僕らの戦闘摂理解析システム   作:鮭ノ神

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あれ、そういえば第三種目の発表ってレクレーションの前じゃね?



………読者諸君、細かい事は忘れろ。そうすればお前達は強くなる…


第三種目:トーナメント戦、第一試合

レクレーションも終わり、いよいよ第三種目となる。

 

第三種目は1体1のガチンコ勝負、トーナメントで勝ち抜いた一人がこの雄英体育祭の頂点に立つ。

途中、騎馬戦の時に洗脳されてた尾白ともう一人、B組の庄田って奴が棄権し、代わりに騎馬戦で5位だったB組から二人出場することになった。

 

俺はクジによって決まった試合予定を再度確認してみた。

 

ブロック1

第一試合:緑谷VS心操

第二試合:轟VS瀬呂

第三試合:上鳴VS塩崎

第四試合:切島VS鉄哲

 

ブロック2

第五試合:芦戸VS羅針

第六試合:常闇VS八百万

第七試合:飯田VS発目

第八試合:麗日VS爆豪

 

なるほど、俺の相手は芦戸か……入試を思い出すな。

あと心操は緑谷と、か……正直緑谷の個性が何なのかちゃんと把握してないからなぁ…自身の体を壊すほどの超パワー…頑張れよ心操。

 

 

よし、そろそろか。

……それじゃあ、行くか。…いや最初は心操からだ、見に行かなきゃな。

 

 

 


 

 

 

『ヨッシャ!早速始めるぜ第一試合!!間違いなく今回のダークホース!!このまま頂点にまで登りつめるのか!?ヒーロー科 緑谷出久!!VS突如現れたイレギュラー!!大番狂わせを見せてくれるのか!?普通科 心操人使!!』

 

心操と緑谷はリングに同時にリングへと上がる。

 

「……なぁ、あの猿も馬鹿な事したと思わねぇか?」

 

「……ッ!?」

 

「プライド?ハッ、そんなの自分に自信がねぇだけだろ?そんなだからチャンスをドブに捨てちまうんだよ」

 

(……なかなか釣れねぇな、仕方ねぇ)

 

「どうせあいつがヒーローになっても何にも出来ずに、ただ指くわえて見てるだけだろうな。……そんなんでヒーロー科に入ってるそのプライドが知れねぇ「なんてこと言うんだ!!」

 

その言葉と共に緑谷の体がピタッと止まる。

 

「…悪いがこれが俺の戦い方だ、恨むなよ。"振り向いてそのまま場外に行け"」

 

その言葉が掛けられると緑谷は操り人形のように場外へと歩いていく。

だが心操は警戒を緩めない、いつでも戦闘が出来るように身構えておく。

 

("例え自分の異能がかかったとしても油断するな"……だよな)

 

あの時、敦から教えられた事を思い出す。自身の異能が上手くかかったとしても相手がそれを無効化してくるかもしれない。決して油断はするなと言われたのだ。

 

そしてあわや場外になったかと思ったその瞬間───突然突風が生まれた。

何が起こったのか心操は緑谷を警戒しながら見ると…左手の指を紫色にしながら留まっている様子があった。

 

「……力ずくで解除したってか、初めてだよそんな事されたのは!!」

「……っ!」

「チッ!だが舐めるな!!」

 

心操は一気に緑谷との距離を詰めると、驚いた様子の緑谷の左腕を掴み───そのまま一本背負いした。そして左腕を背中に回し、地面へと押さえつける。

 

「個性だけだと思ったか?見通しが甘かったな」

「………っ!?」

「そのまま降参するまで手は緩めねぇぞ!!」

 

ギリギリと左腕を掴みながらより強く押さえつけていく。

 

『あいつ、自分の個性が効かねぇと分かった瞬間に動いたな。いい判断力だ。しかも怪我した左腕を狙って押さえつけにかかったのも上手い。緑谷は抜けるの相当辛いぞ』

 

心操と同じ部類の個性を持つ相澤は判断力と戦闘技術に感心する。

【抹消】は個性を消せるという強個性だが身体能力は無個性と変わらない。だからこそ素の戦闘技術が重要となるためである。

 

 

そうして押さえつけていた心操だったが───突如強い衝撃を受け、場外ギリギリまで吹き飛ばされた。

なんとか踏み止まり、緑谷を見ると……

 

(……右手もやりやがった…!)

 

そこには息を荒くし、右手の何本かの指がありえない方向に曲がりながらも、こちらを立って睨みつける緑谷の姿があった。

 

 

 


 

 

 

その後、緑谷と心操の苛烈な殴り合いが起こった。

最初は心操がリードしていたが、緑谷の恐怖を感じるほどの執念で次第に逆転していき、最後は心操の場外負けという結果で第一試合は終わった。

 

そんな敗北した心操にかけられたのは

 

「心操!よくやったぞーっ!」

 

「カッコよかった~!!」

 

「お前は普通科のホープだー!!」

 

同じ普通科の同級生達や観客による声援だった。

その言葉を聞いたのを最後に、心操は意識を手放した。

その顔は、どこか笑って見えたという。

 

 

 

 

 

「……さて、俺も負けてらんないな」

 

 

俺は控え室へと戻っていった。

心操、お前の分までやり切るとするよ。




1日遅れッッ……申し訳ねぇ……ッッ!

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