この小説はスマホで書いているのですが、六割程書いた後、電池残量が30%程残っているのを確認して別の事をせざるを得ない状況になりまして。
終わってつけようとしたら電池切れで六割全部消えましたので書く気が失せました。
自分は何かを続けるのは向いてないな、と思いました。
ところで、手相が左右非対称だと飽きっぽく、けれど何をやってもうまくいく人らしいです。
自分は全然違うのですが、基本何をやっても普通です。運動に関しては全然ダメです。でも飽きっぽい。
不平等、不条理、不平等不条理不不不!
はい、遅れた原因の七割は先日手に入れたソウルサクリファイス(280円)です。
フェニックス倒せねー、ゴースト倒せねー、とか喚きながらコラボのゴウエンマに剣豪の氷刃で挑んでいます。
「隊長さん、これは一体?」
『最終訓練だ』
「あ、はい。それは先程お聞きしました」
『何か不備でもあるのか?』
「不備、と言うか、荷が重いんですが」
そう訴える玄の目の前には、今までに何度か見たダミーのオウガテイルと同じ色の、しかしより人に近い形をしたアラガミがいる。
玄は、このアラガミを。正確にはこのダミーアラガミのモデルとなっているアラガミを、データベースからの情報である程度知っている。
このアラガミが、シユウと呼ばれること。
ユーラシア大陸の中央部にて発生したこと。
弱点は、氷と火の属性であること。
不思議なエネルギー波を使うこと。
そして、今までのオウガテイルを模した小型のダミーとは一線を画する、中型種であること。
そのシユウが、二体。
確かに、入隊二日目の玄には荷が重いと言わざるを得ないだろう。
『それでは訓練を開始する』
「ちょっと⁉︎」
姿勢を低くし静かに、厳かに佇んでいた三体が立ち上がり動き出す。
すぐさま、一体目、訓練場の中心にいた一体の強襲。
後ろに飛び上がり翼を広げて滑空し、突進して来る。
玄はそれを一瞬躊躇い、上に避ける事を選んだ。
玄が一瞬前まで立っていた位置を通り過ぎてゆくシユウに、黄色く輝く光弾が直撃する。
「よいしょッ……!」
落下の勢いを加えた玄の腕力で振り下ろされたモノクロの刀身がバランスを崩し落下したシユウの頭を叩き割る。
小さくバックステップをして距離を取った玄は、その一撃に怯まず反撃するシユウの翼手に弾き飛ばされた。
『油断するな。それをオウガテイルと同じにすると痛い目に合うぞ』
「もう既に合っちゃいましたけどね……!」
軽口で応じているが、玄は自分でそれを感じていた。
『来るぞ!』
再度突進して来るシユウをパリングアッパーで迎え撃ち、もう一体の突進を床を転がって避ける。
が、そこに光弾が飛来した。
「うぐっ⁉︎」
後ろからの光弾は玄の背中に当たり、爆ぜる。
「こんのっ‼︎」
受け身をとって起き上がり、スタングレネードを使う。
閃光が訓練場を染め上げて埋め尽くす。
使った玄は目を塞いで光に備えていたが、シユウ達はそうはいかない。
目を灼かれて仰け反り立ち止まったシユウ二体の内、玄が頭を叩き割った個体に向けて神器が牙を剥く。
「いただきます!」
玄は翼手に食らいついた神器をメチャクチャに振り回す。
「おりゃあっ!」
少し振り回した後に、神器に噛みつかせたままでジャンプ、シユウの腕に蹴りを入れる。
「硬いっ!」
いくらゴッドイーターでも、蹴りでアラガミにダメージを与えることは出来ない。
それは玄にも分かっている。だから、目的はそれでは無い。
蹴りと同時に腕を振る。
ブチブチィッ、と音をたてて翼手が引き千切られた。
「やりましたあっ!」
神器から咀嚼音がする。それはシユウの悲鳴に掻き消され玄以外の耳に届くことは無かった。
「それじゃあ、ここから本番ですよ?」
そう視覚を取り戻し始めたシユウ達に言い、玄は神器を持ち直し駆け出した。
「うだーあー」
フライアの、エレベーター前の椅子に奇声を発しながら寝転ぶ少年がいる。玄である。
「他の方達の迷惑なのでやめてください」
「あ、フランさん。お仕事はどうしたんですかー?」
上からやって来たフランが玄を注意する。
入隊二日目の玄は、いつでも仕事をしているイメージをフランに持っていた。
だから、思わずそう聞いてしまったが、注意を無視して質問することはフランを少し怒らせてしまった様だ。
「お昼休憩中です。それよりしっかり座って下さい」
そう不機嫌そうに言う。
「はあい。……フランさん、愚痴聞いて下さいよー。朝起きてすぐ呼び出されたと思ったら訓練場に閉じ込められて、ダミーのシユウと戦わされたんですよ。酷いと思いません?」
しかも二体、その上一体追加しやがって、隊長さんの馬鹿!とジュリウスがいるだろう方向に向けて叫ぶ玄を見ながら、フランは絶句していた。
そして、ジュリウスのスパルタ教育を思いだした。
直接見たことがある訳では無いが、ロミオの愚痴もよく聞いていた。
「……お疲れ様でした」
「うう……、ありがとうございます……お腹空きました」
「食堂がもうすぐ開く筈です」
「食堂って何処でした?」
「昨日のお夕飯はどうされたのですか?」
「一時間迷って辿り着きました。道は覚えてません」
因みに帰りにも一時間程、その後ラケル博士に呼び出され、研究室に行くのにも迷っていた。
「迷った……」
「僕まだここ来て二日目なんですが」
「……ああ……。食堂へ、ご案内しましょうか?私も昼食を食べに行きますから」
そう言った次の瞬間、フランは手を握られた。
「ありがとうございます!フランさん‼︎」
「……離していただけますか」
「と、すいません」
手を離し、さあ行きましょう!と、玄は直ぐに歩き出した。
「関波さん」
「どうしましたフランさん、早く行きましょうよ」
「逆方向です」
「あれ!」
前書きの妙なテンションを現在の自分が代わりに謝罪致します。申し訳ありませんでした。