メスガキがBackroomsにざーこ♡ざーこ♡する話   作:聖剣エクスカリバー

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真っ暗な世界でasmr配信♡ Level 6 "Lights Out"(消灯)

「うーん……ここを、こうして…」

 

コメント:

【チカたんの声だ?!】

【あのさあ】

【死んだかと……】

【画面が真っ暗なんだが】

【逃げれたってこと?】

【今床に沈まなかった?気のせい?】

 

「こう♡」

 

『おーい』

『何やってるの?』

『あれ、モード切り替わってる?』

 

「あ、聞こえた♡ ここはLevel 6 "Lights Out"(消灯)で、電磁波とか光とか完全に吸収しちゃうの♡ まあ私のスマホは特別だから配信できてるけど♡」

 

『だからこのスタイルなのか』

『チカたんも何も見えてないのね』

 

「ノークリップ…壁抜け、床抜けって方が分かりやすい? Backrooms〈ここ〉では良く起こる、身体が物体をすり抜けちゃう現象だよ♡ レベル移動の要因の一つだね♡ Backroomsに迷い込んじゃう原因も殆どこれ♡ いつもは予測不可能なんだけど、不安定な場所に思い切って突っ込むと誘発出来るよ♡」

 

『バグみたいなもんか』

『気を付けとこ…って、え??』

『今サラッと超重要情報言ってなかった?!?!?!』

『予測不能て?! 避けようがねーじゃん!』

『まあいきなり床をすり抜けたら、そんときは覚悟しろってことか』

『嫌だぁぁぁあぁあぁぁ』

『まあ知らないよりは知ってるほうがマシか…』

『てか、チカたんはさっき棒立ちしてただけじゃなかった?』

 

「まー、私は特別だからノークリップぐらいなら誘発出来ちゃうけどね! へへ〜ん♡」

 

『えぇ…』

『チカたん何でも出来るな』

『なんであんなことしたの?』

 

「なんでって? まあ、楽しそうだなって……」

 

『チカたん的には大丈夫かもしれんけど、視聴者的にはガチで心がもたないんよ』

『あんまり心配させんでおくれ』

 

「ゴ、ゴホン。てことで…… (改めてこのLevelを紹介していくよ♡)」

 

『うおっっっっ』

『!?!?!?!?』

『ガタッ』

『?!』

 

「(どう? 今までのスパチャで、asmrのマイク買っちゃった♡)」

 

『腰が飛び跳ねた』

『えぐ』

『半分くらい気絶しかけた』

『神かよ』

 

「(あはは、そんなに気持ちいいの?♡ よわよわなお耳さんだね♡ ざぁ〜こ♡ ざぁ〜こ♡)」

 

『ひゅおおおおお』

『俺の負けだ』

『我が生涯に一片の悔いなし』

『吐息混じりの声最高です』

『あばばばばばばば』

『気絶した』

 

「(……………どう? 爪で叩いてるんだけど、この音、どんな壁だと思う?)」

 

『分からん』

『心安らかなり』

『石とか?』

『信じられるか? ついさっきまで蛾の大群と死のチェイスしてたんだぜこの配信』

『うーん、何回か音が変わった? 聞く限りだとコンクリートと金属板が組み合わさってるように感じる』

 

「(あ、凄ーい! 今ベラベラ長文喋ってた人、正解だよっ♡ なんか正確すぎて普通にキモいね♡)」

 

『やった、褒められ……え?』

『かわいそう』

『草』

『エンティティは居るの?』

 

「(んー、分かんない♡ エンティティは居るかもだけど、何も見えないから。それより大事なのが、ここのレベルには精神作用みたいのがあってね、変な幻聴が聞こえたりヤバい不安感とかに襲われたりするんだよね。取り敢えず、私みたいにチビチビアーモンドウォーター飲んだら大丈夫♡」

 

『マジかよ』

『何だそれ』

『そんな要素まであるのか…』

『そういえばアーモンドウォーターは精神異常にも効果アリとか言ってたね』

『普通に発狂しそうな場所に更に精神攻撃ギミック付け足すなや』

 

「(次のレベルの匂いは特徴的だから、それを手掛かりに移動すると割と簡単に抜けられるよ♡ ぶっちゃけここ暗いだけだし、他より時間はかからないかも♡)」

 

『バランスは取れてるな』

『それでも絶対行きたくないわ』

『チカたんの残り香を追いかけるのが最効率では?』

『警察犬かよ』

 

「(んひひ♡ でも、おじさん達はクッサイからエンティティにすぐ嗅ぎつけられちゃうよ♡)」

 

『確かに』

『今の内に風呂入っとこ…』

『ふ、風呂ぐらい入っとるわ!』

『一ヶ月風呂入ってない』

 

「え? 一ヶ月? キンモ……うわ、普通に一ヶ月はあり得ないんだけど……」

 

『ドン引きされてて草』

『♡が付いてない罵倒は“効く”』

『ガチトーン…』

『連勤。』

 

「え?」

 

『昨日深夜、30連勤より帰宅した』

『wwwwwwwww』

『社畜さん…』

『ブラックどころじゃねぇww』

『やば』

『マジ?』

 

「……The Frontrooms〈げんじつ〉って、つらいねー……」

 

『俺もバックルームで生活したい』

『現場系のお仕事かな?』

『高校生俺、未来に絶望する』

『俺は14連勤までなら』

 

「(みんなはどんなお仕事してるの?)」

 

『無職』

『証券マン』

『コンビニ店長』

『高校生』

『介護職』

『中学生』

『ニート』

『無職』

『パチプロ』

『大学生』

『大学生』

『イラストレーター』

『プログラマー』

『自宅警備員』

『何もしないをしている』

『高校生』

『しがないサラリーマン』

 

「(あははっ♡ 無職率たっか〜♡)」

 

『そら(平日なのに朝からずっと配信に張り付いてるんだから)そうよ』

『この配信が生きがい』

『俺も』

『僕も』

『私も』

『ワイも』

『我輩も』

『ワシも』

 

「(ちょっと、なんか後半遊んでない?!)」

 

『ウチは至って真面目だしぃー』

『ミーは外国人デース』

『おいらはドラマー』

 

「(も〜、変なことばっかりするよね!)」

 

『波の音が聞こえるデース』

『海じゃ!!』

『水着回キターーー!!』

『海の匂いは次のLevelの匂いであると見抜ける人でないと(Level4を突破するのは)難しい』

『うおおおおおおお』

『遂に屋外レベルか』

 

「(あ、階段発見! じゃ、行くよ〜♡ 次は──)」

 

 光が眩くカメラを照らす。

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