脹相転生inキヴォトス 作:西中の虎の兄
ふと思ったんですが……敵味方クラフトに登場するネオセブンズのアザリアと鷲見セリナって、意外と共通点が多いな、と。
共通点1:テレポートができる
共通点2:相手の居場所を推測して当てる
共通点3:可愛い
――というわけでアザリア=鷲見セリナ立証完了……(五条「んなわけねぇだろ!!」)
夏休みも終わり、俺は久々にトリニティを訪れていた……
(取り敢えず、近頃噂のジャブジャブヘルメット団でも狩るか……)
「お久しぶりですね、脹相さん」
そんなことを考えているうちに、いつの間にか誰かが背後に現れて話しかけてきた。
「誰だ……?って、久しぶりだな、ミネ。元気だったか?」
「はい、貴方も元気そうでなによりです。」
この時、俺は一つ違和感を抱いていた。そう、つい直前までミネの存在を感じ取れなかったからである。
(ミネのような強力な神秘を持つ人間が近くにいたら、俺が気付かないはずがない。つまり最初からそこには存在していなかった、ということなんだろうが……)
取り敢えず、俺は思い切って本人に聞いてみることにした。
「なあ、ミネ……お前って瞬間移動できたりするのか?」
「いや、できませんが……」
「――そうか、なんか急に現れたような気がしてな……」
「ああ、それに関してなんですが……セリナの推測です」
(推測ってどういうこと……!?――っていうかセリナって誰だよ!?)
「つまり、急にミネが俺の背後に現れたのは……」
「はい。セリナが貴方の居場所を推測し、私を送り込んだからですね……」
「……つまり、そのセリナって奴が瞬間移動できるってこと?」
「ええ、そういうことですね……」
(いや、なんだよそれ……チートじゃねぇか!?あと、絶対推測じゃなくて遠くからずっと監視されてるヤツじゃん……)
――と思ったが、今はそれは置いておくとして……
「それにしても、何の用だ?」
「――実は、あなたに会いたいという方がいまして、その方に頼まれて呼びに来たというわけです」
「じゃあ、事前に連絡でもして欲しかったんだが……今日はジャブジャブヘルメット団を潰しに行こうと思ってたから時間の都合が――」
「……であれば、私も手伝いましょう。2人がかりであれば効率よく救護できますから」
「……ソウダネー」
お前は救護する人間っていうよりは破壊神系フォルターの同類だろ、と思いながらも俺はミネと共にその場をあとにした……
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――というわけで俺はミネが付いてくるというハプニングに見舞われながらもジャブジャブヘルメット団のアジトに来たのだが……
「救護ッ!!」
「グェッ!!」
「救護ォォォォ!!」
「ぎゃあああああああああああああ!?」
「救護ッ……!!」
「ぺぎゃっ!!」
「救護ォォッ!!」
「ぎにゃぁぁぁぁ!!」
実は俺はここに来てからほとんど何もしていない。そう、ほとんどのヘルメット団をミネ一人でぶっ飛ばしているのである。
(これ、俺がこの場に居る意味ある……?)
そんなことを考えているうちに、ほとんどのヘルメット団員がミネに仕留められ、残ったのはリーダーと思わしき赤髪*1だけだった。
「くっ、来るな……!!」
「……救護します。」
ミネは逃げ惑うヘルメット団のリーダーを壁際に追いつめていく。
(手伝ってもらっといてこんなこと言うのもなんだけどさ……ミネ。やっぱりお前、救護騎士団より破壊神の方が向いてるよ……)
「来るなァァァァァァァァッ!!!」
「……救護します。」
逃げ惑うヘルメット団のリーダーにどんどんとミネが近付いていく……
「うちのそばに近寄るなァーーーッ!!」
「救護ォォォォォッッ!!」
メシャッ!!
「アッ――」
今、明らかに頭蓋が砕ける音と断末魔が聞こえたような気がしたが……まあ、気のせいだろう……気のせいだよね!?
「全て片付きました。それでは行きましょうか」
「アッ、ウン、ソウダネー……」
(俺は何も見なかった、俺は何も見ていない……)
そう、自分に言い聞かせながら、俺はその場を後にした。
ちなみに余りにヘルメット団が不憫だったのでヴァルキューレではなくミネ経由で正実に引渡してもらうことにした……
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その後、俺はミネに案内されて救護騎士団の部室を訪れた。そこで俺を待っていたのは――
「やあ、初めまして。私はティーパーティーのホストの一人、百合園セイアだ。宜しく頼むよ、脹相」
「ああ、よろしく……」
「――では手始めに、君が最近話題のシャドウだね?」
「……!?」
(なんなんだコイツ……!!シャドウの正体はヒフミにしか明かしていないはず……!!)
俺は思いがけないセイアの言葉に身構えた。果たして彼女は何者――
「すまない、そんなに身構えないでくれ。安心したまえ、シャドウの正体を知っているのは私だけだよ。」
「……」
「どうしたんだい……?私の顔に埃でもついているのかい?」
「いや、後ろ……」
そう、セイアの後ろにはまだミネがいたのである。
「あっ、あの……私は話に関係ないでしょうし外に出ていますね……」
「……すまないね、ミネ」
ミネは自分がこの話に関わらないほうがいいと悟ったのか、足早に教室を後にした。
「何でお前はシャドウが俺だって知っていたんだ?」
「ふふ、信じられない話かもしれないがね……私は未来予知という異能を持っているんだ」
「……ああ、エピタフみたいなものか」
ここまで感じていた違和感にようやく納得がいった。
(もしかするとだが……セリナ云々はセイアの秘密を守るための嘘だったんじゃ……?)
「そのエピタフが何かは知らないが……実はね、私は今日この場所で君と会うことになることは知っていたんだ」
「……というと?」
「私の未来視は君が思っているほど便利なものじゃない。恐らく君は数秒先の出来事を見ることができるようなものを想像していると思うが、そうじゃない。……正確には予知夢を見る能力だよ」
(……ってことは、エピタフというよりは犬走椛と解釈する方が正しいのか……?)
「そういう能力だから君が今日トリニティを訪れることは分かっていても、細かい時間までは把握しきれない。つまり、入れ違いになるリスクは多少なりともあったんだ。」
「……まさか」
「ああ、その通りさ。そこで救護騎士団の
つまり、鷲見セリナっていう、なんかネオセブンズっぽい能力持ちの人も実在するってことか……
「それにしても……驚いたり疑ったりしないんだね」
「それで、その予知夢で俺に関係のある未来が見えたということか?」
「いや、逆だよ。例えば、少し前の栗浜アケミ捕縛の件も予知夢で見た。だけどね、君の姿は確認出来なかったんだ」
「……はて?」
「正確に言うと、恐らく君がいたであろう場所が黒くぼやけていて、君の姿は上手く確認出来なかったんだ」
「……よく分からんけど、シャドウも同じように黒くぼやけてて俺と同じだったから同一人物って分かったってことだろ?」
「ご明察、そういうことさ」
「……ちなみに前例は?」
「無かったさ、こうなったのは後にも先にも君が初めてだよ。」
(……何が原因だ?それらしき要因は……)
「何か心あたりでもあるのかい?」
「ああ、一つだけな。これは俺の知り合いから聞いた話なんだがな、ヘイローを持ったキヴォトスの生徒が銃で撃たれても深手を負わないのは【神秘】と呼ばれる力を持っているかららしい。そして、俺が持つ【呪力】とそれに近い【恐怖】は神秘とは正反対にある力で、いわば神秘の裏側――言ってしまえばコインの裏表の関係だ」
俺は間を空けずに続けて言う。
「そして、時に【神秘】は生徒に異能を与える。お前の予知夢とかゴリ………じゃなくてミカの隕石、セリナって奴の瞬間移動がそれに当たるんだろう……多分」
「多分って……確信はないのかい?」
「言っただろ、知り合いから聞いた話だって……」
「そうか……でも、大体理解したよ。君の話からして私の予知夢が黒くぼやけたのは神秘とは真逆の性質を持っている呪力の影響で間違いないだろう」
「理由が分かったならよかったよ。それで、要件はそれだけか?」
「いや、3つほどあるよ。いいニュースからか悪いニュースからかどっちから聞きたい?」
「じゃあ、いいニュースから聞こう」
「近々、このキヴォトスに頼りになる大人が現れるだろう」
おお、ついにここに来て先生が来る兆しが……
「……と言うわけで君に頼みたいことがあるんだ。その大人を、先生を一番近くでサポートしてやってほしいんだ。頼めるかい?」
「ああ、了解した。……それで2番目は?」
「……近い将来、私は殺されるだろう」
2番目でこれって3つ目はどうなってるんだよ、と俺は心の底から感じたのであった……
完全に忘れてましたが、先日(7月28日)は投稿開始から0.5周年でした……
――というわけで記念で何を書くかのアンケートを取っているので投票してもらえると嬉しいです!!
―余談―
つい昨日、カゲマスの外典を読み終えました。アルファ曇らせ最高!!
――というわけで、曇らせ好きの方は見てみてはいかがでしょうか……
0.5周年記念どうする?(2年生編完結後になります)
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ナグサの出番もっと増やして……
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本編優先ッッ!!