MODマシマシTSドヴァーキン(雌堕ち済)四方世界にて小鬼殺しと邂逅す   作:最初の仲間

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 常識では考えられない公式MODを追加するゲーム、The Elder Scrolls V: Skyrim。まさかとは思うけどIKEAのために今回アプデしたんですかね……? 1.6.1170.0最強これ。

 あ、少なくともこの四方世界にはあの棚居なさそうです。スカイリムから出すキャラは今の所一体しか確定してないので……。

 当方はMO2やFNIS、Se○labを使って環境構築してます(隙自語)というかMOD環境始めてから一年くらいなのでまだよくわかってないことも多いです。

 †闇のやり込みプレイヤー†氏の動画本当助かる。聖職者アンデッドの他にもエレメンタルブラスト最高火力の動画とか参考にしてます。

 いつも感想、評価、誤字報告ありがとうございます。質問等ももしあれば是非。もちろんネタバレにならない程度にはしますので……!


可哀想なのは……

 

 まっすぐ、直進しか許されぬ通路。その狭さゆえに、武器を振るうのも制限されかねないため一苦労だが……逆に言えば隙間が少なく、相手も連携が取り辛いということだ。無論、もとより連携をとって狩りに出向く、なんて殊勝な知能、ゴブリンには存在しないのだろうが。

 

 ただでさえ知能が低いうえに、巣に二人も雌が侵入してきているのだ。冷静な思考など欠片も残ってはいないのだろう、抵抗(レジスト)されずに錯乱効果がよく通る。何もせずとも同士討ちで大きく数を減らしていくだろう。このままながめているのもいいか……。

 

 おっと。暴れる小鬼どもの奥から弓持ちが現れ、矢をつがえているのが見えた。流石にあいつに《激昂》を当てても、他の個体に向けた流れ矢がこちらに飛んでくるのは目に見えている。ここは《アイススパイク》あたりに切り替え―――

 

「……三つ!」

 

 判断が早い。弓の存在を認識した時には、ゴブリンスレイヤーの手に握られていた小剣は投げ放たれ、小鬼の首筋を貫いていた。

 

 思い切りも良い。周囲の状況が比較的落ち着いているとみるや、遠距離装備持ちを真っ先に優先して排除するのに手持ちのショートソードを捨てることを微塵も躊躇わなかった。足元にあった棍棒を握りしめ、こちらに背を向けていたゴブリンに振り下ろした。

 

「四、そして……」

 

「五、だ」

 

 左手に待機させていた《アイススパイク》が解き放たれ、五体目の小鬼、その眉間に氷柱が深々と突き刺さった。

 

 先遣隊は全滅、といったところか。いやあ人手がいると楽できて良い。そういった面では召喚魔法も便利なんだが、狭い場所で何となくでしか意思疎通できない相手との連携はちょっと面倒なことも多いんだよな。よく道中阻まれたり引っかかって着いてこないときもあるし。強力な存在ではあるんだがね……。

 

「いやあこれはなかなか迫力がある。惚れてしまうかもしれないよ。……しかし、数に任せた力押し? ゴブリンらしいが、いささか稚拙にすぎる……」

 

「そうかぁ? いつもだいたいこんなものだと―――」

 

 そう述べたのもつかの間、俺達が入ってきた入口の方向からゴブリンらしき鳴き声が響いてくる。後方から足音が響くと同時に、前方からもゴブリンの群れが姿を見せる。挟撃だ。

 

 あいつら、挟み撃ちとかの戦術考える頭あるんだな。基本あいつらの頭の中って女か暴力で埋まってるものだと思っていたのだが。あいつらで脳内メーカー使ったら多分、凌辱凌辱凌辱凌辱凌辱凌辱死刑死刑死刑死刑死刑死刑凌辱凌辱凌辱凌辱凌辱って感じで埋まるだろ。

 

 ……ああ、なるほど。策を考え、指揮を執れるだけの頭を持った上位種がいるってことか。脳まで腐ったドラウグルよか賢いようだ。ゴブリンスレイヤーもそのことに思い至ったのか、チィっと舌を打つ。

 

「まあそう焦るほどのことでもない。最初の打ち合わせ通り目の前のゴブリンだけ見てくれればいいさ。それに―――もう終わる」

 

 後方から向かってきていたゴブリンが踏みこんだ目印……地面に刻まれたルーンが光を放ち、二体の小鬼を爆炎に包む。小さな人影が冒険者三人の視界に入ったときには既に爆発に覆い隠されていた。収まった土煙の奥からは、焼死体に灯った炎が周囲を照らしている。どうだ明るくなったろう。

 

 見習い級破壊魔法、《炎の罠》。火力はそこそこ、設置できるのは一つだけ、と不便な面もあるが……今のように地雷のように機能したり、隠れ潜む敵を炙り出すのに使える有用な罠魔法の一種だ。視界に映った、後方からの敵反応は二つ、爆発で消えた反応も二つ、残った死体もぴったり二つだ。計七匹。

 

「背中は任せろって言ったろ? ほら来るぜ」

 

「ッ! ゥオオッ!」

 

 頭目は棍棒を右手に、松明を左手に持ち、ゴブリンの頭蓋を一つ一つ打ち砕いていく。先よりも動きがいい、それに彼が振るう一撃一撃も威力が高まっている。やはり先の《戦場への誘い》による戦闘スキル強化は、目に見えて現れているようだ、達人級は伊達ではない。

 

 そのうえ、彼女の魔法による支援もあると来たものだ。既に彼の両手に握られた棍棒は真っ赤な炎に包まれ、小鬼の肉を焼き焦がしている。それでいて、近くにいる一党(パーティー)には熱を感じさせない。

 

「【炎与(エンチャント・ファイヤ)】。しかし、棍棒へかけるには贅沢な呪文だよなあ……」

 

「掠るだけでも充分な火力してるな……便利な魔法だ」

 

 要するにその場その場で武器に高レベルの付呪を施す魔法、ということだ。他の属性があることを考慮すれば、属性の切り替えすらも可能なのかもしれない。あれだけ苦労して集めている魂石なしで、メイスですらない木の棍棒にこれだけの火力を担保する……控えめに言ってぶっ壊れ魔法だ。恐るべし真言魔法、恐るべし孤電の術士(アークメイジ)。

 

「十ッ! あと……いくつだ」

 

「そうだね、村人の証言と遺跡入口の足元の数を鑑みるに、そろそろ打ち止めと見たが、どうだい?」

 

「見てみよう……。laas(命) - yah(捜索)- nir(狩り)」

 

 シャウトを口ずさむとともに、周囲の生命力が赤い奔流となって形を成し、人型を形作っていく。《オーラウィスパー》、生命体の活動の一切を視界に映す。

 

「奥から生命反応が三つ、近づいてくる。こちらには気づいているとみていいな、もうそろそろ来るぞ。いや待てこいつ……」

 

 三つのうち、二つの反応が全く同じ速度で動いている。いや正確に見れば、片方は歩いていない、一方に抱えられている。―――そこまで思い到り、続けて《生命探知》を発動させた。片方は青く光となって視界に浮かぶ。最悪だ。

 

「ゴブリン二匹。非戦闘員、一名……人質だ」

 

 足音を響かせ、二体のゴブリンが現れる。一方は襤褸衣を身に纏い、杖を持った小鬼呪術師(ゴブリンシャーマン)。そしてもう一方は大柄で、右手に斧を、左手に……被害者であろう、女性を括り付けた田舎者(ホブ)。

 

 クソッ。探索前に訪れた村では人的被害がないと聞いていたが、失敗だった。これなら横道を見つけた時点で走り抜けるべきだったか? いやそうすると二人が危険か。

 

「あ……い……」

 

「おお酷い、孕んでいるかな。ふむん……胎児の状態も見てみたくは―――冗談だよ、そう睨まないでおくれよ」

 

「欲しいなら俺が用意してやるから、また今度な」

「人質は俺に任せてくれ。サポート頼んだ」

 

 そう言い残して駆けだした。《激昂》なんて悠長なことはしてられない、破壊魔法なんてもってのほかだ。まずは彼女の安全が最優先だ。

 

 ニタニタと笑みを浮かべ近づいてくる田舎者。鎧もない、見るからに後衛の女が一人自分からやってくるのだ、笑いが止められないのだろう。

 

 ゴブリンは左手の女性を見せつけるように振り回す。肉盾のつもりだろうか、全身に少なくない傷を負い、今も痛みに呻いている。……ふざけるなよ。

 

 俺はな!!!!

 

 可哀想なのは!!!!!!

 

 抜けないんだよ!!!!!!!!

 

「耳塞いでろ! zun(武器) - haal(手)- viik(倒す)!! 」

 

 激情とともに喉から解き放たれたスゥームがゴブリンの集団を襲い、腕力と握られていた武器を―――盾を奪った。シャウトの力により、彼女の縛めも解け、地に落ちる前に抱きかかえる。

 

 《武装解除》。ドラウグルに散々使われていた時は鬱陶しいシャウトだったが、今は感謝している。この状況下で彼女を救うのに、これほどまでに適した力は他になかっただろう。

 

 田舎者が盾(・)を取り返そうと両手を伸ばしてくるが、それは悪手だ。お前は先に盾ではなく斧を狙うべきだった。どちらにせよ結果は同じだろうが、俺が武器を取り出す数瞬、寿命が延びたろう。小鬼の手からこぼれ落ちた斧が地に落ちる前に、先に掴む。

 

 木こりの斧を右手に握りしめ、彼女が巻き込まれないよう身を翻す―――身体をよじった勢いをそのまま利用し、横薙ぎに一閃。

 

 田舎者の首を断つ。

 

「術が飛んで来るぞ!!」

 

「十一、か。」

 

 確かに、田舎者の陰から詠唱らしき囀りが耳に届く。何、心配はいらないだろう。投擲上手の頭目が俺達にはついている。

 

「十と、二だ」

 

 既に拾っていたであろう、小鬼製の粗雑な槍が頭目の手により投げ放たれ、呪術師の喉に突き刺さる。小鬼呪術師の手から杖が離れるとともに、視界の生命反応が俺達だけになる。ゴブリンの群れはここに壊滅、依頼達成だ。

 

 捕まっていた女性にマントをかけ横になって休ませる。周囲に《守護のサークル》を展開し、各種回復薬を飲ませ、もう大丈夫だと声をかけた。温かな光に包まれたためか、彼女は安堵からか目を閉じ、静かに寝息を立て始めた。一通り処置を済ませたところで、二人も近づいてくる。

 

「…………突出するな、とはお前の言葉ではなかったか?」

 

「ウッ……」

 

「武器の心得がある、とは私も聞き覚えがないねえ」

 

「ヌゥッ……!」

 

 せ、正論が耳に痛い……。今のは、明らかに俺がキレて突撃したようにしか見えない絵面だった……。全面的に俺が悪かった……!

 

「とはいえ、だ。最後のは見事な一撃だったよ。あの太い首を一発で落とすとはね……。冒険者と兼業で処刑人でもやってた?」

 

「いいや? ないよ。処刑されそうになったことは何回かあるけど」

 

「質問したくなるようなこと増やすのはやめてくれないかい???」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――こっちが膀胱、精巣……男のナニだね。急所さ。大きいんだか小さいんだか、女泣かせの逸物だ」

 

「しかし、雌がいないというのはホントみたいだなぁ……子宮も卵巣も、持ってる奴はいないや……何してるんだいきみ?」

 

「いや……幻肢痛というか共感性疼痛というかなんというか……」

 

 今更一匹二匹、ゴブリンの腹が婆さんの財布みたくビリビリに搔っ捌かれるのは別になんてことはないんだが……。ここの死体全て、その股間を解剖していくのをみるのはこう、心にクるものがある。なくなったはずの男の象徴がヒュンってなる。なった。

 

 いや頭では理解しているのだ。雌がいないという特異な生態、それを調べるためには複数のサンプルを確認しなければならないのだと。とはいえ……いくつもいくつも男根が縦に横にと裂かれていくのは、流石に見るに堪えん。

 

「俺は火起こしと、持ってきたキャンプの準備をしておくよ。腑分けは頼んだ」

 

 彼女の腑分けが終わらぬ以上、今夜は野営だ。帰りはオダハヴィーングでひとっ飛び(ファストトラベル)……とはいくまい。この旅人を村に預けねばならないし、この格好で四方世界の上空まで連れて行くのはあまりに酷だ。……アルヴァクもデイドラの馬も鞍ないからなあ、同様に今回はナシだ。

 

 魔術師のバックパックを地面に下ろし、中からベッドロールを取り出す。彼女も俺のマントに包まって寝るよりもこちらの方が多少なりともマシだろう。えーと薪はどこにしまったんだったか……?

 

「狙うならどこだ」

 

「ええと、ちょっと待ってくれたまえよ……うん、腿、脇の下、首に太い血管がある。気道も人と変わらないね、そこだよ」

 

「首、喉か。練習が必要だな」

 

「あー? 謙遜するなよ。充分上手いと思うぜ? ありゃあ俺にもできない芸当だ」

 

 実際、この身体になってから投擲という行為を成功させた試しがない。弓も魔法も狙った場所に当てられるというのに……。

 

「……意外だ」

 

「ぇえ?」

 

「お前は……たいていのことは何でも熟すように見えたからな」

 

「なんだそりゃ。んなもんいくらでもあるし、それこそ練習だろ? そうだ、今度ナイフ投げ教えてくれよ」

 

 ゴブリンスレイヤーの投擲もそうだが、孤電の術士のような真言魔法は使えないし、この世界の神々がもたらす奇跡に至っては目にしたことすらない。だが、そういった未知なる技術への興味は尽きない。

 

 例えば、彼のような投擲スキルを学べれば、投げたダガーに隠密スキルの『暗殺者の刃』を乗せられるかもしれない。手袋の付呪効果も合わせれば、本来超近距離でしか使いようのないダガー、その不意打ちによる三十倍の火力を遠中距離で活用できる……かも、しれない。未だ空想の域を出ないが、夢が広がる。

 

 ……食材はあるけど焚火程度じゃ大した料理は作れんな。トマトを切らしてるから野菜スープも持ってこれなかったし、手頃な兎肉のローストでも作るか……。

 

「ふふ、人と変わらず練習……と、言えば、『鞍』とはね」

 

 孤電の術士の視線の先にはちょうど狼の背に合いそうな小型の鞍があった。どこかから盗んできたのか、作成したのか……今となってはわからない。俺にわかるのは、ゴブリンといえど生身の狼にまたがるのは辛いらしい、ということだ。わかるよ、アルヴァク乗っててダメージ入らないのが不思議なくらい揺れるんだもの。

 

「番犬とばかり、思ってたんだけどな。平地なら跨って襲ってくるのかね」

 

「……やはり五年前の合戦か?」

 

「他種族のやり口を見て真似たか教導されたか、小鬼は騎乗の秘密を盗み出したわけだ」

 

「生物は自身が存在する環境に適応していくものさ」

 

 そこで彼女は言葉を区切って、焚火の前に座った。今も立ち続けるゴブリンスレイヤーを手招き、自身の隣に座るよう黙って促す。ホント羨ましいなこいつ。せっかくだから俺も隣のスペースを空けておこう。彼女同様に隣を指さしておく。今度君らで寝る時があれば入れてくれ、俺も混ざるから。

 

 彼は無言で中間に座った。あのさぁ……。

 

シャウトの表記方法について

  • アルファベット表記
  • ドラゴン文字
  • どちらでも良い
  • その他
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