脹相転生inキヴォトス 作:西中の虎の兄
4~6月は私用で忙しかったからか執筆時間がなかなか取れず、気づけば前の投稿から2ヶ月近く経っていました……
用事も一段落したので7月は週1投稿を目指します!!
話は変わりますが東方紅魔郷がSwitch2で出るらしいですね……
まだ発売まで2か月くらいありますが、もうすでに楽しみですね!!
麻薬密売組織を瓦解させてから10分後、俺は例の盗撮犯がいるであろう建物へとたどり着いた。
「ここか……変な噂を流しまくった奴がいるのは……」
中の様子を見てみるとカメラを持って建物から出ようとしている少女が居た。制服を見るに恐らく、ゲヘナの生徒だろうか……?
「ふふっ、今日も鬼神の活動が沢山撮れましたねぇ……」
やはり、今の発言からして彼女が例の盗撮犯と見て間違いないだろう。
(こうなったら、出待ちして捕縛するか……)
少女が外に出てくるのを待ちながら様子を観察していると、あり得ない言葉が聞こえてきた。それは……
「これで写真は手に入りました!後は記事の内容を考えるだけですねぇ!」
(記事の内容を考えるって嘘だろ!?普通、写真を撮るだけじゃなくて取材もするだろ……!!)
一旦それは置いておいて*1先程からずっと彼女を見ていて思ったのだが……
(なんか、烏天狗の詰め合わせセットみたいな奴だな……!?やってることは射命丸文なのに直接ちゃんと取材してないから出来上がる新聞はダブルスポイラー前の花果子念報みたいなことになってるし……)
一言で簡潔に表すなら、「翼を捥がれた烏天狗」と言ったところだろう……多分。
そんなことを考えていると、ついに少女が建物の中から出てきた。
「あとは帰って編集でもしましょうかねぇ……」
様子を見る限り、完全に油断しきっているようだ。捕まえるなら今が好機だろう、そう思い俺は立ち去ろうとしている少女の肩を掴む。
「……おい、少しいいか……?」
「……なっ、なんで鬼神がここに居るんですかぁっ!?聞いてませんよ!!」
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今、俺は盗撮犯を尋問している。ついさっき分かったのだが、彼女の名前は元宮チアキといい、ゲヘナの1年で万魔殿に所属しているらしい。
「お前だよな?勝手に俺をネット記事のネタにしてたのは……」
「ごっ、ごめんなさい……それに関しては反省してるので許してくださいよぉ……」
「……なら、もう記事捏造しないって約束できるか?」
「えっと……そ、それはちょっと……」
「おい、そこは言いきれよ……!!」
(コイツ、絶対1ミリも反省してないだろ……!!)
こうなったらあれをやるしかないか……
「おい、チアキ」
「えっ……もしかして許してくれるんですか!?」
「ああ、そうだ。」
「本当ですか!?ありがとうございま――」
流石にそんな簡単に許すわけがないだろう、多少は痛い目を見てもらわないと気が済まない。
「ただし、俺との決闘に勝利したら――だがな!!」
「ええっ!?そんなぁっ!!」
「安心しろ、一方的に蹂躙するようなルールにはしないから」
決闘の内容は『弾幕ごっこ』こと『命名決闘法』だ。これは俺が前世で好きだったゲーム『東方project』のバトルシステムで、妖怪と人間の力量差を埋める為に生まれたルールらしい。これを活用することで俺とチアキが公平に戦える、と言うわけだ。
中でも、射命丸文が自機を務めた東方文花帖は特殊で回避するだけでなく、ボスが放ってくる弾幕を撮影しなければならない。これなら新聞記者にふさわしい弾幕ごっこの形式と言っても過言ではないだろう――と言うわけだ。
ちなみに、キヴォトスには『東方project』っぽい『西方project』というゲームがあるということ*2をこの前知った。また、『ファイナルファンタジー』っぽい『ファイナルファンタジア』、『ゼルダの伝説』っぽい『ゼルナの伝説』とかパクリゲーみたいなネーミングのゲームが多数存在しているようだ……
「
「そうですね……ですけど――!!」
「……なんだ?」
「貴方の技を避けながら写真を撮るなんて無理に決まってますよぉ!?」
「大丈夫、大丈夫。5回までならリトライチャンスあげるから!!」
「それ絶対、私のこと許す気ないじゃないですか!?」
「ソソソ、ソンナワケナイヨ……?」
「図星じゃないですかぁ!!私、普通に死んじゃいますよぉ!?」
大丈夫、死にはしない……多分。そのためにスペルカードルール持ってきたから……
「……でも、やるだろ?」
「やりますけど……」
「それじゃあ、準備が出来たら始めようか」
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「……それじゃあ、最後のルール説明をしよう。ルールは簡単。撮影者側からの攻撃は禁止、1回でも被弾したらチャレンジ失敗、俺の技を綺麗にカメラに収めること、挑戦可能回数は最高5回。この4つだけだ。」
――と言うわけで早速、弾幕ごっこを開始したわけなのだが……
(コイツ、思ったよりやるな……回避しか見てないけど。)
何が凄いかと言えば、俺が大量に放っている血星磊の弾幕を被弾せずに回避しきれているところだ。だが、恐らく――
「弾幕に隙間があれば、そこに入って来るよなぁ!?」
(せっかくだ、訓練とかで使おうと思ってる手加減した技の試運転と行こうじゃないか!!)
俺は百花繚乱での模擬戦の際、毎回銃で撃たれて死の恐怖を感じているので訓練の方式を変えようと考えていた。
(「反転術式があるから大丈夫だろ?」って?回避にも限度はあるし、痛いものは痛いんだよ……)
その際に辿り着いたのが殺さないための手加減をしつつ、本気で戦闘のできる命名決闘法だった。これを用いれば模擬戦で俺が死にかけることは無いのではないかと委員長に提案したのだが、案の定却下されてしまった……
(そりゃそうか、キヴォトス人って銃で撃たれても大怪我しないし……)
よくよく考えてみたらそんなことをする意味はほぼ皆無な気がする……
(まあ、スペルカードルールを提案したって言ってもスペルカードなんてないんだけどね☆)
「赤血操術――苅祓!!」
「……ふぇ!?」
当然だが、油断していたチアキには苅祓を避けることも撮影することもできず、そのままダメージを喰らって1度目のゲームオーバーになってしまった。
「安全地帯に攻撃なんて酷いです!!」
「誰も安全地帯をやるとは言っていないが……?」
「くぅ~……悔しいですっ!!」
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続く2回目の挑戦、今度は――
「一度見た攻撃はもう喰らいませんよ!!」
「……思ったよりやるようだな」
チアキは回避に成功し、苅祓をカメラに収めることにも成功した。だが――
「一つクリアしたぐらいじゃあ、喜ぶにはまだ早いぞ……喜ぶなら残りの4つをカメラに収めてからにしな!!」
そう言って俺は2つ目の技を使用する。
「穿血……!!」
「うわぁっ!?あともう少しで当たるところでした……」
これまたチアキは回避に成功し、穿血をカメラに収めていた。……穿血は直線でなら速いが、来ると分かっていれば回避することは容易い。それに――
(やっぱり、よく使ってるのもあってか穿血は種が割れてるな……)
チアキはずっと俺を追いかけて写真や動画を撮りまくっているくらいだ。俺の技はほとんど知られているものとして考えた方がいいだろう……
それでも流石に次に待ち受けていた「苅祓・解」を回避することは出来なかったようだ……
「こんなの避けれるわけないじゃないですか!?斬撃なんて見えてませんよ!?」
「いや、パターン化すれば躱せるだろ……?」
「できる訳ないじゃないですかぁっ!?」
「……ガンバレー」
このあと、チアキはもう一回「苅祓・解」でゲームオーバーになってしまったが……
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「なっ、なんとか3回目で回避できましたけど……見えないってことは写真に写りませんよね?」
「それはそうだが……まあ、撮れたってことにしとこうか……」
本当なら「苅祓・解」で終わりにしたかったのだが――
(コイツ、思ってた以上に技に適応してくるな……*3)
正直、ここまで強いとは思っていなかったのでかなり油断していた。
(だが、ここから超新星は回避できまい……)
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……と、そんな風に考えていた時期が俺にもありました。*4
(普通に回避されたんだが!?全方位散弾の超新星が!?)
「…………マジか」
「もしかしてですけど……私がこれを回避出来ないと思ってたんですか?」
「……そうだが」
こうなれば仕方ない、
「赤血操術――百斂……」
(今、皆「人間相手に血彗を撃って大丈夫なのか?」って思ったよな……?縛りでダメージ下げたから大丈夫だと思う……知らんけど)
「えっ、速いっ!?ちょっ、待っ……ぎゃあああぁぁぁぁぁっ~~~~!!!」
悲報、全然無事じゃなかった件。威力を抑えたおかげで貫通はしなかった様だが、スナイパーライフルの倍ぐらいの威力は出ていたようだ……
「すまない、わざとじゃないんだ」
「いや、殺意しかないですよぉ!?私をなんだと思ってるんですかぁっ!?」
「……射命丸文と姫海棠はたてのハイブリット?」
「私は烏天狗じゃないですよぉ!?どうしたらそう見えるんですか!?」
「……だってブン屋だし、出鱈目しか書かないし……なあ?」
「どういう理論なんですか!?それに私は出鱈目なんて書いてませんからね!?」
尚、このあとなんとか5回目で血彗を回避することに成功し、弾幕ごっこで勝利したチアキであった……
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―それから数日後―
俺はパトロールを終えて、百花繚乱の部室でお茶でも飲んでくつろごうと思っていたのだが……
「は?なんだこの記事……」
部室に置かれていたのは1部の新聞だった。取り敢えず、内容を確認してみようと一面を見るとそこには……
『週刊万魔殿記者、元宮チアキが百鬼夜行の鬼神に勝利!!』
という内容が書かれていた。まあ実際、弾幕ごっこで負けたしこういう記事を書かれても仕方ない……とは思う。ただし――
(噓は書いてないけどさぁ……弾幕ごっこっていうルールで勝利したってことが何処にも書いてないじゃねぇか!?)
そう、これだと俺がチアキとガチで殴り合って負けたかのように見えるのである。
「やっぱりアイツ、翼を捥がれた烏天狗だろ……」
俺はチアキを調子に乗らせないためにも、あの時本気で叩き潰しておくべきだったと、そう後悔したのであった……
西方projectの下りは適当です(なんかあの世界ならありそうだな~っていうノリです)
―次回予告?―
ユキノ「次回は私たちの出番か……」
オトギ「前の時はチームの名前しか出してもらえなかったしね」
ニコ 「次回、『多分、チームYKNOだった気がする(知らんけど)』!!」
クルミ「チームYKNOってなんなの!?ねぇ、意味わかんないんだけど!!」
以上、駄文でした(じゅじゅよこくみたいなのを書こうと思ったらただの駄文に……)
アヤメの強化について
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やってくれ、必要だろ
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無くていいかな……