超絶!地球大戦!!   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 最近ようやく扱えそうなイラストアプリを見つけたグレン×グレンでっす!

 この調子で頑張っていきたいと思っております。Pixivもページ盛ってますし、MSV風味のイラストと設定を作ってみたいと思ってました!!

 では本編!!


一章3 思い出更新忘れてた

《富久山蒼一Side》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いきなり凄いサプライズが来たけど、ジオティクスさんのもてなしはフランクだった。

 

「あまり形式ばったもてなしが苦手な者が多いと聞いていたのでね。今日のところビュッフェパーティー形式のバイキングさ。色々皆で作ったから食べていってくれたまえ」

 

 そう告げるジオティクス卿が言う通り、

 

「……ずっしり来るネこの揚げ物! お代わり!!」

 

「どんだけ食べてるんですか? 美味しかったので総二さまと口移しするぐらいでいきたかったのニーベルングッ!?」

 

 隣でアホなことを言い出したトゥアールのわき腹に、愛香が動くより早く凄く重い裏拳がめり込んだ。

 

 割と轟音が鳴り響いたのが怖い。そして慣れてるので兵藤邸のメンバーがすぐに流したのがもう胃が痛い事実というか多すぎる頭痛案件というか。

 

 

「そんなだからそんななんでしょアンタ。一回自分を見つめ直して芸風変えたら?」

 

 声もなく崩れ落ちるトゥアールに、とても辛辣な神楽の評価が叩き込まれた。お前、普段の口調基本的に芸風か。

 

 もはやトゥアールの扱いが大体安定しているようでよかったのかもな。身内のノリで済まないようなら俺がフォローすればいいだろう。……手当が欲しい真面目に。

 

「言ってる場合か神楽ぁああああ! こんな高級品なんてめったに食えねえんだよ……食いまくれぇええええええ!!」

 

「おい銀さん卵料理は僕に回せぇえええええ!! こっちがどんだけあのダークマターにさいなまれてると思ってんだぁああああああっ!!」

 

「負けないからね!? こんな豪勢な料理、中野の食堂でも食べられないよ……もう全力で食べるよ!!」

 

 銀さんと新八と英雄(ひでお)が凄い勢いで食べている。

 

 俺もちょっと食べてみるが……あ、この豚肉のソテー美味しい。

 

「果物系のソース……リンゴだこれ。レシピが簡単なら酒のつまみに作ってみたいかも」

 

 真面目にうまい。素材もいいのは勿論だが、作った人の腕もいいんだろう。

 

 だから感想が素直に口に出るが、そこで得意げな顔になっているのはグレモリー卿だ。

 

 ……え、自作?

 

「ふふ。実はつい先ほどサイラオーグが来てくれていてね。その時持ってきてくれたものを使ったのだが、褒めてくれて嬉しいよ」

 

 マジか。俺、超名門貴族党首様の作ったもの食べれたのか。

 

 これはちょっと後で身内に自慢できるんじゃないか?

 

「サイラオーグっていうと、確かイッセーさんが言っていたっていう、バアルの人?」

 

「そうみたいですね。……格闘で愛香と生身で張り合えそうな人だったな」

 

 進次郎や総二が思い出しているが、とりあえず愛香はどれだけなんだと。

 

 そう思った時、扉が開いた。

 

「バップル! リンゴを持ってきたっプル!」

 

 ……頭がリンゴの大男の着ぐるみが出てきたんですが。

 

 反応に、反応に困るが、この声聞き覚えがあるけど……親戚だけど血が繋がってないのに血を感じるようなボケ方なんですが。

 

「なんかまたゆるキャラ出てきたんだけどぉオオオオオ!? これ絶対お偉いさんだよね? 絶対お偉いさんだよねぇ!?」

 

 さっき侯爵様に舐めた口きいてしまった銀さんが若干ビビり気味だが、何となく正体が分かった。

 

 バップル……日本の洒落みたいなノリでこんなゆるキャラ作ってたのか?

 

「サイラオーグ・バアル殿とお見受けします。実はイッセー達との試合を生で見ていたので、よければ握手してもらっていいですか?」

 

 将来の大物と握手できるのも自慢になるし、とりあえず空気を和ませる為にも動くとしよう。

 

 と、サイラオーグ・バアルも悟っているのか、ゆるキャラの着ぐるみを脱いで笑みを浮かべてくれた。

 

「ふむ。どうやらバップル君は受けなかったようだ……ゆるキャラの道も奥が深いのだろうな」

 

 真面目にそういうこと言いますかねぇ。

 

 俺はまぁ、神の子を見張る者(グリゴリ)のトンチキ上層部との付き合いもあるからまぁ何とかできる。

 

 ただこれ、初見の方にはついていけないだろうしな。

 

「……ああ、バアルとアップルでバップル君っていうんですか! ……その、貴族のたしなみなんですか?」

 

「絶対違うよ総二君。多分そういう方向性じゃない。絶対違う」

 

 総二が乗り越えようとしているようだが、新八が若干遠い目になってそれを止めようとしてしまっている。

 

「というかノリのいい悪魔多いんですね。普通にかぶき町でやっていけますよこの人達」

 

「う~ん。中野(うち)の教師達に匹敵するんだけど、なんていうか……濃さが」

 

「部分部分ならまだいいですよ。……私達の世界なんて、人類の大半がこのノリにすぐ乗っかれるわ……」

 

 新八と英雄(ひでお)と愛香が若干遠い目になっている。

 

「ど、どこの世界もこんなことが多いのか……?」

 

「いやそんなまさか……世界が間違ってないか……?」

 

 そして進次郎とルルーシュが若干引いていた。

 

 大丈夫。全部が全部こうではないから……多分

 

「まったく、ルルーシュにも困ったものだ。ミレイで慣れているだろうに」

 

「どうせすぐに慣れるヨロシ。あと持ってきたリンゴが本当に美味いネ」

 

 泰然自若なC.C.と神楽はその……図太いな。

 

 と、そこでアッシュが同じく笑顔を浮かべながら右手を差し出していた。

 

「一部だけど、試合の映像を見させてもらったよ。才能と努力がかみ合った、心技体揃ったいい動きだ。……俺は戦士の才能があまりないから凄いと思う」

 

「貴方がアシュレイ・ホライゾンですか。才能、と言われても無能な身ではあるのだがな」

 

 朗らかに握手を交わすアッシュに対し、サイラオーグ殿は自嘲する。

 

「……そんな馬鹿な。動きの技術だけでも城戸さんぐらいはあったと思うけど」

 

「俺も、あそこまで鍛えられる人ってそうはいないと思うけどな」

 

 エイトと総二が首を傾げるが、まぁそれはそうなんだがって奴だ。

 

 ただアッシュはその辺りが分かっているのか、振り返りながら宥めるような顔つきになる。

 

「才能にも、種類や方向性があるという話なんだろうさ。世の中には才能の有無でほぼすべてが決まる物事もあるからな。体術の天才だからって他でも才能があるとは限らないだろ?」

 

「貴方も経験があるようだ。それとも知り合いに?」

 

 サイラオーグ殿がそう尋ねると、アッシュは少し寂しげだった。

 

「どっちもだよ。才能がないまま鳴かず飛ばずですり減った経験もあるし、どこまでも素晴らしい才覚を持ちながらも主力となる為の才能がない亡き師匠にはとてもお世話になったからね」

 

 ……どこもかしこも大変ということだろう。

 

 ま、あまり湿っぽい話をするのもあれだな。

 

「バアルの名産品がリンゴだとは聞いていましたが、聞きしに勝る美味しさです。よければ明日は、リンゴを材料にしたお菓子でお茶会……というのも乙なものですね」

 

「……そう言ってくれると助かる。弟が品種改良に携わったものでな。後で伝えておこう」

 

 サイラオーグ殿はそう言うが、弟に直接言うのか。

 

 どう考えても関係が悪化していると思っていたが、そうでもないのか?

 

 と思った時、メイドの一人が少し足早にグレモリー卿に近づいてきた。

 

 そして耳打ちされたグレモリー卿は、少し咳払いをする。

 

「すまない、急な用事ができてしまったようだ。……ちょっと失礼するよ」

 

 ……急な用事か。

 

「やっぱり貴族の当主となると忙しいのか」

 

「多分な。俺達には分からないこともいっぱいあるんだろうさ」

 

 総二と進次郎がそんなことを話し合うが、まぁそれでいいだろう。

 

 その方があちらにとってもありがたいだろうしな。

 

「……急用……ね」

 

「色々大変だろうけど、後で話があるかもな」

 

 あやめやアッシュは既に感づいているな。

 

 他にも、ルルーシュとか悟っている者が数人ほどいるようだ。

 

 俺もまぁ、何となくだが分かってしまった。

 

 これ、絶対大ごとだぞ……っ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふぅ~……」

 

 凄いいいお風呂だ。というか、いい景色だ。

 

「凄いねグレモリーのお城って! こんな素敵な露天風呂まであるだなんて!! 隣が、隣が女湯なのが……」

 

「お、女湯……」

 

 明らかにスケベなのを隠さない野原に、根が普通の青少年な進次郎がもろに反応する。

 

 明らかに意識して顔を真っ赤にしつつ、顔を勢いよく背けるけどチラチラと向きそうになっている。

 

 初心だねぇ。

 

「お偉いさんに呼ばれたって話だけど、なんつーか観光だな。イッセー達には悪いことしてるかもなぁ?」

 

「ま、そんなこと言ったら何も遊べないし休めないしな。後でお土産でも見繕うって心に言い訳を作るとするさ」

 

 銀さんとそんな風に軽口をたたきながら、俺は天然温泉を堪能する。

 

 あぁ~……露天風呂とか久しぶりじゃないだろうか。

 

 確か最後に入ったのは―

 

「ブリタニア帝国の目を逃れる為に、走り回ってた山の中で見つけた天然温泉以来だな、露天風呂」

 

 ―思い出すとかなりアレなのが最後だったよ。

 

 そういえば言ってなかった天然温泉や露天風呂。思い出の更新は大事だなぁ。

 

 あ、視界がちょっと滲んだ。

 

「色々大変なんだな。……だけど露天風呂か、旧暦大和じゃ温浴文化が盛んだって聞いたけど……ここ冥界だよな?」

 

「日本フリークらしいんだよ、グレモリーって。確か魔王様達は京都にホテル持ってるし」

 

 異文化交流でちょっと困惑しているアッシュに補足しながら、俺は一息を入れる。

 

 ま、今日は思いっきり観光できているが……多分後で忙しいぞ。

 

「今日は堪能しとけよー。多分悪魔にとって厄ネタみたいなことが起こってるだろうし、一言ぐらい言われると思うからな」

 

「あ、急に雰囲気が変わったと思ったのはそういうことですか!」

 

 念の為に前置きしていると、エイトも気づいていたようだ。記憶力とか観察力が凄いな。

 

 女湯側もちょっと騒がしいが、ま、聞こえるように大声で言ったから当然だな。

 

 まぁ、悪魔側限定なので何も伝えられないって可能性はあるが。

 

「おそらくだが、非常事態ではあるが緊急事態ではないといったところだな。冥界が貴族社会であることを考えれば、高名な家系からシャーデンフロイデに繋がった者が出てきたといったところか」

 

「貴族社会で貴種というのは重いからな。そういうブランドは大衆にとっても影響力があるから、余計なトラブルが起きてもおかしくない」

 

 ある程度は悟っていた側のルルーシュとアッシュがそう推察するが、まぁ大変だということだ。

 

「ま、あんまり深く考えても仕方ない。どうせこっちにまで大変ならあとで教えてもらえるだろうし、今のうちに英気養っとけ」

 

 警戒心は持っていてほしいが、今日を楽しむなってわけではないんでな。

 

 そういうわけで茶化して言うと、観束はちょっとあった緊張感をほぐしたようだ。

 

「そうだな。今日この城で見かけたツインテールに思いをはせながら温泉を堪能するか」

 

「……それでいいの? 全ての道をツインテールに繋げるのはいいの?」

 

 新八が若干引いているが、お前も時々、全ての道を寺門お通に繋げようとしているからな?

 

 ちなみにあの大活躍した新八の影響で、寺門お通が地味にヒットしているらしい。「歌詞が意味不明だからこそバカになれる」とか「頭空っぽにして騒ぎたい時お勧め」と評判らしい。

 

 聞くの怖いんだが。一応聞いた方がいいような気がするが、聞いたら疲れそうな気がするんだが。

 

 ま、とりあえず今日は温泉を楽しもう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして次の日。

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当ならサーゼクス達と会ってもらいたかったが、そうも言ってられない事情ができてしまったのでそこだけは教えておきたい」

 

 と、朝食を食べてゆっくりした後、グレモリー卿が真面目な表情で俺達に告げた。

 

 やはり無視できない事態が起きていたと。そして、俺達にも関係があると。

 

 さてどんな地雷が起きているのやら。正直ちょっと怖い。

 

「私達の世界におけるテロ組織「禍の団(カオス・ブリゲート)」。その新しい長がシャーデンフロイデの最高幹部としてもリアス達に名乗ったのだ」

 

 確かにそれは、無視できない事態だな。

 

「名前は、リゼヴィム・リヴァン・ルシファー。今あの男は、ツェペシュの里でクーデター政権の後援者として厚遇されているそうだ」

 

 ……あ、そんな次元じゃなかった。

 




 現在進行形で、イッセーたちはリゼヴィムが出てきて困っております。

 同時進行でこっちはこっちでトラブルに巻き込まれる形ですね。第一章はイッセーたちの出番はほぼ無い予定です。
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