終わりに向かう世界にクレイジーサイエンティストがログインしました   作:なぁ〜

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 (戦闘シーンは)ないです。


1975年②

 

◇1975年ソ連エヴェンスク某所

 

 

 ソ連領カザフスタンウラリスクにハイブ建造が確認されてから3か月ほどたったが一気に慌ただしくなった。

 なぜならソ連の首都機能がモスクワからハバロフスクに移転したからである。おかげでヤクーツクやコムソモリスク・ナ・アムーレといった都市もテコ入れされ自分たちの住むエヴェンスクもその一貫で後方都市としてテコ入れが入ったのだ。おかげで地方の1研究所だった例の研究所も正式名称が定まっていなかったが正式に対BETA防衛技術研究所という名前が付けられ共同開発企業としてミコヤム·グルビッチとの提携が開始したそうだ。最近は知識のすり合わせも終盤でもうすぐ研究に着手できるようになるだろう。ただ私が本格的に動けるのは3年後。備えるためにもまずはデータ収集用の装備設計図面を送っておこうと思う。

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 ◇ソ連エヴェンスク対BETA防衛技術研究所:とある技術者

 

 私はシュベール。Mig設計局のしがない技術者だ。BETAの侵攻と政府の要請により今はエヴェンスクに新設された研究所に出向させられていた。エヴェンスクなんて極東の田舎に行くのは嫌だったがこの御時世に上からの命令となると断れるはずもなくここに来た。どうやらほかの連中も似たような感じで集められたらしい。

 そんな俺達に下された命令はMig-21の延長技術開発だった。このMig-21。アメリカからのライセンス生産で作られたF4Rの改修機である。そしてアメリカがあらゆる状況にある程度対応できる汎用機を目指すのと異なり、ロシアの戦術機設計思想は寒冷地での都市部防衛·局地戦だった。そのためよりロシアに適した機体の作成が急がれたのだ。そうして生まれたのがMig-21バラライカというわけである。

 

 ◇◇◇

 

 さてこっちに来てから数日自分たち研究チームは今東部の最前線の少し後方で実験機の最終調整を行っていた。というのもバラライカの初期型はすでに大隊規模の数ロールアウトしているが初期不良が多数報告されているのだ。またそれに合わせて研究所から改善案と実験装備が送られてきたのだ。それらを搭載したのが今回の実験機なのだ。

 

 ◇ソ連東部前線防衛部隊司令部第二作戦室

 

司令官「ではこれより今実験の最終確認を行う。まずは実験概要を説明してもらう。同志シュベールよろしく。」 

 

シュベール「紹介に預かりました、シュベールと申します。今回の実験では研究所から送られてきた試験用装備ならびに改善案を反映した機体の最終試験です。今回の実験が成功すれば将来の戦術機の発展の礎となるでしょう。」

 

「説明ありがとう、同志シュベール。また今実験では護衛部隊として一個戦術機中隊と通常戦力の機甲大隊および機械化連隊が入る。」

 

 

 ………といった流れで会議は滞りなく進み終了した。そしてそのまま実証実験も無事終了しバラライカの制式機体の量産が始まった。

 

 

 




Mig-21バラライカ実証実験機使用
·主人公の送りつけた図面から作られた実験用装備と改善案を反映させた機体。この後制式採用される。尚、本来の機体より稼働時間や装甲面での強化が入った。
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