MODマシマシTSドヴァーキン(雌堕ち済)四方世界にて小鬼殺しと邂逅す 作:最初の仲間
続き思いついたので書きました。
R-18版は需要があれば頑張って書きたいと思います
追記 : アンケート機能の存在を忘れていました。下部に設置いたしました。
「ちーっす、ドゥーマーの……じゃなかった、
「また来やがったな……」
げんなりとした表情を浮かべて俺を応対するのは髭を蓄えた翁。しかし老けた外見に見合わず、がっしりとした屈強な筋肉が主張しているのが作業着ごしにでもわかる。流石は数多くの冒険者が頼りとする武具屋を営んでいるだけのことはある。つなぎ越しにはじける筋肉、槌を振るう度に飛び散る汗。濡れる。
「今度は何持ってきた」
「何って……ただの鉄のダガーだよ。いつも通りの」
「いつも通りで
「馬鹿はひどくないか?」
客に対する態度とはとても思えん……。偏屈な爺だが、ぶっきらぼうに何かしら返答を返してくれるあたり、口が悪いだけで悪い人間ではない。
どうもこの四方世界では付呪武器の入手率はさほど高くはないようで、ある種の貴重品だ。微妙な効果しか持たない武器でも巡り合えるかは運次第。しかも武器種の偏りもあるとかで、剣や杖はともかく、それ以外となると使い手に合った付呪武器を入手する機会などごく僅かだとか。だがそれも金さえあれば別だという。人間の欲望というやつはどこの世界でも似たようなものらしい。
ある程度
「で、効果は?お前さんのことだからまずないと思うが、未鑑定なら……」
「半額差っ引くんだろ?いい商売してるぜ、込めた付呪はバニッシュと麻痺の二つな」
切り付けた相手が召喚された生物だった場合、即座に元居た次元に送り返す《
「なんでそこらで拾ってきたような短剣で魔法の武器作ってるんじゃお前」
刀身を一通り眺め終わった旦那は、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、がしがしと力強く頭を搔いた後…。じろりとこちらをねめつけてきた。
「や、素材は一応あるんだけどね。魂石のサイズとか武器の性能とか上手く調整しないと価値高くなりすぎるんだよね。そしたら俺の作った武器誰も買えないんだわ」
「こんな辺境じゃなくてもっと栄えた都で売ればよかろう」
「わざわざ行くの面倒じゃん」
けらけらと笑って見せれば、どこか呆れたような諦めたような表情で、深くため息をつく鍛冶屋の旦那。
で、買取価格は……?
まあ、そこそこの金額にはなるな。でも旦那を見る限りまだ懐に余裕ありそうなんだよな。品揃えも良いし、大通り沿いに店を構えてるだけあって客にも困ってなさそうだ。何より、弟子を育てるだけの貯蓄もある。
……少しばかりサービスしてくれてもいいんじゃないか? 無論タダで、なんて強請るつもりは無い。相応の
カウンターに身を乗り出し、旦那の耳元で囁……けたら交渉に入れたところなのだが、間の悪い。他にも客が来てしまった。
流石に衆人環視の中おっぱじめるほど飢えているわけではない。商売で欲を出すもんじゃないな、さっさと吹っ掛ければよかったか。
ひーふーみー……渡された小袋の中身を確認したのち、
しっかしここの連中は枯れすぎだろ。艶やかで豊かな双丘がまろびでてるってのに、
なんか色々萎えちまったな……売却も済んだし帰るか。それともギルドに行って依頼でもこなすか? いやこの時期、暇つぶしで新人達の食い扶持を奪うのも気が引ける。女衒で先の昂ぶりを解消することも脳裏によぎったが、昼間っから娼館が開いているはずもなし。手詰まりだな。
「……済んだか?」
「ん?ああ。すまんね、今退くとも」
「装備の補充を頼む」
訪れた冒険者に場所を譲る。彼がカウンターにつくや否や、松明薬草傷薬エトセトラエトセトラ……求める物品をよどみ無く店主に伝えていく。胸元を見るに黒曜等級のようだ。年若さのわりに昇給も早く、一見道具選びにも無駄がないように見える。見たところ
「少年? ゴブリン狩りの少年かい?」
自分の記憶が正しければ、少し前の
「ああ、悪い。今はゴブリンスレイヤー、って呼ばれているんだっけ?」
「…………? そう、らしいな」
「らしい、って。他人事みたいに言うね、君のことだろうに」
「評判や呼称に興味はない」
「いやいや、称号だって大事だと思うぜ。身分、資格、地位、実績……その他諸々が全部評価されたうえで付けられるものだろ?どうでもいい奴には蔑称すらつけてもらえないぜ。まあ多すぎても厄介だけどな」
「そういうものか」
「自分が何をしてきたのか、どんな役割を持っているのかを表す看板。あとは……自分が何をするのか、とかを示す決意表明みたいなもんじゃない?持論だけど」
「君も。あれからもゴブリン退治続けてるからには、何かしらこだわりあるんだろ?」
ゴブリン退治はハッキリ言って薄給だ。
数は多いわすぐ殖えるわで
孕み袋としての経験上、巣穴の大きさで群れの規模や上位種の有無やだいたいは判別できるんだが、先行調査をするほど人材を割くつもりもなければ、そんな余裕もない、ってのがギルドの実態らしい。まあ掲示板に張られる依頼の数々を見れば、人に危害を加える怪物や山賊が相当数いるのは理解できる。
できるが……初心者向けの依頼と斡旋され、それで数に轢き殺され帰ってこない新人冒険者のことを思うと、勿体ないなあと思わずにはいられない。一パーティ一人でもいいから《魂縛》かけさせてくれないだろうか。その時はちゃんとそれなりに良い素材で作った装備に付呪して高値で売り飛ばすから。金は命より重い。
「……ああ、そうだ。ゴブリンは、皆殺しだ。俺は……
「参考になった」
「……うん?ど、どうも?」
兜で表情がよくわからんが納得いったらしい。適当にペラペラ喋ってただけなので気にしないでほしい。言った本人がこだわりも決意もなんもないちゃらんぽらんなんだから。今ち〇ぽって言ったか?
ゴブリンスレイヤーがふと手を止めると、こちらに向き直った。こちらを見つめ、足先まで視線を落とし、再び俺に視線を合わせる。
「どこかで会ったか?」
「嘘だろ……?」
膝の力が抜け、崩れ落ちそうになる。少年からしたらなんか知らん奴が話しかけて説法してくるって感じだろこれ。恥ずかしすぎる。思い返せば痴女のような恰好してたり文字通り竜の威を借りてたり痛い奴すぎる。イキっててすみませんでした……!!
羞恥の念に苛まれ反射的に両手で顔を覆い隠す。赤面しているであろう頬の熱が両手に伝わって……来ない。むしろ金属のように冷たい。鉄だこれ。
わかんねぇわけだわ、そりゃそうだ。商談のために頭にクラヴィカス・ヴァイルの仮面つけてるのをすっかり忘れていた。
いやーうっかりしてた。ゲームでの一人称画面の如く視界がしっかり担保されているから今の今まで気付かなかった。仮面を脱ぐと、後頭部で巻いていたプラチナブロンドの髪が肩まで降りてくる。シャンプーのCMとかで見たことある気がする。髪を整え、常用していた三角帽子を被りなおした。
「あの時の……ドラゴンの魔女か?」
「シャアッ!セーフ!」
思わず右手でガッツポーズしてしまった。
「いやあよかった。これでも忘れられたりしてたら流石に暫く立ち直れなかったかもしれない。恥で」
「そ、そうか……」
引くんじゃないよ。
「恥を知ってるなら最初からそんな恰好で来るんじゃねぇ」
台の上に商品を並べ終わった旦那が苦言を呈する。ごもっともで。
「服は趣味だ、いいだろ? まあこっちの仮面は奇怪な見た目してるが魔法効果が優秀でね。デイドラの親友を助けた時に礼としてもらったものなんだ。街道を歩き始めてたら突然犬が喋りかけてきてね、いやああの時は―――」
「そうだ、これは買い取れるか?」
「未鑑定じゃ危なっかしくて買い取れねえよ」
「ああ、そうだ。そいつにさっきの指輪、見てもらったらどうだ」
仮面の話はスルーされたが、どうも商談は終わったらしい。過去作にも登場した由緒正しいアーティファクトなのだがどうもお気に召さなかったらしい。やはりデザインか……。
「え、指輪?」
「ゴブリンの巣で見つけた。……頼めるか」
「鑑定って言われてもな。見てわかることだけでいいならやるけど」
「構わん、売却できればそれでいい」
「あー、なるほど。確かに半額は暴利よな」
「技術料だ」
彼から手渡された指輪は、仄かに光を帯びていた。曰く、ゴブリンの肥溜めにあったとのことだが、俄には信じがたい。
スカイリムにおいて、鑑定という呪文もなければ、システムも存在しない。ただ装備に意識を向ければ自然とその性能が数値で表示され理解できるように、装備に込められた付呪の効果も同様に、ある程度の説明文が表示され、理解できる。此度も同様に、その指輪には明らかに高度な魔法が込められていると、一目見てわかった。
……いや、正確に表すのであれば。指輪や石そのものに力を持っているのではなく、ではなく、その内側で、灯火のごとくゆらめく炎が燃え盛り、光を発しているようだ。
込められた能力は二つ。装備しているだけで深い水の中でも呼吸することなく過ごすことができる《水中呼吸》、もとい
「……装備することで四方世界の角、暗黒の塔に導く?」
脳裏に浮かんだのはそれまで示されていた付呪の効果とは異なる、端的なキーワード。その言葉を理解するものだけに意図を伝えるような、端的なフレーバーテキストのような文言。
先ほど脳裏に浮かんだ《灯火》の二文字を思い出す。そう、確かこれは……!
「これは……
―――君、
なあ界渡りだ!!界渡りだろう!?なあ界渡りだろう君!!!!
ここ近辺に来たばかりのころ、一目顔を合わせただけで俺の経緯を察した彼女。眼鏡をかけたお喋りな女魔術師の声が、脳裏によぎる。目を爛々と輝かせ、ずんずんと詰め寄って来たその姿は流石に恐ろしいものだったが、そんなものは気にならないほどにそのバストは豊満であった。
「俺の知り合いに、この指輪を喉から手が出るほど欲しがってたやつがいる。そいつに売り渡せば高く売れると思うぞ?」
そう言って、
「ただ……俺はあいつの家がどこにあるか知らなくてね。冒険者かギルド職員なら誰か知ってるだろ、聞きに行こうぜ」
ローブを翻し鍛冶屋の扉に手を掛ける。あるいは、あの新人の
「待て。着いてくるつもりか?」
「相手は女だぜ? 顔も名も知らない奴、それも武装した男が突然訪ねるよかマシだろ?」
「む……」
「
偶然とはいえ、まさか彼女のあだ名が魔法大学の最高責任者の肩書と同じとは思わず、間抜けな顔をさらしたことはよく覚えている。実際、彼女の持つ魔術師としての知識や、能力に助けられたことは少なくない。仲介役でそれらの貸しが返せるのなら安いものだろう。
さぁ、クエスト開始だ。
「じゃ、そういうわけで旦那、また来るわ」
「おう。次はその変な仮面被ってくるんじゃあねぇぞ」
えー?じゃあ次はヴォルサングあたりにでもしておくか……。
R-18版の需要
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