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プロローグ ー転生の道ー
目覚めると辺り一面真っ白な空間にいた。
「いつの間にか寝てたようだな?それにしても・・・・・どこだ、ここ?」
気づいたら見知らぬ場所で寝てた。そんな事実に戸惑いながらも自分の置かれた状況を確認するため周りを見渡すが白い空間が広がるだけで何も分からない。とりあえず出口を探そうと歩きだしたその時!
「おはよう!ようやくお目覚めかな少年?」
後ろから俺の名前を呼ぶ声が聞こえたので振り向くと一人の男性が笑みを浮かべながら立っていた。
神官服を纏い金色の翼を広げ腰まで伸ばした金髪のイケメン、まるでアニメや漫画に登場する神様みたいな姿に驚いて言葉が出ない。
「まずは自己紹介から、僕は君達の世界で言うところの神様だよ。よろしくね〜!」
(本当に神様だった。しかし何で俺の目の前に神様が現れたんだろう?自分の家でゴロゴロしながらスマホをいじっていただけなんだけどな〜?)
そんな事を考えてると、神様が衝撃の事実を語り出した。
「なぜ僕が現れたか疑問に思うだろう。なので事実だけを伝えるから落ち着いて聞いてくれ、
「へ〜死んでしまったね〜・・・・・・嫌ちょっと待ってくれ、俺死んじゃったの!?何で!?」
「落ち着いてくれ、ちゃんと説明するから」
どうして自分が死んだのか説明してくれるようなので一旦落ち着いて神の話を聞くことにした。
「それではどうして君が死んでしまったのか、それは僕が君の寿命を間違えて消してしまったんだ、完全にこちらのミスだ!本当に申し訳ない」
「成程。しかしいきなり死ぬことになるなんて全くついてない。彼女すら作れずに人生が終了するとは残念」
「そんなに落ち込まないで、君を死なせてしまったのは僕のせいだからね。お詫び別の世界へ転生させてあげるよ!」
「マジで!転生できるの!?ちなみ行き先は何処なんだ?」
「まだ決めていないんだ。たから君が転生先を決めてもらっていいよ。何処か行きたい世界があるのなら好きに選んでくれて構わない」
「それなら、【ハンドレッド】の世界に転生させてくれ。それから生まれは皇国ヤマトで原作主人公と同じ世代にしてほしい!」
「いいよ!それから特典を幾つか付けさせてもらうね。今回の件は此方が悪いから君の好きなを選んでくれて」
「それじゃあ、一つ目はヴァリアントの
「了解した。あまり特典を与えすぎるのは良くないけど君には大変迷惑かけたから仕方ないね。ちなみに特典で決めたヴァリアントの
「いいのか。自分でもかなりチートな能力を特典に頼んだと思うけど本当に貰って大丈夫?」
「いいよいいよ気にしないで、元々君を死なせてしまった此方の落度だし、そのお詫びだから気にせず受け取ってくれたまえ!サービスだと思っていいからさ。それから、君の生前の記憶は転生先でも残り続けるから安心してね!」
「そうか、なら遠慮なく貰っていくよ。ありがとう!」
「どういたしまして。おや?もう時間のようだ、そのまま待機しててくれ、そろそろ準備完了するから」
どうやら時間が来たらしい。自分の身体が光り始め、光の粒と成って消えていく。
おそらく【ハンドレッド】の世界に転生するのだろう、そんな事を考えてると神様が俺に声を掛けてくる。
「それじゃあ、向こうの世界で新たなの人生を存分に謳歌してくれ!行ってらしゃ〜い!」
そんな神様の言葉を最後に俺の意識は沈んでいった。
気が付けば見知らぬ天井を見ていた。どうやら無事に転生できたらしい。俺の目が覚めた事に気づいたのか一人の女性がこちらに近づいてくるのが見える。多分俺の母親だろう、彼女はそばまで来ると俺を抱えてあやし始める。
「あら?シオン、起きちゃったの。ぐっすり眠れた?」
「あぅ」
苗字は分からないがこの世界でも俺の名前は変わらない様だな。まぁ違う名前より同じ名前の方が覚えやすくていいだろう。
そんな事を考えいると男性が一人俺達に向かって来るのが見える。恐らく俺の父親なのだろう、こちらに笑顔を向けてこちらに声を掛けてくる。
「シオ〜ン。お目が覚めの様だな、お腹は空いてるか?」
「う〜う」
特にお腹は減ってなかったので首を横に振り大丈夫だと伝えた。そしたら両親が驚愕の顔で固まっていた。
何故?なんて考えていると突然両親が喜び始め、二人で喋り倒し始めた。
「おお!産まれてまだ一カ月も経ってないのにこちらの言葉を理解して応答できるなんて、この子は天才だな!将来が楽しみだよ!」
「そうね!きっと貴方のように強くて頼もしい子になるわ!」
「ああ。そして君みたいに心優しい立派な子に成長するよ!」
「だからこそ、私達がこの子を大切に育てて行かなきゃね!!」
そんな両親の親バカな会話を聞いて苦笑しながらも、二人の優しい姿を見て嬉しく思っていた。
この世界で新たな人生が始まと思うとワクワクしている自分がいる。
(
寝静まった夜、両親が眠ってから起き上がり転生する際に神様から貰った特典を確認する。先ずは、自分が本当にヴァリアントになっているか確かめる為に意識の奥に深く潜り始める。
しかし、それほど簡単にいくはずもなく苦戦させられる。
(駄目だ、何にも起こらない。ヴァリアントの
赤ん坊の身体では早すぎるのか身体に変化は無い。今日はここまでにしてそろそろ眠ろうとした時だった。
どくんっ!
心臓の鼓動が大きく跳ね上がる。体温が熱くなって、そしてシオンの瞳が
(来た!ヴァリアントウィルスの活性化。このままだと暴走して家族を危険に晒してしまう!)
胸の鼓動が速まり意識が遠ざかる感覚、ヴァリアントウイルスの活性化によってヴァリアントの
(落ち着け、意識を保つんだ。ヴァリアントの
ウイルスの活性化によって暴れ始めそうになるが、自我を保ちヴァリアントの
しばらくすると鼓動が安定していき身体の熱も下がっていくのがわかる。どうやら活性化したヴァリアントウイルスに俺の身体が適応したようだ。
身体からセンスエナジーが放たれている事から無事にヴァリアントの
(なんとか無事にヴァリアントに覚醒することができた。これから
転生する前は高校生のシオンだが、今は生まれたばかりの赤子でしかない。まだ身体が発達してないから鍛えることも難しい、一人で出歩く事もままならない。
(この身体じゃあやれる事は限られてくる、最初はセンスエナジーの制御に取り掛かろう。ヴァリアントの
これからの方針を決めたシオンは貰った他の特典については明日にでも確認すればいいと思い今日はこれで終わりにした。
(原作が始まるまで時間はあるし、リトルガーデンに入学するまでにやれる事はやっておこう。あの神様に貰った新しい命を無駄にしない為にもこの世界で強くなって、次の人生を謳歌しよう!)
こうして【ハンドレッド】の世界で第二の人生を手に入れたシオン。この先、彼に待ち受ける運命とは何か?それはまだ先の話。
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