前回、書けそうだったものを間違えてフォルダ事削除してしまい数か月。参戦作品からより調和が取れそうな参戦作品の見繕いなどもしておりましたが、とりあえず序盤をある程度形にできたのでこうして乗せてみました!
多重クロス作品大好き。スーパーロボット大戦大好き。ファンタジア・リビルドはもっと続いてほしかった。そんな気持ちを込めつつ、投稿させていただきます!!
《???Side》
それは、誰にとっても必然だった。
「ふっはっはっは~っ! ようやく準備完了かぁ……待ってたZE!」
「うんうん。ついに来たんだね、この時が……待ってた! 待ってたよ!!」
ガッツポーズをしたうえで、ハイタッチまで交わす男二人。
共に初老の男性に見えるが、まるで子供のような無邪気さが垣間見える二人の男には悪意があふれんばかりに満ちていた。
「はっはっはっは~! 乳神さんもちゃんと出てきたし、予定調和に和平が進んでくれたんで、こっちはそれに合わせて準備も万端ってね!」
「こっちも準備は万端だよ。旧世代の無人機も第八世代機も量産ラインは準備万端。有象無象の人材なら数十億人もいるから尚更だね」
そう待ちきれない様子で語り合う二人の男は、目の前の光景を見る。
そこにあるのは、まるで塔のようにそびえ立つ巨大な演算装置。
そして二人は下を見る。
映像によって映し出されている外の様子。そこには一つの青い球体があった。
その名は地球。
宇宙に浮かぶその星を見下ろし、男達は無邪気な笑みを浮かべる。
「「こっからが本番だ。本気で行くぜ!」」
そして世界が歪む、その瞬間。
「気づくのが遅れすぎた……! それに、
『だが、一手打ち込めたのは僥倖だろう。それにこの感覚……理解しがたいが妙な公平さを持っているようだぞ、
そう言葉を交わし合い、
唯一、この事態を不完全ながら察知し出来た存在。事態を引き起こした者達が望まなかった、最大のイレギュラー。
それでも保険の備えが作用する中、彼は宇宙空間に放り出される。
だが、それでも一切臆さない。
それが自分達の不手際によるものなら。助けを求めるだろう誰かがいるのなら。
その声に応えることに―
「『是非もなし!!』」
―ためらわないからこその一心同体なのだから。
だが同時に、悪意ある者達は既に動き出していた。
「……やるじゃないか。半分は慣らしのつもりだったが、喰らえないのが残念だ」
「まぁ、今回は我慢してよ。僕は彼をスカウトする為に一番槍をもらったんだから」
そう語り合う男達を前に、荒い息を吐くのは龍の鎧を纏った少年だった。
奇襲を受けた彼は、しかしその猛威で見事に戦っている。それは誰にも否定することができない偉業だろう。
周囲に散らばる数多の兵器の破片と、龍の死体。それが、彼が壮絶な戦いを凌ぎ切ったことの証明である。
「ま、俺は一応傭兵で契約してるしな。アンタのことは気に入ってるし、尊敬すべき年長者に敬意を払って護衛に留まっとくぜ」
「ありがとね。報酬はイロ付けとくから、警戒よろしく」
「……なんなんだ、お前らは……っ」
少年は疲弊しながらも、警戒心を消しきらずに臨戦態勢を維持する。
彼は一つの世界で英雄となった。
一般人の少年でありながら、その身に宿した異能によって運命は変わり、僅か半年で神すら倒す熾烈な戦いを何度も潜り抜けた。
そして何より、彼のその在り方が二人の男を惹きつける。
「何のつもりだ。街中でいきなり襲ってきたし、変なロボットまで連れてきやがって!!」
「悪いね。でも僕はどうしても、本格的に動く前に君をスカウトしたかったんだ」
男の片割れが、少年にそう告げる。
そして、右手を差し出して強い思いを込める。
「来てほしい。君の狂気で……凄い未来を呼び寄せたい!!」
《???Side》
かつて俺は記憶障害を起こしたと言われ、自分でもそう思っていた。
十七の時に両親を事故で失い、自称親戚にすぐ来てほしいと言われて……なんか実験設備に被検体にされた。
そしてその施設が何者かに襲撃されてから……体感で約四年間、記憶が明らかにおかしいことになったわけだ。
人型ロボットに襲われるわ、モケモケいう戦闘員を引き連れた変態な怪物に襲われるわ、なんか人のことを地球人扱いしてくる連中に殺されかけるわ、露出度の高い恰好の女に殺されかけるわ、なんか一昔前の格好の人達が空飛ぶ船を眺めていると思ったらメイドロボに襲われるわ、人型ロボットがなんか洗練されたのに引き連れられた独裁者が仮面の男に殺されるのを見る羽目になるわ。
ふと気づいたら廃墟になった施設にいて、そこを保護された。
間違いなく記憶障害としか思えない。そこに関しては俺もその人達も同意見だった。
そして俺は異能を植え付けられたらしく、保護と監視を兼ねた組織に属して……そこのエージェントとして働くことになった。
幸か不幸か殺されかけ慣れたことで殺し合いに慣れたこともあり、まぁそこそこはやって行けたと思う。というかそこそこレベルで十分給料もらってるからそれでいい。
それで適度に毎月募金をしたり、ボランティア活動をたまにしたりで無理ない範囲で徳を積みながら、本気の三割分浮かした状態で仕事をこなしてたら……なんか異世界の存在が実証された。
それもあって、俺の記憶障害が「マジで異世界に行ってたんじゃね?」なことになって、異世界の実証に関わった組織の最高幹部直属チームになった。しかも最近、その総督殿が各勢力との繋がりを提唱しておきながらテロリストの頂点と接触したことで、繰り上がりで上司が副総督に。
そんなこんなで、俺達の仕事は「もしかしてお前以外にも異世界転移した人いるんじゃね?」って感じで調査するチーム……の護衛班。より厳密には仕掛けてきた連中に対するカウンターを担当する、点の戦力だ。
で、仕事も終わり空振ったことで、東京都で昼酒飲んで店を出た……ら―
『『『『『『『『『『モケー!!』』』』』』』』』』
「「「「「「「「「「オールハイル、ブリタニアぁあああああ!」」」」」」」」」」」
「旧人類共に遅れるな、続けぇえええええ!!!」
「宇宙人共、お前らも仕事しろよ、仕事!」
「
「「「「「「「「「「
―なんか全部来たというか、なんか一つ追加で来た。
俺は一呼吸を入れて、天を仰ぐ。
「神よ、何で和平結んだのにこんな運命を与えてくれるんですか? 三割ぐらい加減してくれや……!」
戦いにおいて、敵に対する愚痴は言った方が精神的に楽だ。
これは俺、
絶対に脇役の脇役がよかった。せめて、「メインストーリーとは対して関わってない外伝作品のネームド」ぐらいでとどまってほしいと思っていた。そんな願いが砕けに砕ける物語。
否応なく主役の一人になってしまい、色々……もう本当に色々な
プロローグからさほど間を置かず、連続で最低限呼んでほしい話までを投稿します!! できればそこまで読んでくれると嬉しいです!!