超絶!地球大戦!!   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 久しぶりに自力でガレットを作ったグレン×グレンでっす!

 久しぶりのガレットはおいしかったです。この調子でそば粉料理をさらに踏み込んでいきたいですねぇ!

 ま、


一章9 なぜかブリタニアに属してた

《富久山蒼一Side》

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後の戦闘地域に、無事だったグラディウスを回収してから到着するとちょうど戦闘不能になったヴィンセントが倒れ伏すところだった。

 

「終わったか?」

 

「はい。N2手榴弾の残りがあったので、それを使って今破壊したところです」

 

 あやめに確認するがそつがないようで何よりだ。

 

『キング0より各員へ。……少し確認したことがあるので監視と自衛に留めてくれ』

 

 と、ルルーシュから通信が届く。

 

 一体何を確認するというのか。まぁ、残りが壊滅している以上は問題ないだろうが。

 

「一応離れたところで警戒していてくれ。ナイトメアには自爆装置があったりするし、うっかり誘爆したら面倒だ」

 

 俺がみんなに警告しながら警戒していると、ごそごそと這い出る男がいた。

 

「ぐ……馬鹿な、私が、このグリード・カークウェインが……っ」

 

 めっちゃ性格が悪そうな男が出てきたが、とりあえず警戒はしておこう。

 

 変な搦手がある可能性はあるしな。万が一を考慮して、距離を開けて距離を開けつつ、比較的経験値がある俺が前に出て、と。

 

「貴様ぁ……見下ろすなよ、イレブン風情ッ!?」

 

「はいはい。状況弁えようなぁ」

 

 やけくそで銃を構えてくるが、素早く魔剣で断ち切って終了。

 

 やはりただの小物か? だとするならだいぶ楽なんだが……。

 

「―悪いが少し待て、蒼一」

 

 と、ルルーシュの声が聞こえてくる。

 

 堂々と姿を現すのはどうなんだ?

 

「バカな……悪逆皇帝ルルーシュだと……っ!?」

 

 って、グリードなんとかはそれも知らされてないのか。

 

 それで異形側への突入。これは殆ど切り捨てと見た方がよさそうだな。やはり木っ端か。

 

「グリード・カークウェイン。貴様が前線部隊の指揮官を務めていたのは通信傍受で分かっていた。そしてどうしても会いたいという者がいてな……気を付けておけよ」

 

「はい。ありがとうございます」

 

 って、サクヤまで連れてきていたのか?

 

 周りも怪訝な様子になるが、サクヤはフードを被りながらもその顔をグリードによく見せている。

 

 そして、グリードは目を見開いていた。

 

「皇……サクヤ!? 馬鹿な、お前はアバシリの収容所に囚われているはずっ!?」

 

 驚愕するところは悪いんだが、それ言っていいのか?

 

 もう小物度合が大きいというかなんというか。器が小さいというかしょっぱいというか。

 

 俺はもう何を言えばいいのかと思うんだが、どうしろと。

 

「情報提供ありがとう。流石はかつての臣下ですね」

 

 サクヤも嫌味を言えるぐらいに情けない奴だよ。

 

「く……っ」

 

 武器の無い状況ではどうしようもない。流石にわかっているのかグリードも派手な動きは取らない。

 

「我が母シェリーの側近として尽くしてくれたカークウェイン家。……知っていましたよ、子供である貴方達()ホッカイドウブロックの治世に不満を抱いていたことを。また、隠れて毛嫌いしていた日本人を虐げていたことも。そしてネオ・ブリタニアに通じ、ホッカイドウブロックを占拠するばかりかサクラと私まで引き裂いた……!」

 

「殺すか……父の仇の私達を……っ!」

 

 ……うわぁ役満。

 

 どうしたものか。流石にこの歳の少女に殺しを経験させるのは……いや、異能社会だと実力者ならあるな。止めづらいなコレ。

 

 ただ、一歩を踏み出したサクヤは何かをグリードに放り投げる。

 

 問題は、よく見ると完璧に拳銃だということだ。

 

「いったい何を……?」

 

 グリードすらあまりの事態に呆気にとられている。

 

 いや、拳銃を持った程度の奴で俺達がどうにかなるとは思えないが。人間の俺でも、異能社会のエージェントだから重機関銃数を束で持ってこい案件だし。

 

 そんな困惑している俺達の目の前で、サクヤは一歩を踏み出して首元に指を添える。

 

「貴方にチャンスを差し上げます。……皇サクヤが命じる!」

 

 ……これはまさか……。

 

「今まで虐げた100倍の日本人を救わないのなら……貴方は、死になさい!」

 

 その絶対命令を、グリードは鼻で笑う。

 

 そして流れるようにグリードはサクヤを人質に取ろうとする。

 

「バカが! 100倍の日本人を救うなどより、貴様を人質にすれ……ば……っ?」

 

 他の誰もが動こうとするが、ルルーシュは手を伸ばしてそれを制する。

 

 そしてその一瞬で、グリードは自分でも理解できないまま銃口を自分のこめかみに突きつける。

 

 銃声が引き絞られるその直前、空間が霧のように包まれた。

 

 銃声が響き渡り、そしてグリードは己のこめかみを銃で撃ちぬいた。

 

 ……俺はまぁ、とりあえずため息をつくとペーパータオルを取り出す。

 

「とりあえず拭いとけ。……あとはまぁ、少し休んでろ」

 

「……はい。お気遣い感謝します」

 

 気丈に振舞っているようだが、流石にきついだろう。

 

「性質はいくらか違うが、俺と同じ絶対遵守のギアスか。……そして、それが引き金の重さだ。引き返すのなら今の内だぞ?」

 

 ルルーシュは、真っ直ぐにサクヤを見据えてそう尋ねる。

 

「所詮、天変地異を起こせるわけでもないささやかな力だ。願いをかける相手がいて初めて意味が生まれる力。そして同時に、かけた願いを必ず叶えさせる、悪魔の力と言ってもいい」

 

 そう語るルルーシュは、その上で真っ直ぐにサクヤを見据える。

 

 顔を彼女の位置に傾け、そして問い質す。

 

「今ならまだ、俺がギアスを回収すればそれで済む。だがその力を振るい続けるのなら……節理、時間、命……それらを他者とは違う理にして生きることを強いるだろう力だ。己を孤独にするかもしれない王の力、それを背負う覚悟はあるか?」

 

 最後通告だろう。それだけの力を既に彼女は示されている。

 

 実際、顔色も僅かだが悪い。これからも使い続けるのなら、心に強い負荷をかけることになるだろう。加えて暴走のリスクがあるのなら尚更危険だ。

 

 そんなルルーシュの言葉に対し、サクヤは歯を食いしばり真っ直ぐに見据え返した。

 

「覚悟がいるなら……いくらでも! 私は、ホッカイドウを……友達を……奪われたものを、取り返す!!」

 

 その宣言に、ルルーシュは小さく微笑んで頷いた。

 

「いいだろう。結ぶぞ、その契約を!!」

 

 ……なるほどね。

 

「とりあえずは、俺は見届け人ってことかねぇ?」

 

「すまんな。……それはそれとして、この膜のような霧は何だ?」

 

 苦笑して返すルルーシュは、振り返って俺達と後ろのメンバーを遮断している霧の膜を見る。

 

「多分、姫椿だな。そういう気づかいはしっかりしていて助かるというかなんというか」

 

 正直に言えば、かなり苦笑いを浮かべる案件だ。

 

 さてこれ、どうしたもんかねぇ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《テイルレッドSide》

 

 

 

 

 

 

 

 え、えっと……。

 

 急に霧が膜のように張られて、そこで銃声っぽいのが響いた。

 

 え、これって、え?

 

「……失礼。お目汚しになると思いましたので、目くらましを」

 

 姫椿って呼ばれてた人がそういうけど、これってあれか?

 

「あまり深く考えなくていいわよ」

 

 と、城戸さんが俺達を気遣ってくれる。

 

「貴方達はなるべく殺さないように立ち回っているけれど、本当にこれは殺し合いなんだから。……本当なら、あまり関わらせたくないけど、そうも言ってられないから……ありがとうございます」

 

「いえ。私も元々人間……日本人なので、やっぱり抵抗はあると思いましたから」

 

 寂しげに姫椿さんが微笑むけど、そういうことなんだろうな。

 

「といってもあれだけ侵略活動してたんだし、あまり気にすることもないんじゃない?」

 

「いや愛香ちゃんよぉ。アンタ色々覚悟極まりすぎだからな? そこまでできる奴ってそんなにいねえからな?」

 

 ブルーに銀さんがそう言うけど、こういう時とても頼もしすぎるからなぁ、ブルー。

 

 戦士の覚悟がめっちゃあるっていうか、常在戦場っていうか。

 

 ただまぁ、そうなんだよな。

 

「まぁ、宇宙人を何人も倒しているのに人間は駄目……ってのは、やっぱり駄目だよな?」

 

「……そうかもな。エレメリアンだって生きてるんだ。なのに見もしないのは……やっぱ駄目ですよね?」

 

 進次郎さんとちょっと頷き合うけど、姫椿さんはぽんと肩に手を置いてくれた。

 

「いえ、そこは気にしなくても構いません。……もとより力をお借りするのはこちらの方なのですから、配慮してくださるのならこちらもそうするのが礼儀です」

 

 気遣ってくれてるのか。

 

 確かに、実際言ったことに嘘はないけど割り切れないってことは多いんだよな。

 

 その時、霧の膜を潜り抜けて蒼一さんが姿を見せた。

 

「姫椿、とりあえず死体は回収して隠したからもう消していいぞ。……あとアッシュどこ行った?」

 

 キョロキョロと蒼一さんがアッシュさんを探すけど、そういえばどこに行ったんだろう?

 

『皆さん大丈夫ですか? ナイトメア部隊ですが、もう殆どが撤退しているそうです』

 

『ただその近くに向かって、一機別物なのがいるみたいなんだよ! 後詰の部隊も逃がす支援なのか近づいているし注意して!』

 

 そんな通信が急に響く。

 

 トゥアールと英雄(ひでお)か。というか別物って……なんか来た!!

 

 俺達が構えるのと、土煙を上げてナイトメアが一機、地面を滑るように着地する。

 

 そして追いかけるように、俺達寄りのところに着地する人が……ってアッシュさん!!

 

「おいなんだなんだ!? 第二ラウンドかコノヤロー!!」

 

 銀さんが木刀を構える中、俺達も構えているとアッシュさんが立ち上がる。

 

「……気を付けるんだ、皆! コイツは他の奴らとは違う!!」

 

 アッシュさんがそう言うけど、確かに立ち上がった機体は他とは違うな。

 

 両腕に鋏みたいな武器がついているけど、あれでアッシュさんと戦ってたのか。

 

 ……確かに、ナイトメアに詳しくない俺が見ても分かる。

 

 多分強い。機体というか、乗っている人が別格過ぎる……っ!

 

 しかも、更に何機がヴィンセントってのの改良型っぽいのが下りてきたぞ……!?

 

『クリス卿、残存生存者の回収には成功しました。生存率は五パーセント以下ですが、再起不能な者を除けば2パーセントを切るかと』

 

『ご苦労様。それだけ減れば十分でしょう……撤退に移行しなさい』

 

『イエス・マイロード!』

 

 と思ったら、ちょっと会話しただけで引いていったぞ?

 

「……なるほどな。やっぱりこれは、間引きだったのか」

 

 アッシュさんがそういうと、銀さんもため息をついた。

 

「あ~そういうこと。勝手なことしそうな連中を、適当な理由で乗せて噛ませ犬にしてデータ収集って奴? えげつないことするなぁ、オイ」

 

『シャムナ様のご意向でね。ノーランドとの取引でついでに得たのはいいけれど……あいつら基本的にダメでしょ? だからこうして使い捨てのついでにデータ収集をね。……ブリタニアはともかく、クソブリキは死んでほしいし』

 

 銀さんに対し、ナイトメアのパイロットはそんな風に応える。

 

 ノーランドって、確かネオブリタニアを動かしてたとかいう奴か。

 

 よく分かんないことは多いけど、つまり今回のは……全然本気じゃないってことか!

 

『まぁそういうわけだから、今日のところは失礼するわ。……そろそろ魔王クラスも出てきそうだし、流石にそんなのの相手は時期尚早だもの』

 

 そう言って、ナイトメアは飛び上がる。

 

 ただその時、俺達から前に出る人がいた。

 

 蒼一さん!? なんか、とっても焦ってるぞ?

 

「オイ待てちょっと待て……栗栖さんかアンタ!?」

 

 え、知り合い!?

 

『……そう、貴方は……蒼一君ね。ちょっと残念だわ』

 

 栗栖と言われたパイロットは、そう言うと寂しげな雰囲気が声から漏れる。

 

『悪いけど、お互いに遠慮は無しよ……そこの悪逆皇帝様……いえ、ゼロにも伝えておくわ』

 

「っ!」

 

 霧の中にいるままのルルーシュさんにも聞こえるように、ナイトメアが振り返りながらはっきりと声を出す。

 

『私は、アインベルクのシュヴァルツポーン。名をクリス・パーシング・フジワラ……次に会う時は殺し合いよ』

 

 そういうなり、そのナイトメアは凄い速さで飛んでいく。

 

「……冗談だろ。なんで、レジスタンスだったアンタが……っ」

 

 額に手を当てて、蒼一さんは信じられないようにうめいていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《Other side》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ついてないわね。寄りにもよって蒼一君が……っ」

 

『クリス卿、どうしましたか?』

 

「気にしないで。想定して当然の事態を、今更突き付けられて動揺しているだけよ」

 

『そうでしたな。クリス卿は確か、元は日本のレジスタンスからジルクスタンの外人部隊に移ったと聞いております』

 

「当時は、ジルクスタンはかなりやり手の外交だったからね。傭兵契約を交わせばブリタニアにも傭兵を派遣していたし、それらもあってレジスタンスにも伝手があるから。……グラディウスもだいぶ使ったわ」

 

『つまり、先ほどの中にレジスタンスの関係者がいたと』

 

「私とそう変わらない年で、日本侵攻のトラウマで記憶も曖昧だって言う所をうちで保護してもらったのよ。ただ、元々なのかキョウト六家に連なる名門でだったのかは分からないけど、聡明でね。……彼の指摘や提案が無ければ、私は絶対にすぐにでも無謀な嫌がらせで死んでたわ」

 

『相当の影響を与えているのですね』

 

「第一次ブラックリベリオンでも、彼の提案は大きかったわ。ユーフェミアのあの謎の暴挙でやらざるを得ない不確定要素だらけのアドリブだったもの。……あらゆる手段をもってして、どさくさ紛れに非戦派の日本人を国外退避。ジョン・コネクション経由で色々と保護させる手段が取れたのは大きいわね。キョウト関係者を代表者として何人か脱出させる提案までしてたって聞くわよ?」

 

『……よろしいのですか、シュヴァルツ・ポーン』

 

「……」

 

『あなたがかつて、日本でも指折りのレジスタンスであるサンライズ・ガードのメンバーで最強の使い手だったのは知っています。それがブリタニアの残党ともいえる我らと共にあるのは―』

 

「―勘違いはしないで」

 

『……』

 

「私はあくまで、ジルクスタン王国外人部隊からアインベルクに取り立てられたイレヴン。そして、ゼロとルルーシュの三文芝居を肯定できない女。……日本の平和と安寧より、個人の不信感をぬぐえなかった馬鹿な女よ」

 

『ナム・ジャラ・ラタック。……ですが、貴方のおかげで私達も心強く生きられるのです』

 

「……ありがとう。さて、それじゃあふるいにかけられた連中と……シュヴァルツ・ルークのあのマッド野郎へのプレゼントを持って帰るわよ」




 シュヴァルツ・ルークは原作通りのあのマッドです。実力が伴っている奴はそのまま続投させる感じですね。

 そしてシュヴァルツ・ポーンですが、蒼一の関係者です。なれそめはまぁ書いている通り。蒼一と関係のあるレジスタンス組織の出身という形ですね。それが何で、ネオジオンやジオン残党に合流しちゃったティターンズ残党みたいなことになっているのかは、すでにしっかりと作っております。
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