俺だけ黒の騎士団な件 作:王牙
アマテラスと別れ扉をくぐった誠、すると眼の前には激しい戦闘が繰り広げられていた
どうやらゲートのなかに入ってしまったようだ、メンバーを見るにランクはそんなに高くないような印象を受けた
「貴方どこからきたのよ!?」
周りの様子を見ていたら1人の女性が声を荒げて近寄ってきた、誠のことを民間人と思っているようだ
「どこって言われても、変な扉があって開けたらここについた?感じです」
「変な扉ってここがどこなのか分かっているの!?ダンジョンよ、ダンジョン!!」
焦っている女性をよそに誠は涼しい顔をして状況の確認していた、周りにはゴブリンやダンジョンウルフなどが取り囲んでいることを把握したが問題はハンターのメンバーのなかにオレンジ色のつなぎを着ているハンターがいることだ
『俺だけレベルアップな件』の囚人は基本的にオレンジのつなぎを着ている、そして人員不足なところに配備される条件で監視官が常駐することになっている
そして大概その囚人はランクが高い、平均でB級程度であるが人間相手では十分である
「おいおい、この坊主どこから来たんだよ。早くお家に帰ってママのおっぱいをしゃぶってなwwwww]
「そうか、雑魚にそこまで言われるとは思わなかったよ」
「あ?、今なんつった?(怒)」
「もう一度言ってやるよ、囚人の雑魚にそこまで言われるとは思わなかったよ」
ダンジョン内では異様な雰囲気に満ちていた、囚人達の殺気と誠の余裕の雰囲気ダンジョンメンバーは冷や汗をかいていた
もしかしたら、誠は囚人達に殺されてしまうかもしれないと考えるとメンバー全員が誠の前に立った
「まさかと思うがその男を守ろうってか?」
「そのまさかだ、一人の少年それも見た目は18歳かそこらの男子だそれを5人寄って集って攻撃しようなんぞ人のすることではない」
「じゃあ代わりにあんた達が相手してくれるのか?」
囚人達は嘲笑しながら武器を構えだした、監視官はダンジョンメンバーと囚人の間に割って入った
「双方武器を納めろ、これ以上の争いはお互いのためにならない。それに君も煽らないでここから出ていきなさい、ここは君がいていい場所ではない」
「うるせぇよ、監視官の分際で調子に乗るなよ」
突然監視官の背後から囚人の1人が短剣で一突きをした、監視官は口から血を出しその場に倒れ息を引き取った
ダンジョンメンバーは呆然とした、手綱を引いていいた監視官が突然殺されたことにどうすればいいか判断できなくなっていた
すると後ろにいた誠がメンバーの間をすり抜け囚人達の前に出た、監視官を端に運び自身の上着を被せ両手を合わせ祈った
「おい坊主、何やってんだよ庇ったその男に感謝しているのか?その前に俺達に謝らないといけないんじゃないのか?土下座して『ごめんなさい、許してください』って無きながら懇願してみせろよ」
囚人の1人が笑いながら謝罪を要求すると他の囚人達は大爆笑しだした、まるで自分たちのほうが立場が上であるかのように
しかし誠はいっこうに言葉を発することをせず寧ろ怒りが込み上げていた、ほんの一時でしかなかったが自分のためにこの場を収めようとした人を侮辱する囚人達を殺してやると心に決めた
原因を作ったのは自分だが監視員の為に弔い合戦をすることにした
「笑わせるなよ、貴様たちみたいなゴミクズ共に謝罪する口は持ち合わせてないわ」
「ぶっ殺す!!!!」
囚人達は額にシワを寄せ怒り狂いながら向かってきた、ダンジョンメンバーは誠を守ろうと前に出ようとするが誠は手を横に出しメンバーを止めた
まるで自分一人で十分だと言わんばかりの圧で、それに誠は手にランスロットの起動キーを握っていた
「かかってこいよクズ共、オールハイルブリターーーーニア!!!」
ブリラニア万歳と誠が発言し起動キーを掲げると周りに眩しい光が誠の周りを覆った、急な先行にメンバー達が手で顔を覆い囚人達も同様に顔を覆った
「何だこれは、お前らあいつはどこ行った」
「わかりません、眩しすぎてガキを見つけることが出来ません!!」
囚人達は誠を見失って焦っていたが誠は一切動いていなかった、普通の人間をモンスターと同じように殺している囚人に同じ末路を辿ってもらう為にあえて待ったのだ
そして光が収まり全員の視力が回復すると目の前にいたのはランスロットを纏った誠だった、全員は何が起こったのかわからないのと眼の前のフルプレートの鎧が何者なのかという疑問が出ていた
「お前はなにもんだ!?、どこから来た!?」
『あ?、何いってんだ?俺は殺気まで目の前にいたガキだよ、頭に何か湧いたか?』
「何だと!?、お前らこいつを囲んで攻撃しろ数ではこっちが有利だ!!」
囚人達が誠の周りを囲むと一斉に攻撃を仕掛けてきた、剣を振り下ろそうとするもの魔法攻撃をしてくるもの等様々な攻撃方法で向かってきた
ダンジョンのメンバーはもうだめだと諦めかけていたが攻撃が当たった瞬間囚人の剣が折れてしまった、それもそのはずランスロットの装甲はチタンと合瀬樹脂による高硬度の装甲で劇中でも通常兵器では刃が立たなかったほどである
「お、俺の剣が折れちまった、野郎ども剣じゃなく弓と魔法を使えタンクは後衛を守れ!!」
『こんなもんか?、この世界の上級ランカーは?』
誠はため息を付くとスラッシュハーケンで背後にいた囚人2人を殺した、残りの3人は戸惑うが不意打ちにやられたと判断し再び剣で攻撃しだした
誠はMVSで受けた、鍔迫り合いによる押し相撲をするが流石元上級ハンター力が段違いに強いことがわかるがゴリ押しして来るため舐めているんだろうと考えた
「不意打ちで2人殺したところで所詮は子供、力では大人には敵わないよなぁぁぁぁ!!!」
『力でゴリ押ししても意味がないことを今から教えてやるよ』
誠は囚人との距離を取り腰に据えてあったヴァリスを構え即座に引き金を引いた、囚人の腹を貫通し即死した
残りの2人は殺されると思いその場から逃げ出した、こっちとしては逃げるのは構わないがゲートの外に出られると脱獄と同様の扱いになるため止めることにした
さらに足に付いていたランドスピナーを展開し移動した、ランドスピナーは原作の同じ構造のため移動は容易かつ瞬時に移動出来る
展開したランドスピナーで撹乱し相手を困惑した
『おいおい上級ハンターはこんな残像もどきで驚くのか?、それもそうかお前らは高速移動出ることが出来ないんだもんな?』
「舐めんなよクソガキが!!!!」
1人の囚人が誠の動きを予測して攻撃してきた、しかしその攻撃は雲を斬るかのように空振りした
誠の移動速度があまりにも速すぎた為である、囚人は息を切らし肩で呼吸している様子が見てわかる
そろそろ決着をつけようとランドスピナーを収納し剣を構えた、残り2人の囚人はチャンスと言わんばかりの勢いで攻撃してきた
誠はワンパターンの攻撃に飽きていたが最後の悪足掻きと思い素直に受けることにした、案の定剣と短剣での攻撃はランスロットの装甲に傷をつけることが出来なかった
狼狽えている囚人をよそに誠はMVSで2人を斬り伏せた、ひと通り周りを見回し危険がないことを確認しメンバーの安否を確認した
『皆さん怪我はありませんでしたか?』
「あ、あぁ俺達はなんとも無い、しかし君は一体何者なんだ?」
『俺、、、ですか?』
「そうだ、君は突然このダンジョンに現れ監視官を殺した囚人達を倒し俺達の安否まで確認した。俺は君がモンスターではないという確証がないことに不安が残っているんだ」
代表の1人が本心を打ち明けてくれた、確かに突然出てきた者に安心して共に行動しようとは誰も思わないだろう
代表の周りを見渡すと不安な顔をしたメンバーを見た、彼らの表情は誠に殺されてしまうのかと思っている顔をしていた
『確かにそうですね、一緒に行動しようと言っても無理があると思うのでダンジョンを出るまで俺が1番前で歩きます。それでどうでしょうか?』
「わかりました、その提案メンバーと話して決めたいから少し待ってもらえないか?」
『それでは俺は反対の壁で待っています』
代表に提案した後メンバーは意見を交わし始めた、彼等の会話はなるべく聞こえないよう成るべき離れて待つことにした
時間にしておよそ30分程経った頃ようやく意見がまとまったようで代表が向かってきた、その顔には期待と不安の両方が見え隠れしている
「待たせたな、さっきの提案お願いしてもいいか?」
『分かりました、微力ながら頑張らせてもらうよ』
誠が一言挨拶するとメンバーはどこが微力だよって顔をしているのが見えた、囚人達を瞬殺したのを目の当たりにして本人が微力なら他の人間はどうなんだと思う面々であった
第二話、いかがだったでしょうか?
戦闘シーンは何回書いても難しいなと改めて思ったのが作者の感想です
少しでもマシに書ければいいなと思っていますので指摘や感想をお待ちしております