なんかハーメルンの利用規約って厳しいらしいですね、筆者もビクビクしながら書いてます
オールマイトは有象無象のヴィラン共を一瞬で蹴散らしながら、冷静に思考する。腕がありえない方向に曲がり、血だらけで倒れている後輩。怯えている自身の後継者と生徒達、手を身体中につけた男と人型の黒いモヤ、そして
長年【平和の象徴】として第一線で活躍してきた経験と勘から、金髪の青年は味方であると判断し、何やら呆けている手だらけのヴィランと人型の黒いモヤに一撃を入れてから血だらけで倒れる後輩の元へ駆けつけ、安全な場所へ慎重かつ丁寧に、そして素早く移動させる。
「オー…ルマイ…トさ…」
「無理に喋らなくていい。……遅れてすまない。これは私の失態だ」
「俺の…こと…は……あ…いつ…羅針の…ところに…」
そう指差す先には、あの大男と対峙していた青年がいた。オールマイトは内心驚きながらもその言葉を受け取り、一瞬でその青年の元へと駆けつける。
「…ふん、漸く来たか、
「君は…本当に羅針少年かい…?」
そう問われた青年の眉がピクリと動くが、静かに愉快そうな笑みを浮かべる。
「本来であればその不敬、万死に値するが……今回は目を瞑るとしよう。何、彼奴の心配は不要だ」
一瞬、地雷を踏み抜いてしまったと感じたオールマイトだが、その返答に少しの安堵を覚えた。
「……ここからは私があのヴィランの相手をしよう。すまないが下がってくれないか?」
「ほう、いいのか?貴様の
その言葉にオールマイトはニカッと頼もしい笑みを浮かべた。
「何、お節介はヒーローの本質だからね。それに…目の前の敵に立ち向かわないで、何がNo.1ヒーローだ…!」
オールマイトは拳を強く握りしめ、数多の武器が突き刺さった大男に対峙した。すると───
「ククッ…クハハッ!クハハハハ!!!なるほど、確かにこいつは平和の象徴と言うべき奴だ!!気に入ったぞ!!」
そうして再び背後に黄金の波紋を浮かべ、オールマイトと共に対峙する。
「ならば我は貴様の援護でもするとしよう。光栄に思え、これほどの名誉、この世界をいくら探そうと見つからんぞ?」
「…!!HAHA!!それじゃあ頼むとするよ!」
そうして、
緑谷出久は、目の前の光景に釘付けになっている。それもそのはず、彼の目の前には───
憧れと黄金の光が…まるで一つの英雄譚のような光景が広がっているからだ。
オールマイトは一瞬で脳無に接近すると、超人越えの速度で拳を繰り出した。脳無も反撃しようとするが、その拳の合間合間を縫うように射出された数多の武器がそれを許さない。カウンターとして振るおうとした腕が槍によって肩からちぎれ、防ごうとした右腕に深く剣が突き刺さった。
さらに、脳無だけでは無い。黒いモヤを展開させ、その二人の進撃を妨害しようとしたヴィランに向かって武器が射出される。まるで、貴様らなんぞ片手間で十分だと言わんばかりに。その射出される武器の群れを躱すのに手一杯で、その二人のヴィランは脳無への援護が出来ない。
そうして、何とか耐えてきた脳無だったがとうとう限界の時がやってくる。当然、それを察知したオールマイトはラッシュをより強く、より速くし、フィニッシュにかかる。
「さぁ、ヴィランよ!!こんな言葉を知っているかい!?」
「更に向こうへ!!」
「Plus Ultraッ!!」
その言葉と共に放たれた拳が脳無に炸裂、クリーンヒットした脳無の身体は凄まじい衝撃で、上空へ吹き飛ばされると同時に膨張し、破裂しながら天井をぶち抜き、施設の外へと雲を割りながら空の彼方へと消えていった。
あの絶望が、勝利が確定していた状況が覆された。その光景を見ていた手だらけの男──死柄木弔は激昂する…よりも先に、一本の短剣が射出される。それが突き刺さる寸前に黒いモヤが広がり、死柄木弔は雄英から姿を消す。射出された獲物を失った短剣は、地面を抉りながら突き刺さる。
「────やれやれ、私も衰えたな。10発程度で終わらせるつもりが、調子に乗って100発も手を出してしまった」
主犯格を取り逃してしまったオールマイトはその後一瞬にしてUSJを駆け巡ると、残ったヴィラン共を掃討し、ヒーローの卵達を悪意から守り抜いたのであった。
その後、雄英高校からプロヒーロー達が現場に到着し、こうして前代未聞の『USJ襲撃事件』は幕を閉じたのだった。
そうして間もなく刑事である塚内直正と警察が現場に到着し、後処理が行われた。オールマイトは、自身を援護してくれた青年の元へ向かう。
「ありがとう、君のおかげであのヴィランに打ち勝つ事が出来たよ」
「当然だろう。我が手を貸したのだ、負けてもらっては困る」
「HAHAHA!!それもそうだね!」
青年とオールマイトは共に笑い合う。そして、オールマイトは一番気になっていた事を尋ねた。
「今更なんだけど…君は誰なんだい?羅針少年…ではないんだろう?」
その尋ねられると青年は不敵に笑みを浮かべた。
「……ふむ、いいだろう」
そう言うと青年はUSJ全体に響く声で名乗る。
「よく聞くが良い!!我は人類最古の王にして、全ての英雄を統べし王!!英雄王ギルガメッシュである!!」
ギルガメッシュはそう、この世界に刻みつけるかのように名乗りをあげた。
そしてその名を聞いたオールマイトの脳内に先程までの自身の言動が思い出される。さあっと血の気が引いていく感覚がする。もしかして自分はとんでもない不敬を働いてしまったのではないか、そう本能で理解した。
「……なんだ?その愉快な顔は、貴様の言動には目を瞑ると言ったであろうに」
その言葉を聞いてオールマイトはほっと胸を撫で下ろす。
「…む、そろそろか」
そうギルガメッシュは自身の手を見ながら呟くとオールマイトに告げる。
「後のことはこやつに任せる。さらばだ、今代の英雄よ!」
そう告げ終わるとギルガメッシュの体は黄金の光の粒子に包まれ…そして代わるように現れた羅針 拳斗が前へと倒れ込んだ。
「羅針少年!?!?」
オールマイトはとりあえず目の前の、目を回し気絶している生徒に駆け寄るのだった。
いやー思いどおりの展開で筆者は満足です。
次の体育祭編はコンパスオリジナルキャラクターをメインにする予定です!お楽しみにーー!!
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