大な蝦蟇が出現!!新種のモンスターか!!』といった見出しがあり、ガマ吉が写った写真が乗っていた。
記事にはイシュタル・ファミリアにガネーシャ、アストレア・ファミリアが調査に入ったと書いてあり、ナルトは心の中でイシュタルにごめんなさいと謝るのであった。