超絶!地球大戦!!   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 書き溜めがどんどんたまっているグレン×グレンでっす!

 あと参戦作品ですが、修正を入れられる部分を少し入れているので、一応見直したほうがいいかも?


序章9 日本の創作物において、変態=ヤバいは定番

《富久山蒼一Side》

 

 

 

 

 

 

 

 

 色々衝撃的な出来事もあったので、一旦休憩を挟んでから話し合いを再開することにした。

 

「……さて、とりあえずテイルレッド案件は属性力が高すぎて物理法則にケンカ売ったってことで流した方がいいですが、どうします?」

 

「それでいいんですか富久山さん!?」

 

 あえて誰かが言った方がいいことを、三割でもゆとりのある会議にしたいのであえて俺が言ったら赤龍帝がツッコミを入れてきた。

 

 入れてきたところ悪いんだけど、その……。

 

 あんたが言うなっていうのは流石にまずいよな。どうしたものか。

 

「……兵藤一誠が、それを言う……だと?」

 

 あ、英雄派のゲオルグが絶句するレベルで言ってくれた。

 

 同感です。とっても同感です。

 

「え!? なんで!? 俺なんでそこまでドンビキされてるの!?」

 

 赤龍帝はとても困惑しているんだが、何で困惑しているんだろうか……?

 

「物理法則にケンカ売ってるのは君だろう? あのおっぱいビームを忘れたとは言わせない」

 

「それ以前に割と前人未到発揮しているんですがねぇ? もうちょっと自分を客観視してもらえません?」

 

 更に曹操まで言ってきたので、俺もそこに便乗する。

 

 色々とイレギュラーすぎる人なんだから、もうちょっと自覚してもらいたいもんなんだが。

 

 そして赤龍帝はサーゼクス様に助けを求める視線を向けるが、朗らかな笑みが返ってきた。

 

「はっはっは。我らが乳龍帝も中々に面白いからね。きっと二人は仲良くなれると思うよ?」

 

 まぁそう来るよなぁ。

 

「正直な話、俺達異形側の業界は、貴方という前例がいるから属性力に馴染むのは他の三割以下の時間で済んでるかと。むしろ乳力(にゅうパワー)なんて変な固有能力っじゃなくてよかったんじゃ?」

 

「にゅ。にゅうぱわー!? 何ですかその……ムフフな、ムフフな雰囲気のする名前は!?」

 

 あ、俺の指摘に野原が食いついた。

 

 振り返ると、早田や明石も視線がこっちチラチラに向いている。

 

 まぁ男の子だしな。年頃だし仕方ないよな、うん。

 

『馬鹿な……! それでは、我らが追い求めし乳気(にゅうエナジー)は数多くある種別の一つ……ツインテールの劣化型にすぎぬと……!?』

 

 なんか宮本の胸から変な声が聞こえてくるんだが、何が封印されてるんだ。

 

「て、天聖が失礼しました! 本当に失礼しました!!」

 

 宮本は慌てて謝ってくるが、とりあえず流した方がいいんだろうか。

 

「……とりあえず真面目に聞くのだが、何なのだそれは?」

 

 困惑気味のコーネリア殿にはどう説明したらいいんだろうか。

 

「簡単だよ。兵藤一誠はこれまでの常識を、主にして恋人であるリアス・グレモリーの胸によって塗り替え続けてきた異例の存在……乳龍帝おっぱいドラゴンだ」

 

 曹操がなんか面白がって行ってきたぞオイ。

 

 あ、もう空気が説明必須になっているんですが。

 

 いや、いいのか? このままだと多分絶対にまた見るんだろうし……いいのか?

 

「……ちなみに、具体的に言うと?」

 

 と、ホライゾンが気を取り直したようだ。

 

 そういうと、曹操は槍を具現化させる。

 

「これは神器(セイクリッド・ギア)。俺達の世界の聖書の神が作り出した、人に宿る異能だ。基本的には足が速くなるとそういった程度だが、上位の者は高位の偉業にも通用し、俺や兵藤一誠が持つ神滅具(ロンギヌス)に至っては、理論上は神や魔王すら殺せるとされている」

 

 そう言いながら、曹操は後光を纏って七つの球体を具現化させる。

 

「そしてその究極系が禁手(バランス・ブレイカー)。所有者が世界の均衡を崩す意思によって到達するとされる、神器の到達点といえる上位形態。基本形はあるが所有者次第で亜種があり、俺の場合は亜種で兵藤一誠は基本形を使っている。また、何かが封印されている類には覇というその力を開放する形態があるが、理性を吹き飛ばし寿命を削るといったリスクもある最終手段だ」

 

 すらすらと語る曹操は、その上で肩をすくめる。

 

「ただ兵藤一誠はその辺りの才能が本当に無くてね。神器に目覚めるまでが長いし禁手至った時期も遅い。禁手の発動時間も数日続けられて及第点だというのに、いまだ一日(二十四時間)も厳しいと来ている。赤龍帝の籠手という彼が持つ神滅具の歴代所有者と比べれば、全てにおいて歴代最弱と言っていい」

 

「悪かったなこの野郎。自覚はあるっての……悪魔になりたての時なんて、子供でも問題ない転移ができなくてチャリで契約しに行ってるわけだし」

 

 赤龍帝はちょっと憮然としているが、曹操はむしろ楽しそうだ。

 

「だがおっぱい一つで予測不能な前人未到を幾重にも重ねた、最も危険な赤龍帝だ。特にデータを調べ上げて戦うタイプにとっては天敵と言ってもいいだろうさ」

 

 実際そうだよなー。

 

 というか、真面目に考えるのが馬鹿になるぐらいだし。

 

「そうなのかね? よければ参考にどんなことがあったのかを見せてほしいが」

 

 中野のアララギ校長が訪ねると、曹操は指を鳴らした。

 

「そうだね。ならちょうどいいのがあるよ……ゲオルグ」

 

「あれか。まぁ、良くも悪くも兵藤一誠に慣れるのには都合がいいだろう」

 

 と、ゲオルグが魔方陣を浮かべて映像を映し出すのは―

 

『『『『『『『『『『おっぱい……おっぱいおっぱいおっぱい……』』』』』』』』』』

 

 ―大量に発生しているおっぱいおっぱい言ってるオーラの塊だった。

 

「「「「「「「「「「……………?」」」」」」」」」」

 

 みんなの心が真っ白になっていた。

 

「……え?」

 

「な…‥?」

 

「……に?」

 

 城戸とか宮本とか後テイルブルーの子とか、取っても困惑している。

 

 まぁ、慣れてないと当然だよなぁ。

 

「……俺ってさ、さっき曹操が言ってた覇をうっかり発動させて、一万年ぐらい余裕で生きれる悪魔の寿命が百年ぐらいに減っちまったんだ。で、治療しながらも覇を使わなくていいように、神器の潜って歴代の残留思念と話し合うってアプローチをしてたんだ」

 

 ぽつりぽつりと、赤龍帝は話し始めた。

 

「そして修学旅行で京都に向かってる時に、歴代の男女最強の人達が協力してくれて、俺の中の可能性を刺激したんだ。それで―」

 

 微妙に涙目なのも仕方ないだろう。

 

 なんたって、なんたって……!

 

「―その可能性が飛び出して行って、宿った人達を痴漢にしてるところをたまたま回収して、曹操達と戦ってピンチになったらこんな感じで残留思念がぽんぽこぽんぽこ……っ!」

 

「なんでだぁあああああああああっ!?」

 

 坂田の絶叫が響く。

 

「本当になんで!? っていうか宿った人達痴漢であんな感じで残留思念!? 修学旅行って何日もないだろぉおおおおお!?」

 

「ちなみに駒王学園高等部の修学旅行は三泊四日、これは三日目の夜だよ」

 

 志村のツッコミに曹操が余計な情報追加をかます。

 

 三日で数百じゃ足りない人数を痴漢にしている。もはやテロだな。

 

「なっつかしぃ~。ちょうど京都近くで異世界案件がないか探ってたから、追加任務で事後処理奔走だったよ……三割の自由時間が……っ」

 

 あれは忙しかったうえに頭が痛かった……っ!!

 

 やけになって笑うしかない。涙出てきたよマジで。

 

「なんか本当にすいません! なんか本当にすいません!!」

 

 赤龍帝が俺に謝ってくれるけど、そこに映し出されるは、光に包まれて舞い降りる下着姿の紅髪の美少女。

 

「待てゲオルグ! リアスの下着姿を見せるのやめて!? マジでやめて!?」

 

「いや待って見せてください! ほら、この事態は余すとこなく見て色々と知るべきだから!!」

 

 赤龍帝に割って入る野原だけど、正直すぎないだろうか?

 

「リアス先輩の下着姿……くっ! 想像では絶対に再現できない神々しさ……!」

 

 宮本がおかしなことを言っている気がするがスルーしよう。そうしよう。

 

 そして問題はそこではない。そこではないんだ。

 

 そのまま映像でこそこそしていたリアス・グレモリーと赤龍帝が、急に光に包まれるとリアス・グレモリーが転移していった。

 

 もうどこから突っ込んだらいいんだろう。

 

「かの初代孫悟空、闘戦勝仏ですら簡単に入れず、脱出も同等の難易度のはずだというのに……!」

 

 ゲオルグが俯いている。

 

 でもまぁそうだろう。冷静に考えるとその部分でも頭がおかしいだろう。

 

 で、それはともかくだ。

 

『どうせ俺も変態ですよぉおおおおおおおおお!!!』

 

 ここから始まる怒涛のラッシュ。

 

 大出力の砲撃で、射線上の建築物はおろか山すら吹き飛ぶ。

 

 そしたら一瞬で移動して誰も反応が追いつかない速度を出す。

 

 更に圧倒的な攻撃を受け止め、カウンターでガードごと吹っ飛ばす。

 

 うん。明らかに普通にヤバイ。

 

「これが兵藤一誠の到達した、前人未到の禁手の先……赤龍帝の三叉成駒(イリーガル・ムーブ・トリアイナ)

 

『相棒を悪魔に転生させた悪魔の駒。その性質を利用する進化系だ』

 

 曹操及び、赤龍帝ドライグが関心半分呆れ半分でそう言うが、まさに偉業だろう。

 

 そして赤龍帝もヤケクソ気味で照れくさそうになっている。

 

「へへ……。名前の由来は曹操とドライグが教えてくれた、イリーガル・ムーブとトリアイナからだ」

 

「……なるほど。チェスのイリーガルムーブに、神ポセイドンが持つ三又の槍であるトライデントの別称から取ったのか」

 

 ルルーシュが感心しているが、もうこれ半分やけだろう。

 

 そしてそれはそれとして、映像が切り替わる。

 

 それは戦車状態の三叉成駒の打撃を一切受け付けず、更に一撃で破壊する黄金に輝く獅子の鎧を纏った男。

 

「おい。これって確かそっちの嬢ちゃんがスマホで見せてきた試合じゃねえか?」

 

 坂田が気づくが、これは試合中だしな。

 

「そう。戦いを好む者にとって垂涎者の試合、兵藤一誠とサイラオーグ・バアルの戦いだ。そしてだ」

 

 曹操がそう言うと共に、映像早送りで進み―

 

「見たまえ! うちのリアスが新たな領域に到達してイッセー君を進化させるんだよ!」

 

 ―リアス・グレモリーの胸が光り輝いて、更なる進化を兵藤一誠にもたらす姿だった。

 

「やはり巨乳こそが至高なのですね!! これは絶対に貧乳にはできない!! 絶対らうぼぁああああああっ!?」

 

「じゃあ燃料にして暗闇を灯してあげるから黙ってもがれなさい」

 

 そしてトゥアールがテイルブルーの人に流れるように制圧されているが、とりあえず全員避けた。

 

 多分下手につつくとあれな奴だ。

 

「雉も鳴かずば撃たれまいってあれなんだろうな」

 

「いや、あれは本能的なドMなんだろう。きっと無自覚だから空気を読めないんだ」

 

 坂田が色々言っているので、俺は半分本気で死体蹴りをすることにした。

 

 これ絶対今後も繰り返されるし。勘弁してほしい。

 

 なので顔をあえて見合わせてから、タイミングを合わせて息を吸ってと。

 

「「可哀そうに」」

 

 よし。華麗にハモった。

 

「ハモってないで助けてくださいぃいいいいいい! 会議室で血みどろスプラッターホラーが起きますよぉおおおおおお!?」

 

 トゥアールが俺と坂田の連携にツッコミを入れるが、テイルブルーと共に霧に包まれる。

 

「騒がしいから安全な異空間に転移させておこう。通信機を置くから黙らせたら教えてくれ」

 

「ありがとう。じゃ、ちょっと殺ってくるわ」

 

 テイルブルーがゲオルグにお礼を言いながら、文句を言わせずに霧に包まれていく。

 

 ……色々指摘した方がいいんだろうけど、当分流しておこう。

 

 そしてそれはそれとして、発生するは大量の死神達相手に丁々発止で戦う赤龍帝達。

 

 明らかにハイスペックバトルなんだが。

 

「これはハーデス達と取引をして、赤龍帝達に奇襲を仕掛けた時だね。で、数の暴力で追い込めるかと思ったんだが―」

 

『歴代の先輩達が、リアスの乳を次のステージに進めようとか言ってきたんだ!!』

 

 ………。

 

 いや、これは酷い。

 

「分かるか……これを生で聞かされた俺の気持ちが……?」

 

 ゲオルグが、若干俯いていた。

 

「……これまで数多くの窮地をひっくり返してきた、リアス・グレモリーの乳房が新たなステージに進められようとしている。これを知った時の、形勢がひっくり返ると悟った俺達の焦りが……っ」

 

「……そこなんですか?」

 

 進次郎がもの凄く困惑するけど、もはや慣れとしか。

 

「おっぱいが、おっぱいが次のステージ……?」

 

 あとテイルレッドこと観束が困惑して―

 

「ツインテール以外にもそのステージがあるっていうのか!?」

 

「お前の髪型に対するその大陸プレート並みに分厚い信頼はどこから来るんだ?」

 

 ―思わずマジレスしたよ。

 

「おっぱいが新たなステージ……? え、どんなことが起きるの……?」

 

 そして野原がヤバイ。

 

「待って野原君。それはその、あまり人のいる前で言ったらいけないと思うの」

 

 城戸がツッコミを入れるし、そもそもあれだと思うんだが。

 

 いや、だって―

 

「サーゼクス様? リアス・グレモリー嬢の兄としてこれはどうなのですか……?」

 

 ―お兄さんおられるよね!?

 

 そういうわけで一応確認するけど、こんな妹の醜態、実の兄の前で見せていいのか?

 

 ほら、たくさんの人の視線が集まるんだけど?

 

 でもなんでか知らないけどニコニコしているけど、怒ると笑顔になるタイプなのですか!?

 

「ふふ。和平会談を結ぶ前に、イッセー君の部屋で寝かせてもらった時に聞いてみたことがついに実現する。映像で見れるとは光栄だよ」

 

「アンタのアイディアかよ!?」

 

 もう敬語をぶん投げて怒鳴ったよ俺は。

 

「それでいいのかー!?」

 

「いいんかぁああああっい!?」

 

 明石と坂田が絶叫する。

 

「……諦めよう。異形ってのはすなわち「人間ではない」ということ。それなりに配慮と寄り添いをしてくれるだけでも御の字だ……!」

 

 俺はちょっと額に手を当てざるを得なかった。

 

「……文化の違いを互いに許容し、住み分けをすることは必要だということだな。ブリタニアがかつて起こした間違いを繰り返すわけにはいくまい」

 

「……中々に困難な道のりなのは間違いないな……」

 

 申し訳ありません、コーネリアさんに藤堂さん。

 

 後で菓子折り持って謝ろうと思っていると、もうどんどんどんどん酷いことに。

 

 リアス・グレモリーのおっぱいからビームが放たれ、当たった赤龍帝がドラゴンブラスター放って、死神共が消し飛んでいく。

 

 リアス・グレモリーのおっぱいからビームが放たれ、当たった赤龍帝がドラゴンブラスター放ってetc

 

 リアス・グレモリーのおっぱいからビームが放たれ、当たった赤龍帝がドラゴンブラスターetc……。

 

 酷い滅ぼされ方だ。若干的に同情する。

 

 見てるこっちも大概きついな。一部白目を向いているぞ。

 

「凄い! おっぱいドラゴンとスイッチ姫の覚醒パターンが、リアルでやってたなんて!」

 

 アヴィ嬢が興奮しているが、まぁおっぱいドラゴンは冥界の低年齢層に大人気だしいいのだろうか。

 

「恐るべきスイッチ姫……恐るべきおっぱいドラゴン。……俺は何度こいつらに一発かまされなければいけないんだ……!」

 

 仕掛けてきたのは全部そっちだが、ゲオルグが落ち込むのも仕方ないところはあるだろうな。

 

「そんな……リアス先輩のおっぱいが……減っていく……っ」

 

『馬鹿な、我らですら削れもしない胸が瞬く間に減るだと? なにより、あれだけの乳房が自らの意思で減らされるなど……っ!』

 

 なんか宮本がおっぱいからも訳の分からん嘆き方をしているんだがこれは置いておこう。

 

 それと何故か、テイルレッドこと観束まで泣いている。

 

 え? おっぱいに強い興味があった風には見えなかったけど……!

 

「くっ……! おっぱいが大好きなのにおっぱいを減らしてしまうなんて……大変ですねイッセーさん……! 俺も、仲間に力を注ぐ為にツインテールだけは死守してヘロヘロになったから……減らすしかないなんて悲しいですよね……っ!」

 

 あ、そういう理由!?

 

 自分の場合はどういうことになるかと考え、相手に思いをはせる。これは本当に大事なことだと思う。

 

 思うがおっぱいとツインテールで字面が酷い……!?

 

「そうなんだ。俺も本当に涙を流しながらぶっ放した。おっぱいが減っていく悲しみと、リアスのおっぱいをオプション兵器化している申し訳なさと、そんなことになってでも俺と共に居たいと願ってくれるリアスの愛で、いろんな意味で泣いた……っ」

 

 そして赤龍帝はめっちゃ共感している。

 

 ほっといたら親友になりそうなレベルだ。いやそれは別にいいのか?

 

 ま、それはともかく。

 

「多分今後もあるんで、彼と関わる人は頭痛薬と胃腸薬と精神安定剤を忘れない方がいいと思います。後、話を聞く限りツインテイルズ案件も」

 

 ここは俺が言うべくことを言った方が世界の負担が七割ぐらいになると思ったので言っておく。

 

 ただ、観束が言い難そうにしていた。

 

「えっと、アルティメギルって基本的に全世界に俺達との戦いを映し出しているんだけどな……」

 

 そっか………。

 

 俺は天を仰ぐしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《アシュレイ・ホライゾンSide》

 

 

 

 

 

 

 

 

 色々凄いな。俺達の世界とは違う意味で。

 

 ただまぁ、まぁ……ね?

 

「まぁ、そういうこともあるんだろうさ」

 

「納得できるんですか!?」

 

 隣にいた進次郎にそう言われるけど、言うしかないというか。

 

「なんていうかね? 変態的な執念って凄いから、何かしらでも凄いことをしかねないんだよ。滅亡剣(ダインスレイブ)だって近いところはあるしね?」

 

「あいつは変態の方向性が違いませんか?」

 

 新八がそう言うけど、そうでもない。

 

「前に行ったヴァルゼライド閣下は覚えているだろ? 滅亡剣はあの人が星辰奏者になる前に単身潰した麻薬組織の構成員で、そこから数年間であそこまでに至ったんだ」

 

「あいつが言ってたちんけなクズって自分のことかぁああい!」

 

 銀時さんがそう言うけど、実際そうなんだよなぁ。

 

「ちなみに、あいつは俺達の世界で討たれるまでに相当数の自己改造をしている。閣下が討たれて星辰奏者技術が流出する前に一度じっくり話したことがあるけど、確か二十に届く前には星辰奏者になりたいって言っていたし……三十回は改造していると思うぞ?」

 

「ちょっとした自分へのご褒美感覚で改造手術とは……」

 

「……流石に狂気の沙汰だな」

 

 アララギさんと早田長官が戦慄しているけど、そういうことだ。

 

 そして一誠はうんうん頷いている。

 

「なんとなく分かる。俺も大概変態だけど、俺が知っている凄い変態も大概やばいし……そうでないのもそこそこいるけど」

 

「そんなに変態の知り合い多いの? 敵味方問わず? 大丈夫なの?」

 

 新八が心配しているけど、一誠は少し考えこんでいた。

 

「う~ん。ミルたんとスーザンさんと堀井さんはまぁ、お得意さまで人柄は悪くないから大丈夫ですし、同好の人達も聞き分けがいいから多分大丈夫です。ただ、とっ捕まえたはぐれ悪魔が「貧乳は悲劇!」って感じでおっぱい大きい子からオーラを少しだけ吸って巨乳にする果実を作るキメラを作ったり、イリナ……幼馴染が悪魔祓い(エクソシスト)やっている時にさっきの悪魔のライバルだったはぐれ悪魔が「巨乳こそ差別の象徴!」って感じでおっぱいを小さくする鱗粉を撒き散らすキメラを作ったり、イリナと協力して戦った教会から脱走した奴は「エロスこそが真理」って感じで服越しに下着を確認する異能を獲得した上、自分自身を下着に代えようとした結果暴走して、女の子のパンティーとブラジャーを操る怪物になりかけたりしてたな」

 

「……アルティメギルでも中々いないレベルだ……っ」

 

 テイルレッド……総二が戦慄しているけど、思わず殆どの人達が俯いたよ。

 

「なんだその事態は……戦略が、戦略が組み立てられんぞ……っ!?」

 

「ルルーシュ。妹の平和の為にブリタニアに戦争を仕掛けようと単身動いていたお前の言うことではないぞ……?」

 

 ルルーシュにコーネリアさんが鋭い指摘をするけど……なんだろう。説得力があまりないのは。

 

「同列扱いはよすべきだ。妹を愛する気持ちは大切なものだよ? 世界に立ち向かう原動力になって当然だろう?」

 

「サーゼクス様ぁ? 貴方がシスコンなのは周知の事実ですが、そんな妹のおっぱいに変なことする提案するのはどうなんですかー?」

 

 富久山さんがサーゼクスさんにそう言うけど、だいぶ疲れているのか力ない状態だった。

 

 そしてため息をつくと、気を取り直したらしい。

 

「懸念点があるとすると、別ベクトルで規模のでかいアルティメギルってことか。……危険性はどうなる?」

 

 そう話を振られ、総二は少し考えていた。

 

「アルティメギルは首領と幹部を全員倒しましたしね。まぁ残党……というかエレメリアンは億単位でいるはずですけど、組織的に行動するのはすぐには無理なんじゃ―」

 

『コーネリア司令!! 緊急事態です!?』

 

 その時、遮るようにモニターに映像が映し出される。

 

 そこにいたのは黒の騎士団のメンバーみたいだけど、一体なんだ?

 

「司令!? 何時の間にそんなことに!?」

 

 富久山さんが困惑しているけれど、それを気にせずコーネリアさんは振り向いた。

 

「何事だ?」

 

『い、意味不明な集団が大挙してこの日本支部を目指しています。……その、説明が難しいので、映像を見てください……』

 

 ………。

 

 今、全員が壮絶に嫌な予感を覚えている。

 

 そして映像が映し出された。

 

『『『『『『『『『『はいっはいっはいっはい……』』』』』』』』』』

 

『『『『『『『『『『モケッモケッモケッモケッ♪』』』』』』』』』』

 

 ……法被を着た人間と怪人が、光る棒を振るって規律の乱れない踊り方で行進している。

 

 そして止めようとしていたり呆気にとられている人達を一部の怪人がリングに通して、通された人が同じようになっていく。

 

 あとナイトメアフレームという兵器が妨害を試みているけど、怪人達に容易く翻弄されている。

 

「エレメリアン!? それにあのリング、人間から属性力を奪うアルティメギルの装置だぞ!?」

 

 総二がすぐに警戒心を見せるけど、これいつも通りなのか!?

 

 正直ちょっと追いついていないけど、後進の戦闘には多種多様な生物を思わせる、法被を着た怪人達がいた。

 

『はっはっはっは! シャーデンフロイデの偶像(アイドル)属性第一部隊! カーミラギルティ隊参上!! 黒の騎士団よ、一当てしようではないか!!』

 

 ……………。

 

「これ真面目に対応できるの!?」

 

「対応するしかないだろ本当に……!」

 

 俺が思わず絶叫していると、富久山さんが立ち上がった。

 

「すいません。無頼と同じ操作系統で動かせるKMFって予備機有ります? 何機か貸してもらいたいんですが?」

 

「後方用として機種転換が進んでいるサザーランドならあるが、どうするつもりだ?」

 

「君のことは聞いているが、生身で動いた方が早く対応できるのではないかね?」

 

 彼の質問に藤堂さんとサーゼクスさんが聞き返すけど、富久山さんは肩をすくめる。

 

「演出ってのは大事って話ですよ。黒の騎士団のメンツを潰して、今後が得することはまずないですから。……観束、露払いは俺がするからエレメリアンは任せる」

 

「え? それは勿論だけど……どうするんですか?」

 

 総二からも尋ねられるけど、富久山さんは特に気負いなく言い切る。

 

「既に黒の騎士団はエレメリアンとまともにやりあう手段を確立し始めている。民衆にそう思わせた方が今後の対応がスムーズにできるだろって話だよ」

 

 自然体でそう言い切る彼の姿は、慣れ切った人のそれのようだ。

 

 いや、本当に慣れているとしか思えない。

 

 それだけの経験を、俺とそう変わらないだろう年齢でか。……どれだけの苦難を追っているんだろうか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

「今、お前が言うなってなんか思ったんだがなんかの精神攻撃か?」

 

 どういうことかな!?

 




 英雄派で一番イッセーにぶちのめされてるのは、直接対決した曹操でも乳技コンボ喰らったジャンヌでもなく、ゲオルグだと思う。

 毎度毎度禍の団的に大規模な作戦で要担当になりながら、イッセーの乳技で形成ひっくり返されてるんだもの。トラウマになってもおかしくないだろうとは思っています。


 そして次回、蒼一のヤバ目エピソードが明かされます。
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