今回の話ではフセとワカモがバチバチに戦闘をします。
状況の説明などが拙い場所があるかもしれませんが、読んでくれるとありがたいです。
今回伏線多めです。サガシテミテネ。
(「ねぇ〜もうつれていっちゃっていいかな?おかあさ〜ん」)
とそのように行って携帯の向こうの相手にごねている彼女のその声は先ほど聞いたようなような低く冷たい男の声ではなく、すでにどのような手を使ったかはわからないが可愛らしい見た目の年相応の少女の声になっていた。
”……それでさっきは途中で遮られたけど、その『おかあさんたち』って誰のことなのかな?”
実際おかあさん『たち』と読んでいるところも大いに気になるがまず火急の問題として今少し落ち着いてはいるけれども先ほどまで強い焦りが見られていたワカモを落ち着かせることだったため今彼女が口にしたことについての言及を行った。
「…ん?なんのことぉ…ってそうゆうことね。それはねぇ〜万m うわっびっくりしたぁ
…え?なになにーいっちゃいけないの⁉︎うん、わかった!‥先生、ごめんねあたし貴方におかあさんたちのこといっちゃいけないみたい…」
「あと『ただ一人の進化論』ってぇ?もしかして…ああたしのことをみながらいったから……あたしのこと⁉︎かっこいいっ!そこのふわふわの人人おしえてくれてありがとうねっ!」
とそのように襲撃者もとい羽食フセは一人で顔を百面相させて、自身の目標の障害であるワカモに感謝あまつさえ頭までペコリと下げた。
その彼女のおかげで先ほどまでの張り詰めていた空気は緩みかけたがその彼女の手の中にあるものを先生とワカモの二人が視認したことにより再びと張り詰める。なぜならその手のひらの中に握られていたのは『ワカモの尻尾に生えている毛の束』であり無理に引き抜いたのか、ところどころ赤黒い液体が付着していた。
「いつッッ!(私の毛ッ…どのタイミングで抜かれたかが分かりませんわ…これはマズイかもしれませんわね…」)
(”それに何かがおかしい…普通人は相手と話す時に相手の顔を見て会話をするはずだ…私の時は『お腹』を見て喋った、ワカモの時は普通なのに…”)
そのように不審な目を向けられている当事者はさっきの談笑の間は先生についてくるよう催促をしてこなかったが今では顔はふんわりとした優しい表情だが纏う雰囲気は鋭くなっている上、先生の方にその光のない目を向けにじり寄ってきている。
「ッ来ないでください‼︎それ以上近寄ったら撃つ!。」
ワカモの方でも愛しの先生に荒っぽい姿を見せたくないため近づいてくることには警告などの消極的な択しか取ることができない。しかしフセはそれに少しも怯まずこちらに歩み寄ってくる。
「ッ警告は致しましたわよッ!」
そう言いながらワカモはフセに向かって2度発砲をする。その結果見事に両目に命中させる。しかしフセはそれを物ともせず強引に先生に近づいてくる。それに対して抵抗するため今度は舌戦を試みた。
「フン!、所詮貴方もゲヘナの悪魔を統括する下劣な万魔殿の構成員ですわね‼︎トップがあのような醜態を晒しているところのものなんか『《vib:3》黙れ《/vib》』ッ」
その声は先ほどの男の声ではないためあそこまでの重さは存在し得なかったが、その乗せられた思い…憤怒とその月を背景に立っていたらついため息が出るほどに整っている顔を感情的に歪めながらいったことによって先の、脅し以上の恐怖を感じさせた。
「今…なんて言った?」「……え「‥‥‥今、なんて言った‼︎ アタシのことをここまで育ててくれた万魔殿のみんなのことを悪く言ったのか⁉︎…もういいやめた。乱暴なことはしたくなかったけど。元々アタシにできることなんてこれくらいしかないんだからもういいよね。
うん。あたしは別にいいよ。でもおかあさんたちにきらわれたらどうするの?
…嫌だ嫌だイヤダッ、そんなこと耐えられないッ‼︎でもこいつはおかあさんたちがお願いしてくれたことを邪魔してるんだよ。」
とそのように精神が不安定なのか突然叫びながらうわごとのように流れるように自問自答をしだす。
その様子にワカモはいまが先生と共に脱出の好機と思ったのか先生のいる突き破ってきた窓の方へかけだした。
(「いまなら行けるはずッ…!)」
しかしその試みはフセに手首を掴まれた上引っ張り上げられたことによって阻止されてしまう。
「なッッ…‥!」
そしてその焦りの感情に持ち上げている相手の真っ白で虹彩のない右目を見たことで少しの恐怖の感情が染み込む。それに対しワカモを持ち上げている本人はというと。
「………いまアタシを『怖がった』ね?あたしは目がいいし目が悪いからね。わかるんだ。」
と焦燥が消え冷静な様子でこちらを観察している。まさに『捕食者』として。
『自分としても自覚はあるんだよ。アタシはいまこのキヴォトスで『食う側』でしかないんだ。」
そういうとワカモの手首を離したかと思うとどこに隠していたのか、その黒く太い尻尾でワカモを遠くの壁の方に吹き飛ばした。その後少しの間吹き飛ばした方を30秒ほど見つめた後にその目を閉じたままこちらへ歩み寄ってきた。
「…じゃあ、さいごのお知らせだよ。あたしといっしょにゲヘナの万魔殿まできてくれないかな?」
そう言って彼女はついに先生の目の前まで迫ってきていたその身長は170は超えているであろう女子高生としては高い身長と背中の大きな蝙蝠のような翼によって目の前に立たれるとその圧力がひしひしと感じられる。そうして先生の手を掴もうとしたその時。彼女は閉じたままの両目を押さえて硬直する。
(「何っ…これは………!あのふわふわの人の神秘がこめられた弾のせいだね‼︎……ふーん……もぐもぐ〜‥‥‥おえぇッ⁉︎何このいろんな具材をとりあえずなべにぶち込んだみたいな味⁉︎濃すぎるよぉ… ペッペッ こんなおいしくないものはペッてしなきゃね!」
「そちらが暴力手段に頼るなら、こちらも頼らせていただきますわ‼︎あまり貴方様の前でこのような姿は見せたくありませんがッ…………!」
そのように叫んだワカモは一直線に、涙目で舌を出して何かを口の中から出しているような仕草をしているフセの方へ突貫を試みる。そしてその勢いのままその銃剣を相手の首に突きつける…あわよくば刺して傷を負わせようとし、………その刃は
それに対しワカモは驚愕の表情を浮かべていて、その思考も驚愕に染まりながらも次の手を思案していた。
(「……どういうことですの?確かに一般の生徒よりは多少硬いですがキヴォトス人の中の強者の中だとあまりにも脆い……攻撃力は凄まじかったですからそれだけでのし上がってきたのでしょうか?……それにしても首に刃物を刺してしまいましたから、ある程度は釘付けにできるでしょう……いやッ!違う‼︎」)
ワカモはかなり手痛い一撃を与えたと感じ、それによっての慢心から自分の都合にいいように思考を始めていたところで動けないだろうフセを直視したことにより、そこまでの思考は全て間違っているのだと理解した。なぜなら彼女は全く怯まずその目を開けたからだ。
先ほどのワカモの遅れて衝撃を伝える弾が命中していたことを表していた。
そして先生がそのタイミングで視認したことは彼女の頭の上にある……『蛹型のヘイロー』が一層強い光で光だしひび割れ始めたことだった………
このキヴォトスにおいてヘイローが割れるということは事実上のそのヘイローの持ち主が死に至るということだ。
━━しかし彼女のヘイローはひび割れ、壊れ、その内側から何かが這い出てくる。
そう錯覚せざるを得ないような彼女の纏う雰囲気の変化にワカモは反応が遅れてしまう。その瞬間フセ……彼女の目はワカモが一つ瞬きをする間に右目が戻り。もう一つ瞬きをする間に左目が戻り。その後二つ瞬きをする間に自身の首に刺さった銃剣を抜き取り刃を首で折った。
その様子を間近で見ていたワカモはというと。
「い、今のうちに逃げてしまいましょう!」
そのようにテンパって逃げようとしていたがフセの目が虚ろにこちらをじっと見ていたことにより、覚悟を決めたようであった。
「ッあぁ、もう!わかりました!戦えばいいんでしょう、戦えば。私も愛しの方を連れ去られかけて頭に来ているんですの‼︎」
そしてそのまま互いに相手を射殺すような鋭い視線で睨み合っていた。その均衡を崩したのは…ワカモの方だった。先に動くことによるアドバンテージをとった結果だった。
(「なぜ動かないのでしょう……何を考えているか全くわかりませんわね。)」
「どうしましたか⁉︎攻めることさえ怖くてできなくなったのですかッ!」
「………へぇ、ほんとにあたしとやるき?あたしこれでもとっても強いよ!それこそちっちゃい『おかあさん』には負けちゃうけどね!」
そう言いながらも口元は無邪気に笑う彼女の光のない瞳は大きく開かれていてその闘志を感じることは非戦闘員である先生にも難しいことではなかった。
元々体格がいいフセにとってシャーレのオフィスのような屋内は相性が悪かったのかすぐに羽を広げワカモを窓の外に吹き飛ばそうとする。しかしワカモはシャーレに配置されているデスクに掴まって飛ばされないように努力していた。しかしそのような隙を見逃すほどフセもお人好しではない。
「ガラ空きだけどだいじょーぶ?」
そんな心配しているような口調で語りかけてくるが、実際には全く配慮を感じさせないその徒手格闘の攻めの姿勢に対しワカモはついその顔を歪めてしまった。
「うんっ!いいよいいよ、痛そうだねぇ。じゃあどいてくれるかなぁ?」
「ここはッ通しませんわッ!」
「そっか…じゃあもう、どいてもらうしかないかなぁ。」
そう言いながらいまだに一度も発砲もせず
「…うッ!」(「これはもう一対一では勝てませんわね。…でも……役目は果たしましたわ)」
フセの両腕から放たれる拳はさながら砲弾のように隣をすり抜けるだけで風圧で軽く飛びそうになり直撃なんてした壁はクレーターができていた。その上尻尾も徒手格闘に合わせてちょっかいをかけてくるというのだから厄介極まりない。
しかしワカモもやられっぱなしではいられない。先ほどのフセを沈黙させた弾丸を立て続けに4発撃つ。しかし当たったところをフセはあろうことか自分の神秘を送り込むことで能動的に『遅れて起きる衝撃』を起こさせる。
「これは油断してるときにもらっちゃうとまずいからね〜潰させてもらうよぉ。」
そうしながらも尻尾を巧みに操りワカモの肌に切り傷を無数に作っていく。そしてついにワカモを壁際まで追い込み、彼女の剣が折れた銃剣すらも奪い取って上から見下ろすフセの体には目立った外傷の一つも見当たらない。しかしワカモは不敵に笑い告げた。
「元々、この戦いは何のためのものでしたか?それを忘れているようじゃ、どれだけ強くとも『お子ちゃま』ですね」
「むぅ〜お子ちゃまじゃないもん‼︎」
そう言いながらすでにいなくなっている先生を探しに行こうとして少し意識をワカモから外したその瞬間、彼女の『両目に強い衝撃が襲ってきた』。
そして固まっているフセを見てワカモは意地の悪い笑みを浮かべ
「誰が遅れて起きる衝撃が『1度限り」なんて言いましたかしら?」
とそのようにフセを煽るような言葉を吐くが正真正銘これが彼女にできる最後の悪あがきである。
(「それにしても良かったですわね…先ほど腕と足と胴体に打ち込んだ『あの弾』が彼女が誘爆させたといえ明らかに効きが悪くなっていましたから保険をかけて最初に打ち込んだ二発の方に2度目の衝撃が起こるようにして……それにしても血の出過ぎで眠くなってきましたね…」)
そして最後にいまだに硬直しているフセに向けて最後の捨て台詞を吐く。
「……私の……勝ちですわ。」カクンっ
そのようにして意識を失ったワカモを羽食フセはその『両目』で冷たく見下ろしていた。
羽食フセの今出せるプロフィール
所属:ゲヘナ学園万魔殿3年生
一人称は「あたし」
趣味:おかあさんたちと過ごすこと、ウェーブキャット、暗いところで誰かと寝ること
戦闘力:単体相手だと馬鹿みたいに強い。広範囲制圧能力は弱め。でもある程度ならいける。クロコにワンチャンあり。
年齢:?
容姿:髪…くすんでいる白、頂点に墨を流したような模様で黒髪が生えてる、髪は短いが癖っ毛なのでモップ族予備軍。
目…右目瞳孔も虹彩もない白(透明)、左目虹彩がない黒目
羽・尻尾…ここでのキヴォトス人の羽は基本的に大きさを調節できる。(尻尾も同じ)
そしてキヴォトスで唯一、滑空でもないのに能動的に空を飛べる羽。蝙蝠形状の羽(皮膜)。
他の羽と比べても圧倒的にでかい。(最大サイズの時広げたら大体10m〜15m)尻尾は細くて長い。
服装…『おねえちゃん』にもらったクマのヘアピン
万魔殿のジャケットにフードがついてるオーダーメイドの服の下にしっかりしたスーツ(マコトみたいな)
基本裸足
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ちなみにこの小説はオリキャラはなるべく少なく出す予定です。
まだアビドスには行きません。
結構筆乗っちゃった。