MODマシマシTSドヴァーキン(雌堕ち済)四方世界にて小鬼殺しと邂逅す   作:最初の仲間

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感想、評価ありがとうございます、全部読ませていただいています。TSビッチいいよね……。

短編日間ランキング(加点)1位ありがとうございます。びっくりしすぎて変な声出ました。

R-18版も上げたので興味があれば読んでみて下さい。

皆様からの評価、引継ぎお待ちしています。



ゲ ー ミ ン グ 小 鬼 殺 し

 

 

……どうやっているんだ?

 

「んー?」

 

 背中越しに尋ねた一言に、前を進む竜血魔女(ドヴァーキン)が振り返り、突然の言葉に思案の声を漏らす。

 

 以前は、着けていなかっただろう。目尻を指して呟いた。俺の言葉に、ああ、成程と得心のいったように、彼女も自身の目元に手を触れる。

 

「神秘的で良いだろ?デイドラ文字が刻まれてるのがオシャレポイント高くて気に入ってるんだ。」

 

 初めて請けた、ゴブリン退治の依頼。その時に出会った時は無かった白い眼帯が、彼女の両目を覆っていた。あの時に視力がなくなったわけではないのだろう。あの時、ゴブリンから俺を救うべく向けられた、()()()()()()は記憶に新しい。散々嬲られたのか体液で汚れてはいたが、顔に目立った傷はなかった。いや、彼女は治癒の術を保有していたはずだ。それが奇跡なのか魔術なのか、自分には判別はつかないが。

 

「あ、あまり出会った時のことは思い出して欲しくないんだが……」

 

 ……すまん

 

 こちらから顔を背けながら、いじけたように足元の石を蹴りながら歩を進める。何気ない動作、それゆえの妙技に目を見張るものがあった。

 

 盲人は杖で地を叩き、地形を把握しながら歩くのだ、と以前姉が教えてくれた。彼女の杖も魔術の発動体としてだけではなく、そういった目的でも使われるのだろうと予想した。

 

 だが彼女の杖は背嚢に固定されている。

 

 足繫く通った場所ならば、地理や施設内の配置全てを記憶して歩くことも可能なのではないかとも思った。だが彼女はここに来るまでにギルドに赴き、誰にもぶつかることなく人混みの中を抜け、職員や他の冒険者と会話を行っていた。手土産にと教えられた林檎酒(シードル)を買うのにも、地図を書いた彼女に酒屋まで先導される始末だ。

 

 見えていなければ不可能な業だ。冒険者としての力量(レベル)差によるものだろうか。一体どんな技量(スキル)を伸ばせば可能なのか。

 

「あー、これは仕様というかなんというか……覆われているように見えるのは外見だけで、ちゃんと視界は確保されてるんだわ」

 

 どうも前提から異なっていたらしい。だが……残念だ。洞窟の中でも視界を確保できる術があるのならば、片手を松明に使わずに済む。ゴブリンを殺す手札を増やせるかと思ったのだが……。

 

「あるぞ」

 

 あるのか。

 

「用途によるがね。単純に明かりが欲しいならこれかなー。自分に追従させる《灯火》、放った先でぶつかった場所に留まる《灯明》。明るさなら松明の比じゃあない」

 

「暗闇の中隠密して奇襲したいなら《オラムの水中脱出》一択だね~。暗視、透明化に水中呼吸。古代呪文の一つなだけあって汎用性(パワー)がダンチだぜ」

 

「ああでも装備を見るに戦士寄りだよな。習得難度や連続使用を考慮するなら……本来の用途とは異なるが、素人クラスの《ビジョン・オブ・テンスアイ》とか? ああでもこれ両手が塞がるんだったっけ……ほな違うかぁ……」

 

 少女は、指折り数えながら呪文を羅列する。一体幾つの魔術を修めているというのか。その上俺が呟いたぼやきまで考慮する余裕まであるときた。打てば響く、とはこのことを言うのだろう。一を呟けば十の言葉が返ってくる。

 

 ……生憎だが俺に魔法の才は―――

 

 そう言いかけたところで、はたと立ち止まった。

 

 竜血魔女はうーんと困った顔を浮かべながら、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。宙に光の玉が浮かせたかと思えば、目の前にいたはずの彼女は姿を消し、数瞬で現れたかと思えば、今度はいつぞや見た悪魔と何やら会話を続けている。

 

 その素振りに、得体のしれない冷や汗が流れる。……一体今幾つ魔術を使った?魔法について詳しくない自分でも分かる異常性。魔術師にとって貴重な()()()()を溝に捨てるかのごとき行動。にもかからず限界突破(オーバーキャスト)で生命力を消費しているとは思えない。圧倒的な魔力量。ただ、気になった質問一つに答えるためだけに。

 

 ……世の中、俺の知らぬ事を知っている奴の方が多い、本当に。

 

 

 

 

 

 …………上手く話は逸らせただろうか? 多弁すぎて不自然に感じないだろうか。

 

 以前出会ったとき、ゴブリンスレイヤーは俺の素顔を間近で見ていたことをすっかり忘れていた。傷もなければ病んでもいなかった瞳。にもかかわらず街中では目隠しして普通に生活しているんだ。何かあると疑問に思うのも当然だろう。

 

 まさかゴブリン退治の手段になるかと問われるとは思わなかったけど。確かに暗視能力は暗殺において優秀だが……。夜闇が身近になってからはあまり使わなくなっていたものばかり。あーこんな魔法もあったねと懐古じみた感情を抱き、つい早口になってしまった。

 

 違和感を持たれるのも当然かと思い、少し焦りが出ていたようだ。いつの間にか、自身の舌で八重歯に触れている自分がいた。歯と呼ぶには凶暴なそれを。

 

 彼が求める、闇夜を見通す黄金の瞳。肉を裂き血を吸う一対の牙。そして……人知れぬ真の姿。

 

 何を隠そう、俺はいわゆる吸血鬼なのだ。決して混沌の勢力に与しているわけではないが、空腹を感じると普通に首筋に牙を立てたくなるし、喉の渇きには生き血を啜りたくなる。

 

 とりあえず生で。

 

 基本的にサバイバルモードを導入しないプレイスタイルだったのが幸いして、血を吸わなければ飢え死にするということはない、一種の嗜好品感覚だ。来た当初検証してみたが人間であった時の味覚も好みも大きく変わっていない。ただ新鮮な血肉が美味に感じられるようになった……というのは流石に神殿関係者にバレたら殺されかねないな。どうしようもなく血を吸いたくなったら、山賊や妖術師といった祈らぬ者(ノンプレイヤー)で発散しているので勘弁してほしい。

 

 ……今思えば娼婦のお姉さん方に嚙み跡残すの吸血鬼としての本能か俺の性癖かどっちだ……? 疾病退散薬を調合して飲ませているので大丈夫だと思いたいが……今晩にでも確認したほうがいいか。以前試してみたところ梅毒の末期患者にも一発で効くとのことで、それからはチップ代わりに毎回渡している。神殿での治癒にも限度があるのか、重宝されている。そのおかげかここの歓楽街ではだいたいVIP扱いされるがすまん、症状を先んじて打ち消しているだけで病気持ちは俺なんだ……!

 

 閑話休題、最悪飲まず食わずで第四段階まで進行しても、変身さえ見られなければ問題なく衛兵に通報されないだろうと予測はしていた。今のところ突然住民が豹変して大乱闘辺境ブラザーズになる様子はないが、生憎ここはスカイリムではない。一体何が地雷になることか。短い間ではあるが過ごしたこの辺境の街をなんだかんだ気に入っているし、何よりなぜか遠く離れたスカイリムと縁深い拠点がある。離れるには惜しかった。

 

 そういうわけで、普段は一番目立つ瞳だけでも隠しているのだ。あと単純に目隠ししてると強キャラっぽくていいよね。無量空処と原理は異なるが今のところほぼ無敵だし。

 

「……今手持ちの素材だと暗視の水薬(ポーション)は作れんな。飲めばたちまち、全身がピカピカ光る発光薬を作れるくらいか。買ってく? 友達価格で安くしておこうか」

 

「………………買おう」

 

「冗談冗談、こんなんゴブリンのいい的になるだけだよな~。…………え、買うの?マジ?」

 

「用途は使ってみてから判断する。暗視の水薬(ポーション)の方も素材が集まったら教えてくれ」

 

「ま、まいどあり~……味には期待するなよ」

 

 ドレモラ執事から受け取った発光薬を数本彼に手渡し、小袋を受け取る。自分で売り付けておいてなんだが買うとは思わなかった。面白い使い方があれば参考にさせてもらおう。カジート……じゃなかった獣人の行商人達の商品、またチェックしておくか。

 

 効能や効果時間について話しているうちに街を外れて、小川に面した小さな水車小屋が見えてきた。情報通りだ。ここだろう。

 

 煙突から燻る煙を見るに、在宅だろう。獅子頭の叩き金を鳴らし、声をかけた。

 

「おーい、俺だ。居るんだろ~?」

 

 返答はない。あの面倒臭がりめ。再び獅子頭の叩き金を鳴らし、声をかけ続ける。

 

(スパーク)の指輪を売りたい奴がいるってんで連れてきたぞ~」

 

 すッ(スパーク)ゥ!?

 

 そんな素っ頓狂な声が固いものを叩く音とともに扉の奥から聞こえたかと思えば、遅れて何かが倒れたかのような音が響き、ばさばさと本の山が崩れるような音がする。本棚が埋まると次第に机が埋まり、床が埋まるのだ。ミルウォッチも今や似たようなものだから俺にはわかる。その拍子に埃が舞ったのだろう、咳き込む声がだんだんと近づいてくる。 コフッゲフッゲホゴホゴホゴホッ!!ガタガタガタガタガタッ!!

 

 バァン!と勢いよく扉が開かれる。人影が見えたと思ったときには既に肩を強く掴まれていた。

 

「なんてこった! 本当に(スパーク)を見つけ出したのかい!?」

 

 相当慌てて来たのだろう。眼鏡の奥で期待に目を輝かせ、ハァハァと息を荒げている。羽織っているローブには所々に皺が寄り、被っていたフードは自然と脱げてしまっている。金髪は麻の如く乱れ、頬は紅潮している。じっとりと汗ばんだ彼女からは、ほのかに甘い香りがした。いや本当に可愛いなクソ……!

 

 彼女こそ孤電の術士(アークメイジ)。俺の知る限り……この四方世界で随一の魔術師、いや賢者だ。

 

「あー、すまん。俺じゃなくてこっちがね」

 

 そう言って後方のゴブリンスレイヤーを指し、彼女の手を肩から降ろす。名残惜しいが今回の主役は彼だ。

 

「うん……?誰かと思えば君じゃないか!音沙汰がないからてっきり振られたのかと思っていたよ?」

 

 う……それについては本当に申し訳ない。過去の依頼を塩漬けにして後回しにしていた。だって俺こいつの連絡先知らんかったし……。

 

「それで……きみが見つけてくれたのかい?」

 

「……鑑定を頼みたい。可能なら売却も」

 

 そう言って(スパーク)の指輪が手渡される。受け取った孤電の術士が何かしらの呪文を唱えると、宝石に閉じ込められた灯の光が強く輝き、閃光となって大きく火花を散らす。昔、日本で見た花火を思い出させる。

 

「一体、どこでこれを? 彼女に探させていたけど、とんと見つかる気配はなかった」

 

「ゴブリンの巣。奴らの寝床、そのゴミ溜めの中だ」

 

「は―――?」

 

「あー、信じられないと思うだろうがどうもマジらしい。彼、ゴブリン狩り専門でやってる新進気鋭の冒険者なんだ」

 

 そう補足すると、彼女は次第に腹を抱えて笑い出した。それはそうだろう。あれだけ探していた秘宝がそんな場所にあったとは夢にも思わないだろう。山賊の根城、その宝箱(チェスト)からメリ玉出てくるようなものだ。いや割とよくあるな……?

 

「きみ、ぜひともこれを売ってくれないか? 金は幾らでも払う。いや……」

 

 そう言葉を切ると彼女は両手で自身の胸を押し上げ彼へと一歩近づく。うお……でっか……♡ 孤電の術士の乳肉がデカすぎる!!!!

 

 そして彼の耳元で囁いた。

 

「何でも、しようじゃないか?」

 

 ん?今何でもするって……いや何でもするって言った!!!?!?

 

 こいつ何でもするって言ったぞ!!!!!!!!!!!

 

 え、じゃあこれから君ら《恋人の癒し》得るんすか!?!?!!! エッチなことするんですね? 俺も混ぜてよw フフ……〇ックス!!!!(精神崩壊)

 

 やはりご褒美ックスか……いつ出発する? わたしも同行する。

 

「そうか、ゴブリン退治に使える物はあるか?」

 

 ゴブリンスレ院ヤー!?!??!?!?!??

 

「は……?」

 

林檎酒(シードル)も渡そう。ゴブリンを殺すのに役立つものを貰いたい」

 

「お前正気か?????????」

 

「ひくっ!くくっ、ふはっ!はひっ、ひひっ……ふっ、くくくくっ!か、勘弁してえ……っ!」

 

 ゴブリンスレイヤーの言葉に耐えられず、大声で笑い始め、ついにはしゃがみ込んでしまう孤電の術士。

 

 なにわろとんねん!!!!!!!!!!!!!!

 

 こちとら“““““本気(マジ)”””””やぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 《夜の王者(吸血鬼としての本懐)》みせたろか?????????????????????????

 

 孤電の術士の呼吸が落ち着いたところで、その日はもう夕暮れということもあり一度解散となった。

 

 クソがァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんか娼館ハシゴしたら、3Pさせてほしいって気持ちが全く無くなったな……。

 

 装備捨てて自らゴブリンに股を開く……?頭おかしいんじゃないですか?

 

 動物たちが住む森や自然を守りたい…………。

 

 

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