脹相転生inキヴォトス   作:西中の虎の兄

24 / 28
お気に入り登録、評価、感想、アンケートへの投票ありがとうございます!!

前回のあとがきでも書きましたが、0.5周年記念アンケートを実施しているので投票していただけるとありがたいです!!(締切はお盆前後を予定しています)


Chaos day

 

前回までのあらすじ!!
 

 

 

 

 

 

(ミネが)ヘルメット団を滅ぼした
 

 

 

 

 

 

 

「……近い将来、私は殺されるだろう」

 

「……は?」

 

なんか、突如として(私)殺害予告してきたんだが……怖

 

「……まさかとは思うが、その暗殺者を事前に始末してほしいってことか?」

 

「いいや、私はそこまでしてくれとは言っていないよ?」

 

「だから、お前を見捨てろと?」

 

会ってまだ1時間も経っていないとはいえ、知り合いが殺されるのはさすがに気分が悪い。

 

「……落ち着いてくれ、脹相。まだ話は終わっていない。私はね、実行犯の説得を試みようと思っているんだ」

 

「『俺の運命は俺が変える!』*1的なアレね……」

 

「ああ、そういうことさ。そのまま殺されてしまうかもしれないがね……」

 

今は殺されないことを祈っておこう……

 

「それで最後の一つは?」

 

「君の部活、百花繚乱紛争調停委員会についてだよ」

 

「マジか……」

 

前世でブルアカやってなかったから分かんないけど、もしかして百鬼夜行もメインストーリーに関わってたりするのか?

 

「……近々、百花繚乱紛争調停委員会は解散することになる」

 

「……?」

 

「……と言っても詳しいことは私でも分からないんだけどね。」

 

「……分からないんかい!!」 

 

詳細まで教えてもらえると思っていたので、つい関西弁でツッコんでしまった。

 

「ただ一つ確実なことがあるとすれば……近いうちに委員長の座を巡って継承戦が行われるだろうね」

 

「継承s――」

 

 

 

ドカアァァァァァン!!

 

 

 

気になっていたことを聞こうと思ったら、突如として外から轟音が聞こえてきた……

 

(まさか……ゴリラの襲来か!?)

 

「そうだ、君にはまだ伝えていなかったんだが……今日はトリニティに狐坂ワカモが襲撃してくる日なんだ」

 

「……はああああああああああぁぁぁぁぁ!?」

 

もっと早く言ってくれよ!!……っていうか、なんでワカモは脱獄してんだよ!?アケミを見習って大人しく牢屋に入っとけよ!?

 

(まあ、でもほっといても青桃色の破壊神がなんとかしてくれるだろ……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(――とそんなふうに考えていた時期が俺にもありました)

 

単刀直入に言おう。ミネはワカモが引き連れてる配下を盾で殴るのに夢中でワカモに辿り着いていないらしく、ワカモがフリーになってしまっている。

しかも、運が悪いことに正実の最高戦力である剣先ツルギは任務で出払っており、ワカモと戦える人手がいないのである……

 

(えっ、銃を持ったゴリラはどうしたって?銃を持ったゴリラはジャングル(ラヤナ)でバナナでも食ってるんだろ……知らんけど)

 

……というわけでまさかの想定外のワカモ討伐戦が始まってしまった。

 

(「許さんっ!!」って言いたいところだけど、臨時収入が有難いので許そう。)

 

案の定、俺は今金欠なのである。この前の栗浜アケミ戦での報奨金は家の全部の部屋にエアコンを付けようとした結果、全部エアコン代に消えてしまった。さらに、ナグサに焼き鳥ATMにされて、今すごーく金欠なのである……

 

(今の俺の所持金?――私の所持金は53円です……*2

 

セイアから聞いたところによると、ワカモはトリニティ駅付近にいるらしい……

 

(まーーーーたあの駅かよ……ゴリラの次は狐に破壊されてんのか?)

 

俺は足早に駅へと向かったのだが……

 

「救護ォォォォォッッ!!」 

 

「グハッ!?」 

 

「救護ッ!!」

 

「ウボァー」 

 

「救護ォォォォ!!」 

 

「「タコスッ!!」」

 

「救護ォォッ!!」 

 

「うっ、ぐぺぺぺぺーっ!」 

 

やはり、青桃色の破壊神が盾で不良たちを殴打しまくっていた。

 

(うん、流石は紅白の破壊神系フォルターの同類。なんか銃が敵を指定して戦わせる棒に見えてきたわ……)

 

「救護ッッ!!」 

 

「ぺぎゃっ!!」

 

取り敢えず、有象無象達はミネ一人で十分そうなので無視してワカモの元へ向かおう……

 

 

 

 

 

「よお、ワカモ。久しぶりだな……」

 

「ふふっ……覚えていて下さったようで――」

 

「……赤血操術――百斂 穿血!!」

 

(ワカモは心理戦に強い、だから喋らせずに手早く仕留めるに限る!!)

 

俺はワカモが油断しているうちに穿血で先制攻撃する。

 

「酷いですわねぇ……人が話そうとしている間に攻撃するなんて――」

 

「……赤血操術――苅祓・解!!」

 

俺は続けて斬撃を放つ。

 

「あらあら……貴方、話すのはお嫌いで?」

 

「ある者は言った、『闘いとは、対話である』と……」

 

「つまり、それが貴方なりの対話というわけですのね」

 

「そういうことっ!!」

 

――キンッ

 

俺は斬撃で周囲を飛び回っていたドローンを破壊する。

 

「うふふ……バレていましたのね」

 

「そりゃあ、羽音がうるさいからな」

 

できるだけ早く終わらせたい、そう思っていたのだが……

 

「アハッ♪何やってるのかな☆」

 

今一番来てほしくない奴ランキング堂々の1位が来てしまった。

 

ゴリラ(聖園ミカ)……!!」

 

「ねえ、今なんか失礼なこと考えてるよね☆」

 

なんか心の声を読まれている気がするが、まあ気のせいだろう。

 

「あらあら……こんなにも……」

 

ワカモも突如の乱入者に驚くことなく、どう対処するか考えているようだった……

 

(多分、この女狐がトリニティを滅茶苦茶にしてるんだよね?それなら、ゲヘナともども――)

 

(恐らく、彼女はトリニティの最高戦力、であれば、鬼神諸共――)

 

「「狩る!!」」

 

こうして、同盟無き三つ巴の戦いが始まったのであった……

 

 

 

 

 

突如として現れた聖園ミカと狐坂ワカモが引き起こした 『トリニティの惨劇』から10分。

 

トリニティ駅は、鬼神・狐・ゴリラの3つに分かれ、混沌を極めていた……

 

 

 

 

 

どうしてこうなった……?

 

 

 

 

 

なんか知らんけどRWBYⅤ6のティリアンVSクロウVSクローバーみたいなことになったんだけど……

 

(なんかミカとワカモが謎に連携してくるし……結構ガチでめんどくさいんだが)

 

「えいっ☆」

 

「危ねっ!?」

 

ミカが投げつけてきた石をすれすれで回避する。ちなみに目測でだが、今のは165kmのストレートだった……

 

(野球選手にでも転向しろよ、このゴリラ……)

 

「ふふ、私は無視ですか?」

 

「……ッ!!不味……」

 

――――ドォォォンッ!!

 

(クソッ、まともに爆撃を喰らった……!!)

 

今日はシャドウ様なりきりセットじゃないのでダメージを抑えることはできない。俺は反転術式でダメージを治癒する。

 

(こうなるって分かってたら、シャドウで来たんだけどな……)

 

後悔先に立たずなので仕方がないが、キヴォトストップクラスの強者を2人同時に相手してる訳なので結構ガチでキツイ。反転術式が無ければ既に死んでいただろう。……というか、銃弾を喰らおうが爆破されようが平気なキヴォトス人がおかしいのである。

 

(今、一番面倒なのは湯水のように湧き出てくるワカモのドローン!!これを一掃できれば……)

 

だが、超新星は火力不足、穿血と血彗は範囲不足、苅祓・解はタメがデカいので論外……

 

(この状況を打開する策は……)

 

何かないか……そう考えていると一つ思い出した。それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは約1年前の事。俺は領域展開とは別で何か大技が出来ないかと考え、最終的にレミリア・スカーレットの『神槍「スピア・ザ・グングニル」』を模して血彗を編み出した。

 

だが、血彗には百斂の溜めにより時間がかかる、攻撃が一方向のみため対応されやすいという欠点が残った。

 

……というわけで、広範囲殲滅型の大技も必要だと考え、それから他の漫画の技で何かないか模索し続けてきた。

 

手始めに虎杖悠仁がモジュロでやっていた分岐する穿血を会得しようと考えたが、今の実力では習得できそうになかった。

 

そして、そのまま丁度いい技を見つけることができないまま1年近くが経過していた。

 

だが今、陰実のエリザベートが広範囲攻撃として血の棘を使っていたことを思い出したのだ……

 

ぶっつけ本番にはなるが、やってみるほかないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

始祖の吸血鬼(紅き血の女王)の秘術を真似した一撃、名を冠するならば……

 

「――紅華棘!!」

 

広範囲に張り巡らされた血の棘が近くを浮遊していた無数のドローンを貫き、撃墜する。

 

(よし、初めてにしては上手くいったな……)

 

ついでと言ってはなんだが、ミカとワカモの銃も破壊しておいた。これで多少は形勢逆転するだろう……

 

ゴリラが隕石を落とさない限りは、の話だが――

 

「出来ればこれは使いたくなかったんだけどなぁ……ゲヘナと女狐が暴れてるんだから仕方ないよね☆」

 

そう言ってミカは高く飛び上がり、星の呼び声を発動しようとする――

 

 

 

――だが、この時ミカは気づいていなかった。

 

「――させませんよ?」

 

「……へ?ミネちゃ……」

 

ゴッ!! 

 

ミネに後頭部を盾で殴打され、気絶したミカは地面に勢いよく激突し、立ち上がることはなかった。

 

「私はミカさんを連れて離脱します。あとは任せましたよ」

 

そう言ってミネは気絶したミカの首根っこを掴み、その場から去っていった。

 

「そろそろ決着つけようか……ワカモ!!」

 

「ふふふっ、素晴らしいですわ!!」

 

そして、始まったのは殴り合い。勿論、互いに武器も小細工もない。

 

(やはり、キヴォトス最強格ともなると神秘による肉体の強化幅は桁違いに高い――が、ゴリラ程じゃない!!)

 

ワカモの頭を狙った拳……それは一切ズレることなく炸裂し――

 

 

 

 

(こく)   (せん)
 

 

 

 

 

――黒い火花が炸裂した。

 

「これでも倒れないか……腐ってもキヴォトス最強格だな」

 

「……っ!!ここは撤退して次に備え――」

 

ワカモは勝てないと悟ったのか逃亡しようとする。だが――

 

「……次があると思ってんのか?」

 

「っ!?」

 

 

 

 

(こく)   (せん)
 

 

 

 

 

再び、黒い火花が散り、ワカモは豪速で吹き飛んでいき、そのまま壁に衝突した。

この後、確認してみたところ、しっかりと気絶していたようだ。

 

「……疲れた」

 

これにて、イレギュラーこそあったものの、突如始まったワカモ討伐戦は終わりを告げたのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから少ししてからやってきたヴァルキューレにワカモを引き渡した頃には辺りは既に暗くなっていた。

 

俺は一度救護騎士団の建物に戻ってセイアに別れを告げたあと、急いで帰宅した。

 

(もう二度とワカモには会いたくないな……)

 

だが、非情なことにこれからもずっとワカモとの因縁は続いていくのであった……

*1
宝生永夢ゥ!並感

*2
宇宙の帝王並感




次回からアキラ回に入ろうかと思っていたのですが、アビドスに全然触れてなかったのを思い出したので先にユメ先輩回からやります。

先に言っておきますが、ここのユメ先輩はヤバいですよ!!(当社比)

0.5周年記念どうする?(2年生編完結後になります)

  • ピクシブ百科事典風「脹相」
  • 呪術廻戦原作に転移した脹相(桜島結界)
  • 呪術廻戦≡原作に転移した脹相(武田戦)
  • 脹相in敵味方クラフト
  • ナグサの出番もっと増やして……
  • 本編優先ッッ!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。