許してクレメンス
第二試合、第三試合と進んでいき、とうとう俺の出番となった。
軽く首を回した後、控え室から出ていった。
『さぁ始まるぜ第五試合!!圧倒的な下馬評を覆せるか!?ピンキーガール芦戸三奈!!VS今大会の台風の目!!そのまま掻き回していけるのか!?A組 羅針 拳斗!!』
「……入試を思い出すね」
「………」
「正直、アタシが羅針に勝てるとは思えないけど…また守られるのは嫌なんだ!だから、全力で挑ませてもらうね!」
……どうしようか、流石にいつものように腹パンで沈めるのはちょっとだしな…まぁやってやるかぁ。それにしても元競合相手が今は対戦相手か…不思議な因果だな。
『────START!!』
「いくよ!」
すると芦戸から何やら液体が飛んでくる。
俺は全部避けるが、地面が泡を立てながら溶けていくのを見て芦戸の個性を思い出す。……酸か、厄介そうだな。
だが間髪入れずに芦戸は酸を飛ばしてくる。俺はそれを難なく避け続けるが、中々当たらないのを見て今度は足元に向かって飛ばしてきた。
『おっと!?中々当たらないのか、今度は羅針の足元を狙い始めたぞ!?』
『おそらく避け難くさせてるんだろうな。そうすれば当てられる可能性が高くなる』
「ほらほら!まだまだいくよ!」
……そろそろだな。
俺は片足を持ち上げ───地面を踏み砕いた。
バゴォッ!!!
「───へっ?」
地面がその右足を中心として一瞬にして大きく円状に凹んだ。
それはまるで隕石の落ちた後のようにひび割れている。
その衝撃で溶けかかっていた部分もどこにあるのか分からない。
……圧倒的力の差だった。
「……まだやるか?」
「……も、もちろん!」
「それじゃあ───耐えろよ」
その言葉と同時に俺は一気に距離を詰め──右拳を鳩尾に叩きつけ…る直前で寸止めした。
だが拳の衝撃は空気を揺らし、その空気を鳩尾に食らった芦戸は少し苦悶の表情を浮かべる。
「う…うぐぅ…」
「……どうする、降参するか?」
「──今だ!」
芦戸はその隙に俺の顎を右拳で殴ろうとしてくる…が
「悪いな、経験の差って奴だ」
「うえぇ…!?ちょっ───
その右拳を受け止め、なるべく地面に叩きつけないように意識しつつ一本背負いのように地面へと投げた。
「きゅう……」
『芦戸さん気絶!勝者、羅針 拳斗!!』
……すまんな。
後でクレープでも奢ってやるから許してくれよ。
そうして俺は一回戦を突破した。
「……あーその、大丈夫か?」
「うん!凄い悔しいけどね!」
あの後気絶した芦戸の様子を見に行ったがどこも損傷はないようで安心する。
「体育祭終わったらクレープでも奢ってやるよ」
「ホント!?約束だからね!!」
そして少し話したあと俺は控え室へと戻って行った。
うわー!これすっごい駄文!!
やばーー!!
つ、次こそはヒーローを……
ifルート(悪党ルート)読みたいですか?
-
いいねいいねェ!!最ッッ高だねェ!!
-
失せやがれェ!!
-
どっちでもいいぞ