一般機械人面してる(つもり)のシャーレの剣 作:クソデカビームはいいぞ
某日キヴォトスにて
大きなイベントが起きていた
...最もイベントと言うよりかはテロやクーデターと呼んだほうがいい程の騒ぎだが
そこに一人...正確には一機というべき存在がいた
「ふむ...この日だったか」
「あ?何だお前?お前もこの騒動に便乗しに来たの」
「失礼する」
「えぁ...」
突っかかった一人の不良は首筋に押し当てられた紫に光る棒に意識を持っていかれる
「な、お前!何のつもりだ!」
近くにいた不良の仲間が激昂し銃を構える
「失礼するといったはずだが」
「おい、こいつただの市民だよな?だったら人質にして得しようぜ?」
「いいね、それ賛成」
「今前線騒がしいみたいだけどこいつ連れて行ったらオモロそうじゃんw」
他の仲間はその存在を人質にしようとしている
「仕方がない、ここは無理を言って押し通らせてもらおうか」
「はぁ?あんたみたいなちょっと見た目が違うだけの市民が敵うはずな...」
言葉は途切れその場には銃声と不良が倒れる音だけが響いた
「な、何だよそれ...」
「冥土の土産に名を名乗ろう...
私はストライク
そしてこれはビームライフルだ」
「あぐっ」
「あづ...」
「低出力だ、安心するといい」
「...時間を使ってしまった、急ぐとしよう」
「そのためのこの装備だ、使うとしよう」
その瞬間背負っていた物が変形する
それと同時に灰色だったその体に色が宿る
その後赤を基調としたそのバックパックらしきものは翼のような形となり
「エールストライク、出るぞ!」
空へと羽ばたいた
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「あぁもう!どうしてこんなに不良が多いのよ!」
「確かに多いですが落ち着いてくださいユウカさん、まだ数は多いですよ」
「っえっとスズミ!閃光弾投げれる?」
「分かりました」
「で...チナツ、ユウカの援護を!」
「はいっ!」
「!すみません、助かりました」
「そしたらハスミ、100m先の子をお願い」
「──!完了しました」
「ありがとう」
別の場所ではとある御一行が不良たちを倒しながら進軍していた
キヴォトスの外から来た先生とそれを護衛しシャーレという先生の仕事場にたどり着かせようとしている各校の生徒が戦っていた
...が数が多いらしい
「キリが無いじゃない...これじゃ弾が尽きるわよ...」
「う〜ん...もうすぐではあるんだよね?」
「はい、シャーレまであと一キロあるかないかぐらいです」
「ならあと一踏ん張りだよ、頑張ろう皆!」
さっきまで少々緊張の面持ちをしていたがそれが一気にほぐれる
それほど先生の鼓舞は影響があった
「ふむ...変わりはなしか、だが少し先生の影響が少ないか?いや、まだ信頼がない状況でこの影響力は流石だが...本当ならもっと最初から信頼されているはずだが...」
「気をつけてください、ワカモが何をしてくるかがまだわからないので」
「うん、とにかく進もうか」
「「「「はい(!)」」」」
「む、進軍か...私も少し手助けしておくとしよう」
そうしてまた歩みを進める一行
数は多いが一層キレを増した先生の指揮によってみるみるうちに減っていく
時間にして十何分...
「ここがシャーレです、やっとたどり着きましたね」
「まったくよ、でもこれで」
終わり、と呟こうとしたユウカだがその言葉は唐突な金属音と破壊音によって止められる
「ッこれは...」
「警戒してください、おそらく...来ます!」
次の瞬間建物を壊しながら、標識を倒しながら戦車がやってきた
「クルセイダー1型...私の学園で正式戦車と同じ型です」
「何かしらの形で不良に渡ったってことね」
「ならば壊してしまっても構わないでしょう」
「そうだね、皆お願い!」
「っと、少々他を相手にしすぎたか...ならば行くとしよう...バッテリーはまだ十分ある」
先生の指揮のもと攻撃を仕掛けるも...
「やはり閃光弾の効きが薄いですね」
「この弾じゃ通らないわね...装甲が薄いところでも駄目ね...」
「ハスミ、どう?」
「効いてはいますがもう何発か打ち込む必要が...!」
ハスミが次の弾を装填しているときに急に砲塔がこちらを向いた
「ハスミ、避けれる!?」
「直撃は避けます!」
ハスミは避けきれないことを悟り、直撃を避けるための回避行動を取る
羽を自身の前に広げ少しでもダメージを減らそうとする
...が
ビシュゥン!
瞬間、砲塔が緑の光によって焼け落ちる
その次に
「無力化させてもらおうか!」
何者かが空からやってきて戦車の前方を焼き落とす
それによって両方のキャタピラがお釈迦になってしまい、走行不可能になる
「て、てめぇ!よくも!」
「コレでも喰らえ!」
「くたばれ!」
中から出てきた不良が最後の抵抗と言わんばかりに銃を撃つ
「っあれじゃ怪我を...!」
キヴォトスの市民は生徒と同じく銃によって命を落とすことはないが数発で気絶してしまう
それを危惧したユウカは手助けをしようと駆け出すが
「その程度では無意味だ!」
その体には傷一つついておらずお返しの銃弾が打ち込まれる
ビームはそれぞれ肩、足、腹部にあたり不良を怯ませその後容赦なく頭部に打ち込まれ意識を削ぐ
「あれはよくフィクション等で見られるビームライフルですよね?ミレニアムではあのようなものの開発が成功しているのですか?」
「いえ、それに近いことをしようとする人達はいるけど...聞いたことがないわ」
「かっこいい...」
「先生?」
「あぁいやなんでもない...それより」
「無事か?御一行」
先生は件の人物を気にしていたがその人物から声をかけてくる
「えぇ...助かったわ、それであなたは?」
「自己紹介からするとしよう、私はストライク。理由あってこの騒動にて少々あなた達に力添えをした」
「理由、ですか?」
「あぁ、ここ最近近所の治安が輪にかけて悪くなってしまってね、それが一つとミレニアムに御恩があるのがもう一つだ、早瀬会計」
「?会ったことがあったかしら」
「いや、直接はないが聞いたことがあるのでね、バッテリーがなかった私に電力を分けてくれたのがミレニアムの生徒だったのだ、心当たりがあるんじゃないか?」
「あぁ...あの部ね」
「...どうやらいい印象をお持ちではないようだが...まぁそういう理由だ」
「なるほど...ではそちらの装備は?」
ハスミが背中の装備ついて聞いてくる
「これか...私も詳細は知らないものの使えているので使っている、私専用の装備だ...こちらのライフルもそうだな」
「銃弾を受けても平気なのですか?」
今度はさっきの攻撃を意に介していなかったことをスズミに聞かれる
「特殊な装甲で出来ている...とだけ言っておこうか、それと機械に身体のことを聞いてくるのはセンシティブということは覚えていてくれ」
「///!?その、すみません」
「ははっ、ジョークだ。気にすることはない...それより早く動いたほうがいいのでは?この建物を取り返しに来たのだろう」
「あっそうだった」
「行くといい、私はここで待っていよう」
「私たちも待っているのでなにかあったらすぐにお助けいたします」
「分かった」
そうして先生はシャーレの部室に入っていった
「...ふぅ...なかなかに疲れるものだな、実戦というものは」
装甲が灰色に戻る
あのあと七神リンが訪れてシャーレに入っていったので気を抜くことにしたのだ
「大丈夫ですか?」
チナツが心配の声をかけてくる
「問題ない、さっきのはいわゆる戦闘時の姿でな、こっちが通常と考えてくれ」
「そうですか...っすみません、少し時間を」
「私も...」
「私の方もですね」
「どうやら復旧は成功のようだな」
「えぇ、そのようです」
「ごめんね、待たせちゃったかな?」
「いえ、お疲れ様でした先生。先生の活躍はすぐにSNSで話題になるかもしれませんね」
「そうかな?ともあれ、みんなお疲れ様」
「お疲れ様でした、近い内にトリニティ総合学園によってください」
「先生でしたらいつでも歓迎します」
「ありがとうハスミ、スズミ」
「私も今日のことを風紀委員長に報告してきます。ゲヘナ学園は賑やかですが...いつかでいいので訪れてみてください」
「チナツもありがとうね」
「ミレニアムに来てくださればまた会えますから、すぐに来るのはちょっと困りますが...エンジニア部に聞くことができたので。先生、ではまた」!
「必ず訪れるよ!」
それぞれが学園に向かって歩を進めここには先生と
「えっと...君は?」
ストライクがいた
彼は機械故に表情は動かないが妙に固まっているように見えた
「...単刀直入に言おう、ここに住まわせてはくれないか?」
「えぇ!?」
「とはいえただとは言わない、住み込みの従業員として働こう。護衛として」
「えっと、前の家は?」
「実のところ、この前破壊された...」
「な、なんで?」
先生はひたすらに顔を驚きに染め質問をする
「私の住んでいるところはいわゆるスラムでな、爆破解体(無許可)なんてのは日常茶飯事だ。まぁ、荷物は無事だったがな」
「だからここでってこと?」
「そういうことになる、さっきも言った通りあなたの剣として職務のサポートをしよう」
「ん〜...ならいいのかな?」
「本当か!ありがとう、感謝する先生」
「いいの、今日助けてもらったしね」
その時先生には彼の顔が優しい表情に感じた
「ふ...では改めて、私はストライク、一般の機械だが戦闘はこなせるさ、よろしく頼もう、先生」
「うん、よろしくね!」
差し伸べられた手を握る、今ここに最初のシャーレのメンバーが着任した
「...ところで、充電できる場所はあるだろうか」
「あるんじゃない?...多分」
このあとクラフトチェンバーで作った
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(...女性だったな)
充電コネクタに接続された彼は思考する
(二次創作等で見かけてはいたが、実際に目撃すると驚くものだな)
(もうすでに変化は始まっているのか)
(いいだろう、介入したものとして物語を、青春を守ってみせよう!)
つい、気が高ぶったのかツインアイが光る
それは彼の覚悟を示しているようだった
(...次は、砂漠か...大丈夫か?歩けるだろうか...)
...締まらないが、大丈夫ではあるはずだ...
これはこれから始まる物語のちょっとしたチラ見せである
「これで砂漠にも適応できた、感謝する先生」
「どうした!砂漠でパーフェクトでも貴様のような奴らには十分だ!」
「勇者には、必要な剣がある...そのはずだろう?私を剣として使え!」
「自由を冠する者として!必ず君たちの道を切り開いてみせる!」
「先の戦いではひどくやられてしまったが...先生の大切なお姫様を守るといったのだ、来るといい...コレは25機もの最新鋭の奴らを一瞬で倒した姿だ。勝てると思うな」
「安心するといい、私が信用した盾と衝撃が行ったのだ...そして彼らも、新たなる力を手に入れることができるだろう。彼女と一緒なら必ずな」
「私は機械ゆえ、愛を持てぬ、が!この身には蒼き記憶とこの世界への想いがある!ホシノ生徒、君を止めてみせよう」
「出力60%!雷帝の遺産よ...消えるといい!」
さぁ...見に行こう、変われども蒼いままの物語を
...続くかも?