高専を去る夏油   作:カブト丸

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1話

私の名前は夏油傑、高専の呪術師を辞めた男だ。悟と別れた後は京極組の若頭の五十嵐さんを出会った場所である黒焉街の公園に訪れていた

 

「(あの時、この公園で偶然五十嵐さんと出逢った場所。それに裏の情報屋で得た情報では呪力すら持たない伏黒甚爾に負けた私や一度負けた悟は伏黒甚爾を打ち負かしたけど呪力すら持たない組織に入れば何か見つかるかもしれない)」

 

私は再度五十嵐さんに会う為、公園に待つ事にした。だが1つだけ気掛かりがあった

 

「(非術師を見下し殺そうとしかけた自分に五十嵐さんがいる京極組に入れるのだろうか)」

 

そう私の内に秘めたる思いを抱えた状態で京極組でやっていけれるのかどうかを考えていた、迷いがある状態で入ったら迷惑をかけると思い。答えが出るまでの間は五十嵐さんに会うのはやめよう公園を去り、菜々子と美々子を預かっている場所へ向かった。向かった場所はとあるスナックである

 

「すみません、菜々子と美々子を預けた夏油です」

 

私はスナックに入り、この店のマスターの声を掛けた

 

「傑くん、いらっしゃい。」

 

マスターは私を見て、声を掛けてくれた。私はカウンターの椅子に座り

 

「マスター、いつも菜々子と美々子の事でありがとうございます」

 

「礼なんていいって事よ、あの子達を見てると自分の子だと思うから気にする事はないよ」

 

マスターは菜々子と美々子の事を自分の子として思っていたらしく、正直私が呪霊に命を奪われて死んだ場合。きっとマスターなら彼女達の面倒は見てくれるだろう、そんな時間に扉の開閉音がした

 

 

 

 

〜京極組〜

 

五十嵐side

 

俺の名前は五十嵐幸光、京極組の若頭だ。今日はとあるスナックの守代を誰かに行かせようと考えていると

 

「カシラ!!スナックの店長から電話です」

 

内容は半グレ2人がスナックで暴れているとの通報があり、国生に行かせようと考えたがこの時は妙に国生一人ではなく俺も行こうと考えていた

 

「よし国生、俺も行こう」

 

「カシラも!?」

 

「あぁ、スナックに行くぞ」

 

国生は俺が動くとは思っていなかった為少し驚くが、俺は国生を連れて。スナックに着いて入ると半グレの二人は何かに呑み込まれてながら

 

「助けてぇ」

 

「もうこの店には来ないから」

 

「駄目じゃないか、猿が人の言葉を使っちゃ。猿は猿らしく猿の言葉を使わないと」

 

2人の半グレを見下しながら喋る夏油だった、

 

五十嵐side out

 

〜五十嵐と国生が来る少し前〜

 

スナックに入って来たのは半グレの2人で私はその2人組を見て

 

「マスター、彼らは」

 

私はマスターに彼らの事を聞くとマスターは

 

「彼らはよくこの店に来る半グレの二人組だ」

 

マスターは私の質問に対して答えて、半グレ2人はマスターの元に近づくと

 

「マスターさんよぉ、いつになったら生きた化石(京極組)から俺らに切り替えるの?俺ら。いつまでも待てない主義なんだけどさぁ」

 

その半グレの1人はマスターに京極組から自分達に切り替えろと言い出し、もう1人の半グレは私に近づき

 

「俺ら、大事な話をしてるから出てってくれねぇかな?出て行かないのなら少し痛い目に合わせて貰うぜ」

 

「私は此処の客じゃないから出て行かないよ」

 

その半グレは私に出て行く様に言われ、そんな半グレに素直に従う私ではなかったがその半グレは腰に隠していた警棒を持ち。

 

「じゃあ、体で教えるしかねぇな!」

 

私に向けて振り下ろした、無論私は高専で培った体術訓練で半グレが持つ警棒を避けるが聞き慣れた音が聞こえ。腹部に痛みを感じて、手を腹部を触れて見ると血が出ていた

 

「私も鈍ったかな?こんなの造作も無かったのに」

 

銃による発砲だった、銃で私を撃ったのはマスターと話していた半グレだった。その隙にもう1人の半グレに警棒を頭から殴られて、片膝をつき

 

「テメェはもう終わりだ、素直に従ってさえすれば命だけはとらねぇで済んだのにな」

 

「まっ、従っても殺すだろう?お前は」

 

半グレは元より私を生かすつもりは無かった、だが私の脳裏にふと浮かぶある言葉が思い浮かんだ

 

非術師()を殺せ、唾棄すべき非術師()共は生きる価値は無い

 

以前とある集落の件でその現地の人達の姿を見て、醜態と言ってもいい程醜い心を目の当たりした私はこの半グレ2人と照らし合わせ。私は本心…いや役割を

 

「(そうか、漸くわかった気がした。私が本当に殺したかった猿が)」

 

本当に唾棄すべき者は人の心そのものを持たない人間の皮を被った外道()そのもの、私はそっと立ち上がり、外道()には見えないだろう。私の腰程の大きさの蝦蟇の呪霊2体を呼び出し、その半グレ2人を襲わせた。無論外道()が持っている呪具じゃない得物を使っても呪霊は祓えない

 

「(そう、この外道()を殺す為に私は生を受けたんだ)」

 

外道()が悲鳴を上げるが私は外道()を見下しながらこう言い放った

 

「駄目じゃないか、猿が人の言葉を使っちゃ。猿は猿らしく猿の言葉を使わないと」

 

外道()共が私の冷徹な眼差しを見ながら恐怖し、蝦蟇に飲み込まれて死んだ。例え呪術界から私という人間を呪詛師と認定されても私は外道()殺しを辞めないけど

 

「夏油、さっきのは一体」

 

私が余韻に浸っていると声を掛けて来たのはあの時公園で会った五十嵐さんだった

 

「さっきの?あぁ、私の術式で外道()を殺したんですよ」

 

私は五十嵐さんに術式である呪霊操術を教えた、呪霊が見えない五十嵐さんと隣にいる人には理解出来ないけど

 

「(夏油が術式を使って半グレを殺したのか、もし夏油をこのまま放っておいたらまずい。ならば)」

 

五十嵐さんは私を見て、私に近づいて

 

「夏油、もし良かったら組に入らねぇか?」

 

五十嵐さんは私に京極組に入らないかと誘って来たのだ、近くにいた人も驚いた

 

「カシラ!?まさか若いのを」

 

「あぁ、このまま夏油を放っておけば半グレになって。俺たちの敵になる、だから夏油を京極組に入れる」

 

五十嵐さんは私の未来を見据えているのだろう、何れ五十嵐さんに会って京極組に入れるかどうかを訪ねるつもりだった

 

「五十嵐さん、先程の件ですが受けさせて貰います」

 

私は五十嵐さんの誘いに乗り、五十嵐さんは私の答えを聞いて

 

「分かった、夏油。極道の世界は上下厳しいぞ、それでも良いか」

 

「えぇ、構いません。それとあの娘達の事ですが」

 

五十嵐さんは私に任侠の世界の厳しさを教える為、私は覚悟など当に決まってるが五十嵐さんに美々子と菜々子を教え

 

「あの娘達の事か、任せろ。信頼できる所がある、その施設に預らせる」

 

「ありがとうございます」

 

正直言って高専の時は死と隣り合わせで今は京極組に入った身である以上、あの娘達を私の近くに居させたら危険な目に合わせたくないから。五十嵐さんは私の本意を見抜き、信頼できる施設に預らせると言って。私は美々子と菜々子の元へ行き

 

「美々子、菜々子。私は今から京極組にお世話になるからしばらくの間は会えないから我慢できるかい?」

 

私は遠回しに言い、美々子と菜々子は私の言葉を聞いて

 

「うん、我慢出来るよ」

 

「夏油様の言い付けなら我慢出来る」

 

私はその言葉を聞いて笑顔になり、彼女らの手を引き。五十嵐さんの所へ行き

 

「では美々子と菜々子をお願いします、五十嵐さん」

 

「おう、任せとけ」

 

私は五十嵐さんにそう言って、五十嵐さんは笑顔で答えてスナックを出ていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏油達がスナックを出ていって数十分後

 

とある人物がスナックに入店した

 

「いらっしゃい、って随分と背の高い子だね。夏油君と同じくらいだね」

 

「…………………」

 

その人物は背が高くて白髪でサングラスを掛け、その正体は元高専の生徒であった夏油の親友であり最強の1人で会った悟だった。悟はマスターの言葉を無視して店内をじっくりと見渡し

 

「(傑、本当に非術師を手に掛けたのか?)」

 

「ねぇ、無視は良くないよ、君」

 

「あぁごめん、知り合いが此処に待ち合わせってメールでやり取りしてたけど間違えたみたいだから出るよ」

 

悟は六眼に映る残穢を見て、傑の呪霊操術だと判断して高専に戻った悟はこの事を夜蛾に報告した。この数年後再び会う事を悟と傑は互いに知らない

京極組に入った夏油の同期は誰にする?

  • 一条と海瀬と相良
  • 仙石
  • 守若
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