魔法少女アギア・ケルベロス~俺は地獄の番犬ではない 作:dwwyakata@2024
家庭周りに余裕が出来てきた燐火です。
今まで欠落していたものを埋めようと苦労します。
ただそれは、笑顔を作るのと同じくらい大変な事ですが。
あまり気力がある方ではない数学の先生が、ずっと黒板……ではなく。ホワイトボードにむかっている。
今の時代は黒板はほとんどなくなり、ホワイトボードが主流だ。
昔は黒板消しとチョークが必須で。
算数の先生は、肘を視点に綺麗な円を描くことが出来たらしいのだけれども。
はっきりいってそれは無駄なスキルだろう。
あくまで大道芸の類であって。
子供に何か教えるために有益という事はない。
黙々と授業を受けながら、燐火は苛立ちを感じた。
右後ろの男子。
音をミュートにしているとはいえ、動画を見てサボっている。スマホが普及するのは別に構わないが。
こういう使い方をするアホに、スマホを持たせるべきではないだろうなと、燐火は素直に思った。
ともかく授業は復習としてしっかり受けておく。
授業が終わったら、合間の時間に先の勉強をしておく。もうすぐ高校二年の範囲は終わりそうだけれど。
問題はその最後。
英語だ。
高二くらいから英語は極めて難しくなる。ものによっては全く分からない。だから大学受験は単語を覚えて突破する。
そういう例まで出てくるし。
英語教室に通っていても、高校英語は全然分からない。
そういう例も出てくる。
燐火も苦戦中だが、どうにか終わらせられそうである。
淡々と作業をしていると、周りの女子がひそひそ話している。
「あの子弁当自分で作ってるらしいよ」
「テストでも毎回ほとんど満点でしょ。 体育なんか三年の男子より足が速いくらいだし、何? 超人?」
「不良もほとんどたたきのめしちゃったって……。 なんで中一にあんなのがいるの?」
「飛び級だかなんだかしらないけど、さっさと先に行けば良いのに」
ぼそぼそと話している。
その二人が、毎日スマホだの弄くり回して、時間を無駄にしていることを燐火は知っている。
そんなことをしている間に少しでも鍛錬でも集中力を高める訓練でも勉強でもすれば、状況は変わるのに。
それをしないで遊びほうけておいて。
計画的に時間を使っている燐火に嫉妬されても苛立ちしかない。
ケルベロスが放っておけと呆れ気味に言うが。
まあいいか。
スクールカーストの内容が、小学時代とは変わってきている。
それに、この学校ではスクールカーストを明確に排除に動いている事もあって、比較的頻繁にクラス替えがある。
それもあって、下手なグループは作らないように、周囲はしているようだ。
クラス替えをされると、何か問題を起こした。
そう周囲に判断されるし。
何よりも、燐火と同じクラスに入ると、問題を起こしたときに殺されるという噂が流れているらしいから。
ぶっちゃけ、殺しまではしないのだが。
それが抑止力になるならいいか。
そう燐火は思って、相手にしない。
勉強を一段落させたあと、次の授業の準備をしておく。
次は理科か。
理科も専門的なことを少しずつ始めている。
しかし周りは本当に、一瞬で覚えたことを忘れていくな。テストの度に全部一夜漬けしていやがる。
そう思うと、これだけの学業投資がもったいないと感じることもある。
だがこの国の強みは、無駄が多いとしても学業を皆が受けている事だ。
即座に忘れるようなやつもいるけれど。
それでも覚えている生徒がいる。
それが強みになっているのであれば、充分すぎるほどだろう。
色々思うところはあるが、次の授業の準備をして。実験室に移動する。実験室では、比較的のんき者の女性教師が、実験について説明。
昔はアルコールランプを用いたらしいが。
今ではそれは使わず、危険性が小さい道具を使って、色々と実験をしていく。
なるほどね。
予習している範囲内の実験だが。
それでも見ていると。しっかり復習になる。
テキパキとこなしている燐火と同じグループでただ見ているだけの他の生徒。声を掛けられない雰囲気だ。
先生が様子を見に来た。
「平坂さん、手際いいねー」
「ありがとうございます」
「他の子達、皆手を動かす。 平坂さんがあらかた実験内容はこなしてしまったし、レポートは皆で書きなさい」
「……」
絶句する見ていた連中。
燐火は呆れた。
この先生、のんき者だが、こういうペナルティを課すのか。
まあいい。
青ざめながら、グループの女子の一人が聞いてくる。
「あ、あの、平坂さん。 き、聞いても、いい?」
「どうぞ」
「い、今の実験、何がどうしてどうなったの?」
「教科書の16ページから説明されている化学的反応の実験です。 何が起きていたかは、見ていたでしょう」
首をすくめるその女子生徒。
別に何もしないっての。
燐火はいい加減苛立ってきたが。
抑えるようにとケルベロスが呆れ気味に言う。
まあ、ケルベロスがそういうなら抑えるけれど。今まで何もしないで、教科書すら確認しないで、スマホでショート動画見て。
更には燐火が怖くて声も掛けられず、手も動かそうとしていなかった。
それでこうなったのなら自業自得だろう。
燐火の眼光を見て、女子の一人が泣き始める。
そんなに怖いか。
燐火は命を刈り取りに来る相手と間近で何度も対戦したが、その時に比べればそよ風も良いところなのだが。
「なんで泣くんですか」
「ご、ごめんなさい! ぶたないで!」
「ぶちませんよ。 とにかくレポートを書くというなら、分からないなら聞いてください。 全部説明しますので。 ただ、書くのは自分でやってください。 そういう先生の指示でしょう」
完全に震え上がっている同グループの生徒を見て、燐火は呆れる。
本気で怒っていたら、今頃全員再起不能くらいにしているっていうの。
まあとにかくいい。
ガタガタ震えている同級生に、説明をしてレポートを書いて貰う。どうしようもない基礎的なことも分かっていないし、なんなら授業開始した時に先生が言っていたことすら覚えていない。
アホというよりも、単に意欲がない。
レポートがどうにか書き上がったので、燐火が目を通す。
抜けが多いな。
こことここが違う。
そういう説明をして、書き直して貰う。
二人目が泣き始めた。
別に威圧的にものなど言っていないのだが。困り果てた燐火だが、とにかく最後までレポートを仕上げて。持って行って貰う。
それから燐火は鬼とかクラスで言われるようになった。
そんなことを言われても困るし。
冥界の入り口で見た鬼は、こんな程度の恐ろしさではなかったのだが。
夏休みが近くなった。
中一の一学期も終わりか。
中間テストも期末テストもほぼ全部満点だったが、涼子とは受けているテストのレベルが違うし。
涼子が同じ学校にいたらほぼではなく全部満点だっただろう。
国語の先生が、テストを返すとき、苦虫を噛み潰しながら言う。
「平坂は何でも出来るのに、どうして正当防衛とは言え徹底的に暴力的に解決するし、怖いのかな。 あと、周囲の生徒を怖がらせないように、少しは笑ってくれないか」
「笑いたくても笑えませんので。 すみません。 色々事情があるんです」
「そ、そうか……」
国語の先生も半分諦め気味だ。
燐火としてもそう言われても困る。
こっちとしても、鏡の前で練習はしているのだが。死んだ表情筋は相変わらずどうにもならない。
部活は少し前から終わっている。
前は部活の夏合宿とかで、夏休み全部潰すようなことも平気でやっていたらしいが。今はそれもなくなっている。
例えば野球なども、全国的に「部活」から、「個人所属の学校外グループ」に活動が移行しており。
そういう場所では、部活と違って学校と全く関係なく人が集まる。
これによって、今まで三年間ずっと球拾いとか訳の分からない無駄な時間の浪費をさせられる生徒もいなくなり。
閉鎖空間で起きていたいじめという名の犯罪もなくなった。
また、高校野球のレベル低下も実際には全く起きなかったようで。
高校野球のレベルが低下すると反発していた連中は、今では息をしていない状態であるらしい。
勿論空手部でも夏合宿なんぞしない。
ただ、帰路で合流した小川先輩は、なんだかるんるんだったが。
「期末試験終わってこれで遊べる! 燐火っちは確か赤ちゃんの世話で大変なんだよね!」
「そうですね。 杏美はまだしゃべれないので、これからがまだまだ大変でしょうね」
「そっか! 家に遊びに行きたかったけれど、それだと無理だね! ただ、鍛錬には行かせて!」
「……まあ、そうですね。 鍛錬だったら歓迎しますよ」
ちなみに小川先輩、平均点88点をたたき出したらしい。
相変わらず評判は最悪だが、小学時代のような理不尽採点は減ってきたらしく、それで相対的に成績は上がっているそうだ。
クラスではパパ活女とか言われて距離を取られているらしいが。
小川先輩は男子と付き合ったことも手をつないだこともないとなぜか胸を張って自慢げである。
もっとも今の時代、男女に溝ができはじめているから。
それは珍しいことではないのだろうが。
「日根見っちはどうだった?」
「生物は満点でしたけど、それ以外はそこまでは良くなかったです」
「そっかー。 なんかわからんことあったら聞いてね! うきうきで教えるから!」
「その時は頼りにしています」
日根見ちゃんも慣れてきたか。
しかし小川先輩と燐火が一緒にいるのを見て、他の生徒はよく分からんと言っているようである。
学校でいきり散らしていた不良生徒を片っ端からぶっ潰した燐火が。
札付きとされている小川先輩と仲良くしているというのが、どうにも理解できない事象らしい。
この間、三年の男子四人が燐火に襲いかかってきたのだけれど。
それを全部返り討ちにした。
手応えはまったくなかった。
全員真っ青になって転がって、大げさなくらい痛い痛いと泣きわめいていた。その動画はしっかり撮影しておいた。
自衛のためだ。
なんでも一年の不良がそいつらの子分だったらしく。
「学校をシメている」と思い込んでいるそいつらとしては、燐火の存在が看過できなくなったらしい。
何がシメているだかしらないが。
ともかく、前に高校生の反社三人に襲われたときと違って、無手で余裕で撃退することが出来たのは大きい。
ただ、それでも限界がある。
三年の空手部の部長が、空手だけだったら燐火より腕前が上であるように。
そういう相手が高校生にいたら、一人相手でも対応できないかもしれない。
だから、今のうちに更に鍛錬はしておく。
それだけだ。
「それにしても年が離れた妹かー。 うちはお姉ちゃんとずっと比べられたからなあ」
「小川先輩のお姉さんは確か高校で優等生として知られているらしいですね」
「そうだね。 ただ、正直燐火っちみたいな化け物レベルじゃないけど」
「化け物レベル」
ちょっと困惑する。
燐火は遅れを取り戻すために必死だっただけだ。
小四までは文字もまともに書けない状態だったと小川先輩が知ったら、どういう反応をするだろう。
「今回の期末、ほとんど満点だったんでしょ。 仲が良い後輩がそれだけ出来たって話するのが楽しみだよ。 小学時代はずっと先生に意地悪ばっかりされて点数下げられたし……」
「燐火の友達に、もっと凄い子がいるので、あまり凄い成績だとは思えないのが本音ではあります」
「おお、上には上がいるね」
「そうです。 少なくとも燐火は自分より凄い人間がいることを知っています」
だから、調子には乗らない。
それでいい。
いくつか話をした後、二人と別れる。
小川先輩は、今度また空手を習いにうちに来たいそうである。
それは別に構わない。
あれから八子さんが時々空手部に来てくれて、それで徹底的に基礎の矯正をしてくれたこともある。
小川先輩は別物に強くなっている。
今度空手の個人大会に出るつもりらしい。
こういうのも学校ぐるみでの出場ではなくなってきている。
ただ個人大会は、学校という枠組みで行わなくなった結果、逆に色々な手段で参加できるようになり。
却って全体のレベルが上がったそうだ。
小川先輩は、其処で少し腕試しをしたいとか。
とりあえず、大会が行われるのは夏休みの最中だ。
燐火も誘われたが、断っておく。
別に空手で身を立てるつもりはない。
燐火は魔祓いで身を立てる。
最終的に公務員になり、それの給金で家族に貢献したいとは思ってはいるけれども。それも、あくまで今の目標。
実は既に燐火の通帳の預金額は4000万を超えている。
それだけダイモーンの駆除と、悪神や魔との戦闘での実績が評価されていると言うことである。
しかしながら家で一番おかねもちなのはお父さんで。
なんと現時点で貯蓄は3億を超えるらしい。
都心から外れているとは言え、大きな家と庭を持てるわけである。
ただお父さんも、三十代半ばまでは赤貧で苦労していたという話だから。
本当につらい人生を送ったのだなと言うことは、燐火にも分かっているつもりだ。
帰路、連絡が来る。
充子からだ。
また、剣を交わしたいということだった。
望むところだ。
ますます危険な魔が出てきている今、更に実力を高めておくのは必須となるだろう。
家に帰ると、杏美の世話をまずする。
それで、おかあさんに期末の結果を見せる。
おかあさんは、頑張ったねと褒めてくれた。
笑顔を作れないのが、こういうときは悔しい。
出来ることを一つずつやっていくしかない。
テキパキと杏美の世話をこなしながら、説明はしておく。また小川先輩が訓練に来る事、それと個人大会に出るという話をすると。
おかあさんは少しむずかしいかもと素直に言った。
「競技空手は結構層が厚いよ。 今の燐火だと地方大会程度でも、優勝を狙うとなると結構苦労するかもしれないね。 ましてや小川さんだと、多分突破は無理かも」
「小川先輩の実力だとそのくらいですか」
「うん。 フルコンタクトだと大会そのものが少ないから、もっと条件は厳しくなるかもしれない。 女子のフルコンタクト空手の大会なんてそうそうはないしね」
「……」
オリンピッククラスの実力者であったおかあさんがいうならそれはそうか。
ともかく、失望させないようにするべきだろうとは思う。
小川先輩は、とにかく運が悪かった。
良い先生にもっと早く当たれていれば、こんなことにはならなかったのかもしれないけれど。
それはもう、どうしようもないことだ。
残念ながら、真面目に幼い頃から努力をしただけでは勝てない。良い先生につかないといけないし。
本人の資質もある。
燐火はケルベロス曰く持っている側と言うことだし。
更には先生も良かった。
それで追いつけた。
ケルベロスが幸運を操作してくれているという事情もある。燐火は、運が良かったことを、喜ばなければならないのかもしれない。
勉強とルーチンをこなしておく。
小川先輩と細かいうちにくるスケジュールを決めたりも、その合間にやっておく。
杏美はまだ喋ることが出来ないが、それでも色々と興味を持ってさわりたがる。このため、下手に口に入れるとまずいようなものは絶対に床に置いておくわけにはいかない。燐火もそれは気をつけるようにしていた。
無言で作業をこなすと、ケルベロスに促されて気づく。
杏美が泣いている。
これはちょっと熱っぽいな。
「熱だとすると医者かもしれないな」
「この時間だと救急外来だね。 おかあさんに声を掛けた方がいいか」
「そうだ。 急げ」
「分かってる」
おかあさんは疲れて仮眠を取っていたが、杏美の話をするとすぐに起きてきた。熱を確認して、様子見と言う。
もっと熱が上がってくるとまずい。
ただ、この程度だったら大丈夫だそうだ。
「ただ、時間をおいて見た方がいいだろうね。 燐火、悪いけれど一時間おきに体温計、頼める?」
「やってお……おくね」
「よろしい。 それにしても熱っぽいのに良く気づいたね」
「うん……」
燐火は気づけなかった。
ケルベロスのおかげだ。
とりあえず杏美を背負ってあやす。背負われていると杏美は喜ぶ。おかあさんだけではなく、おとうさんでも燐火でもそれは同じだ。
しばらくあやしていると、泣き止んで、すぐにうとうとし始める。
ケルベロスが見ておくから勉強を済ませておけと言うので、やる。集中力が精神修養のおかげで上がっているが。
上がりすぎたのも考え物かもしれない。
黙々と勉強を済ませる。
やはり英語が課題だが、課題なら今のうちに人の倍努力して習得しておけばいいだけのことだ。
学校で誰も授業なんて真面目に聞いていないし。
学科によってはまともに教科書の内容なんて覚えていないことは、燐火もわかりきっている。
皆がだらだら遊んでいる間に。
燐火は先に行くだけだ。
娯楽で時間を潰すのもそれはそれで計画的にやる。
小四の途中まで、燐火には人生そのものがなかった。
それを考えると、それでやっと人並みではある。
そして他の人間が、どれだけ努力をしていないかという証左でもある。実際如何に環境に恵まれたとは言え。
これだけの短時間で、ほとんどの同世代の人間を抜き去ったのだから。
それでも一位などでは断じてない。
それを肝に銘じて、黙々と集中する。
一時間だ。
ケルベロスに言われて、体温を測る。ケルベロスは電子機器の使い方をしっかり把握していて、温度計についても既に使い方や読み方を理解していたようだ。
「昔の人肌で判断していた時代は、特に子供は死にやすくてな。 半分も生き残れないのが普通だった。 富裕層の子ですらな」
「大変な時代があったんだね」
「それで人間の数は増えすぎなかった、というのもあるがな。 今、繁殖に誰も積極的ではないのは、ある意味揺り戻しなのかもしれないな」
ケルベロスも数値を確認するが、さっきより少し熱は下がっている。
杏美も完全に寝ていて、少なくともつらそうではなかった。
燐火は仮眠から起きてきたおかあさんに、測ったデータを渡しておく。そして、外でルーチンをやる。
夜でも外が暑くなり始めた。
これは今年も夏は酷い暑さになりそうだ。
というか、そういえば。
夏と言うことは、また合宿か。
合宿にしても、杏美の事がある。
燐火としても魔祓いとしての実力をつけるために行きたいところだが。
問題はスコルらの強力な魔がこの辺りに跋扈していることだ。
恐らく日女さんなどの先輩格はほとんど出られないはず。
さて、どうするか。
連絡が来た。
ちょうど日女さんからだった。
「燐火、魔祓いの夏合宿なんだがな」
「はい」
「もう予想しているかもしれないが、今年は燐火だけで行ってくれ。 合宿の話は、林西さんが説明をしてくれるそうだ。 合宿への送迎は、前に燐火の合宿最終日試験を見た陰陽師の人が出てくれるらしくてな」
「分かりました。 それで大丈夫です」
全く問題はない。
夏休みと言っても、楽な時間はなさそうだな。燐火は嘆息すると、それを悟って忙しそうだなと思った。
どうせスコルらも出てくるだろう。
あまり楽を出来るとは思えない。
ただ、二泊三日だけで致命的な事に立ち会えないような事はないだろう。そう、冷静に考えることも出来た。
中学の夏休みが始まる。
今年も、決して休むことが出来る日は多くはなさそうだった。
小六の時と同じく。
まったく休めない夏休み開始です。
ちなみに燐火は今回も宿題は最初の数日で終わらせてしまいます。