忍界の英雄はオラリオで英雄になるのか!!   作:もるさっさ

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尾獣の照会と入団試験だってばよ!!

 

 尾獣を紹介するため、ナルトの精神世界にきたフィンたち。

実際に尾獣をみてその強さにただただ驚くしかできなかった。

こんな力をもつ尾獣を、たった1人で全て制御出来るわけがないとフィンは思った。

しかし、実際にナルトは1人で制御している。

もしここで尾獣たちやナルトに反感を持たれたら、ロキ・ファミリアどころかオラリオが地図から消えることになる。

何としてもナルトの機嫌を取りつつ、自身の野望のために利用できないかと考えるフィン。

 

「皆を紹介するってばよ!」

 

ナルトの声を聞いて、考えるのをやめてしっかりと聞こうと思うフィン。

 

「こいつが一尾の守鶴だってばよ!」

 

まず紹介されたのは、砂でできた巨大な狸だった。

 

『ヒャッハー!ナルト以外に名前を呼ばれたくねぇから一尾様とでも呼べ!!』

 

「んで、こいつが二尾の又旅!」

 

次に紹介されたのは、青い炎の巨大猫。

 

『よろしく。私もナルト以外に名前を呼ばれたくないから二尾とでも呼んで』

 

「そんで、こいつが三尾の磯撫!」

 

巨大な亀みたいな姿をしていた。

 

『おでもナルト以外に名前、呼んでほしくない』

 

「お次は四尾の孫悟空!」

 

『斉天大聖孫悟空様だウキーッ!!気安く名前呼ぶんじゃねぇぞ!!』

 

ダンジョンにいるシルバーファングなんか目ではないぐらい強い赤毛のゴリラだった。

ここまで半分紹介されたが、皆名前を呼ばれたくないと言っていて、友好的ではなかった。

 

「続いて五尾の穆王!」

 

『よろしくお願いします。みなと同じで名前は呼ばないでくださいね』

 

白い巨大な馬の姿をしていてリヴェリアは綺麗だと思った。

 

「そんで六尾の犀犬!」

 

『よろしく。名前呼ぶなよ』

 

巨大なナメクジの姿をしていて、ロキは引いていた。

 

「んで、七尾の重明!」

 

『ラキーセブンの重明だ名前呼びは勘弁』

 

巨大なカブトムシの姿をしていて、尻尾は?と思ったフィン。

 

「それから、八尾の牛鬼!」

 

『よろしくな。八尾と呼んでくれ』

 

頭が牛なのでミノタウロスの仲間だと思ったガレス。

 

「そして最後に、俺と一番付き合いが長くて俺の相棒の九尾の九喇嘛だ!!」

 

『フンッ、気安く呼ぶんじゃなぇぞ?それとナルトを利用しようだなんて考えんなよ?そんなことしたらワシら全員で暴れるからな!!』

 

巨大な狐の姿をした九喇嘛の言葉を聞いて、フィンは釘を差されたと思った。

 

「紹介も終わったし戻るってばよ」

 

ナルトがそう言うとフィンたちは、ロキの部屋に戻ってきた。

フィンは、尾獣たちが自分たちに対して友好的ではないことに頭を抱えた。

こうなったらナルトと親しくなるしかないと、フィンは考えるが、下手に動けば尾獣たちの怒りを買ってしまうため、慎重に動こうと思っていた。

 

「それで?今後のことなんだけど、ナルトはロキ・ファミリアに入れるってことでいいのかい?自来也」

 

「そうだのぉ、信用できる神はロキとアストレア、デメテルぐらいだからのぉ。それに、近くにいたほうが色々と面倒が見れるしの」

 

そう言って自来也は、ナルトの頭を撫でる。

 

「またエロ仙人といられるのか?」

 

「ああ、そうだ」

 

自来也は優しく微笑みながらナルトに言うと、ナルトは嬉しそうにする。

 

「じゃあさ!じゃあさ!また修行つけてくれってばよ!!」

 

「もちろんだ!!前みたいに厳しくしてやるから覚悟しとくんだのぉ」

 

「上等だってばよ!!」

 

ナルトはまた自来也と一緒にいられることが嬉しかった。

今度こそはずっと見ていてほしいと心からそう思っていた。

 

「それじゃあ入団ってことで試験を受けてもらうよ」

 

「試験?」

 

「なに、形式的なものだよ。皆入団する時に受けているからね、ナルトだけ受けないなんて特別扱いをしてしまうと、皆に示しがつかないんだよ」

 

フィンの話を聞いて頭にハテナを浮かべるナルト。

その姿を見て自来也は「頭はまったく成長しとらんのぉ」とため息を付いた。

 

「皆やってるからナルトにもやってもらうよってことさ」

 

「ふーん。試験って何すんの?」

 

「模擬戦だよ。こっちが用意した相手と戦ってほしいんだ」

 

「わかったってばよ」

 

「それじゃあ、中庭に移動しようか」

 

フィンがそう言って、ナルトを中庭に案内する。

中庭に向かっている間にナルトは、子供になってしまった体でどれだけチャクラが練れるかを確かめていた。

 

(よし、チャクラは練れる。でも前より量が少ないってばよ)

 

『それはワシらがお前の体に負荷がかからねぇように制御してんだよ』

 

(そうなのか!ありがとうってばよ九喇嘛!!)

 

『とりあえず試験では影分身と体術、変化の術でしのげ。螺旋丸は使うなよ?』

 

(了解だってばよ!)

 

精神世界で九喇嘛と話しながら、中庭にきたナルトたち。

中庭では、団員たちが訓練をしていた。

 

「すまない、これから入団試験をするから場所を開けてもらいたい」

 

訓練している団員たちにフィンがそう言うと、団員たちは素直に場所を開けてくれた。

 

「ありがとう。それとラウルはこっちに来てくれ」

 

「なんすか?団長」

 

フィンに呼ばれてきたのは、ナルトよりもすこし年上の少年だった。

 

「この子の対戦相手をしてほしいんだ」

 

「自分がっすか!!」

 

「ああ、頼むよ」

 

「まぁいいっすけど、自分手加減とか下手っすよ?」

 

「大丈夫さ。ポーションも用意したし、リヴェリアもいる。何かあったら僕がすぐに止めに入るさ」

 

「わかったっす」

 

フィンに説得されて渋々ナルトの相手をすることになったラウル。

ナルトは今の自分がどれだけ動けるかを確認したいだけなので、相手は誰でも良かった。

 

「それじゃあ、両者準備はいいか?」

 

審判役はリヴェリアだった。

 

「はいっす」

 

「いつでもいいってばよ!!」

 

「それでは    始め!!」

 

最初に動いたのはナルトだった。

ナルトはチャクラを足裏にためて、瞬身の術でラウルとの間合いを詰める。

 

「うわぁっ!!」

 

一瞬で近づかれたことに驚いたラウル。

ナルトの拳をギリギリ避けて距離を取る。

 

「んー、やっぱりまだ感覚がずれてるってばよ」

 

『仕方ねぇだろ。そのうち慣れる』

 

子供になったと言うことは、今までの手足の長さが違うということだ。

そうなれば、戦う時の間合いが全く違ってくるので、ナルトは戦いづらそうにしていた。

 

「まっなんとかやるってばよ!多重影分身の術!!」

 

印を結び術を発動させると、ラウルを囲むように10人のナルトが現れた。

 

「何やあれ!!」

 

いきなり10人に増えたナルトを見て、ロキは自来也に問いただす。

 

「あれは高等忍術の影分身だ。普通の分身と違って実体があり、チャクラが当分割される。ワシですら5人だすのが限界だのぉ。しかし、ナルトは元からワシより多くチャクラを持っておるのと、尾獣たちの膨大なチャクラも使えるから、果たして何人まで増えるのか予想がつかんのぉ」

 

自来也の言葉を聞いてロキたちは、信じられないと思った。

 

「よっしゃ!行くぞ皆!!」

 

「「「「おう!!」」」」」

 

このままではラウルがタコ殴りにされてしまう。

そう思ってフィンは、止めに入ろうと思った。

 

「いくぞぉ!変化!!」

 

ボフンッと煙が舞いあたりが見えなくなった。

一体何に変化したのかと、身構えるフィンたち。

もし、尾獣になんか変化したら、手に負えないと思い冷や汗が背中をつたう。

煙が晴れて現れたのは

 

「「「「「うっふ〜ん♡」」」」」」

 

金髪で裸の女性たちだった。

 

「ブハーッ!!」

 

ラウルは鼻血を吹き出して気絶した。

 

「「うっひょー!!ラウル!今すぐそこ変われー!!」」

 

自来也とロキは鼻血を垂らしながら興奮していた。

この状況にフィンとリヴェリアは「「問題児が増えた」」と、頭が痛くなった。

ラウルが気絶したので、ナルトは術を解いた。

 

「名付けてハーレムの術!!」

 

ポーズを決めて高らかにそう言ったナルト。

 

「なんて素晴らしい術を思いつくのだお前は!!流石ワシの弟子だ!!!」

 

「ナルト!ウチにもそれやってぇな!!」

 

自来也とロキは、鼻に紙を詰めながらナルトにそう言った。

ナルトは師匠に褒められて嬉しくなった。

 

「そんじゃあお次はもっとすごいおいろけ忍術を「やめんかっ!!!」イデェッ!!」

 

違うおいろけ忍術をやろうとしたら、リヴェリアに拳骨されて止められた。

 

「まったく!なんて術を作っているんだお前は!!自来也!貴様どんな教育をしてるんだ!!」

 

ナルトと自来也、ロキは正座させられて、リヴェリアに2時間説教されたのだった。

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