超絶!地球大戦!!   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! ネットオークションについて調べたけど、あまりうまくいかなそうなグレン×グレンでっす!

 何年も前の雑誌の付録、未開封だし今ならプレミア就くかなーと思いましたけど……そう簡単にはいかないかもです。出品ができるかどうかもちょっと怪しい気がしましたぞ……?

 それはともかく! 序章のラストです!!


序章第14 とにかくようやく一段落

《兵藤一誠》

 

 少しして、ゼロが俺達がいる部屋に入ってきた。

 

「失礼する。済まないが当面の対応策が決まったので説明と要望を持ってきた」

 

 そういうゼロは、視線を動かすと……観束の方に向けた。

 

「君がテイルレッドの観束総二君か。それとエドから聞いているが、そちらがウルトラマンの早田進次郎君。あと、確か新八君と……おっぱいドラゴン君だったね」

 

「「「「あ、はい!」」」」

 

 なんか同時に応えちゃうと、ゼロは向き直った。

 

「こちら側で会議をしていた者達と話をまとめたが、シャムナの演説に対するカウンターとして急遽決定したことがある。……明日でいいから、私と共に演説に参加してほしい。台本は後で渡すし、基本的には私が語るけどね」

 

 なんか凄いことになってる!?

 

「なるほどな。立ち向かうだけの土俵ができている、という演出をするのか」

 

 ルルーシュさんがそんなこと言うけど、どういうこと?

 

 あ、アララギさんはすぐに納得している。

 

「やりますな。話を聞く限りテイルレッドは世界的に正体を含めて知られている上、ウルトラマンも世界的に有名な存在だ。そこにカーミラギルティ達の襲撃でその姿と活躍を人々に焼き付けさせたであろうおっぱいドラゴンと新八君を、超合衆国の象徴であるゼロが呼び寄せる形で、対抗演説を行うと」

 

「既に複数の世界で協調する態勢が進んでいると演出するわけだね。実態はまだまだ時間がかかるだろうが、そう思わせておくだけでも民衆の動揺はだいぶ抑えられる」

 

 と、サーゼクス様も納得している。

 

「そういうことです。流石に通信網をつなげることすら困難である以上時間はかかりますが……それができ次第、即座に実行します」

 

 ゼロもすぐに頷くけど、それならいけるのか?

 

 サーゼクス様も良さそうな反応だし。

 

「なら私達も協力しよう。悪魔側の連絡網は回復が進んでいるからね。地球での管轄地を周辺ならば似たようなことはできるだろう」

 

「ではネット関連の調整は私があとでちゃちゃっとやっておきます。トゥアールちゃんにかかればこの程度は暗算……は流石に厳しいかもですが筆算で十分です」

 

 と、トゥアールが怖いことを言っているんだけど。

 

 ただ、なんか難しいことになりそうだな。

 

「……さて、では必要なことは大体聞けたしね。難しいことはそれをする立場の我々に任せて、君達は少し休むといい」

 

 サーゼクス様がそう言ってくれる。

 

 確かに、中級悪魔の俺とかがこれ以上偉い人の会議にいてもあれか。正直ちょっと困る。

 

 ただ、城戸さんは少し思案顔だった。

 

「しかしどうしますか? 今の状況では中野と連絡が取れてないのでは?」

 

「実はそうなんだよねぇ。エージェントも色々と飛び回っているし、連絡がついているメンバーが殆どいないんだよ……地下道も見事に分断されてるし」

 

 アララギさんがちょっとため息をつくけど、結構大変だな。

 

 でまぁ、そういうことなんだろうな。

 

 こっちはこっちで立ち向かわないとだけど、それができるかどうかってのが問題なんだ。

 

「そこが一番の懸念点だな。超合衆国加盟国は連絡を取り合っているが、相当の世界がまぜこぜになった影響により、混乱は大きい。おそらく半分もこの地球にはないだろう。演説もまだ時間がかかるだろうな」

 

「こちら側も同様だ。科学特捜隊の本部は殆ど残ってない上、他の人員との連絡もまだ繋がっていない」

 

 藤堂さんと早田さんがそう唸るが、確かに無視ができないな。

 

「こちらも生徒達は勿論、エージェント達との連絡も繋がらなくてねぇ。エイト君達の宿はどうしたものかと思っているよ」

 

「そういえば俺どうすればいいんだ!? 母さんならこの事態に乗り込んでこないわけがないし……家無いのか!?」

 

「あ~……俺らも今日の宿どうすっかねぇ……」

 

 アララギさんもだけど、観束や坂田さんも困り顔になってる。

 

 そう思った時だ。

 

「……失礼。通信が繋がったよ」

 

 サーゼクス様がそう言うと、魔方陣を展開して通信を確認した。

 

 そして、ちょっと微笑んだ。

 

「イッセー君、ソーナ達から通信が繋がったよ。どうやらちょっかいをかけられていたようだが死傷者ゼロで対応できたようだ」

 

 それは良いお知らせだ!

 

 ソーナ会長はリアスの幼馴染で、シトリー家の次期当主の上級悪魔。駒王学園の生徒会長も務めている。

 

「というと、皆も大丈夫ですか!?」

 

「ああ。どうやら駒王町は丸ごと転移したようだ……となると、これは渡りに船だね」

 

 ……あ、何となく分かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《富久山蒼一Side》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一通りの情報提供が終わったこともあり、とりあえず現場で動くタイプの人達は解散よりになっている。

 

 とはいえ寝る所の問題があったが、そこでサーゼクス様が凄いことを言った。

 

『通信をすぐ繋げられるという利点もある。イッセー君、彼らを君の家に泊めてあげられないかな?』

 

 ということだ。

 

 そしてまぁ、技術説明の為のトゥアールだけまだ黒の騎士団日本支部に残された状態で、俺達は転移した。

 

『待ってください総二さまと、総二さまと離れてその蛮族とだけなんて……寝取られの趣味は私にはないのですガッハァァアアアアッ!?』

 

『別に二人っきりじゃないんだから問題ないでしょうが! 割って片方だけ持ち帰るわよ!?』

 

 という感じで撃墜されてたけど、もう流した方がよさそうだ。

 

 あと津辺はナチュラルに残虐思想を直した方がいいと思うぞ。大衆受けが悪いというか、三大勢力としても黒の騎士団としても顔役にはできないだろ、マジで。

 

「世話になって悪いけど、部屋の数とか大丈夫か? 六畳一間に男女で雑魚寝ってのは……流石にキツいんだけどよ」

 

 坂田がそう文句を言うが、赤龍帝は苦笑いをした。

 

「そこは大丈夫ですよ。……ちょうど庭に転移したし、前見てください」

 

 そして指を刺した先にあるのは……豪華なビルだな。

 

「これが俺の家っす。空き部屋は多いし地下室もあるんで、まぁギリギリ個室でいけるかな……?」

 

「……なんじゃこりゃぁあああああああっ!? これ個人の家なんですか!? 君のご両親、会社でも経営してんの!?」

 

 志村が絶叫するけど、赤龍帝は苦笑いのままだ。

 

「サーゼクス様が三大勢力で和平結んだ後、「グレモリー眷属は兵藤一誠の家で同居」って言ってきたんですよ。男子二人は辞退したけど女子部員全員乗り気だったんで、グレモリー家の人達が一晩でやってくれたんスよね。……起きたら豪邸になってビビったぜ」

 

「異形って……凄いな……コレ」

 

 早田進次郎が呆気にとられていると、どたばたと音がして玄関のでかいドアがけ破られ―

 

「イッセーさん!」

 

「イッセー君!!」

 

「イッセーッ!!」

 

 ―三人ぐらい、勢いよく赤龍帝に抱き着いてきた。

 

「アーシア、朱乃さん……ゼノヴィアも!! 無事で何よりだぜ……ぐふっ」

 

「こっちのセリフですイッセー先輩。……うぅ……」

 

 そしてわき腹に拳を入れた小さい子もまた、涙目になっている。

 

 ま、この事態で赤龍帝が行方不明となれば仕方ないか。

 

「「……これがモテる男の現実だと……っ!」」

 

「落ち着くんだ二人とも。いや、落ち着かないと……」

 

 志村と野原が嫉妬を隠さず、止めに回った進次郎も若干思うところが隠せてない。

 

 ま、年頃の少年がこのモテっぷりを見たらこうもなるか。

 

「皆さん、お気持ちは分かりますけどまずはご挨拶を終らせませんと。……私だって我慢してますのに……っ!」

 

 と、そこでツインテールの少女がたしなめながら出てくる。

 

「気品あふれるツインテール……! しかもこの感覚……本当のお嬢様か!?」

 

「そーじ……初見の相手にそれはまずいわよ……」

 

 観束が若干暴走しているが、それを津辺がたしなめている。

 

 そして若干困惑しながら、ツインテールの少女が一礼する。

 

「冥界元七十二柱がフェニックス家のレイヴェルと申します。私はグレモリー眷属ではありませんが、イッセー様のマネージャーを務めておりますわ」

 

「マネージャー? そんな立場なんだ、兵藤さん」

 

 明石がそこを気になっているようだが、まぁなんとなく分かる。

 

「乳龍帝おっぱいドラゴンは冥界どころか異形社会全体で大人気で、ショーとかには赤龍帝が自ら出てくるからな。そうでなくても異形社会、実力があると色々やることが多いから必須だろう。本家の令嬢が出てくるとは中々だけどな」

 

 俺がその辺りの補足をしていると、レイヴェル嬢はこちらを見ると一礼する。

 

「バラキエル様直下組織「ボイジャー機関」の富久山さんですわね? 事情は簡単にですが伺っております」

 

「……あら、あなたがお父様の部下ですか?」

 

 と、赤龍帝に抱き着いていたポニーテールの女性が俺に気が付いたようだ。

 

「バラキエルの娘、リアス・グレモリー眷属の女王(クイーン)の姫島朱乃です。父がお世話になっておりますわ」

 

「いえいえこちらこそ。バラキエル様にはとてもお世話になっております。給金高いし福利厚生も盤石で、運営陣営であるお父様方の手腕のおかげで助かってます」

 

 礼儀もあって丁寧にお辞儀をするが、後ろで何人かがひそひそとしている。

 

「あれが、父親と恩師を鞭で叩いたとかいう……?」

 

「よく分からないけれど、双方納得づくらしいしその言い方は違うんじゃないかしら……?」

 

「ああ、そういえば楽しいイベントみたいな感じで話してたな」

 

 野原とか城戸とか明石が、俺が少し前に言っていたことを思い出したらしい。

 

「あらあら。よければ父も認めたコレを味わってみます?」

 

 にっこり微笑みながら鞭を構えないでくださいませんか、朱乃嬢?

 

「やめとくアル。あの女はマジでやる奴ヨ、目で分かるネ」

 

「というより、情報源はそこの男なので俺達に責任を追及されても困る」

 

 神楽嬢が明石達をたしなめつつ、さらりとルルーシュが俺に責任を押し付けてくる。

 

 言ったのは俺だが、あれ施設内に当時いた奴なら知ってるからな? 俺だけの責任にされても困るんだが。

 

「で? この嬢ちゃん達が主差し置いて童貞食べようとして共食い足引きやってる連中ってことか? 肉食系に見える奴はそんないないけどねぇ?」

 

 と、坂田がしげしげを女性陣を見つめている。

 

 それに相手が反応するより早く、その視線がちらりと一人に向けられる。

 

「特にこの嬢ちゃんなんて押しが弱そうじゃねえか。人は見かけによらないってよく言ったもんだぜ」

 

「ふぇ? 僕ですか!?」

 

 ……あ。

 

 俺が坂田の勘違いに気づいた時には、何時の間にか赤龍帝が坂田の隣に立って肩に手を置いていた。

 

「坂田さん、こいつは違います。こいつは二十四時間三百六十五日女物着てますけど、男です」

 

 大体十秒ぐらい、沈黙が響いた。

 

「………え?」

 

 三回ぐらい見直してから、進次郎がそう聞く。

 

 なので素直に言っておこう。

 

()はリアス嬢の眷属が一人、僧侶(ビショップ)のギャスパー・ヴラディ……れっきとした男だ」

 

「……マジで?」

 

 明石が聞いてきたので頷いておく。

 

「ちなみに芸人アヴェンジャーズのセラフォルー様が主演する映画に参加した時なんて、本来のゲストだった赤龍帝より目立ってマジバトルを繰り広げた結果、段ボールヴァンパイアとして冥界で知名度が割と高くなっている。というか変異の駒という特殊な駒で悪魔になっており、潜在性能なら、素の赤龍帝や朱乃嬢より上だったりするぞ」

 

「でも男ぉ~? これにタマもサオもついてるのぉおお~?」

 

 めっちゃ困惑している坂田に、ポンと手を置く。

 

「そうなんだ。ちなみにおっぱいドラゴン関連で男ファンが多いから真面目に気を付けた方がいい。あまりなめたことしてると夜道の安全が保障できないぞ」

 

「ノンケの男向け同人誌で受けになりそうな案件だなオァイ!? 潜在性能より癖が強ぇええええ!」

 

 ですよねー。

 

 と、空気が緩んだところで朱乃嬢がパンパンと手を叩いた。

 

「さて、事情はある程度伺っておりますから、まずはゆっくり休んでください。……うふふ、絶花ちゃんもアヴィちゃんも、今日はお風呂と晩御飯を楽しんでいってね」

 

「プールもあるぞ! それと夕食は期待していい、状況把握の為にイリナが教会に向かっているが……あのデュリオが来ていてこっちのキッチンで色々作ってくれるそうだ!」

 

「ベッドも人数分用意しています。ふかふかですからゆっくり休んでくださいね?」

 

 と、朱乃嬢だけでなくグレモリー眷属でありゼノヴィアとアーシア・アルジェントも歓迎の構えだ。

 

「失礼。()()邸と聞いているが、ご両親は在宅だろうか? 流石に挨拶をするべきだと思うが」

 

 と、ルルーシュが指摘するとゼノヴィアが小さく笑う。

 

「タイミング悪く小旅行中だ。幸い現地の異形が気を利かせて連絡をしているから、無事は保証されているがな」

 

 なるほどなるほど。

 

「あ~……あと、話は口裏合わせといてくれないか? 実は俺、悪魔になったこととか父さんにも母さんにも言えてなくって」

 

「そうなんですか? まぁ、俺や野原も家族に諜報員育成を受けてるとは伝えてないけど……禁止されてるし」

 

「お金は貰えるから仕送りし放題なんだけどねぇ。時々誤魔化すのが大変になるよ」

 

 明石と野原が妙なところで同意するが、赤龍帝はまだその辺りを伝えてないのか。

 

 そこで、赤龍帝は……いや―

 

「つーわけで、何時までいるか分からないし、俺のことは名前で呼んでください。イッセーって気軽に呼んでくれたほうが嬉しいです!」

 

 ―イッセーは、そう軽く安心させるように笑った。

 

「そうだな、よろしくイッセー。俺のこともアッシュって呼んでくれ……アシュレイだと堅苦しいだろ?」

 

「うっす! よろしくッスアッシュさん!!」

 

 意気投合している感じで何より何より。

 

「あらあら。なら異世界からのお客様に大歓迎しなくちゃいけませんわね。私達も腕によりをかけましょう、レイヴェルちゃん」

 

「もちろんですわ、朱乃様。明日作るつもりだった、イッセー様が大好きというチーズケーキを焼いてきますわ!」

 

 朱乃嬢とレイヴェル嬢が中々に嬉しいことを言ってくれる。

 

「なら、大人組は酒盛りでもするかね。実は気軽に飲めるよう、酒はいくつか用意してある……材料は後でお金払うから、つまみを作っていいか、イッセー?」

 

 俺は素早く蒸留酒をいくつか取り出し、赤龍手のイッセーに確認を取る。

 

 まぁ簡単な物なら作れるからな。いきなり贅沢用のつまみを作れっていうのも流石にちょっと控えた方がいいだろうさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 とりあえずまぁ、この未曽有の大事件の一日目は乗り越えた。

 

 

 

 

 

 

 

 ここからどんどん大変なことが迫りくるのが最悪なんだけどな……畜生!!




 とりあえず対抗馬を用意できるという演出は必要という話でした。これマジで大事ですよね、士気の維持とかに。

 それは別として、とりあえずひと段落。デカい兵藤邸は、主要メンバーの宿にぴったりなのが悪いよ。






 次からは第一章。少しずつ蒼一の深堀をしながら、変わっている世界情勢などもつついていこうと思います!
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