もし2004年の聖杯戦争で、マリスビリーがソロモン王ではなくグラハム(セリス・ヴォルディゴード)を召喚していたら……というお話。

※魔王学院の不適合者は原作8巻の読了を推奨、FGOは2部終章の読了を推奨

※↑こんなこと言ってるけど、マリスビリーとグラハムの思考回路を再現できているか確信は無いです……。

※戦闘シーンはダイジェストでグラハム無双。マリスビリーとグラハムの会話がメインです。大聖杯を前に語らうマリスビリーとグラハムの様子が見たくて書いたのです……。

※魔王学院の不適合者と同程度の流血描写あり。

※上記をご理解頂ける方は、どうぞお楽しみください
pixivとハーメルンに二重投稿。

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※魔王学院の不適合者は原作8巻の読了を推奨、FGOは2部終章の読了を推奨
※↑こんなこと言ってるけど、マリスビリーとグラハムの思考回路を再現できているか確信は無いです……。
※戦闘シーンはダイジェストでグラハム無双。マリスビリーとグラハムの会話がメインです。大聖杯を前に語らうマリスビリーとグラハムの様子が見たくて書いたのです……。
※魔王学院の不適合者と同程度の流血描写あり。
※上記をご理解頂ける方は、どうぞお楽しみください。



【魔王学院×FGO】もしマリスビリーがグラハムを召喚していたら

 

 

 

 

 2004年の冬木市。

 聖杯戦争参加者のマリスビリー・アニムスフィアが召喚したサーヴァントは最強であった。

 軽薄な笑みを絶やさない、紫色の髪と眼の美丈夫である。筋骨隆々とした武人の身体つきだが、その表情は穏やかで空虚なものだ。

 彼はマリスビリーに召喚された際、こう名乗った──。

 

「サーヴァント、セイバー。幻名騎士団団長、セリス・ヴォルディゴードだ。君が僕のマスターかな?」

 

 セリスの名は、人類史のどこにも見当たらない。正体不明のサーヴァントである。

 しかし、マリスビリーにとってそれは些細な問題であった。

 外見さえ見れば全てが理解できる──そう自負するマリスビリーは、セリスの外見を見ただけで、彼が自分を満足させる性能を持つサーヴァントであると理解した。

 

「セリス、私のセイバー。君がどのような経緯でサーヴァントになり、どのような歴史を背負っているかという『中身』について、私は問わないよ。この聖杯戦争に勝利するという『結果』が得られれば、それで良いんだからね」

 

 一見優しげに聞こえるその言葉の中身には、おぞましい思考回路が宿っている。

 中身より外見が大切。過程より結果が大切。

 最終的には、中身や過程は空虚でよい。

 しかしセリスもまた、そんなマスターに満足した。

 

「マリスビリー。君が志す人理保障という理想は、美しくて優しいね。擬似地球環境モデル・カルデアスという魔術礼装にも、とても心惹かれるよ。必ずや君を勝利に導き、カルデアスに火を灯してみせるよ」

 

 その約束は──無事に果たされることになってしまう──。

 人類にとって、最悪の形で──。

 

──※──

 

 2004年の冬木市。

 聖杯戦争参加者のマリスビリー・アニムスフィアが召喚したサーヴァント──セリス・ヴォルディゴードは最強であった。

 どれほど最強であるか。

 セイバーの彼が持つ宝具『万雷剣ガウドゲィモン』の真名解放『滅尽十紫電界雷剣(ラヴィア・ネオルド・ガルヴァリィズェン)』の威力は凄まじかった。

 一本しかないはずの万雷剣を『ある魔法』によって計十本とし、更にそれに滅びの紫電を纏わせて、一振りの刃として振り下ろす宝具である。

 その威力たるや、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが操るギリシャの大英雄ヘラクレスを、十回殺すほどの殺傷能力であった。

 

「嬉しいけど、物足りないね。あと二回しか遊べないなんて。アノスならもう三十回は遊べた上で、僕に勝っていたよ」

 

 セイバーでありながら、彼は灼熱の太陽を撃ち出す火炎魔術『獄炎殲滅砲(ジオグレイズ)』や、命を刈り取る黒く染まった呪いの指先『根源死殺(ベブズド)』なども使用し、彼はヘラクレスが持つ命の宝具『十二の試練(ゴッドハンド)』を滅ぼし尽くした。

 かくして、バーサーカー陣営は脱落した──。

 

 

 

 間桐家では、ギリシャ神話に名高い怪物メデューサが、ライダーとして召喚されていた。

 だが、彼女の『石化の魔眼』は、セリスに全く効かなかった。

 セリスが持つ『滅紫の魔眼』に、まるで歯が立たなかったのだ。

 

「かわいそうで、かわいいね。そんな程度の魔眼を呪いと称するんだね」

 

 かくして、ライダー陣営は脱落した──。

 

 

 アイルランドの光の御子──ランサーのクー・フーリンの宝具『刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルグ)』で心臓を貫かれても、セリスは死ななかった。

 

「心臓を貫いたぐらいで、僕が死ぬとでも思ったかい?」

 

 そのマスターであるバゼット・フラガ・マクレミッツが先祖代々受け継いできた宝具『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)』を、魔法によって発動を防いで攻略した。

 魔術ではない。魔法である。

 攻撃している可能性と攻撃していない可能性を同時に具現化させる魔法を使い、『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)』が反応できない攻撃を繰り出したのだ。

 

「僕の『波身蓋然顕現(ヴェネジアラ)』は、可能性を具現化させる魔法なんだ。因果律を逆転させたぐらいで、可能性を滅ぼせるとでも思ったかい?」

 

 かくして、ランサー陣営は脱落した──。

 

 

 アーチャー陣営とキャスター陣営には、冠位級のサーヴァントがいる。

 即ち、遠坂時臣と契約した英雄王ギルガメッシュ、衛宮切嗣と契約した魔術王ソロモンである。

 更に、時臣の背後には言峰綺礼が契約したアサシン・百貌のハサンがおり、切嗣の背後にはアインツベルン家がいた。

 それでもセリス・ヴォルディゴードは滅ぼせない。

 セリス・ヴォルディゴードの打たれ強さは、心臓を貫かれても死なない程度では済まなかった。

 ギルガメッシュが『天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)』を使おうが──。

 ソロモンが『誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの(アルス・アルマデル・サロモニス)』を使おうが──。

 

「ほら」

 

 宝具発動後に残った虚無の中から、虚無は声なき声を響かせる。

 

「対界宝具を使ったぐらいで、僕を滅ぼせるとでも思ったかい?」

 

 そのまま虚無は虚無のまま、天を駆けて地を走る。

 あらゆる宝具も礼装も、攻撃も防御も、命も願いも、虚無に呑まれて消え去るのみ。

 アーチャー陣営、アサシン陣営、キャスター陣営は脱落した。

 こうして2004年の冬木聖杯戦争の勝者は、マリスビリー・アニムスフィアと、セイバーのセリス・ヴォルディゴードとなったのである──。

 

──※──

 

 冬木市の地下に広がる大空洞。

 原初の地球を思わせる魔力と神秘的で淡く紅い光が満ちた空間で、マリスビリーとセリスは大聖杯を見上げていた。

 

「ありがとう、セリス。君のおかげで、無事に聖杯を手に入れることができたよ」

 

 マリスビリーの、人形のように整い完成された微笑みに対し、セリスは鏡映しのように同じ微笑みで返した。

 

「礼には及ばないよ、マリスビリー。僕も、君のような最高のマスターに会えて、本当に良かったと思っているよ」

 

 マリスビリーは全く笑みを崩さないまま、自身の右手を見やった。

 その手には、マスターの証──令呪が、三画全て残っていた。

 

「最高のマスターとは言っても、マスターらしいことは、何も出来なかったね」

 

 スッと、家電製品のスイッチを押したかのように、マリスビリーの表情が“無”へと切り替わる。

 

「だから、今からするよ」

 

 そして彼は命じた。

 

「令呪三画を以って命ずる。自害せよ、セイバー」

 

 カッと、花火が弾ける瞬間がごとく、朱色の閃光がマリスビリーの右手から煌めいた。

 その光に当てられたセリスは、自らの万雷剣で、自分の首を鮮やかに斬り落とした。

 ブシュッ……と、セリスの首から噴水のように、紅い鮮血が舞い上がる。

 それを見たマリスビリーは、再び表情を機械的に切り替えた。

 彼は満足げで、しかし控えめな微笑みを浮かべていた。

 

「ごめんね、セリス。でも仕方がないことなんだ」

 

 返事をしないセリスの死体に、彼は声を掛ける。

 

「人間は愚かなのではなく醜いだけ。それは君にも当てはまるんだけどね。君の醜さは、私が許容できる範囲を逸脱している。私が目指す人理保障において、君のような醜く歪んだイレギュラーの存在は認められない。万が一、聖杯に受肉でも願われると困るからね。ここでお別れだ」

 

 返事が来ないことを承知で、マリスビリーは訊ねた。

 

「さようなら、セリス。ここまでの工程(たたかい)は、楽しかったかい?」

 

 その直後──。

 

「うん。とっても愉しかったよ、マリスビリー」

 

 返事が響いた。首からではなく、首のない死体から。

 首無しのセリスは、これから喫茶店へ行くかのように滑らかかつ自然な動きで、顔など無いのにマリスビリーの方を向いた。

 流石にこれにはマリスビリーも一歩後ずさったが、構わずセリスは口もないのに喋り始める。

 

「とっても愉しいから、勝手に終わらせないで欲しいね。僕はもっと、色んな玩具で遊びたいんだ。地球人類とか、人類史とか、人理とか、カルデアスとか……。君とか、ね?」

「な……ぜ……」

 

 マリスビリーの問いに、セリスは飄々と答えた。

 

「令呪で自害させられたぐらいで、僕が死ぬとでも思ったかい? ……まぁもうちょっと説明するならね。僕の真なる第一宝具『虚空絶空虚(ヌエリエヌ)』は、全てが滅びた後に残る虚無そのものという、僕の在り方を示す宝具なんだ。僕ですらどうすれば滅び去ることが出来るのか知らなくてね。僕をサーヴァントとして喚んだ時点で、君の物語は行き詰まっていたんだよ」

 

 この説明を聞く中で、マリスビリーは十数年ぶりに自分の額を流れる汗の存在を知覚した。自分が冷や汗をかいているという事実が、マリスビリーの焦りを更に加速させる。

 

「まぁいいじゃないか。行き詰まるのは君の中身──人理保障とか、人類愛とかだよ。君の外見──マリスビリー・アニムスフィアの人生は、僕が受け継ぐから、まだ終わらないよ」

「……何を……言っているんだ……?」

 

 首無し死体は、淡々と語る。

 

「本当はね、僕はセリス・ヴォルディゴードじゃないんだ。首を奪った相手の外見や名前や能力を奪いながら生きてきた化け物……といったところかな? セリスと呼ぶのが嫌なら、グラハムとでも呼ぶといい。それすらも、かつて誰かから奪った名前だけどね。まぁもう間もなく、マリスビリー・アニムスフィアを名乗ることになるから、覚える意味もないか。君は、無駄な中身や過程なんて、無くした方がいいという思考の持ち主らしいからね」

 

 そのとき、マリスビリーは初めて理解した。

 

 外見さえ見れば全てが理解できる──そんなことは間違いだった。

 このグラハムという化け物の深淵を、自分は全く覗けていなかったのだと。

 『虚空には神ありき』とはよく言ったものである。空虚な中身そのものが、意思と悪意を持って自分を襲うとは思っても見なかった。

 

 外見や結果さえ良ければ、中身や過程は最終的に空虚でいい──そんなことは間違いだった。

 このグラハムという空虚な化け物が自分の中身や過程を略奪し、マリスビリー・アニムスフィアという外見を乗っ取るのは、死ぬより耐え難い屈辱だと。

 故に──。

 

星の形(スターズ)宙の形(コスモス)……」

 

 彼は魔術の詠唱を始め、グラハムから飛び退いた。

 何の為に?

 決まっている──。

 ──生きるためである。

 ……しかし。

 

「遅いよ」

 

 ザシュッ……と、再び首が刎ねられる。

 宙を舞うのは、人形のように整った美貌を驚愕と苦痛で歪める大魔術師──。

 マリスビリー・アニムスフィアの、首であった……。

 

「美しいね」

 

 セリスは微笑みながら、その首に優しく語りかけた。

 

「限られた生をもって、愛と希望を探すもの。始まりの歓び欲しさに、争いと断絶を繰り返すもの。愚かしい、散り落ちる花火のような刹那の旅路。これを、悲劇と理不尽の物語と云う」

 

 ボトッと首が落ちる。まだマリスビリーの脳細胞と聴覚は辛うじて生きている。それを知った上で、グラハムは言った。

 

「君が目指す、空虚な人理保障には賛同しかねるよ。僕は人間の中身──愛と優しさも好きだよ。それは、常に綺麗な絶望を孕んでいる。脆く崩れやすい、醜さと憎悪の温床だ」

 

 グラハムは、ヒョイっと、猫でも拾い上げるように軽やかな動作で、マリスビリーの首を持ち上げた。そしてそれを、自身の首の上に載せた。

 すると、液体金属が波打つように、グラハムの身体が銀色に光りながら蠢く。身長が少し縮み、武人らしい身体つきは、魔術師らしい華奢なものになった。

 銀色の光が止むと、そこに居たのは──マリスビリー・アニムスフィアだった。

 無論、それは外見上の話である。

 中身は空虚である。

 空虚な化け物グラハム──それが、今のマリスビリーの中身であった。

 

「僕が目指す人理保障、冠位指定(グランドオーダー)は、争いと断絶、悲劇と理不尽を繰り返し、増幅させながら続いていく人類史だ。その為にはやはり……。しばらくは、元のマリスビリーが考えていたのと同じように計画を進めるべきだね。カルデアスだって、育て方次第、使い方次第で、最高に面白い玩具になる」

 

 元のマリスビリーより少し光も影も濃い笑みを浮かべながら、彼は大聖杯の方を向いた。

 これから始まる、悲劇と理不尽が咲き乱れる旅路に、思いを馳せながら……。

 

「無垢な人形マシュ・キリエライト。愛を知らないカルデアスの一因にして僕の娘、オルガマリー・アニムスフィア。とりあえず一段落したら……君達で遊んでみようかな? 生みの親として、僕なりに頑張ってみるとしよう」

 

 ──こうして、2004年の冬木聖杯戦争で、マリスビリー・アニムスフィアは勝利した。

 聖杯の力で巨万の富を手に入れた彼は、その資金力を活かして、擬似地球環境モデル・カルデアスを起動する。

 2004年を境に、マリスビリーはマシュにもオルガマリーにも優しく色彩ある接し方をするようになった。

 だが全ては──。

 悲劇と理不尽の物語を紡ぐ為の、下準備に過ぎない。

 マリスビリーの外見を纏うグラハムがどのような未来を描き、どのような人理保障を行うのか……。

 

 それはまだ、誰も知らない……。

 

 

 





【おまけ解説】

●7つの陣営について
 第1次〜4次聖杯戦争が起こっていない2004年の冬木市に揃いそうで、Fateを知る方々がイメージしやすい陣営とサーヴァントを揃えました。

●セイバー陣営
マリスビリー&グラハム(セリス・ヴォルディゴード)
マリスビリー「グラハム。君の霊基の在り方はとても興味深い。君が何者だろうと、勝利という結果が得られるなら、過程や中身はどうでもいいよ」
グラハム「マリスビリー。君が動かそうとしているカルデアスは、とても興味深いね」

●ランサー陣営
バゼット&クーフーリン
Fate/stay nightと同じ(元々存在していた)陣営。
第4次聖杯戦争が無いなら言峰に令呪やランサーを奪われることはないはずです。

●アーチャー陣営
遠坂時臣&ギルガメッシュ
年齢は上がってるけどFate/zeroと同じ。
第4次聖杯戦争が無いなら2004年でも時臣は生きてるはずです。

●アサシン陣営
言峰綺礼&百貌のハサン
Fate/zeroと同じ。監督役でありながら遠坂時臣と共闘している点も同じ。
年齢は上がっていますが。

●キャスター陣営
衛宮切嗣&魔術王ソロモン

アインツベルン家が『全て遠き理想郷』ではなく魔術王の指輪を切嗣に渡した感じ。

ソロモン「切嗣。人間としての感情と欲望を持ちながら、聖杯を自分のためでなく世界の為に使おうとする君に敬意を表する。遠慮なく私を道具として使うといい」
切嗣「ソロモン王がこんなに話の通じる奴とは思ってなかったよ」

●ライダー陣営
間桐桜&メデューサ(騎)
Fate/stay nightと同じ。
2004年に雁夜おじさんが冬木市に帰ってきてももう遅いでしょうね(もう桜の調整と調教終わってるので……)。

●バーサーカー陣営
ケイネス&ソラウ&ヘラクレス
ヘラクレスという最強戦力を、ケイネスとソラウの優れた魔術回路で運用する。
昔から実はこの陣営は見てみたかったんです。
『実質マスター2人』ならば、燃費が悪いけど最強なサーヴァントを使役すべきでしょう、と。



●グラハムの能力
魔王学院の不適合者基準で考えているので、Fate基準だとすげーチートです。
マリスビリーとグラハムの会話が主題(一番描きたかったもの)で、戦闘シーンはおまけ扱いなので雑でした。申し訳ない。

万雷剣ガウドゲィモン/滅びの紫電を宿す、凄まじく強い魔剣。登場以降、魔王学院ワールドのインフレにもついていける程の性能。

滅尽十紫電界雷剣/実は本編中だとアノス様とセリス(本人)しか使っておらず、グラハムは使っていない(はず)。しかし原理上は使えてもおかしくないので使ってもらいました。

獄炎殲滅砲/魔王学院ワールドにおけるメラゾーマやメラガイアーのポジション。モブでも使っている奴がいるのでグラハムも使えるはず。魔王学院基準の性能ならヘラクレス1回殺す程度の威力は担保できるはず。

根源死殺/本編でグラハムが使っている描写は多分ないが、サーシャが使えているのでグラハムが使えてもおかしくはない。たぶんFGOで例えるとザバーニーヤ的な即死宝具と思われる。

波身蓋然顕現/矛盾する2つ以上の可能性を具現化させるチート魔法。これさえ使えれば沖田さんの三段突きも真似できちゃう。哲学的な元ネタは『シュレーディンガーの猫』と思われる。

虚空絶空虚/『無』が存在する状態。防御や回復に使う場合『HPが0になっても戦闘を続行する上に時間経過で復活する』ような状態。攻撃に使用する場合、接触したものが無に帰す。ジョジョ3部のヴァニラ・アイスに近い。あまりに強すぎて結局魔王学院本編中でも完全攻略はされなかった。


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