お料理行進曲 ボーボボver.   作:リョウタロス

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最初に言っておきます
俺には原作と並べるほどのハジケは用意できませんでした
なに食ってたらあんな話を毎週出せんだよ


野菜の裏切り!ようこそ、ボボボクッキングコーナーへ

大海原を渡り一隻の船がとある島にたどり着いた

その船から降りてくるは統一感のない奇妙キテレツな姿の一団

 

「ここがキッチン島か」

 

大きな黄色いアフロとサングラスが特徴の巨漢

キングオブハジケリストにして毛の一族 鼻毛真拳伝承者 ボボボーボ・ボーボボ

 

「野菜や料理道具みたいな山がたくさんあるね」

 

ピンク色の髪の美少女 この一行の良心にしてツッコミのスペシャリスト ビュティ

 

「うっひょ~!美味そうな食材の匂いがプンプンするぜぇ!」

 

オレンジ色の玉に顔を描いてトゲと手足をつけたような生物(ナマモノ)

元キングオブハジケリスト 首領(ドン)パッチ

別に美食屋ではない。目の下に三本傷とか付けるんじゃない。お前声的には再生屋だろ

 

「はたしてここにいるかな。俺をフルコースに据えられる強者が」

 

人の形をしたところてんの生物(ナマモノ)

元毛狩り隊Aブロック基地隊長 プルプル真拳の使い手

ところ天の助

賞味期限はとうに過ぎている

 

「ここに俺達を呼び出した手紙の持ち主が…」

 

白髪のツンツンヘアーの少年 おなら真拳の使い手

へっぽこ丸

 

あと他にも何人かいるが特にこのお話では活躍する場面もあまりないのでカット

「「うぉい!!?」」

「もしもし、ソフトンです。あ、バビロン神様…お世話になっております。はい、はい…今回はお休みということで……」

 

 

 

「それで手紙に書かれてた指定の場所って?」

「あのじゃがいものような山のてっぺんだな」

 

数日前、ボーボボの元に届いた手紙

とある帝国の基地がこの島にあるという情報が書かれた手紙

その帝国の名前に覚えのあるボーボボはこうして仲間達と共にこのキッチン島へと来たのだ──

 

「うおおおおお!山岳賞は俺のものだああああ!!」

「いいや、俺のもんっショ!」

「ひーめひめひめ!姫なのだ!」

「もうちょっとゆっくり行こうよー、ボーボボ」

「自転車が道路の真ん中走っちゃいかんよー」

「「「ぎゃあああああ!?ごもっともー!?」」」

「ボーボボさーん!?」「言わんこっちゃない…」

 

道中で田楽トラックによる不運と踊っち(ハードラックとダンスっち)まったりしながらも自転車でポテト山を登り終えたボーボボ達

そんな彼らを待ち構えていた男がゆっくりとした足取りで現れた

 

「来たか、久しぶりだな。ボーボボ」

「お前は…ポテトか」

 

現れたのは鋭い眼をしたでかいジャガイモに手足をくっつけたような姿の首領パッチ並にシンプルな素材で作られた生物(ナマモノ)

ボーボボにとってのかつて自分へピーマンを残した罰としてヤキを入れた(十字架にかけた)執行者であり戦友 関東野菜連合の1人 じゃがいもが煙草を咥え鉄パイプを片手にたたずんでいる

 

しかし呼び出した知り合いと会うにしては物々しすぎる雰囲気にビュティは不安そうな顔を浮かべ、その不安を的中させたように一歩足を踏み出したボーボボ達に向けてジャキンと背後から物騒な代物(銃口)を向けられた音が響いた

 

「……どういうつもりだ?」

「見てわからねえか?」

「あんたまた浮気したのね!私って女がありながら!」

「よしなさい、パチ美。あんな男にいつまでも夢見ちゃだめよ」

「天ママぁ~…!」

 

口紅まで塗ってハンカチを噛みしめてるバカ1(首領パッチ)とそれを慰めるバカ2(天の助)を余所に場の空気は戦場のものへと変わっていく

機関銃の銃口を向けヒヒヒと笑うじゃがいもと変わらないような安上がりなパーツで出来てる玉ねぎとミンチ(挽肉)(半額シール付)、そして彼らの後ろに佇む毛狩り隊の隊員達はジリジリと足を進めゆっくりボーボボ達を取り囲む

 

 

「はめられた!やっぱり罠だったんだ!」

「じゃがいもさん、あなたボーボボの仲間じゃなかったの!」

「悪いな、嬢ちゃん達。所詮俺らもあのピーマンと同じ畑の野菜だったってことだ」

 

 

 

「お前らの処刑場を用意してやる。現れろ、ポテトリング!!」

 

「ポテトリング?」「ポテコの仲間か?」

「見て!あそこの岩!」

 

じゃがいもの声が響くとその声に共鳴するように山が揺れ途端に山頂の一部の岩肌、いや皮が桂剥きのようにめくれて芋の地肌が見えていく

そうして剥き出しになった芋達が潰され形を変えて盛り上がりその周りを剥かれた皮達がロープのように囲うことで芋とその皮によって出来たプロレスリングが出来上がった

 

「これぞこのポテト山に伝わる決闘の場、ポテトリング!さぁ、上がってきなボーボボ!3vs3の殺しあいといくぞ!」

「いいだろう、じゃがいも。お前もこのリングのようにすぐにマッシュポテトにしてやる」

「カーカカカ!」

「グッフォッフォ」

「なにその格好!?」

 

既にリングに上がったじゃがいも達の誘いに応え全身鎧のボーボボ、三面六腕の首領パッチ、やけに角ばった身体になった天の助がリングに上がる

なに悪魔超人してんだお前ら

 

 

そうして決闘が始まろうとしたその時、再びポテト山が大きく揺れあちこちの地面に亀裂が入ったかと思えばそこからボコボコと赤いなにかが噴き出しはじめた

 

 

「なんだ!?地面からなにか噴き出してきた!?」

「まさかマグマ!?」

「いや、違う。あれは──挽肉だ」

「なんで挽肉が!?」

 

噴き出してきたのは生の挽肉

ニチュニチュと音を立てながら噴き出してくるそれはマグマとはまた別の意味でいやだった

 

「じゃがいも、まさかお前の仕業か!」

「くくく、このリングがただの食材リングだと思ったか?」

 

「このポテト山の下には大量の挽肉が流れる挽肉脈がある。このリングは出現と同時にそれを刺激し噴き出させる効果があるのさ」

(挽肉脈ってなに……?)

 

どんどんと噴き出し周りを呑んでいく挽肉達

次第にそれはリングの周りの者達にも迫りビュティ達を取り囲んでいた毛狩り隊達からも悲鳴があがり始めた

 

「うわぁああ!?挽肉が!挽肉が絡んでくるぅ!?」

「こんなの聞いてない!じゃがいもさん!じゃがいもさん!?」

 

ニチュニチュとまるで意志があるかのように毛狩り隊達を湧き出してきた挽肉が捕まえ呑み込み捏ねて繭のように包み込み───

 

大きなハンバーグのタネとなった

「なんで!?」

 

 

「うう、生暖かい……」

「動けねえ…」

「なんで俺だけ粗挽き肉団子なの…?」

 

もちろん生産者ならぬ材料者の顔出しである

原材料を知りたがるのは現代人にも優しい工夫である

「知ってたら余計に食べたくないよこんなの!」

 

そうツッコミを入れるビュティだが挽肉は彼女らの方にも迫り仲間達も1人、また1人と挽肉に呑まれハンバーグのタネにされてゆく

 

いや、1人だけ混ぜ込み拒否されてる。ピンク色のとぐろを巻いた形の頭をしたソフトンだ

流石にこれを自分達の中に入れるのは食材としての本能が許せなかったのか彼の周りだけ安全地帯としてぽっかりと穴が開いたようになりビュティとへっぽこ丸はなんとかそこへ逃げこむことに成功した

 

 

「くくく、今日の湧き挽肉は活きがいいぜ」

「自分の手下まで巻き込むとはな。性根まで腐ったか、じゃがいも!」

「手下?違うな、毛狩り隊なんて所詮は一時だけの同盟相手。いつかは手を切る相手さ」

 

「そして俺も腐ったんじゃない。()が出たのさ、ようやくな」

 




タグの原作悪堕ちを見てお前かよ!と思ったでしょう
だってこの曲でやるのにこいつら以上に適役なのいなかったんだもの

因みに名前の出されてない残りのメンバーは田楽マンと破天荒。2人だけ挽肉に呑まれてハンバーグのたねやってます

あと湧き挽肉はお料理行進曲のOP映像観ればわかるよ
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